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2016年4月

2016年4月17日 (日)

「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 3rdLIVE TOUR BELIEVE MY DRE@M!!」全公演LV参加

Dscf4553s  「アイドルマスター ミリオンライブ!」の3周年記念ライブは全国ツアーで5都市7公演。全公演の中でミリオンスターズの全37名が出演決定! そんな報が届けられたアイマス10周年ライブの熱い夏。気が付けば季節は夏から冬に変わり、冬から春に変わり、ミリオン3周年ライブツアーが行われた約4ヶ月を駆け抜けていました。

 もう現地参加が叶わなくなりつつあるアイマス系ライブ。今回も全公演落選でライブビューイングとなりましたが、それでも同じ時間を共有出来るライブビューイングに参加出来ることは嬉しく、それぞれの公演をきちんと見守れたことは本当に嬉しかったです。
 福岡公演が終わった翌週に熊本での大地震が発生して心を痛めましたが(現地ではライブビューイングも中止になり、見守る機会も失われてしまった方が出たことはやはり残念…)、開催側も必要以上に自粛したりせず全公演を走り切ってくれたことは良かったと思います(変に気を遣って萎縮した方が元気を無くしますからね)。ミリオンスターズ37名全員で繋いで創り上げたステージは笑顔が溢れ、「今の集大成」と言える素晴らしいライブシーンを全国に届けてくれたと思います。

 4ヶ月近くに及ぶツアー中は、他のイベント事も色々とあったりして自分の気持ちの切り替えという点で大変でしたし、全力で挑んだライブの翌週にまた次の公演があるという贅沢極まりない状況に嬉し涙が止まらない状況でしたが(笑)、現地参加出来なかった代わりにライブ後の食事は開催都市にちなんだものを食べる、と言った工夫をすることで現地感を味わってみたりしたことも強く想い出に残るツアーとなりました(現地参加よりも、ライブビューイングだからこそ圧倒的に終演後の仲間との打ち上げがしやすいのは魅力的でした)。

 最初の公演は名古屋。3周年ツアーの開幕として、ある意味最も大切な公演を任されたのがこちまといぶちゃん。リーダーとして2人の持ち味がどう活きるか楽しみな公演でもありました。特にこちまはミリオンスターズ37名で2人しかいない全7公演中6公演出演するうちの一人という頑張りで他メンバーとは違った想いもあるでしょうし、それを最年少のいぶちゃんが持つ東北魂で支える公演なんですから。
 実際に体験した名古屋公演は「最高のスタートを切れた」と感じられるもので、当公演1回きり参加の稲川さんと蝶々さんを他のメンバー全員でフォローし、「ミリオンスターズ」として積んで来たものがしっかりと活きたステージを感じることが出来ました。
 ミリオンの新CDシリーズである「DREAMERS」は全曲デュオ。今回のツアーでその新曲を全曲披露するのはリリースのタイミング的にもメンバーの各公演出演タイミング的にも無理だと思い、しかも765PRO ALLSTARSの面々と組んでいるメンバーは更にハードルが上がる訳で、「実はゲストで765の先輩たちが駆け付けるとか?」と思っていたのですが、この名古屋公演に参加してハッキリと「ミリオンスターズ37名だけで完成させなきゃ意味が無い!」と感じるに至った(仁後さん不在で「Eternal Spiral」が披露され、その代役をぴょんさんが担当していた…!)ので、逆にどんなデュオで新たな魅力を届けてくれるのか、楽しみレベルが一段上がった感じでした。
 印象深かったのはソロのトップバッターを担当したのが諏訪ちゃんだったこと、大型ライブ初参加組の恵子姉、ラリー、ちょっちょさんの3名が素晴らしいパフォーマンスで魅せてくれたこと。特にミリラジ公録の時から格段にレベルアップした恵子姉は、その立ち回りも含めて名古屋公演のMVPだったと感じられるほどでした。

 次の公演は仙台。アイマスライブ初の東北公演ということで幕張公演に次いで大きな箱が用意されたことも盛り上がる訳ですが、名古屋公演から1週間しか経っていない、興奮冷めやらぬ状況だからこそ違った印象を刻まなければならない公演だと思うだけに、全公演で一番難しいポジションに位置する公演かもしれない。そんな公演を任されたのがみっくとナンスの1996年生まれコンビ。
 まだ10代(今年20歳になるけど)の二人がリーダーを務めているとはいえ、そこはしっかり者のお二人。自ら先陣きって「成長Chu→LOVER!!」でライブを引っ張り、自由度の高いもちょやりえしょんなどを含む個性的なメンバーの手本に(笑)。常にセンターとして存在感のあったぴょんさんやころ不在の仙台公演でしたが不安要素は全くありませんでした(逆に想像できないステージが楽しみでした)。
 大型ライブ初参加のぽぽちゃん、1st以来の参加となるゆうちゃ、2ndより成長した姿に期待したいゆんこんが仙台公演のみではありましたが、それぞれ最高のパフォーマンスを披露してくれたと思います。特に印象に残ったのはゆうちゃ。1stの時に「エミリーちゃんを最後まで笑顔で居させてあげられませんでした」と悔しさを滲ませていた彼女は、どれだけの準備をしてこの3rdライブに臨んだのだろうか。それくらいに圧倒的な表現力と想いの強さで最高のエミリーを届けてくれました。
 一番胸を打ったのはリーダー二人で最後に歌唱した「カワラナイモノ」。その等身大の想いがとても伝わって来て、最後の「ずっと大人になっても一緒にいれますように 永遠だよ」の歌詞で涙腺決壊。10代の二人だからこそ唄えた気持ちは確かにあったと思います。良い作品、良い仲間に出逢えた感謝に溢れた仙台公演は、名古屋とは全く違った趣を感じさせてくれました。

 次の公演は大阪。仙台公演から1ヶ月空けての公演であり、ゆいトンの凱旋公演でもある大阪公演は、長身コンビとなるゆきよさんとゆいトンがリーダー。1ヶ月空けたことと出演者も幕張に次いで多い上に2Daysという折り返し地点。「大阪ならでは」がどんな形で飛び出すのか、楽しみにしていましたが、まさかのコーナーが組み込まれていました(笑)。これまでの公演には無かった歌やトーク以外のコーナーである演劇や大喜利の登場です! こんな事を言ってしまうと何ですが、ライブ以上にインパクトがあり過ぎてライブの印象が少し薄まってしまったかも(笑)。
 幕張公演以外では大阪しかない2Days公演。各日4人が替わるうち、初日はあっしゅさんと香菜子さん、2日目はちゃきちゃんとすーじーが大阪のみの出演者。しかも、ちゃきちゃんと香菜子さんは大型ライブだけでなくライブイベント初参加なのですから、覚えることも沢山あっただろうに、そこにお笑いコーナーまであって心底大変だったのではないかと。それでも笑顔で乗り切れたのは、リーダーのゆいトンとゆきよさんが「絶対良いステージを創ろう!」とメンバーを気に掛けて、沢山頑張ったからでしょう。そういう空気がステージから溢れていたと感じられました。
 この大阪公演ならではの楽しい空気に当てられてか、メンバーの皆さんのパフォーマンスもちょっと違う感触があったな、と感じました。特にリーダーの重責もなく、ひたすらステージを楽しむことに徹していたぴょんさんは、初日の「未来飛行」も2日目の「素敵なキセキ」も、これまでに無いテンションで各曲の新たな側面を見せてくれたと感じました(若林さんばりにサビ部分を観客側に唄わせる!(笑)) そして満を持して合流したころ。大阪が初参戦となるころですが、その遅れを取り戻すかの様に積極的に歌に絡み、新曲の相方不在の場合はころが補うという感じで沢山のパフォーマンスを披露してくれました。

 次の公演は福岡。大阪公演から半月空けて降り立つ九州は、もちょと天ちゃんがリーダー。もちょにとっては凱旋公演であり、アイマス8周年の時にゲストとして参加した時とは違って、自分がリーダーとして引っ張る公演でもあるから、心構えも違っていたのではないかと。それを支えるのが同じ事務所で苦楽を共にしている天ちゃんですから、その阿吽の呼吸が垣間見える公演になるのかなと。
 福岡公演はでんちゃん、種ちゃん、ぴらみさん、あつひめの4名がこの公演のみの参加で、種ちゃん以外は大型ライブ初参戦という、これまたどんなパフォーマンスで会場を沸かせてくれるのか楽しみなメンバーが揃っており、東京から最も離れた都市であっても熱量は東京に負けない…いや、ある意味で勝っていると言っても過言でないステージが披露される結果となりました。
 大阪公演で導入された「ライブ以外のパート(笑)」ですが、ここ福岡でもまさかの導入! この公演しか登場しないロコを軸にした「ロコナイズドクエスチョン!」が披露され、福岡の名物が”ロコワールド”に塗り替えられて行く様がとても楽しかったです。
 勿論、楽しかったのはコーナーだけじゃなく、ライブも色々と見せ場がありました。特に本編の口火を切った「Unddrstand? Understand!」の上しゃまと種ちゃん、「クレッシェンドブルー」が4名揃っての「Shooting Stars」、今回はいぶちゃんところのデュオでの「Eternal Spiral」、堂々たる歌唱でステージを飲み込んだ「ホントウノワタシ」の種ちゃん、でんちゃんやあつひめもその存在感がしっかりと出ていて、これまで繋いで来た公演と同様、プレッシャーを楽しみに変えて全員が福岡でのステージを楽しんでいるのが伝わって来ました。

 最後の公演は幕張。3ヶ月で4都市5公演を終えて辿り着いた最終都市である幕張は、これまで何度も素晴らしいステージが披露された、アイマスライブでは忘れられない幕張イベントホール。同じ会場で行われたアイマス8周年ライブでゲスト出演したぴょんさんところ。これまで多くのステージを重ね、ずっとミリオンスターズを引っ張り、支え続けた2人がリーダーということで、37名が繋いで来た想いが開放される公演であるのは間違いないでしょう。「これがミリオンスターズの煌めくステージだ!」というのを見せつけてくれる。そんな期待を持って臨んだライブは、その期待以上のものを私達に届けてくれました。
 初日は「幕張公演」そのものと言えるものでしたが、2日目は「3rdライブそのもの」と言えるもので、ツアーの中で同じ会場の2Daysがこれほどまでに濃密なものになるとは想像していなかっただけに、3周年でこの高みまで辿り着いたミリオンスターズの面々には驚かされてばかりでした。
 特に2日目は各会場のリーダーが勢揃いし、その他のメンバーも大型ライブ経験者というある意味”歴戦の勇士たち”。その堂々たるパフォーマンスは、観る者の熱を生み出してボルテージをどんどん上げて行き、最終ブロックではリーダーを務めたメンバーが次々と歌唱して幕張リーダーであるぴょんさんところに繋ぐ流れが圧巻でした。特に最後のソロ3曲(各色代表!)、こちまの「Believe my change!」、ころの「Catch my dream」、そしてぴょんさんの「未来飛行」は、心底感動したステージでありました。
 2日目はその他にも、熱の入った諏訪ちゃんの「カーニバルジャパネスク」や超シビレたいぶちゃんの「ジレるハートに火をつけて」、ころとこちまというホリプロスカウトキャラバンでのファイナリスト同士でその頃からずっとライバルであり仲間であるからこその魂の歌のぶつかり合いと背中の預けあいが最高に素晴らしかった「アライブファクター」など、自分の最高熱量が発せられた瞬間は多くありました。
 そんな感じで集大成である2日目の印象が強くなるのは仕方がないにしても、初日は初日で外せないのは、「ミリオンライブ!」のコミックの1シーンが現実となったあいみんの「プラリネ」から繋いだこちまとあべりかさんの「アイル」。あいみんが「プラリネ」を唄い終えてから「アイル」が始まるまでの演出が最高にカッコよくて、完璧なハモリを披露してくれた「アイル」そのものが最高の仕上がりで、実はコミック付属のCDで聴いた「アイル」に手応えを感じていなかった自分としては、このライブでやっと手応えを感じるに至ったので強く印象に残っています。その他にも恵子姉とあべりかさんの「Cut Cut Cut」、乙女ストーム!全員揃い踏みの「Growing Storm」、センターステージがリングに変わり「のりこ」コールに会場が湧いたはなーなさんの「求ム VS マイ・フューチャー」、最高にはっちゃけたぴょんさんの「素敵なキセキ」、背筋に来まくったこっこちゃんの「鳥籠スクリプチュア」、進化を遂げ続ける「Precious Grain」(サビの違和感コールが無くなった!\(^o^)/)など、1曲単位で語れば初日の方が強烈に残っているものは多かったです。

 幕張公演で最も尊いと感じたのは、2日目で解禁された4thライブの情報が出た瞬間。これはメンバーの皆さんへもサプライズとなっていたのか会場の反応の凄さに感極まったのか「37人全員で武道館」というミリオンスターズ全員の”夢”と言えるライブの形が実現するということで、嬉しさの涙を流すメンバー続出。そういった光景を目の当たりにし、こちらもちょっともらい泣き。そんな歓喜に溢れた会場と喜びを共有するかの様に一緒に最後の「Thank You!」に辿り着く…はずだったのに、最後の曲紹介するリーダー2人の息が合わず、ぴょんさんところがそれぞれ「ありがとう」「Thank You!」と発して、感動の涙が笑いの涙に変わったのです(笑)。しかし、これこそが「ミリオンスターズ」の持ち味。この一緒に喜びや笑い(勿論、陰ながらの努力や悔しさ)を本当に分かち合える仲間の存在とその絆が凄く伝わった瞬間でもあったと思います。この後に唄われた「Thank You!」と「Dreaming!」は自分にとって本当に心に響く掛け替えのないものでした。

 全公演終わって改めて感じたセットリストの妙。3rdで初披露となる楽曲をポイントポイントで入れながら、以前の曲たちもメンバーを替えることで新たな魅力を生み出し(ユニット曲は可能であれば極力オリジナルメンバーで構成する等)、大型ライブ初参戦組の出番を上手く波に乗せられる様な箇所に配置したり、逆に各公演のリーダーには中盤のトリと終盤のトリを任せることで存在感を演出し、セットリスト全体の流れで各公演そのものを表現している(名古屋は「STANDING ALIVE」、仙台は「カワラナイモノ」、大阪は「ココロがかえる場所」、福岡は「星屑のシンフォニア」、幕張は「合言葉はスタートアップ!」から千秋楽は全公演を繋いで「ハルカナミライ」なんて、メッセージ性強すぎです…!(感涙))と感じられたり、本当にミリオンスターズ37名全員で5都市7公演を駆け抜けたことが手応えとして、観客であるプロデューサーさんたちだけでなく、演者の皆さんにも感じられたのではないかと思います。
 今回、千秋楽のラストの「Dreaming!」の間奏で「765プロの未来はここにある!!」という、物議を醸しだしそうなセリフが高らかに宣言されました。でも、メンバーへもサプライズであった「4thライブの開催決定、しかも日本武道館でミリオンスターズ37名全員参加!」という報の後でしたし、その勢いは今の765PRO ALLSTARSには望めない部分もあるので割と素直に(好意的に)受け止めることが出来ました。でも、10周年を迎えた765PRO ALLSTARSからの世代交代として受け止めるのではなく(どうやったってALLSTARSに取って代わることは出来ないのですから)、「プラチナスターズ」がリリースされて次代の新たな一歩を踏み出す765PRO ALLSTARSとは別の形で765プロを支えて行く力になることを期待するし、それを任せられるメンバーであることを十分に信じられることがこのツアーを通じて確信出来たことが嬉しかったです(多くのプロデューサーさんたちがきっとそう感じているのではないかと、その声援の大きさから感じた次第)。一抹の不安と言えば、ちょっと声優色が強いところ。調和を乱す一部の厄介な存在とどう付き合って行くのかが、(「ミリオンライブ!」に限らないけれど)課題なのかもしれません。私自身、アイマスの様な1コンテンツに対して複数メンバーが出演している様なステージにおいては、推しているメンバーに対して必要以上の自己アピールはすべきでないと思っているので、周囲に気を配りつつも皆で楽しめるライブが今後も続いてくれることを望みます。

 そんなこんなで、駆け足で綴って来た「ミリオンライブ!」の3周年記念ツアー。これだけの内容がメディア化された時、ダイジェスト収録とかになったら勿体ないな…と思っていたら、幕張公演の最後に「全公演メディア化」が発表されて安堵。ミリオンスターズ37名で繋いだ3周年ツアーを後でもしっかり見届けることが出来る幸せは、筆舌に尽くしがたいものがあります。にしても、ある意味たった3年で全員がここまでのパフォーマンスをステージ上で見せてくれるなんて、本当に驚きの一言です。1stの頃から感じていた「全員で挑む」という姿勢は変わらずに、個々のレベルアップがもたらすステージ全体のパフォーマンス力の底上げは”驚愕”と言えるかもしれません。そんな「ミリオンライブ!」も、来年は4周年を迎えていよいよ聖地「日本武道館」に挑むわけです。自分は日本武道館には一度も行った事がないので、是非現地に連れて行って欲しい!という願いと共に、この3周年ツアーの大成功を各公演に関わった全ての人たちへの感謝の気持ちを込めて終えたいと思います。

 素晴らしい公演を本当にありがとうございました!

■付録:セットリスト

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