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2014年1月

2014年1月29日 (水)

「M@STERPIECE」発売!

Dscf4262 劇場版「アイドルマスター 輝きの向こう側へ」が公開されてから3日後、これまでの中で最高レベルに近い「発売日が待ち遠しい!」というテンションで閉店間際のお店に駆け込んだ主題歌「M@STERPIECE」のフライング入手日。手にするのはBlu-ray Audioのディスクが付いた限定盤。もう逸る気持ちが抑えられずに、帰宅してから即再生。気が付けば目頭を熱くしている自分が居ました。

 先に投稿した通り、「劇場版アイドルマスター」は私にとってとても胸を打つ作品でありました。TVシリーズからの続きとして765プロ所属アイドルたちの想いに触れたドラマは、隙の無い演出も相俟って場面場面が強く印象に残るものでありました。使用された楽曲群もそれぞれの場面を大いに盛り上げ、中でも最大の見せ場でもあるアリーナライブのステージで流れた「M@STERPIECE」は、映画の中で到達したカタルシスから来る感動だけでなく、その詞や曲全てにこれまでの「アイドルマスター」の歴史が詰まっており、ライブシーンを観ているとそれまでに体験して来た数々のものが洪水の如く胸に去来し、ボロボロ泣いてしまいます(恐らく、何度観てもこのシーンは目頭を熱くするでしょう。作中の物語ではなく、「自分の中だけにある自分自身の物語」を突いて来るので)。

 そんな中、映画を観終わってからフライングで3日後とはいえ、とても待ち遠しかったCDの発売日を迎え、聴き始め数秒で映画でのアリーナライブのシーンへの回想が始まりました。そして、歌詞カードを見ながら聴いて改めて刻まれることになる詞は胸に来る部分ばかり。TVシリーズのオープニング「READY!!」や「CHANGE!!!!」の息吹も感じるそれは、流石yuraさんだと思う言葉遊びも盛り込まれ、作曲の神前暁氏、編曲には神前氏にプラスして劇伴担当の高田龍一氏も加わり、「ここまで辿り着いた」という想いを皆で分かち合えるものへと昇華させてくれていると感じます。

 言葉の意味としての「MASTERPIECE」は「腕試しの作品」という意味の他に「最高傑作」という意味もあり、「アイドルマスター」初のCDシリーズである「MASTER PIECE」が前者の意味であることも考えると、劇場版主題歌「M@STERPIECE」は後者であることが窺い知れ、ここに辿り着いた両方の意味を含んでいるのだと分かります。更に、歌詞の中には「→」や「☆」という文字も含んでいて、これが「READY!!」や「CHANGE!!!!」を彷彿させ、ラストは「M@STERPIECE」を分割して「M@STER」と「PEACE!!」になった部分が「平和を自由に操れる人」と直訳すると、「MUSIC♪」にも繋がる「音楽に壁なんかない」というステージ上での彼女たちを連想さます。何とも765プロらしい印象にも繋がり、ここに「アイドルマスター」の歴史における自分の経験も乗るのですから、想いが溢れて目頭が熱くなってしまうのも自分ながらに頷けます。

 私が特に響いたのは二番の歌詞。「明日は追い掛けてくものじゃなく、今へと変えてくもの。それが自分になる。私”が”M@STERPIECE」の部分は物凄く響きました。歌からこんなに胸に響くフレーズを体験したのは、恐らく「おやすみなさい 明日はおはよう」以来。元々、「アイマス」関連曲は前向きなものが多く、特に「自己治癒力増強」に長けたもの(単なる前向きソングではなく、応援歌でもない。自分の体験などに訴えかけて自分で立ち上がる力を与えてくれる印象)が多いと感じているだけに、この「M@STERPIECE」はその中でも最高レベルの力を持っている様に思います。

 そして、それらの歌詞を別の意味で胸に刻み込んで来るのが、歌唱しているメンバーの配置。初のCDシリーズである「MASTER PIECE」のリリースグループ順で担当し、それ以降の新メンバーとなる美希、響、貴音のグループもプラスした4つの括りに気付いた時、その意味するところに胸打たれ、更にはソロで唄うパートに込められた意味の様なものさえも感じてしまい(春香が「ずっと一日ずつ繋げよう」、それを受けて美希が「きっとこの心で」、貴音が「それはどんな日にも出来ること」、それを受けて響が「それが自分になる」など)、もう何度聴いても目頭が熱くなってしまいます。単なる感動とも違う、別の次元の感覚ともいえるこの味わいは、このタイミングでリリースされた「M@STERPIECE」だからこそ到達出来たものなのかもしれません。

 MOVIE VERSIONはそのまま劇中で使われたバージョンで、律子が居ないこと、編曲の違いによる38秒の差があるというもので、これはこれで劇中のライブシーンが鮮やかに蘇るものになっています。でも、765PRO ALLSTERS版を聴いてしまうと、これが本物の「M@STERPIECE」だと思ってしまうので、MOVIE VERSIONはサウンドトラック的側面で完結してしまうのは仕方が無いことかも…。

 って、「M@STERPIECE」の話ばかりなので(笑)、その他に収録された「君が選ぶ道」の話も。

 「君が選ぶ道」というタイトルと、担当が小鳥さんということもあり、765プロのみんなに向けて唄う様なイメージを持っていたため、初めて聴いた時に割とあっさり聴けてしまった(思っていたよりも胸に来るものが無かった)のですが、1回聴いて「プロデューサーに向けて唄ったものだったんだ」と理解してから再度聴き直すと、初めて聴いた時の印象から一変。胸に来るものの塊と言える歌でした(笑)。少なからず、これまた自分のこれまでの生きた中で経験しているものを突いて来るために、立場は違えど胸に沁み入るものがあります。「恋、まさか。じゃあ、何?」から始まる流れ、「儚い雪のように静かに積もっていた」という表現…。もう沢山の想いが溢れて来てしまいます。その時点でプロデューサーや小鳥さんというイメージを抜いても自分の中に確かに残る歌へと変わり、私の中で忘れられない曲の1つとしての一歩を踏み出しました。

 初回限定盤にはBlu-ray Disc Audio(要はBlu-ray Discで、音声が5.1ch収録されたもの。固定メニュー付)で、劇場版の劇中で流れた旧譜群の一部(「THE IDOLM@STER」「眠り姫」「shiny smile」「MUSIC♪」)に加えて「M@STERPIECE」が収録されています。これらも劇中の各シーンを思い起こさせるだけでなく、5.1ch収録ということでの通常収録との差を味わえるというのも高い価値を持っていると思います。通常盤との差が600円ほどなので、再生環境があるのであれば初回限定盤をオススメしたいところです。

 ということで、シングルCD1枚でこれほど全てが胸に来るものだったことは過去に無かっただけに、この1枚は自分の歴史にも残るものになったと言えます。名盤として語り継がれる1枚の発売に立ち会えた喜びは代えがたい宝物です。

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2014年1月25日 (土)

「THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!」鑑賞

Img_2537 2013年2月、「冬フェス」の会場にて発表されたアニメ「アイドルマスター」の劇場版。それから約1年、とうとう公開日を迎えました。これまでTVシリーズを楽しんだものが劇場公開されるという流れとなった作品は数多くあり、楽しみにした経験もありますが、今回の「アイドルマスター」ほど公開前からの広告宣伝や各種コラボなどが綿密に組まれた作品は少なかった様に思います(自分が観ていない作品は勿論アンテナを張っていないので、思っている以上に沢山あったりするかもしれませんが、より多くの人に楽しんでもらおうというアプローチや、皆でここまで来たことを一緒に喜び合おうという企画はあまり無かった様に思います)。

 一応、私も「アイドルマスター」と関わり始めて7年になろうというプロデューサーですし、この記念すべき劇場版公開に当たって色々と楽しみたかったのですが、副業(笑)が忙しくてなかなかに時間が割けずに日が過ぎて行き、7夜連続のニコ生視聴はおろか、春香が表紙を飾ったNewType 2014年2月号すら買えずに公開日当日を迎える始末…(苦笑)。それでも公開当日は時間確保を死守し、劇場へ向かいました。

 初日舞台挨拶が「プレミア舞台挨拶」と称し、765プロのオールスターキャスト12名にプラスして小鳥役の滝田さんやプロデューサー役の赤羽根さんまでいらっしゃるということで是非とも参加したいと思ったのですが、残念ながら落選となったものの、ライブビューイングの実施もあったのでそちらを確保。更に「どうせなら」ということで2回実施されるプレミア舞台挨拶を両方参加してしまおうと考え、9:50の回に加えて13:30の回も確保。

 当日は物販のことも考えて1時間前くらいに劇場到着を目標に行動開始。8:30頃に到着して予約したチケットの発券を完了し、グッズ売り場へ。まだまだ数は潤沢にあり、並んでいる人も殆ど居なかった状態だったので、欲しいものは余裕で確保。お祭り気分もあったので予定していた以上の買い物をしてしまったのですが、それもそれで心を豊かにするというか何と言うか(笑)。

 入場まではまだちょっと時間があるので、展示されているパネルなどを見ながらテンションを静かに上げて行きます。それでも、不思議なくらいに落ち着いていることがライブ前と大きな違いですね。9:30頃から入場が開始されましたが、座席に着いても映画館ですから周囲が静かですし、ライブと違って落ち着いたものです(笑)。

 気が付けば普通に各種予告編が始まって、そのまま本編開始。何故か舞台挨拶後に本編だと思っていたので、いきなり始まって「えっ!?」という感覚のまま飲まれてしまいました(笑)。

 本編は「お正月だよ!アイドルマスター」では119分と発表されたのに、直前になって121分に変更になったという、本当にギリギリまで制作し、目一杯詰め込んだ作品であることは本編を観る前から感じてはいたのですが、それは作品冒頭から強烈に感じることとなりました。そして気が付けばスタッフロール。そう、あっと言う間の121分でした。途中ダレることもなく、お尻が痛くなることもなく(笑)、全体の1/5くらいは泣いていたのではないか、と思うくらいに感情の波が押し寄せた結果も予想しておらず(でも、泣くのは予想していたので予めハンカチは手に持っていた)、観終わってこんなに満足度の高い映画はどのくらい振りなんだろう…と思うくらいに心に刻まれた作品でした。

 序盤はTVシリーズが終わった後に765プロのアイドルたちが今どんな目覚ましい活躍をしているのかを描き、その流れから「次のステップへ」ということでアリーナライブが決定。そのライブに向けてリーダーに抜擢される春香。全員のスケジュールを調整して、ライブへ向けての合宿に。養成所に通うアイドル候補生(「ミリオンライブ!」)の7名をバックダンサーとして起用し、一緒の合宿の中で765プロメンバーにはそれぞれの成長振りを感じ、その765プロメンバーの一挙手一投足から何かを感じ取る候補生7名を描写、アリーナライブ本番まで準備を進めて行く中で問題発生、それに向き合う春香の姿勢と765プロメンバーの思い。候補生7名の中の焦りや不安、1つのステージを完成させるまでに訪れる障壁を、先輩として仲間として伝えようとする765プロメンバー。設営前のアリーナの舞台に立って感じるワクワクや重圧、それをも超えて楽しむ力となった仲間との絆…。そして迎えるアリーナライブ本番…! その先にある未来。未来は今の延長。だからこそ今を大切に。その時々で出逢った人達と進む未来…。輝きの向こう側へ! 本編の物語はTVシリーズ26話が凝縮されたような密度があり、「輝きの向こう側へ!」の副題がしっかり感じられるものになっていたと思います。起承転結型のストーリー、しっかりとカタルシスを感じる流れ、仕草や表情、間を上手く使った演出群、最高の楽曲群、もうど真ん中の「アイドルマスター」がそこにはありました。応援している側も含めて関わった全ての方々の”愛の結晶”とも言える今作は、これまでの積み重ねた全てで形作られたものであることが実感できるものであったと思います(今回、1回目の上映が始まってから、特別泣くようなシーンでなくても目頭が熱くなったりすることが多々あり、全体の半分くらいは目頭が熱くなっていた様に思います)。全く知識がゼロの状態の方が観たとしても伝わるものがあると感じます(そういった方は殆どいらっしゃらない様に思いますが、そこからまたTVシリーズやゲームに興味が持ってもらえるなら嬉しいですね)。

 尚、ネタバレを含む内容は「続きを読む(または「ネタバレ」以降)」の中に含めておきます。

 大満足の本編を観終えた後は「プレミア舞台挨拶」のスタート。私はライブビューイングでしたので、準備中はスクリーンに何かが映し出されるまで待つしかないのですが(笑)、然程待った感覚も無く司会のアニプレックス高橋祐馬氏が登壇して、キャスト14名を順番に呼び込みます。若林さん、たかはしさん、下田さん、釘宮さん、浅倉さん、長谷川さん、中村さん、今井さん、沼倉さん、仁後さん、平田さん、原さん、滝田さん、赤羽根さんの順に登場。ライブも含めて主要キャストが全員並んだのを見たことがない(赤羽根さんが含まれることは殆ど無い)ので、とても壮観。しかも、豪華で煌びやかに見えるというのが応援し始めた頃とは全く異なり、貫禄すら感じられる皆さんに、劇中の765プロのメンバーも重ねて見えてしまい、その喜びに満ちた皆さんの表情に胸がいっぱいになりました。現地である新宿バルト9で観られなかったのは残念ではありましたが、こうして皆さんの表情や発する言葉、心境などを感じることが出来たのは大きく(しかも前から3列目だったので、遮るものもなく大きくしっかり見えたのも良かった)、ライブビューイングだからこその満足感というのも少なからずあった様に感じます(自分の意思で視点は変えられないものの、色々なものがハッキリとアップで見られるのは良かったです)。

 最初の舞台挨拶は上映後ということもあってネタバレを含んで様々な具体的な話が聞けました。最初の自己紹介ではちょっとした感想を添えての挨拶を14名全員で。その後は物語の流れも意識した司会の質問に答える形で関係するメンバーにトークが移り、最後は錦織監督からのレター(2枚組の大作)を赤羽根さんが朗読して胸を熱くしたり、あっと言う間の60分。舞台挨拶は本編のオマケではあるのですが、素晴らしい映画を観終えた後に携わった皆さんから色々な生の声を聴けるのは「プレミア」の名に恥じない内容の舞台挨拶だったと思います。60分という長い時間だから、ということを抜いても価値のある楽しく充実した時間でした。錦織監督のレターを読む前に、トークショウの締めとして中村さんに質問が振られたのですが、そこで一人一人の名前を呼びながらとても良い話をしていたのに、下田さんだけが呼ばれずに拗ねたり(陰になっていたから、とは中村さん談(笑))、トークしながら胸がいっぱいになるキャストの方も多くいらっしゃったのも印象的でした。平田さんも産休復帰後初の公式登壇に、温かく迎えられて「帰って来た」と緊張も解けたご様子でした。

Dscf4243 最初の舞台挨拶が終わって、ロビーに出て来たのが13:05頃。物販も盛況で、この時点でかなりのアイテムが捌けている印象がありました。なんて気にしている時間は無く、次のライブビューイング開始が13:30なのでそれまでにトイレや食事を済ませなければなりません(汗)。昼食をどうするか考えた上、結論は「限定コンボセット」を選択。まぁ、公開記念のご祝儀ですから、ポップコーンとドリンクで1,200円という値段は気にしない!(笑) 食べきってから座席に向かうつもりだったものの、食べ終えることが出来ず、しかもトイレにも行っていない!! 単独での行動だったので、どうしようか迷った上、スクリーン入口前の小休止スペース(係員の目につく場所)に荷物類を置いてトイレにダッシュ! 取り敢えず、全て事なきを得ました(笑)。

 2回目のライブビューイングは、1回目が前から3列目中央だったので、今度はスクリーンの高さが正面になる10列目中央を選択。席に着いて残りのポップコーンを食べ終えて間もなく、スクリーンに映し出される新宿バルト9の会場。

 2回目は本編公開前の舞台挨拶ということで、1回目とは異なり舞台上に椅子が用意されて、その前には「絶賛上映中!」のパネルが置かれている状態。司会や登壇者は同じものの、自己紹介は感想を伴わないものに変わり、質問内容が「自分が演じた役について見所」「自分の演じた役以外についての注目ポイント」になって、赤羽根さんから一人ずつ順番にトークする流れになりました。内容もネタバレを含まない様に話すために一部話し辛そうに感じる部分もありましたが、それはそれで楽しいトークになりました(既に観終わっているので、隠していてもどの部分か分かるだけに、そういった視点でも味わえました)。一通りのトークが終わると、観客席に居た坂上プロデューサーを檀上に呼び込んで一言もらう流れに。ただ、時間が殆ど無かったので色々話そうとしていた坂上さんを司会が制し「お呼びたてしたのに申し訳ありませんが、巻きでお願いします」と言われたりする一幕もありました(笑)。面白かったのは、新宿などの駅に出された特大のパノラマ広告について「凄いですよね」という話が挙がった際、司会の高橋氏が「えぇ、今回は広告宣伝費が”予算の向こう側へ”行きましたから(笑)」と言ったことでしょうか。「何上手いこと言ってるの!」とキャストの皆さんも会場も大うけでした(笑)。

 最後は錦織監督のレターを今度は若林さんが朗読。1回目とほぼ同様の内容ながらも(1枚にまとめられていたので恐らく異なる)、改めて胸に響く内容となっていました。全てが終わった後、プレス向けの撮影タイム。20社くらいは居たでしょうか。結構なカメラマンの人数にその注目度の高さを感じることとなりました。

 プレスの撮影タイムが終了し、2回目のプレミアム舞台挨拶は終了。登壇した皆さんが退場し、ライブビューイングも終了。程無くして2回目の本編が上映開始となりました。

 流石に2回目、内容は理解しているので1回目ほどの「あっと言う間」感はありませんでしたが、それでも全く飽きずに観ることが出来ました。終盤のステージ設営前のアリーナに行ってからラストまでは1回目以上に胸に来るものがあって、嗚咽が漏れそうなほどに泣いてしまった様な気がします(「M@STERPIECE」の歌詞が胸に沁みた)。上映が終わった後、エレベーターに乗った時に鏡に映った自分の目が赤く腫れぼったかったことに驚きました(笑)。

 上映初日に2回観た映画も初めてで、それが2時間という長尺であることも凄いと思いましたが、当日9:50の回から途中30分の休憩を入れた以外は映画本編4時間、舞台挨拶2時間の合計6時間を劇場で過ごしていたことに驚きました。外に出ればもう夕方、流石に疲れる訳ですね(笑)。それでも大満足と言える今日の結果は、自分史に刻まれる1日になるのかな、なんて思えるものでした。

 今回、ライブビューイング鑑賞を予約してチケット購入した関係上、前売りチケットを5枚(鑑賞券セット第一弾の2枚、第二弾の2枚、Loppiでの1枚)を使わず仕舞い(汗)。週替わり特典があるとは言え、そもそも毎週のように足を運ぶことが出来るかな…という不安はあるものの、行けるだけ足を運んでこの”お祭り”の期間を駆け抜けよう、と思います。先ずは来週発売される主題歌「M@STERPIECE」の発売、楽しみでなりません!!

 そして願わくば、この映画が大ヒットして来年の10周年で更なる10年の原動力に繋がることを祈っています。

■以下、ネタバレ…

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2014年1月10日 (金)

「シャイニーTV」コンテンツパック ミニアルバム09 "Wisdom" 律子フレンズ 配信!

Dscf4237 年末になり、「来月の案内が無いなぁ」と思って年を越したら、年明け初更新にていきなりコンテンツ配信! ちょっと意表を突かれましたが、無いと思っていたコンテンツ配信ですから、勿論嬉しかったです(笑)。

 今回は誰のミニアルバムが配信になるのかな…と思ったら律子! しかも、配信曲にはいとこの涼が唄う「Dazziling World」(勿論新曲!)という予想外の内容にはちょっと驚き。その他の楽曲は「魔法をかけて!」「Vault That Borderline!」「THE IDOLM@STER」「マリオネットの心」という、割と納得の内容。「THE IDOLM@STER」がこのタイミングで来たのは、残っている未配信曲のバランスを考えてだと思いますが、作品の代表曲が第10号で配信になったことに「もうこの曲でなくても代表曲は沢山あるんだよな」と感慨深くもなりました。

 取り敢えずいつもの様に新曲をステージプレイ。「アイテム未使用レギュラーSS評価フルコンボ」を狙ってプレイすると、割とどの曲もすんなりクリア出来たので(中には「SSS」が獲得出来る曲もっあたりして)、これはシャイニーTVの方も良い成績が出せるかな?ということでチャレンジ。

 律子の番組は「律子の合格ダンシング」ということで、受験対策番組という”らしい”というか”意外”というか、そんな感覚の番組。まぁ、結局これまでのどの番組とも同様のゲーム仕様なので大した問題ではありませんね(笑)。
 で、予想通りに第1シーズン、第2シーズンとかなり余裕で順調にクリアするものの、流石に第3シーズンからは厳しいものが。しかも、比較的好成績が出せた「魔法をかけて!」が最初に引っかかるという状況に焦りました。しかも、超えられそうで超えられない…!(フルコンボチャレンジはこういう時は辛いです…) 結局、ちょっとやそっとでは無理そうだったので、先に第4シーズンを試しにプレイしてみたところ、どれも全く歯が立たずに終了(汗)。当初の予想を大きく外す結果に未熟さを痛感した次第です。
 それはそうと、涼の「Dazziling World」の映像を観て、改めて「いいな…っていうか、可愛いな」と思ってしまいました。男性であることは関係なしに(笑)。

 今月はもう配信されないのか、2週間後に配信されるのかは分かりませんが、残すは亜美・真美、あずさ、真の3本でしょうから、次作「ワンフォーオール」が発売されるまではのんびり月1本ペースで配信するのかもしれませんね。何れにせよ、その時々に楽しめたら嬉しいです。

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2014年1月 6日 (月)

「THE IDOLM@STER LIVE THE@TER PERFORMANCE 09」

Dscf4226 発売日を認識していながら結局買いに行くタイミングを逸して、フライング日から4日も遅れての購入となった今回の「LIVE THE@TER PERFORMANCE 09」。楽しみにしていなかった訳ではないのですが、「早く聴きたい!」という衝動には駆られなかったという訳ですね…(汗)。
 更には入手したのは良いものの、翌日は私にとって9年振りの豊嶋さんのイベント&ライブということで、聴くタイミングをも逸してしまい、結果的に年末年始休暇が明けてから聴くことに。なので、所感を綴るのも2週間遅れになりましたが、一応残しておこうと思います。

 今回のユニットメンバーは、律子、美奈子、ひなた、亜利沙の4名。組み合わせとしては、なかなか掴みどころのない感じがするものの、ぶっ飛んだ感のある亜利沙を律子がたしなめる図式は想像が出来ますが果たして?

 今回はライブ3日前の日常から開始。何やら雰囲気が違うな、と思ったら前座に流す映像の編集を亜利沙が担当し、試写していたという流れ。あっさり却下する律子の様子や他メンバーの反応からも大体予想通りの雰囲気で、割とすんなり聴くことが出来ました。ここまでは(苦笑)。
 開幕してから公演内はもう聴くに堪えない状況で、内容があまり耳に入って来ませんでした。いつも所感に記している観客側の反応が過去最悪で「おぉ!?」の連発。殆どの反応が「おぉ!?」で、しかも何度も何度も連発。これを編集した担当者は、これで良いと本当に思っているのでしょうか。これだったら凝って反応を変えるより、一律で「うぉーーーーっ!」の方が良いくらいです。臨場感に全く繋がらない、寧ろ嫌気が差すくらいの馬鹿の一つ覚えの「おぉ!?」には辟易。観客反応が入るだろう箇所では無音、そんな反応が全体で起きないだろう箇所で「おぉ!?」ばかりですから、流石に堪えられませんでした。次巻以降はもうドラマパートを聴くのを止めようかと考えています。取り敢えず、今回の構成として開幕曲がユニット曲という流れは良いと思いました。後はまぁ、律子と亜利沙を中心に美奈子とひなたが絡む、という展開。佐竹食堂で打ち上げをやる、というのが意外で楽しかったかな、と。

 肝心の歌については、それぞれ印象は悪くありません。今回の開幕曲でもあったユニット曲「Helloコンチェルト」は、ユニット曲らしい掛け合いの楽しさに加え、ユニットのパート分けも良い感じに個性が出ていて、ミリオン系楽曲の中では最初から「良いな」と思った貴重な1曲。ソロ曲として美奈子の「スマイルいちばん」も定番のノリでこれまた好きなタイプの曲。もう少し展開的に凝っていても良かったかな?と思った以外は満足。ひなたの「あのね、聞いてほしいことがあるんだ」は、ひなたらしい純朴さのある雰囲気がアルバムのアクセントになっていて、これまた素直に良い感じ。亜利沙の「チョー↑元気Show☆アイドルch@ng!」は、「シンデレラガールズ」的に言えば「あんずのうた」や「メルヘンデビュー!」系に位置づけられるタイプの歌で、まぁ…良いのではないでしょうか?(笑) トランス系なのでノリは悪くなく、別の意味でアクセントになっている気はします。そしてアルバムをまとめる律子の「GREEDY GIRL」は文句無し!(笑) 律子らしさとこれまでの律子曲ではカバーされていないエリアと感じた新鮮さが良い感じに働きました。
 全体的に素直に受け止められた曲ばかりで(亜利沙の曲も含めて(笑))、更にはライブ向きの印象も強く残り、生で聴いてみたくなったのは意外でしたね。ドラマパートの観客反応の酷さを補ってくれたので印象は然程悪くならずに済みました。偏に楽曲の配置と全体バランスの良さのお陰かと思います。

 次巻は貴音、まつり、海美、美也の4名のユニットということで、どんな化学反応が起きるのかを楽しめたら良いかな、とは思います…が、またイラつく観客反応を聴かされると思うと、純粋に曲だけを楽しもうかなぁ…とも思う今日この頃。

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2014年1月 3日 (金)

【終了報告】英雄伝説 碧の軌跡 20140103

Dscf4234 1/3 16:25、「英雄伝説 碧の軌跡」終了(プレイ期間:2013/10/12~2014/01/03)。

 クリアタイム:110時間36分
 ロイド達の最終レベル:Lv.117
 ラスボス直前情報:
  ・獲得DP:381
  ・支援要請達成数:70
  ・レコード:26/56 1850pt

 前作「零の軌跡」のエンディングを迎えてから3年も経ってしまいました(汗)。既に続編「閃の軌跡」も発売されてその続編の発売時期もアナウンスされた今、このまま積んでおく訳にも行かないので、「テイルズ オブ」も一段落しているこのタイミングが始めるには丁度良いかな?と思ってゲームを開始。ただ、丁度仕事も忙しくなってしまい、帰宅が遅いとプレイする気力が上がらず、1週間、2週間と空けてしまう時もあって結局始めてから終わるまでに3ヶ月も掛かってしまいました(苦笑)。また、久し振りにプレイしたからなのか(しかも携帯機)、思う様にプレイが乗らずに3時間もプレイしたら疲れてしまったりしたことも期間を要してしまった原因でした。まぁ、それでも何とか終えることが出来たので、所感を残しておこうと思います。

■ゲームとしての全体感

 3年も空けてしまったこともあって色々と感覚を忘れてしまっていた部分もありましたが、それでも感じたのは「完成度の高いゲーム」ということです。操作性、物語(展開とキャラクター配置)、演出、映像、音楽など、ゲームとして構成される要素はPSPの最高峰に位置するのでは?と思えたくらいです。その他の側面としては「難易度の高さ」と「完全なる続編であるからこその敷居の高さ」を感じました。一応、「PRESTORY」という前作のあらすじを読める作りにはなっているものの、「空の軌跡」の3本と「零の軌跡」の全てを積み重ねてこそ感じられる沢山のことを考えると、「碧の軌跡」は敷居の高いゲームかと。更にはシリーズを重ねて来たからこその遊びやすさがある反面、どうしても難易度が高めになってしまう傾向は否めないかな…と(難易度選択があったり、戦闘で全滅した場合に難易度を少し易しくしたりすることが出来るのは、制作側の配慮としては良いと思います)。ちなみに、全滅してリトライした回数はクリアまでに10回くらいあって、そのうちの3回がラストバトル2戦目というのが何とも…(苦笑)。
 ボリューム感としては文句無いものの、今回は隠しクエストがとても多いと感じ、それらが本編の物語上重要な位置にあったりする為に何かある度に行ける場所をくまなく巡って人の話を聞く必要があり、そういったプレイを強制されている様にも感じてしまいました(普段は、そういうプレイをしないので余計にそう感じてしまった)。

■システム面

 基本は「零の軌跡」でPSP用に操作系が調整されてほぼ完成していたため、特に不満に思う部分はありませんでした(寧ろ、そのやり易さに改めて感心したくらいです)。新たに導入されたマスタークオーツとそれに関連するエグニマIIに関しては勝手を理解するのが少し時間が掛かりましたが(アーツの内容が色々変わったため)、最終的にはそれで行くしかないので嫌でも慣れるしかありませんでした(笑)。バーストゲージの導入もボス戦では効果的な攻防を演出する時もありましたが、「上手く使えたな」と思うことは少なかったですね(各章の最後の方で使える様になる割にはボス戦以外では使わなかったので)。
 アーツ関連で大変だったのは、それまで自分の戦闘スタイルとして「アースウォール」「範囲物理攻撃」「クロノドライブ」が中心にあるのですが、それが今回組み立て辛いものであったことにあります。アースウォールはアダマスガードに変わり、1回の発動で2回防げるのは、ティオのSクラフトMAX発動のみ(別売のマスターオーブでLv.5に到達すると初期発動で常に2回ガードが発動するみたいですね。全員に効果がある訳ではないですが)。終章でのボス戦では物理ガードやアーツ反射を織り交ぜた戦闘を組み立てて来るため、戦闘が長期化したり判断を誤ると即全滅に繋がったりすることも多くあり、そんな点からも(もしかしら、自分の戦略的相性というものもあるのかも…)難易度が高く感じた要因でしょうね。
 その他では導力車で移動が出来るようになり、カスタマイズすることで移動宿屋と化すのがなかなかゴキゲンでした(笑)。イベントによってはカーチェイス的なものもあって、相棒としてなかなか魅力的なものがありましたね。
 プログラムとしては、戦闘中にいきなりPSPの電源が落ちること2回、イベントデモの際にキャラ表示が1人になって吹き出しが全キャラ同じ人から出たりする不備が1回、昇降機に乗ったらキャラが全員消えて進行不能になったのが1回という、極端に不具合動作に見舞われた感じがありました。その為、本編進行中もいつ不具合が生じるかビクビクしながらプレイしていたので(特に苦労したボス戦中やその後)、この辺りは残念ではありました。それでも、セーブ/ロード、マップ切り替えや戦闘突入/復帰など、アクセス系はとても快適で、PSPを使いこなしているな、と感じさせるものがありました。長く遊ぶからこその、こうした快適さは重要な要素だと思うだけに特筆しておきたい点です。

■戦闘

 先にも触れているクオーツやアーツ、バーストに関すること以外だと、基本は背後から近づいてアタックして気絶している時(または正面からでもアタックして怯んだ隙に背後からアタックして気絶させた時)にエンカウントする「奇襲」でプレイするのが基本になるので、プレイがパターン化している側面は否めないものの、気持ち良く戦闘が出来る「TEAMRUSH」がメリハリを生んでいると感じます。「空の軌跡」の時に比べると、上位三属性(時、空、幻)が絡む戦闘時のボーナス要素である「VANISH」「GUARD」「DEATH」の3つの登場が限定的且つ頻度が少ないというのも戦闘にメリハリと緊張感を生んで、戦略的に考える瞬間をもたらすのがバランスとしては進化したなと思うので、その点で言えばシリーズで最もバランス的に優れていると言えるのかもしれません(ボス前のダンジョンにシャイニングポムが配置されていないのも好感触)。でも、戦略が色々と組める分、沢山あるアーツや技などは使い方を探さなければ効果が分かり辛いことも多く、使えばもっと楽になったのに…と思えるアーツやアイテムもありました(私にとっては「A-リフレックス」や「バーストオーブ」なんかがそうで、もっと早く知れていれば…と思いました)。
 バランスと言えば、セピスの入手が「時」のセピスは他の属性に比べると極端に取得し辛く、オーブメントの成長戦略やクオーツ作成は思う様にならずに少しストレスでした。その割には終盤は他属性のセピスが物凄く余り、カンストになって換金していたらいきなり10万単位で増えて「序盤のジリ貧具合は何?」と思える状況はもう少し調整して欲しかったかな…と思います。それでも普通にプレイしている状況では必要数が全然集められない「Uマテリアル」に比べれば良いですかね(…って、それでも今回は武器や防具類を幾つか作っているので、そう考えると意外に集められていたのかな)。
Dscf4232 無駄に吹っ飛ばされて近づけない、反射や反応で全滅する、延々と仲間を呼ばれて全然終わらない…という私が最も嫌いなタイプの敵との戦闘は殆ど無かったものの、最終戦闘はボスとラスボス(第一形態・第二形態)の合計3戦で5時間(特にラスボス第二戦は3回リトライして(難易度変更無しで)3時間半)も費やすこととなり、この原因が私の嫌いなタイプの戦闘の塊だったというのも、これまでRPGをプレイした中で過去最悪だったなぁ…と印象に残りました…(笑)。ちなみに、「碧の軌跡」の序章のボス戦闘にて運悪くまとめてVANISH食らって全滅した辛い経験もあったりします(苦笑)。そんな私でも、ラストバトル群の中で、良い成績を残した戦闘もありましたので一応載せておきます(笑)。得られる経験値が9999でカンストなのは残念。

■映像や演出

 話の内容が少し重たいこともあって、ゲーム中のドット絵とは言え凄惨に感じてしまう部分もありましたが、そのデモの挿入のタイミング、ムービーの内容など物語を効果的に盛り上げるのに大きく貢献していたと思います。
 「零の軌跡」からそうでしたが、フルボイスでなくとも部分的に台詞が入ることが、より強調したい部分を感じることとなり、盛り上げにも貢献していたと思います。ある意味、フルボイスよりも魅力的な演出なのかもしれません。
 ドット絵の細やかな演技、カメラワークの巧みさはその時々を的確に演出し、そこに台詞と盛り上げる音楽が付けば嫌でも気持ちが盛り上がって来ますし(特にボス前など)、シリーズ全てに言える事である「盛り上げるべき時に大いに盛り上げる」を、今作もしっかりと受け継いでいると思います。この辺りは、日本ファルコムのお家芸と言えるのかも。伏線の置き方と回収の仕方も良く練られています(特に「零」と「碧」は捜査官という観点から物語を推理する方面もあるので、RPGでありながらアドベンチャー要素も強くあり、その点はとても自分好みです)。
 今回の「碧」は特に「空の軌跡」との関わりが大きく、「空」のメインキャラクターだけでない登場人物の名前や、物語の結果を受けた流れやその後などにも繋がっているので、単純に「零の軌跡の続編」という位置付けだけでなく、「空の軌跡から続く激動の時代を追っている」という、しっかりと「空の軌跡」の続編でもありました。その点は、「これだけのシナリオや考証を創り出すのは本当に大変だろうな」と心底感心した次第です。

■音楽

 「零の軌跡」同様、物語にキチンと寄り添った楽曲が多く、私自身が「空の軌跡」プレイ時に感じた「物足りなさ」が殆ど無く、とても気持ちを盛り上げてくれたと思います。ただ、「ここぞ!」という時に流れて欲しい楽曲が、使い回されたりしている箇所があったのは残念にも感じました(笑)。
 結局、前作「零の軌跡」も含めてサントラを聴いた事がないので、今度改めて聴いてみようと思います。きっと、改めて「零」と「碧」の物語を追体験出来るのではないかと。

■キャラクター

 基本的に「零」からの続きになっているので、新キャラは《赤の星座》のメンバー、結社の初登場幹部くらいなので、色々と覚えなければならないメンバーが少なくて済む分、逆に言えば前作からのメンバーやエピソードをちゃんと覚えていなければならないということなので、流石に3年も空けてしまったこともあって直ぐには全ての記憶を復活させるのは厳しかったものの、程なくして自然と色々と湧き上がって来て直ぐに「碧の軌跡」の世界に戻れたのは良かったです。
 今回は、クロスベルを取り巻く環境が大きく動き、世界各国首脳が集まったり、結社の新たな計画が動き始めたり、キーアを取り巻く動きの中で黒幕が明らかになったりする中で、特務支援課のメンバーそれぞれの想いや覚悟(今作ではランディとワジ、リーシャが特に主軸に絡んだので強く印象に残りました)、それに縁のある人々の決意など”絆”を強く感じるドラマ運びにはとても心動かされました。特に株を上げたのはリーシャとイリア、フラン辺りでしょうか。ワジも良い感じでしたね。シズクやティオといった前作からのお気に入りのキャラはより深く印象付く結果となりました(絆イベントはティオだった訳ですが、個人的にはとても良いイベントでした。ラストでガイに冷やかされたのも印象的でした(笑))。敵となったメンバーすらも憎めない存在だったのは個人的に好ましい流れではありました。
 「空の軌跡」からそうですが、台詞回しも含めてキャラクターの魅力形成に相当気を配っているのだなと感じられるものがありました(でも「フフ、」を多用し過ぎ)。今回、「空」のメンバーが殆ど登場しているのに誰も忘れていないどころか、変わらぬ魅力を感じられたというのが改めて大したものだな、と感じました(ただ会話に違和感があったメンバーが1人居ましたが…気のせい?)。

■終章とラストバトルなど雑感

 終章は良く練られたマップ構成だとは感じたものの、「零」の時の様な楽しさはあまりありませんでした。というのも、その中で戦闘しなければならない対象(ボス)が分かっていた訳ですが、それが憂鬱に感じてしまったから(汗)。ラストダンジョンが大きいのはそれで構わないのですが、今回突入してからのボス戦が5体+ラスボス1体(2形態)という量ですから、「空の軌跡」の結社幹部連戦よりも大変なのは辛過ぎかな…と思ったのは私だけでしょうか。まぁ、1日で全部やろうとしたのが問題なんだと思いますけれど(笑)。
 終章はラストダンジョンに入るまでも長かったですね。セーブデータを確認したところ、終章に入ってからクリアまでの時間が40時間ですからね(そのうちの5時間からラストバトル…)。今回は各章結構長く感じましたが、クロスベル中をうろうろした時間も相当でした。それでも逃したクエストはありますし、本も1冊漏らしてしまいました(それでも、1st.捜査官になれたのは相当頑張った証だと思うのですが…)。
 先にも触れたラストバトルは第二形態でやり直し含めて合計3バトルした訳ですが、全滅してしまった2回は強制全滅(全キャラVANISH)という、発動に至ってしまったこちらが悪いのか、そういう攻撃が来ること自体に問題があるのか、という話はあるにしても結構辛い経験でしたね。強制全滅になったバトルはどちらも相手の残り体力が1000切っている後一押しの状態であるから余計にそれを感じます(そこに至るまで1時間以上費やしている訳ですから)。最終的にはバーストオーブのごり押しで相手のターンを封じる戦い方で勝利したのですが、何だか頑張って戦っていたのが馬鹿らしくなったこのやり方はどうなのかな…と思わなくもありません…。

 システム的な難と言えば、吹き出しの中のルビが読み辛いのは何とか出来なかったかな…と思いますね(《銀》や《黒月》などは前作から出ているので問題なくなりましたが、キチンと読めない場合の調べる手段がゲーム中に無いのも改善して欲しかった部分です)。
 「空の軌跡」ではティータを如何なる局面においても重宝していた私なので、その流れからティオに行っているのは間違いないものの、性能的にはノエルも「新生特務支援課」のメンバーとして最後まで使おうと開始時は決めていました。しかし、アリアンロード戦において、かなり役不足を感じてしまい(まぁ、複数の敵と戦う時以外はなかなか活躍し辛いキャラではありますけれど…)、終盤は待機メンバーとなってしまったのは個人的に残念でした。
 サブイベント的にあった爆釣対決は本編掛かりきりでいたらいつの間にか終わってしまっていたり、クロスベル中を方々うろつき周った記憶は強いものの、結局本編を進めたいのにサブイベント関連で無駄にうろうろした事も多く、これがゲームへの集中力を欠く結果に繋がっていると感じているだけに、やはりサブイベント(サブクエスト)は物語において比較的どうでも良い(謎やキャラクターの魅力に直接プラスとならない)イベント群にして欲しいな、と思います。特に今回、「隠し」として発生したものの中に確信に迫るものがあったのは、前作同様頂けません(前作は十三工房の話を逃してしまっていたので、今回はその反省から頑張ってみました)。
 ミニゲーム類も殆どプレイせず、「ポムっと」を筆頭にカジノでもブラックジャックやスロットマシーンはしたものの、結局必要な交換品はミラで買った様なものでした(苦笑)。一応、スロットではメダル数を5倍にするくらいまではやりましたが、その時間費やすならミラ消費の方が現実的でしたね(笑)。
 物語としての見所は沢山あって盛り沢山ではあり、その部分だけを抜き出して改めて体験してみたいな、と思っています。特に黒幕に関しては全く予想出来ていなかった(最初に黒幕だと思っていた方から更に先があるとは…!)ので、そういう意味ではシリーズにおいて最も展開に驚かされたように思います。「空の軌跡」との関わり方もこれほど多く出て来るとは思っていなかっただけに、この先どの様な歴史が紡がれて行くのかも含めてとても楽しみにもなりました。キーアを救い出すラストのくだりも「全てはここに辿り着くために」と思えるもので気に入っています。
 「クロスベル」を舞台にした物語としてはこの「碧の軌跡」で1つの区切りを迎えた訳ですが(エンドカットに”ZERO/AO NO KISEKI”と書かれていたのが印象深かったです)、事件の1つの収束を経てから帝国の占領下となった2年間は描かれていないので、その辺りが次の「閃の軌跡」以降で描かれるのかな、と思うと楽しみが膨らみます。

 取り敢えず、こうして無事にプレイを終えられてホッとしています。危なくラスボス第二戦で投げ出すところでしたから(笑)。
 ちょっと休憩期間を入れて、次は「閃の軌跡」のプレイを始めたいと思います。今度は、ゲームのプレイ中であっても合間にプリキュアシリーズの消化も平行して進められたら、と思っています(笑…「フレッシュ」以降の動きが全く無くなったのは、この「碧の軌跡」をプレイし始めたからで、ゲームプレイ中は観ない様にしていたので)。

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