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2013年11月26日 (火)

「THE IDOLM@STER LIVE THE@TER PERFORMANCE 08」

Dscf4220 順調に枚数を重ねている「ミリオンライブ!」のCDシリーズ「LIVE THE@TER PERFORMANCE」。アルバムリリースも7枚目となり、今回の参加メンバーはやよい、環、育、可奈の4名。「ミリオンライブ!」の中では個人的上位陣が揃ったユニットということで、割と楽しみにではありました。それでも、これまでのシリーズを考えると過度の期待は出来ないので(苦笑)、まぁほどほどにということで…。

 フライング入手して早速聴いてみたので、所感を残しておこうと思います。

 トラック構成はこれまで同様、各アイドルのソロ1曲ずつ(4曲)、ユニット1曲、ドラマパート6+1編の12トラック。冒頭のドラマパートが「開幕10日前」となっているのが新しいと言えば新しいくらいです。それぞれのパフォーマンスパートとして割り当てられたドラマパートもここ最近は結局ユニット全員が登場するので、それ程区分けに意味を持たなくなって来ましたね(単独でくじ引いて何かやる、という流れよりは今の形式の方が断然良いと思いますけれど)。

 今回は年少組4名(14歳2名、12歳1名、10歳1名)というユニットで、ドラマパートも含めて愛らしい感じではあるのですが、やはり最悪だったのが観客側のレスポンス…(苦笑)。今回は、これまで鼻についた「おぉ!?」だけでなく、「あはははは」と笑う部分も大量投下。とにかく、違和感のあるレスポンス連発で(例えば、やよいが「おはようございまーす!」と言ったら「おはようございまーす!」で返すのが普通だと思いますがただ湧くだけですし、「咽の調子、おかしいの?」と心配した声掛けを聞いて「あはははは」と笑ったり…)かなりげんなりです。全国のプロデューサーさん達の反応って、制作側にこんな風に捉えられているのですね…(苦笑)。
 ドラマの内容も、ステージ上のアイドルにメールを送ったりするプロデューサーの行動、やよいの唄をステージ袖で聴いている他メンバーが気持ち良くて眠ってしまう…など、実際問題として「どうよ?」と思う演出は、ちょっと頂けないな…と思いました。各メンバーの掛け合い自体は悪くないだけに余計に残念に感じます。内容としても大きな広がりを見せなかったということもあって、時間的収録ボリュームとしては最少レベルなのも物足りなさを感じて勿体無く思いました。

 肝心の楽曲については、年少組ということもあって平和な感じの歌が多く、全体的には好みに寄るものの、そういった曲ばかりが続くためにメリハリが無くてアルバムの印象としても淡白になってしまっている様に思います。それでもドラマパートを除いて楽曲だけを聴き込むと個性が活きた歌と感じられる様になって行くので、楽曲だけを見れば自分好みのアルバムなのかもしれません(それでも「アイマス曲」というよりは「キャラソング」という印象が残ってしまうのは何とも…)。

 環の「ホップ♪ステップ♪レインボウ♪」は”ぷち響”とも言える環の元気が溢れる曲で、どこか唄い方も響寄りな印象で耳に残るものがありました。やよいの「ハートウォーミング」は”高槻家の歌”とも取れる内容で、ワルツに仕上がっているのがとても気持ち良かったです。元気方向へ振られがちなやよいですが、「じゅもんをあげるよ」が大好きな私としてはこの系統は大歓迎。育の「グッデイ・サンシャイン!」は、私が育に感じていた雰囲気とは異なる印象でしっくり来なかったり(唄い方の問題かな)、可奈の「オリジナル声になって」は常に唄っている可奈のお散歩感のある雰囲気のある歌はとても好みなのですが、終始あっさりした感じなので、どちらも”もうひと押し”欲しかったかな、という印象。
 ユニット曲「Good-Sleep, Baby▽」は、4人の雰囲気に合った心温まるタイプの歌で良いとは思うのですが、これまたちょっとあっさりめの印象。沢山の楽曲の中に於いて印象付くものになるかも、と思うので今回のアルバムの中では似たタイプの歌ばかりなのが影響して物足りなさに繋がった様にも思えます。アルバム全体が「みんなのうた」的なので、恐らくあっさりしているくらいで丁度良いのかもしれません(長く聴ける、という点で)。

 シリーズがスタートした当初に比べると纏まりが出て来た様にも思えますが、逆に似たタイプのメンバーをユニットとして構成しているために、アルバムの色は出ていたとしても1枚の中の楽曲としては面白味が減りつつある様にも感じています。シリーズ全曲をシャッフル再生することでそれは解消されて新しい発見が出来るかもしれませんが、アルバム1枚としての完成度を疎かにしてはいけないと思います(特にここ数枚はドラマパートの聴き手に対する気遣いが無さ過ぎる気がします)。

 シリーズとしては約半分まで来たのですから、初心に帰って奇をてらうことなく真摯に制作を続けて欲しいと思います。先ずは「ランティス」の色を消して、「アイマス曲」として認識が持てるものにして欲しいです。単なるキャラソンならば十分なクオリティかもしれませんが、そこで終わっては「アイマス曲」にはなれないと思うので…。

 次は年内最後のリリースで、律子、ひなた、美奈子、亜利沙の4名。ちょっと面白そうなユニットなので、アルバムに何か変化があれば嬉しいな、と思います。

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