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2014年11月16日 (日)

「中村繪里子 Fan Fun Live ら▼ら★ら♪なかむランド ~Love▼Laugh★Live♪~」参加

Dscf4402 「アイドルマスター」というコンテンツが自分の中の軸として認識される様になってから、限られた時間や予算の中で結果的に行われていた取捨選択。アニメーションをあまり観なくなり、声優さんにも疎くなった中でも「アイドルマスター」というコンテンツに関わる声優さんは顔と名前が分かるのが今の自分。それでも「個々の声優さんに注目する」というより、「コンテンツとして総じて皆さんを応援したい」という心構えが基本にあるので、それぞれの個人活動についてはアンテナを張らない様にしており、「アイドルマスター」として何かが無い限りは個人名義のCDを購入したり(最初の1枚目は興味があるものはご祝儀的に購入することはありますが)、ラジオ番組を聞いたり、イベントやライブに足を運んだり…といったことはしない様にしています。が、その中で例外を作ってしまったのが中村繪里子さんだったりします。

 何故例外を作ってしまったか?と言えば、取り敢えずご祝儀的に手にした「本人名義の最初のCD」にとても手応えを感じたというのがきっかけ。それに加え、元々「アイドルマスター」にて座長的ポジションで数々の素晴らしいステージを「天海春香」というキャラクターを通じて創って来た中村さんが、それらキャラクターを取り払って創り上げるライブ空間」への興味が強かったというのもあります。1枚目のCD「ら▽ら☆ら♪なかむランド~Love▽Laugh☆Live♪~」を聴いてみた結果、決して「歌」という表現方法を得意とする訳でないであろう中村さんが敢えて挑んだ「歌」から感じられたのは、自らの”届けたい”という気持ちに溢れた想い。そこに呼応する様に意識した自分の中にある「応援したい」という気持ち…。

 ライブ開催を見据えたCDも2枚目、3枚目と重ねて行く中で、それぞれのCDが持つ味わいがとても心地良く、近年の音楽シーンからは失われてしまった様に感じる「歌の上手い下手では語れない魅力」や「ノンタイアップだからこその自由度」を隅々から感じるに至り、2枚目からはFMラジオ番組風の各楽曲に対する想いを詰め込んだトークまで聴いてしまっては、個々の曲への印象が強くなり、それをライブで聴いてみたくなるのが人情。

 そのライブに関しては、1stライブは残念ながら選外となって参加出来ず、2ndライブは参加が叶ったものの気後れしてしまって消化不良、3rdライブにてようやく観客から参加者に変われたかな…と感じた矢先に「今後の活動は未定」となり、「今後、この空間を味わえないかも!?」と参加を重ねて寂しさを感じるまでになっていました。それでも「1年間」という1つの節目まで全力で走って来たことに心から拍手を贈りたいし、またいつか次の一歩を踏み出す時に立ち会うことが出来れば…と思って参加した3rdライブBlu-rayの発売記念イベント「えりコン ~コンにちは2014~」にて、4thライブ決定の報が! 予定調和的にライブ開催するよりも、キチンとやりたい事を見つけ、それを原動力として皆で創り上げる空間であるべきだと思うだけに、その解を見つけたと感じた4thライブ開催のアナウンスは、嬉しさ以上の安心感がありました。「またきっとキラッキラの笑顔溢れるステージを皆と創れるんだ!」と。

 少々前置きが長くなりました(笑)。

 私自身としては3回目の参加となるこの4thライブ。友人が確保してくれたのが整理番号の若い(つまり最前列が約束されるような)チケットということもあり、これまでグッズ類はパンフレットくらいしか購入していなかったということもあって「もう少し歩み寄って(グッズを購入して)肩身の狭さを払拭しよう!」と意気込んだものの、色々ギリギリまで悩んだ上、結局マフラータオルとパンフレットしか購入しなかったのは少々複雑な気持ち(汗)。その分、と言っては何ですが、共に空間を創ることを誓ってステージに向けて全力で声援を贈るだけ。

 開場時間の16:00よりも30分くらい早く現地入りし、整理番号順に呼ばれ始めたのは定刻をちょっと過ぎた頃。今回は呼ばれる順番が早いので、整列最前近くにスタンバイ。間もなく呼ばれて整列し、会場へ。

Img_4075 前回と同じ会場である品川ステラボールでしたが、今回は入口上部にも装飾が施され、しっかりと遊園地感を演出。どうせなら、ゲート脇にえりぽっくるの着ぐるみでも居てくれたらなぁとか思ったくらいです(笑)。そのままゲートを通ってドリンクチケットを貰い、ドリンク(全て500mlのペットボトル。コーラやスポーツドリンクなどがあって、自前で用意しなくても良かったかも?というくらい)と引き換えてステージ前へ。すると本当に最前列(中央向かって気持ち右)で少しだけ焦りましたが、特別緊張することもなく開演の時を待つことに。スクリーンにはこれまでよりも凝ったデザインのライブタイトルが映し出され、ステージ上に目をやると中央には給水ボトルの脇に「アイマスタジオ」内で今井さんがくれた誕生日プレゼントの「フラミンゴ」の人形が鎮座(笑)。それがどんな意味を持つのか想像したり、途中に流される場内アナウンスに耳を傾けているうちに開演時間の17:00に。定刻を少し回ったくらいに場内暗転。バンド「ぽっくるず」のメンバーが入場して各々ポジションに。中村さんによる開幕ナレーションが会場に響き渡り、皆の意識がステージ中央に注がれます。そして、スクリーンに流れ出すオープニング映像! その映像がもうこれまでの手作り感溢れるCGではなく、それこそ最近「アイドルマスター」のライブで使われる様になったレベルのしっかりしたCG。しかも、演出も凝ったものになっていて、遊園地のワクワク感がダイレクトに伝わる楽しいムービーに、場内も感嘆の声が溢れてテンションもヒートアップ!(内1つが「中村屋敷」なる意味深なアトラクション!今日は何かあるのか?!) 1曲目が始まる前の助走としては過去最高の仕上がりかもしれません!! ということで、「Fan Fun Live ら▽ら☆ら♪なかむランド ~Love▽Laugh☆Live♪~」開演です!

 過去3回の「なかむランド」ライブと何が変わったのか。そして何が変わらないのか。1年空けた中で募らせた中村さん自身の想いが開幕と同時に弾け飛んだ「Party☆Time」でスタート! 敢えて新アルバムの顔である「Rocket Smile」で開幕しないことが今日のライブの答えなんじゃないかな…なんてことが頭を過ぎりながら、目の前に飛び出して来た中村さんの喜びに満ちた一挙手一投足にフルブースト! この空間を最高に楽しいものにするため、もう全身で感じたままに中村さんのパフォーマンスに応えるだけです!

 4回目となった今回のライブは、「なかむランド」という遊園地スタイルは踏襲し、ゴーカート、メリーゴーラウンド、コーヒーカップ、観覧車、ジェットコースターといったアトラクションもこれまでと変わらないものの、アトラクションの順番やその中で披露される楽曲によって個々のライブで違う表情を見せてくれます。しかしながら、終始キラッキラの笑顔で溢れる会場はどの回も変わりません(少なくとも私が直接参加した3回は)。それが「なかむランド」の本質であり、その空間を共に創る嬉しさや楽しさが好きでこの場に居るのだな(例えば、このライブの裏で「アイドルマスター」のライブが開催されていたとしても、敢えて「なかむランド」を選んぶだろうな…と思うくらい)、というのを今回のライブが終幕した時に再認識することが出来ました。

 中村さんのCDアルバムも4枚がリリースされ、32曲を数えるまでになりました。中村さんの込めた想いをも併せて聴いていることもあって、それぞれ印象深いものがあります。それが「ライブ」という”生”の瞬間を経て、その時の感情を目の前に広がる光景と共に直接胸に刻めることは最高の贅沢なのかもしれません。

 初めて参加した時には気後れしてしまった感のあった植木さんとの掛け合いトークも楽しめる様になり、11月開催ライブの定番となった生誕祭に関しても、即興ソング「おめでとうえりこの歌(仮称)」が生まれる瞬間に立ち会えて(笑)、その後のお着替えタイム用映像ではドキュメンタリー番組的な中村さんへのインタビューで4thライブ開催について真摯に語る中村さんの言葉に耳を傾けられ、5月に行われた「えりコン」で披露されたアコースティックアレンジのコーナーが加わったり、結局「中村屋敷」は謎に包まれたまま(笑)で、「フラミンゴ」は説明されることなく舞台中央に鎮座したまま(笑)。アンコールを終えての最後はメイキング映像を観ながらのスタッフロール&「ら▽ら☆ら♪なかむランド」の観客合唱など、「変わらない良さ」と「挑戦」をちゃんと示してくれた、私自身最も全力で駆け抜けた「なかむランド」となりました。

 今回、最も聴きたかった新曲は「道」。それがグランドフィナーレに位置づけられた今回、なかむランドがここまで積み上げて来たものやこれから歩む道について、沢山の感情が揺さぶられる感覚がありました。そこに繋がる始まりを告げた「Party☆Time」や「ココカラ」、再会を約束する「Bye-bye Good-bye」、皆の想いを繋いだ「Happiness」「君に逢いたくて」。勿論、弾ける時には目一杯!という「プレイヤ」「ハルカな場所へ」「CRIMSON」などを効果的に配置し、3rdライブで楽しませてくれた「全曲披露」ということを基本とせずともライブを構成するのに必要な楽曲だけで演出しきったのがとても心地良かったです(ライブ時間も3時間という丁度良いサイズでした)。

 今回、ライブを通じて一番感じたことは「中村繪里子さんの人間力」。この空間を創り上げた全ての原動力は中村さん自身の想い、そしてその想いが伝播して動いた人々の結果であると強く感じました。元々は「アイドルマスターから派生した中村さんの単独ステージ」という心持ちで触れた「なかむランド」は、3回の参加を重ねて自分の中で唯一無二の存在になりつつあります。笑顔に溢れ、誰もが楽しめ(それこそ歌を聴いたことがない人でも)、一体感の心地良さを味わえる。文字にしてしまえばたったそれだけのことではありますが、中村繪里子さんが発する言葉の力であったり、根底にある感謝の想いであったり、何よりも中村さん自身から楽しさが溢れ出ていることであったり、その空間を創り上げるための要素は他で代わりの利くものではありません。誰もが創れるものではない場所だからこそ「また行きたい」と思えるのでしょう。それをキチンと感じられた「笑顔の連鎖」で導かれた今回の4thライブ、素直に楽しかったです!

 そんな心地良さに支配されていたからなのか、折角購入したマフラータオルを会場内に忘れてしまい(汗)、退場する前に気付いて事なきを得たのは良かったです。そんな思い出がタオルに対して出来たのも何かの縁、大事にしたいですね(笑)。

 素直に響いた今回のライブ。次回5thライブが開催されることを願って、本所感を締め括りたいと思います。素敵な空間を創り上げた関わった全ての方に、お疲れ様でした&ありがとうございました!

■付録:不完全かもセットリスト

  1. Party☆Time
  2. Rocket Smile

    【アトラクション:ゴーカート】
  3. ココカラ
  4. プレイヤ
  5. ハルカな場所へ

    【アトラクション:メリーゴーラウンド】
  6. ホシノシズク
  7. eternal Sign
  8. 誰かのメロディ

    【アトラクション:コーヒーカップ】
  9. Luminous
  10. ら・ら・ら・なかむランド

    【中村繪里子生誕祭】
  11. おめでとうえりこの歌(?)

    【パレード「笑顔の連鎖」】
  12. Rustic Smile

    【アトラクション:観覧車】
  13. 雨音


  14. 【アトラクション:ジェットコースター】
  15. CRIMSON
  16. Neutral
  17. てのひらのLOVE&PEACE
  18. now's the time

    【お見送り】
  19. Bye-bye Good-bye
  20. Happiness

    【アンコール】
  21. 君に逢いたくて

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