「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 1stLIVE WONDERFUL M@GIC!!」初日・2日目参加
この上なく楽しみきった2/22-23に開催された「アイドルマスター」のさいたまスーパーアリーナ公演(以下、アイマスSSA)から1ヶ月半。副業がピーク状態で平日は本当に何も出来ず、週末も仕事だったり予定が入ったりで余裕が殆ど無い状態で過ごした1ヶ月半は、ライブが近づいている感覚が無いまま過ぎて行きました。
3公演中友人と併せて2公演当選し、初日と最終公演に参加することが叶った今回。アイマスSSA開催後には既にチケットの先行抽選が終わっていたこともあり、ある意味大きく注目される前に参加を決めていたことが良かったのかな、と感じます(競争が激化する前に割とあっさり参加が叶った感覚がありますから)。その後、「時既に遅し」を救済する様にライブビューイングの開催がアナウンスされ、そちらの多くがチケット完売など盛況だったことも考えると、アイマスSSAでシンデレラガールズのメンバーが見せたパフォーマンスが多くのプロデューサーに伝わるものであったのだと思います。私自身もアイマスSSAを境に、今回のシンデレラガールズ1stライブを楽しみにする気持ちに大きな差がありましたから。
「アイドルマスター シンデレラガールズ」というモバゲーで配信開始されたソーシャルゲームは、所有している携帯電話をガラケーからスマホに変更した2012年2月からプレイ開始。丁度2年くらいプレイして、「無課金で遊ぶ限界」を感じてプレイしなくなりました(キャラクターが際限なく増え続ける仕様も好みとは言えず、費やした時間に対する楽しみの還元が薄れてしまったので…)。それでも、これまで理解したキャラクターやその関係性、唄われた楽曲群だけでも十分に楽しめている私としてはこのくらいの関わり方で丁度良いくらいなので、声優さんも特別追う事なく、ラジオも聴かず、グッズ類も手を出さない。そんなスタンスで付き合っていたコンテンツでした。そういうことからも、思い入れの強さは本家に及ばず、かと言って毛嫌いすることもなく歩みを見守っていた感じです。少なくともこのライブの当日までは(笑)。
【1日目】
ライブ初日、物販参加のために開始2時間前の9:00現地到着を目指して行動開始。会場規模の関係もあって、前日物販や9:00開始でなかったために、ここ最近のアイマスライブとしては随分とゆっくりと当日の朝を迎えた感覚がありました(笑)。
現地に到着すると思った以上に人が並んでおり、「もう少し早く来れば良かったかな?」とか思いながら最後尾へ。すると、運悪く丁度日陰に列が移ったところになってしまい、吹き続ける海風と日差しの無い環境で寒いことこの上ない状況(汗)。花粉などの影響で目は痒いは、途中で雨が降るは、トイレに行きたくなるはで、強風と寒さが予想しない辛さを演出。2011年の新春ライブの感覚の再来とも言える辛さを感じながら、1時間繰り上げて10:00開始となったことに希望を持ちつつ、そのまま順番が来るのを待ちます…が、序盤の列の進み具合とは裏腹に、ある時から一向に進まなくなる列…。4列で並んでいた列も横に広がって前に詰められて、結果的に無秩序化。この現象は8周年の横浜公演での物販の再来(苦笑)。全然その時の反省が活かされていない悪夢の4時間(待機列に並んでいた時間は安定の6時間…)は、結果的に購入予定であった商品の売り切れにも遭遇した残念なものになりました…(涙)。今度こそ、細く長い列を形成して、折り返しの数を多くする対応を望みます!
ということで、時間があれば舞浜から程無く近いイオンモール幕張新都心店に行ってアイマスオフィシャルショップでも覗いてみようと思っていたのですが、物販解放されたのが14:00過ぎとなり、昼食の内容を散々検討した結果、その解は舞浜では見つけられず(混んでいる&高い)に新浦安へ足を伸ばすことに決定(この時点で幕張行きは断念…)。遅い昼食を食べ終わったのが16:30前くらいになり、会場へ戻ると入場待機列が形成されていたのでそのまま列へ。何とも慌ただしい流れで開場を待つことになるのももう恒例化してしまいましたね(笑)。
定刻を少し過ぎて開場。物凄く簡易な手荷物検査を経て会場内に入ると、眼前に広がるアイドル達の等身大パネル群(参加メンバーのパネルには直筆サイン入り!)。その他にも今後の商品展開として各種グッズやガチャ、フィギュアやドールなどが展示されていて、これまで参加したアイマスライブの中でも随分としっかりした展示コーナーだな、と感じられました。ここでようやくライブへの高揚感が増して来たという随分とスロースタートな私ではありましたが、展示を一通り見た後に座席に着いて刻々と近づく開演時間を場内BGM(「CINDERELLA MASTER」の楽曲)を楽しみながら待っていたらあっと言う間の40分。4/30発売の新譜も先行で聴けたりした他、「華蕾夢見る狂詩曲」や「Romantic Now」が流れた時はなかなかの熱量のコールが湧き上がり、そのままのテンションで本番に突入したことも運営側の良い配慮だな、と思いました。
初日は15分ほど押して開演。肌が黒塗りされたマネージャであるひちろが登場して諸注意を。この時開催中だったゲーム中のイベントのネタを含んだりして楽しませつつ、会場の意識をしっかりとステージへ誘導。そして始まるオープニングムービー。シンデレラを題材として時計を使った演出はなかなか素敵(ここで会場が「舞浜アンフィシアター」という、ディズニーランドのお膝元であることの意図するものが理解出来ました)。こういったオープニングムービーがアイマスライブで導入されたことは初めて?(冬フェスの時もキャストとキャラ名が出るものはありましたが)ということで、のっけから上がるテンションは会場の皆さんも同じ模様(笑)。そして流れ出すのは勿論「お願い!シンデレラ」っ! 「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 1stLIVE WONDERFUL M@GIC!!」開演です!!
初手から手から離れて飛んだサイリウム(通称「シューティングスター」)を見ることが出来るくらいに(笑)観客側が全力で弾けていた今回のライブ。本家の765プロメンバーは全くステージ上に居ないのに会場の空気感は全く変わらない「アイマス」のライブ感。ステージに並ぶ総勢15名のアイドル達の華やかさに加え、「お願い!シンデレラ」という曲のキャッチーさもあってか、最初に感じる観客の熱量は本家の「READY!!」超えと言っても過言でないくらいのパワフルさがありました(ステージ上の人数だけで言えば、既に本家超え(笑))。アイマスSSAではやはり主役ではなかったコンテンツである「シンデレラガールズ」も、今日このステージ上では主役。観客側は誰もが「シンデレラガールズ」と一緒に楽しむためにこの会場に居る訳ですから、更には記念すべき第1回目のライブということで、そのパワフルさは至極当然のことかもしれませんね(笑)。
ステージ上の皆さんが身に纏う衣装は、アイマスSSAの時とは異なる新規衣装。今回のグッズ類に描き下ろされたイラストの衣装をベースにした様なキュート、クール、パッションのカラーバリエーションに、各アイドルのキャラモチーフをプラスして個性を出していて、カッコよさよりも可愛らしさが全面に出た素敵な衣装は、着ているメンバーのフレッシュ感も加わってとても良い感じ。この時点で私は「みんな好きだ!」と思ってしまいました(笑)。
1曲目が終わって全員が自己紹介。15分押して始まったからか、客席の反応確認もそこそこに巻き気味にどんどん進んで行く感はありましたが、観客側はどんなステージが展開されるのかへの期待感に高いテンションを維持していたので問題無し!(?) 唯一の心残りは福原さんが「ふーん、あんたたちがプロデューサー?」という、背筋をゾクゾクさせる挨拶が無かった事でしょうか(爆)。そんな私の思いはさておき、ここから1つずつ積み上げられる伝説の数々を胸に刻んでいくことになるのでした。
「シンデレラガールズ」としての楽曲は各人のソロ1曲と属性ユニット曲3曲、全員曲3曲というリリース状況なので、出演者ソロ15曲+全員で3曲+ユニットで3曲の合計21曲が披露されるであろうことは予想していました。それをどうステージ上に演出して行くのかというのが最大の興味でありましたが、パンフレットには演出に浅野豪孝氏の名前がクレジットされていたことから、何も不安が無い…というより期待しかありませんでした。
実際のステージでは、「お願い!シンデレラ」で開演した後、パッション属性のメンバーでソロ曲とユニット曲を披露、MCを挟んでクール属性のメンバーでソロ&ユニット、MCを挟んで全員曲「輝く世界の魔法」、そしてキュート属性のメンバーでソロ&ユニットと続けて披露。情報コーナーを挟んで盛り上がった所でラストの全員曲「ススメ☆オトメ」という、変化球無しの直球勝負の展開は分かり易く、初めて参加した方々にも敷居の低い、それでいて最高に楽しめるステージとなったのではないかな、と思いました。1stライブの初日という、本当の意味での初陣は奇をてらう必要はなく、素直にステージ上の皆が輝ける場所として観客の目に映れば良い。そんなメッセージとも受け取ることが出来ました。
ステージ内容に関して、アイマスSSAよりもまたパワーアップしたダンスや歌唱、ダンサーを従えての堂々としたパフォーマンスは、1年前の「アイマスタジオ」の公開録音にて初めて観た時に感じた「まだまだだな」という印象に加え、変にはしゃぎ過ぎのファン層だったり違和感を感じる入れたがりなコールを体験して「このコンテンツとは線を引いておこう」と想った感覚は微塵もありませんでした。それよりも、本家の血筋を間違いなく感じた「これぞアイマスライブ!」という心地良さに支配されていたのです。まさか「距離を置こう」と思ってから1年で、ここまでの進化を遂げるなんて思ってもみませんでしたし、ここまでに至る一朝一夕では成しえない努力の賜物として、彼女たちの姿は私の眼に映りました。多くの人に支えられ、見守られる中で自分たちで創り上げたステージは「シンデレラガールズ」の皆さんにとって大きな自信と喜びに繋がったことでしょう。アイマスSSAを経たことも大きな力となっていたと思います。曲の繋ぎや入退場も含めて、とてもカッコ良くて印象に残る演出群でしたから。
ライブにおいてソロ開幕を任せられ、のっけから「ミツボシ☆☆★」で一気に会場のボルテージを最高に持って行った原さん、初ステージながらも、「熱血少女A」でしっかり会場のボルテージを繋いだ赤崎さん、「DOKIDOKIリズム」でテンションを加速させた山本さん、どんどん完成度が上がっている「TOKIMEKIエスカレート」で楽しませてくれた佳村さん、いつも「きらり」のなりきり具合に驚かされる「ましゅまろ☆キッス」の松嵜さん、そんなパッション溢れる皆さんで最高のパッションを唄う「Orange Sapphire」。パッションのステージが終わると、インタビュー的MCとしてキュートから大橋さん、津田さんのお二人が登場。一人一人の色々な話で楽しませてくれました。
そして、クールは初ステージとなる桜咲さんの「小さな恋の密室事件」で開幕。ライブで聴いたら、この歌が好きになるくらいに心に残る結果に(笑)。続く青木さんの「Twilight Sky」は、プロデューサー有志にて演出された「夕暮れ」。舞浜アンフィシアターの円形部分だからこそ映えるその演出は、ステージ上の青木さんを太陽としてステージを取り囲む前方ブロックだけがオレンジ色のライトを、そこから後ろは青色のライトを持つことによって夕暮れを再現。ケミカルライトだと光量が落ちて、更に日が沈む演出を再現出来てとても印象深いものがありました。だからこそ気持ちの乗った歌唱になっていた様にも感じました。そして、これまた披露される度に想いも強くなる「Never say never」を唄う福原さんのカッコ良さ、初ステージながらもとても惹き込まれた上坂さんの「You're stars shine on me」、そしてそんな個性の集まりがクールに演出された「Nation Blue」のカッコ良さは筆舌に語り尽くせません。クールのステージが終わってからのインタビューMCはパッションから山本さん・佳村さんの城ヶ崎姉妹。印象的だったのは桜咲さんの唄う「密室事件」の中にあるダイイングメッセージ(ダイニングと聞き違えるボケあり(笑))に隠された意味で、それが「大好き」という言葉であるということに拍手喝采!良い話が聞けました。
MCを終えて全員曲「輝く世界の魔法」を経てキュートコーナー開始…って、「あんずのうた」から!?ということで五十嵐さんと会場全体の究極コラボはアイマスSSAの時に負けず劣らずの一体感を演出、そして続くは「おねだり Shall We~?」という正にアイマスSSAでの伝説の繋ぎ。これまた高森さんが熱の入った扇動で一体感を演出。すると…まさか…の「メルヘンデビュー!」!! アイマスSSAを超える一体感と、それを超えた三宅さんのパフォーマンス!! もう笑いが止まらないくらいの三宅さんの完全なる安部菜々振りには会場大盛り上がり! アイマスSSAでも感じましたが、この流れこのノリは本家から独立した新たな魅力と言っても良いなと改めて思いました。そんな”伝説の三連荘”を引き継ぐのは初参戦の大坪さんが唄う「ショコラ・ティアラ」と同じく初参戦の津田さんが唄う「Naked Romance」。どちらも「メルヘンデビュー」の後を引き継ぐタイプの歌ではないのですが、初参戦であることも手伝って会場のテンションは割とそのままでそれぞれの可愛らしいパフォーマンスを堪能。それを締める、もはや貫禄すら感じる大橋さんの「S(mile)ING!」は、回を追うごとに胸に響くものになっていると感じます。そして、オリジナルシンガー勢揃い+1で唄う「アタシポンコツアンドロイド」の豪華さにときめく私(笑)。インタビューMCは福原さんと青木さんが登場。「ポンコツアンドロイド」の話を振る際に「6人のポンコツ」的な発言がちょっと酷くて笑ってしまいました(笑)。
全属性のコーナーが終わり、黒塗りのひちろさんがスクリーンに登場し「そろそろ魔法が解ける時間が近づいて来ました…」とライブの終演が近づいて来たことが告げられます。その中で「新たな魔法を」ということで流された映像は…「TVアニメ化決定!2015年1月より放映開始」の報!! 監督に高雄さん、脚本は高雄さんと高橋さん、制作はA1-Picturesという、アニメ「アイドルマスター」を支えた実績と信頼のあるスタッフ群ということでとても楽しみです。もう新春ライブの時の様に「アニメ化」というニュースで素直に喜べなかった私は居ないので(笑)、劇場版制作が発表された冬フェスの時と同様、しっかり会場の皆様と一緒に喜びの瞬間を分かち合えました。
今回の演出としてのソロ&ユニットという展開の仕方がとても「アイドルマスター」5周年を彷彿させるものがあり、浅野さんが最初に携わった5周年ライブと「シンデレラ」の初ライブという「初」同士の関係性を思うと感慨深いものがあります。5周年の時の「アイドルマスター2」の発表、「シンデレラ」1stの「アニメ化決定」という最高にハッピーなニュースの後に続く最後の曲というのも同様の演出で、「The world is all one!!」がそうであった様に、今回の「ススメ☆オトメ」も元々好きであった曲に”思い入れ”という要素が追加されることとなりました。
特にその「ススメ☆オトメ」のDメロにある歌詞、
そう一人じゃ小さな力が
集合した時 燃える
だから信じ合って
たまにケンカもして
また笑いながら
また夢見ながら
また歌いながら ねぇ明日へ
が、今日それまで観て来たステージの中で、ここまで来た中で積まれた想いを私自身が感じられてしまい、更にはステージ上の皆さんの一挙手一投足からもその想いを感じ取れてしまい、急に目頭が熱くなってしまいました。まさか、ただ見守っていただけで思い入れが強いとは言えない私が「シンデレラガールズ」のステージで胸が熱くなるとは思っていなかっただけに、この溢れ出る感情は不思議な感覚すらありました。でも、それだけステージ上から沢山の想いを受け取ってしまったのだな、とハッキリ分かる瞬間がそこにはありました。
続く、ステージの本当のラスト。「ススメ☆オトメ」が終わった後、「シンデレラ」にちなんで「魔法が解ける」という演出を挿み、魔法が解ける前に最後にもう一曲!ということで放たれる「お願い!シンデレラ」のアンコール!! 下手に終演してお決まりのアンコールで再開するよりも、演出としてとても綺麗でカッコ良くて文句無しの流れには心から弾けられました。ステージ上の皆さんがキラキラ輝いていて、思い思いの感謝を観客席に向けて放っていたのも印象的でした(アイマスライブのアンコールでは恒例ですが、きちんとそういった「感謝を伝える」という大切なキャッチボールを蔑ろにしないのが、ライブをしっかりと”感動”に繋いでくれるのだな、と改めて思いました)。歌い終えた後は、大橋さんの音頭で「これからもアイマスですよ、アイマス!」を皆でコール。シンデレラガールズにもこのフレーズが受け継がれたのは意外でしたが嬉しかったです。そして、ステージ中央に円を描く様に出演者が並んでリフターでステージから退場するのも美しく(アンフィシアターならでは!)、本当に魔法がかけられた様な夢のステージだったな、と強く感じられました。
1日目のライブを終え、2時間ちょっとの時間という最近のアイマス系ライブでは短い方ではありましたが、その満足度は時間に関係なく最高のものでした。まさかここまでの満足度をこのライブで得られるとは全く思っていなかったので、その構成は勿論、演者のパフォーマンス向上も予想以上で本当に驚かされました。「あまり関わらずにいよう」と思ってから1年で、抱く感情が逆転したのですから自分でもびっくりです。本家と比べればゲームそのものに思い入れがある訳でないので、自分の根底にあるコンテンツへの思いは違うものの、「アイドルマスター」というコンテンツを担う次世代の皆さんのステージを観て感じたものは本家と変わらない「愛」であったことがとても嬉しかったです。これまではゲストという扱いであったり、共演した時には近くに頼れる存在として居た765プロの先輩方が居ないステージをしっかりと成功させた。本当の意味で「シンデラガールズ」としての一歩を踏み出した彼女たちには、本当に心から拍手を贈りたいです(会場で勿論贈りましたけれど(笑))。そして、私自身も今後の活躍をきちんと見守って行きたいな、と強く思いました。この時点でもう「シンデレラガールズ」に対する変なマイナスの拘り(これは「アイドルマスター」じゃないといった感情)は払拭されていました。まぁ、ゲーム自体はプレイしないとは思いますが(汗)、自分なりの関わり方をして行けたらと。
【2日目:夜公演】
2日目は昼公演が落選した為、参加は夜公演のみとなりましたが(昼公演も当選していたら、冬フェス以来のフルライブ1日2回まわしの様に満身創痍を味わえたのに…残念(笑))、物販参加せずに済むのは楽でした。しかし! ララビットマーケットのTwitterで流れて来る品切れ情報を見ていると、初日に私が買えなかったグッズが普通に昼過ぎまで売っている状況にあったことは苦笑モノでしたね…(結局会場に着く頃には品切れた訳ですが)。
会場に到着して間もなく入場待機列が形成されたのでそのまま列へ。ほぼ定刻に開場となり、展示エリアをざっと流して(アニメ化決定の看板が追加され、等身大パネルに2日目参加組のサインが入った)そのまま座席へ。チケット引き換えた時からその座席位置には驚いていたのですが、実際に席に来るとステージの近さに驚きを隠せませんでした。ただ、3列目でほぼ中央という好位置には感謝するものの、そもそも参加出来ていること自体が喜びですし、これまでも何回か良い席が巡って来たことがあってもプレッシャーよりも楽しさが勝るという経験と、その逆で本当に終始何もステージが見えない状態でもライブを楽しんだ経験があるため、どんな位置でも割と平常心(笑)。
開演前、場内BGMに今回は参加しない三宅さんと赤崎さんの「メルヘンデビュー」「熱血少女A」が流れて、初日にも増して本番さながらのコールでちょっと汗ばんだことに驚いていたら、そのまま開演になって更に驚き(笑)。
開演は昨日と違って定刻。そして、出演者から赤崎さん、上坂さん、桜咲さん、三宅さんの4名が抜けて、内田さん、黒沢さん、洲崎さん、早見さんの4名が加わり、ステージ上に揃う人数こそ昨日と変わらないものの、また違った雰囲気を醸し出す「お願い!シンデレラ」。自分の中では「ドキドキ!プリキュア」のオープニングシンガーである黒沢ともよさんが居ることが物凄く大きな違いで、ついつい彼女を目で追ってしまいがちでした(笑)。
構成やセットリストもメンバーチェンジの関係で少し入れ替わり、初日よりも時間的余裕があるからなのか、MC部分も色々と工夫が見られました。例えば、キュート、クール、パッションのグループで自己紹介をする際にちょっとしたチーム感が出ていたり、ソロ曲を全て終えてからユニット曲だった流れが、ユニット曲の後にソロ曲へ展開する時もあり、パッションが開幕であるのは両日同じながらも、クール→キュートと構成された初日に対し、キュート→クールで構成された2日目は、披露されている楽曲の大半が同じであるライブながらも随分と受ける印象が変わりました。改めて良く練られた構成だな、と。初日には無かった福原さんの挨拶も「ふ~ん、あんた達がプロデューサー?」も来ましたしっ!(笑)
加わった4名のステージは、黒沢さんの「Romantic Now」はキュートで元気で堂々としたパフォーマンスで終始笑顔を貰いっぱなしでしたし(3列目だと本当に目の前に居る感じでとっても嬉しかったです。同時に「若さって良いな」と思ったり(変な意味でなく(笑)))、洲崎さんの「ヴィーナスシンドローム」はとてもカッコ良く決まっていてシビレましたし、「華蕾夢見る狂詩曲」を披露した内田さんは、台詞部分をプロンプターに頼らずしっかりと唄いきり圧巻のパフォーマンスで、その歌唱力がライブのステージでどう映えるのか楽しみだった早見さんの「こいかぜ」は、CDよりもやはりステージの力が加わって胸に響くものになっていて、椎名豪氏の難度の高い楽曲をしっかりと歌いこなせたことが印象深かったです。
MCパートでは、パッションチームにはクールの内田さんと洲崎さん、キュートチームにはパッションの山本さんと佳村さん、クールチームにはキュートの津田さん、高森さんがそれぞれ担当し、初日とは違った感じ(”いい話”が多め)のトークを披露。ユニット曲はオリジナルシンガーが勢揃いしたということで、パッションとクールがジャケットイメージを再現してくれました。そこでキュートチームの津田さんと高森さんが「やらなかったのが悔やまれる」と言っていたのが印象に残りました(キュートチームでオリジナルシンガーが揃ったのは初日の方なので、2日目では再現出来なかった)。
その他では、前の方で観ていたからスクリーンの演出が全然見ていられなかった代わりに、ステージ上の皆さんの一挙手一投足をしっかり見ることが出来たので、初日と2日目を併せてステージ全てを堪能出来たかな、と感じられました。これはアイマスSSAでも感じたことではありますが、近くは近くでの楽しみ方、遠くは遠くでの楽しみ方がそれぞれあるということですね。2日目は近い分、フォーメーション全体を見ることが出来ないため、誰かを目で追ってしまうと、その瞬間に他の方が何かをしても気付けないのは本当に勿体無く感じてしまいます。そのくらい皆さんがとても良い表情でパフォーマンスしていて素敵でした。最終公演であることも手伝っての全力感、万感の想いで語るコメント、観客側の反応に対する気持ちの高揚や胸がいっぱいになる様、「嬉しい!楽しい!」という感情が溢れる瞬間も良く観られたので、こちらも全力でその気持ちに応えるように声援を贈りました。その中でも「ましゅまろ☆キッス」の時、私が「ぷにぷにーっ!」とサインライトでつつく振りをした時に、松嵜さんがそれを見て手を振ってくれた(ように思った(笑))ことが、とてもとても印象に残りました。その他も、ステージを隅々まで駆け回って想いを伝える様に唄っていた青木さんも初日とは違う印象を残してくれました。
情報コーナーでは、「jewelries!」シリーズの第二弾が決定したことや4/30発売のCINDERELLA MASTERシリーズのイベント開催、総選挙の中間報告などがアナウンスされ、益々広がる世界に歓喜の声はもう立派な「アイドルマスター」の独立したコンテンツとして認識できるほどでした。「jewelries!」シリーズは基本カバー曲ということもあり、ソロの2曲目や複数ユニットが揃うアルバムなど、際限なくキャラを増やすよりも既存のキャラに厚みを増す方向に進んで欲しいな、というのが正直な気持ちです。
2日目は最後の「ススメ☆オトメ」を唄う前に全員からひとことずつのコメントを貰う際に、胸がいっぱいになって泣いてしまい、言葉に詰まる方が続出。立派に言葉を紡いだ黒沢さんから始まった15名の思いは、観客側も嗚咽を漏らして泣いている人が出るくらいに気持ちのこもった心からの感謝でした。皆さん本当に素敵でしたが、松嵜さんと五十嵐さんのコメントは、年長者だからこその想いと、皆で頑張ってここまで来て出逢えた眼前に広がる光景への喜びと感謝に溢れていて、その想いが分かるだけに私も目頭が熱くなったくらいでした。五十嵐さんが話しをしていた時、ニュージェネレーションの3名の話をしつつ、デレラジの方に話が行ってしまい、話の対象から漏れてしまった原さんが話の腰を折らない様に「大丈夫です!」をアピールしていた光景もとても印象に残り、原さんの人柄がにじみ出た光景として私の胸にも刻まれました。
個人的に大注目だった黒沢ともよさんはより好きになりましたし、元々「リスアニ!」のインタビューを読んでから気になる存在だった松嵜さんはその全身から溢れる喜びが伝わって来ましたし、原さんの元気に溢れながらも健気な頑張りには胸を打たれました。そして色々な重圧の中で大きな成長を遂げた福原さんと、気丈にも涙を堪えて座長の務めを果たした大橋さん、皆本当に素敵でした。
そういった感動の場面を受け、その後に続く「ススメ☆オトメ」とアンコールに当たる「お願い!シンデレラ」は、千秋楽に相応しい会場の一体感とボルテージで、忘れられない光景として自分の中に残ることとなりました。特に「お願い!シンデレラ」での出演者皆さんの表情は、ステージ近くだからこそ見て感じられたものだと思いますし、心から笑って、感動で泣いて、感謝が溢れた全員の表情に「アイドルマスター」5周年のライブで感じた時の想いが重なり、より強く胸に刻まれました。そんな光景に出逢ったからこそ「シンデレラガールズ」の皆さんを等しく応援したいと思いましたし、「アイドルマスター」が築いて来たものが、息吹が、確かにここに継承されたんだな…と大きな感動にも繋がりました。その瞬間にこうして立ち会えたことはとても幸せだな、と思います。このライブに参加したことで、自分に「想いを強くする」という魔法が掛けられたのかもしれませんね(笑)。
終演後、「アイマス最高!」コールで溢れる会場。そして、お互いの健闘を称えあう「お疲れ様でした!」の心地良いこと。これがアイマスライブに参加するということだと、最高の時間を過ごせたことを噛み締めるのでした。
先人が8年以上掛けて拓いた「アイドルマスター」の道を、「シンデレラガールズ」の皆さんは2年足らずでこのようなステージにまで辿り着いた訳ですが、彼女たちの想いの根底に「感謝」がある限り、先輩達から継承した想いを持ちつつ、先輩にも負けない自分達の「アイドルマスター」を創って行けるだろうな、と感じています。福原さんがパンフレットで語った「ようやく補助輪が外れた感じ」というのもそれを象徴するかのようで印象的でした。2日間のライブで、参加の敷居を高くせずとも一体感を強く味わうことが出来ることを再認識した他、参加する側が目一杯楽しむために学習したり、周囲と一緒に楽しもう、良いステージを創ろうと工夫していることも沢山感じることが出来ました(そういう意味でも、観客は単なる観客ではなく本当に「プロデューサー」と言えるかな、と思える部分はありますね)。通り一辺倒ではなく、ライブ毎に進化を遂げる、そんなステージだからこそ同じ曲が披露されたとしても毎回楽しめるのだな、と改めて思います。
そんなこんなで、2日間に渡って体験した夢の時間。魔法が解けて現実に戻った訳ですが、胸に刻んだ光景と想いはしっかりと残っています。また魔法が掛けられてみんなと楽しめる空間に参加出来たらな、と強く願います。あの空間を創り上げた全ての方々に、お疲れ様でした&ありがとうございました!
■付録:セットリスト
4/5(土) | 4/6(日) | ||||
1. | お願い!シンデレラ | 全員 | お願い!シンデレラ | 全員 | |
2. | ミツボシ☆☆★ | 原 | ミツボシ☆☆★ | 原 | |
3. | 熱血乙女A | 赤崎 | DOKIDOKIリズム | 山本 | |
4. | DOKIDOKIリズム | 山本 | TOKIMEKIエスカレート | 佳村 | |
5. | TOKIMEKIエスカレート | 佳村 | ましゅまろ☆キッス | 松嵜 | |
6. | ましゅまろ☆キッス | 松嵜 | Romantic Now | 黒沢 | |
7. | Orange Sapphire | 原・赤崎・山本・佳村・松嵜 | Orange Sapphire | 原・山本・佳村・松嵜・黒沢 | |
8. | 小さな恋の密室事件 | 桜咲 | アタシポンコツアンドロイド | 大橋・五十嵐・高森・大坪・津田 | |
9. | Twilight Sky | 青木 | あんずのうた | 五十嵐 | |
10. | Never say never | 福原 | おねだり Shall We~? | 高森 | |
11. | You're stars shine on me | 上坂 | ショコラ・ティアラ | 大坪 | |
12. | Nation Blue | 桜咲・青木・福原・上坂 | Naked Romance | 津田 | |
13. | 輝く世界の魔法 | 全員 | S(mile)ING! | 大橋 | |
14. | あんずのうた | 五十嵐 | 輝く世界の魔法 | 全員 | |
15. | おねだり Shall We~? | 高森 | Nation Blue | 福原・青木・内田・洲崎・早見 | |
16. | メルヘンデビュー | 三宅 | Twilight Sky | 青木 | |
17. | ショコラ・ティアラ | 大坪 | Never say never | 福原 | |
18. | Naked Romance | 津田 | ヴィーナスシンドローム | 洲崎 | |
19. | S(mile)ING! | 大橋 | 華蕾夢ミル狂詩曲~魂ノ導~ | 内田 | |
20. | アタシポンコツアンドロイド | 大橋・五十嵐・高森・三宅・大坪・津田 | こいかぜ | 早見 | |
21. | ススメ☆オトメ ~jewel parade~ | 全員 | ススメ☆オトメ ~jewel parade~ | 全員 | |
22. | お願い!シンデレラ | 全員 | お願い!シンデレラ | 全員 |
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