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2017年4月23日 (日)

「THE IDOLM@STER 765 MILLIONSTARS First Time in TAIWAN」両日LV参加

Img_1637s  「アイドルマスター ミリオンライブ!」の4周年記念公演が日本武道館で行われてから1ヶ月ちょっと。その時の興奮や感動がまだ手応えとして感じられるくらいある中、「アイドルマスター」として初の海外単独公演が台湾で行われました。

 台湾公演の発表がされた2016年9月、「台湾でやるんだー行けないなー」くらいにしか思っておらず、その後11月に開催概要が発表された時も単に「今度は765プロの先輩たちと一緒のステージなんだ」くらいの感覚しかありませんでした。行けない公演だからと言うのもあるとは思いますが、時期的にも「ミリオンライブ!」の4周年ライブの当落諸々で気にする余裕が無かったのが実情です。

 そんな台湾公演にライブビューイング開催決定の報が! すると話しは全く変わります。さらっと流した開催概要を確認すると、765プロ側(以降、765AS)メンバーよりもミリオン側(以降、シアター)メンバーに意外な顔ぶれが揃っていることを改めて感じ、いわゆる「いつものエース達」といった感じでないことに興味が膨らみました。「これは是非観たい!」という思いを強くして、申し込んだライブビューイングは無事当選し、後は当日を待つのみとなりました。

 その当日を迎える前、1月には765プロ・プロデューサーミーティングにて自分の中の「アイマス」と向き合い、4月に「ミリオンライブ!」の4周年ライブで日本武道館を駆け抜け、その結果「765プロとしてミリオンスターズを含めた50人が創るライブをいつか観たい!」という、この先に繋がる未来を思い描けたことはとても幸せでした。台湾公演が発表された時には実感として伴わなかったそのビジョンを、現実のものとして形になる第一歩と言えるこの台湾公演が持つ意味は大きく自分の中にもありました。正に副題「First Time」なんだな、と。敢えて海外から始まるというのも面白いです。

 出演メンバーを見ると、繪里子さん、ミンゴス、あずみん、ぽんちゃん、ぬー、はらみーという765AS組と、ぴょんさん、こちま、ゆいトン、みっく、もちょ、あいみん、すーじー、ラリー、香菜子さんというシアター組の15名。シアター組は3rdライブの幕張公演でリーダーを務めたいわゆる”エース”と言えるメンバーや大型ライブへの出演回数が多いぜっきーやうえしゃま、いぶちゃん、たかみなが選ばれても不思議はない中で、すーじー、ラリー、香菜子さんという”意外”と思ってしまうメンバーが並んでおり驚いたものの、よくよく見ればミリオンのCDシリーズ「LIVE THE@TER DREAMERS」にて765ASメンバーとデュエットしたシアターメンバーが主に抜擢されたのだと気付き「なるほど」と。でも「ミリオンの3rdと4thのライブで全員が大型ライブを2度以上経験している」という事実が無ければ、こうしたメンバーが抜擢されることも無かったと思いますし、そんな比較的出演回数が少ないメンバーがどんなものを台湾公演で刻んでくれるのか。そして、765ASメンバーとシアターメンバーが肩を並べてステージを創ったら何が起きるんだろうか。アイマス10周年以来約2年振りのフルライブとなる765ASメンバーはどんなパフォーマンスを見せてくれるんだろうか。開催日が近づき、関連楽曲を聴いて準備を重ねるごとに溢れるワクワクは、ここ最近の単独タイトルでのライブが近づく感覚とは違うものがありました。1点、予習範囲をどう考えるか(ミリオン系に絞るか、765プロ曲も入れるのか)は悩みどころでしたが、本番を週末に控えた「ミリオンラジオ!」で「あの歌が唄える!」と言った発言もあって「これはミリオン系だけじゃないな」と予想。全員曲でもある「READY!!」や「自分REST@RT」、劇場版主題歌「M@STERPIECE」辺りは歌われるかもしれないな、と予想するも果たして?!。

■LV初日 in 池袋HUMAX

 台湾公演のパンフレットが販売されることがアナウンスされ、自分が足を運ぶ池袋HUMAXでの販売開始時間の情報が出たのが前日の夕刻。朝9:00からということで、その30分前くらいに会場入りすることに決定。どちらかと言えば、パンフ販売よりも同じ頃にアナウンスされた「みっく出演見合わせ」の方がショックではありましたね…(ToT)。本人的にも悔しいだろうけれど無理する必要は全く無いし、その分他のメンバーが絶対にフォローしてくれるから大丈夫だと安心もしていました。これまでそういう事を沢山経験して来た仲間たちが揃っているんですから(^^)。

 当日は予定通りにパンフ購入に一回劇場に出向き(販売開始時刻丁度に行っても全然余裕なくらいでした)、無事確保した後一旦帰宅。パンフと一緒に正誤表と1枚のチラシが入っていて、それがパンフ本誌に入れ忘れた広告だった様で「これ、状況的に結構駄目なんじゃ…」と心配しつつも、冬フェスやアイマス10th、ミリオン3rdなどの映像を観てテンションを上げてから再度劇場入り。最近、利用が多くなった池袋HUMAXの1番スクリーンなので新鮮味はありませんが、同じ池袋のシネマサンシャインよりも断然環境的に良いので今後も利用したい会場。今回、ライブビューイングとして見やすい後方センター付近の席で嬉しい。

 着席して準備しているうちに台湾からの映像がスクリーンに映し出されたものの、その映像が妙に赤い。まるで、妖しい効果を出すために赤い照明を点けている様に。会場からは「いっぱいいっぱい」で盛り上がっている声が聴こえ、場内のサインライトの緑は正常な色であることからも「会場は本当に赤い感じなのかな」とそれ以上特に気にすることはありませんでした。

 間もなく開演時刻になり、スポンサーコール開始。各社ロゴの色は普通だったので誰も違和感なく普通に読み上げます。筆頭にJALが出たり(その広告をパンフに入れ忘れたのか…!(^^;;)、日本コロムビアとランティスの両方が出たりと、これまでのライブでは無かった内容に「正に世界へ!そして765とミリオンの共創!」とテンションアップ。そして登場する社長も九フンを背景に海外初単独公演の喜びを語り、海を渡っても小鳥さんの諸注意は基本変わらず(笑)、始まったオープニングは久し振りの純然たる765プロライブの開幕曲で映像もシンプル。これだけで「765プロのライブが帰って来た!」という興奮が湧き上がって来ます。

 開幕曲は「READY!!」! 割と「Thank You!」を疑っていなかったものの、オープニング映像やスポンサーコールでの日本コロムビア&ランティスを見た後だったので、寧ろ「当然!」という気持ちでした(笑)。そして、今日のセットリストが「ミリオン基準で考えなくて良い」ということが確定したことに胸躍る訳です。

 そんな高揚感が後押ししたテンションでいたところに現れた出演者の皆さんの表情が…赤い!!(汗) もう皆さん高熱に冒されている様な…っていうよりりんご病の様な赤さ。これは完全に照明云々ではなく「色味が可笑しい」という状況。何となく「ケーブルの接触不良だったりして」という疑いを拭えない中、どうすることも出来ないので「海外からの衛星中継だからなのかな…」と思ってそのまま楽しむことに。少なくとも何をやっているのかは分かる訳ですし、少し萎んだテンションを「READY!!」の熱量で回復させました。皆さんが纏っている衣装がミリオン4thライブでお披露目となった「ロイヤルスターレット」というのも素敵で、765AS組がシアター組に合流して「765 MILLIONSTARSになった」という証がとても嬉しく眩しく映りました。赤いけど(^^;;

 歌い終えてのご挨拶トーク。右から中央へ、左から中央への流れで最後は繪里子さん。765ASメンバーとシアターメンバーが入り乱れての順番でとても新鮮。シアター組も先輩と一緒だからと言って変な遠慮が無い感じで、ステージ上だけでない”役割”としても横並びであることを感じて嬉しく思いました。シアター組はそれだけ自信を付けたし、何より楽しむ気満々であることが言葉の端々から伝わって来ました。シアター組に比べてフルライブとしては少しブランクのある765ASメンバーですが、逆にそれが「全力で楽しもう!」という空気を作っていて流石の余裕も感じられ、「今日のライブ、絶対最高に楽しくなる!」と確信。何度も参加して来たアイマス系ライブですが、こんなに全員が楽しそうで余裕すら感じるライブは無かったかもしれません。

 MCもほどほどに(細かいMC内容は後で纏めて残そうと思います。ぶっちゃけ、何処でどんな話をしていたか覚えていません(笑))「早く歌いたい」というミンゴスの提案もあって早速次のブロックへ突入。「最初に唄うのは…」と手を挙げたのがゆいトンと繪里子さんという全く予想出来なかった組み合わせ。しかも、流れ出した曲が「ハッピー☆ラッキー☆ジェットマシーン」ということに驚きを隠せません! 更に! ゆいトンの長い手足でダイナミックに動くダンスを繪里子さんも負けない様に頑張ってる!! ”常に躍動する”タイプのダンスを披露する繪里子さんに「これがシアター組と合流するということなんだな」とワクワクが溢れて来ました。何より、この曲途中でスクリーンが乱れて「海外ライブビューイングだと色々あるなぁ…」なんて思った瞬間に…映像回復!!(歓喜) そして同時に頭を過る「劇場側の配線不良による赤味だったのか…」という呆れ(苦笑)。でも、正常になった喜びとライブそのもののテンションで、曲が終わる頃にはそれまでの画面の印象は綺麗さっぱり無くなっていました(笑)。
 歌はフルサイズでなくてショートバージョンだったのは残念でしたが、逆に言えばそれだけ曲数を披露してくれるのかな?と。曲終わりには直ぐに次のメンバーが背後に控えるという、ミリオン4thライブに似たスピード展開! 続くのはラリーとぬーさんによる「BOUNCING♪SMILE!」。ミリオンライブでのCDシリーズで765AS組とデュエットしたメンバーを外し、ある意味で「予想外」、ある意味で「納得」の組み合わせにしているのかも、と環と響のデュエットで感じました。
 その後も「恋のLesson初級編」でこちま&ぽんちゃん、「トキメキの音符になって」でもちょ&あずみん、カッコいいステージでシビレさせたあいみんの「プラリネ」とすーじーの「bitter sweet」のソロを挟んで「恋心マスカレード」を香菜子さん&ミンゴス、「透明なプロローグ」をはらみー&ミンゴス、締め括りにぴょんさんが「素敵なキセキ」をソロと、ミリオンライブの代表的ソロ曲を連続披露。もう何が来てもデュエットは新鮮に感じたし、あいみん、すーじーやぴょんさんのソロは台湾という地でミリオンの魅力を伝える代表として完璧なパフォーマンスで各地のプロデューサーさん達を魅了したと思います。ぴょんさんは最近投入している「サビを客席に振る」のを台湾でも炸裂させ、会場がしっかり盛り上がったことに「国境を越えた!」と感じたりもしました。そして、あいみんのガーターベルトの片方が外れていたのもグッと来た(爆)。
 このブロックでは特に「bitter sweet」を唄うすーじーにピンスポットが当たっていた事を逆手に取って、次の曲である「恋心マスカレード」に移る際にすーじーのスポットを消し、両隣の位置にスポットを当てたら香菜子さんとミンゴスが現れるという「恋心マスカレード」の曲頭を強烈に印象付ける演出がカッコ良すぎました。更には、ミンゴスをも引っ張っていると感じるくらいの香菜子さんのパフォーマンスに釘付け!(ミンゴスのアシストあっての効果もあるとは思いますが) ミリオン3rdライブで初披露した時よりも伸び伸びと歌っている印象もあって「これが武道館を経た威力だと言うのか!?」と震えたくらいでした。
 そして! 残念ながら出演見合わせとなってしまったみっくをちゃんと演出してくれた「透明なプロローグ」の投入。恐らく、連続歌唱したミンゴスがみっくを直接フォローしたのだと思いますが、出演断念してから然程時間も無かっただろうに、こうして振りを入れてステージを創ってくれた想いが嬉しくて目頭が熱くなりました。普段から逐一チェックしているミンゴスだからこそ短期間にモノに出来たのかもしれませんが、とにかくみっくの想いを台湾のステージに連れて来てくれたことが胸熱でした。
 シアター組のラストを飾るのは「DIAMOND DAYS」。結構意外な選曲だなぁと思うものの「仲間が居るって最高!」を、海外の地でも伝えられることを思うとしっくり来ます。765AS組は一緒に唄っていないけれど一緒のステージに居る訳ですから、その気持ちはミリオン4thライブの時とはまた違ったものでしょう。この場に来られなかったみっくも、きっと想いを共有出来ていたことと思います。

 ミリオンメドレーが一区切りしてのMCタイム。もう海外に来たというテンションの高さからか、リラックスしているからなのか分からないくらいにわちゃわちゃしたトークを展開。海外公演だからと言って全く遠慮なく日本語で掛け合うメンバーを見て、「これ、どこまで会場の皆さんに通じているんだろうか…」と心配でした(汗)。

 MCを終えると次に待っていたのは765AS組のメドレー開始! 今度は最初のブロックの逆で765曲をシアターメンバーと一緒に唄うという流れで、全員曲・主題曲以外では初体験。これまでミリオンの単独ライブでは765AS組の曲を「カバー」として歌うことはありましたが、あくまで「カバー」という位置づけでした。それが今回、本家とも言える765AS組と一緒に唄うのですから興奮を抑えられません!
 最初は「乙女よ大志を抱け!!」を繪里子さんともちょで。不思議と新鮮という気持ちは生まれず、もっと深いところで感動している感覚が。それは続く「ALRIGHT*」「スタ→トスタ→」「Pon De Beach」「風花」も同様で、あずみん&あいみん&ラリー、ぽんちゃん&ぴょんさん&ゆいトン、ぬーさん&こちま、はらみー&すーじー&香菜子さんも同様で、どんな組み合わせでも「765ASメンバーとシアターメンバーが対等な立ち位置で一緒に唄っている…!」という喜びに勝る感情はありませんでした。唯一、一人で歌ったミンゴスですが披露されたのが「蒼い鳥」ではある意味仕方が無いかもしれません。その分、今のミンゴスが表現する最新の「蒼い鳥」を世界に向けて発信してくれた様に感じました。もし、ここに田所あずささんが合流していれば、もしかしたら二人で歌っていたかもしれないな…とちょっとだけ夢見ました(笑)。それはそうと、このブロックでは「武道館を経たシアター組の成長」を1ブロック目とは別の要素で感じることが出来ました。というのも「先輩の歌」を一緒に唄うという状況において、きちんと「自分だったらどうパフォーマンスするか」が念頭にあって生まれた相乗効果を感じられたのです。以前なら多少の遠慮や引け目も覗かせていたかもしれません。765AS組は流石!というパフォーマンスでしたが、シアター組との掛け合いも目に留まったことが嬉しかったです。ぽんちゃんの「スタ→トスタ→」では、一緒に唄っているぴょんさんとゆいトンの声の親和性が高すぎて、全てぽんちゃんが唄っている様にも感じてしまったくらい(笑)。
 765AS曲のメドレーを締め括るのは、予想していた「自分REST@RT」! 何だか久し振りに感じるこの曲も、やはり湧き上がる熱量に衰えはありませんでした。これまた「765のライブに来ている感」が気持ち良くてついついにやけてしまいます。改めて「自分REST@RT」という曲が「アイドルマスター」にとって如何に印象深い曲なのかを感じた時間でもありました。

 唄い終えての全員MC。765AS組もシアター組もそれぞれのフィールドに招待し合って駆け抜けたメドレーを終えてのMCは総じて「楽しい」が溢れていて、765ASもシアターも完全に纏まっている1つのグループとして、そこには先輩後輩といった壁も遠慮も無い、それぞれが個々に持っていた空気を混ぜて更に爆発している印象がありました。ステージ上の皆さんが楽しいのに観客側の我々が楽しくない訳ありません。もう次の流れは期待しちゃっていいですよね??

 ということで、始まった3つ目のブロックは「GO MY WAY!!」からスタート! 繪里子さん、ゆいトン、もちょという組み合わせは映画組? 今度はフルサイズ歌唱(^^)ということで「GO MY WAY!!」のフルも久し振りな気が。だからなのか、コールが何となく不安定…というより、馴染んでいない人口も多くなったのかもしれないなぁ…と思いつつ、もうプロデューサー歴10年を超えた自分としては出来るだけ引っ張れる様に声出し。

 続くのは「ジャングル☆パーティー」でぽんちゃんとラリー!! とうとうオリジナルデュオの歌唱を体験!!…っていうか、この二人のステージ上でのパフォーマンス、自由度高いキャッチボールをしながらぽんちゃんに喰らいつくラリーも凄くて、完全に会場中を、LVで観ている会場さえも巻き込んでジャングル化していました。面白すぎで楽しすぎ。これまでのぽんちゃんが創る世界の楽しさに、超新星ラリーが加わる相乗効果でここまでの爆発力になるとは全く思っていなかっただけに驚愕のステージでした。ラリーのパフォーマンスがあるからこそ、ぽんちゃんがここまで弾けられる。そんな光景を目の当たりにして「お互いに刺激し合って凄いものが生まれてる!」と感じました。にしても、ラリーがここまでやれるなんて。これはある意味、”もう一つの「アライブファクター」”(笑)と言って良いかと。

 続いてあずみんと香菜子さんの「Persona Voice」!!! 千鶴さん担当Pの自分としては、この曲がオリジナルデュオで聴けることに心の底から感激!! ミリオン3rdではころとのデュオにそれはそれで感激しましたが、やはりオリジナルの力って凄い。それだけのプライドと表現があるのだと思いますが、何よりも楽しそう。そして二人の織り成すハーモニー! ここに来て大きく成長を見せつける香菜子さんは、一気に知名度を上げたんじゃないかと。カッコいい曲に負けないパフォーマンスをあずみんも香菜子さんも見せてくれたと思います。

 LTDシリーズが続いたところで「Eternal Harmony」という変化球。ミンゴス、あいみん、すーじーというオリジナルメンバーでの歌唱で、フルメンバーではないけれどもミンゴスは初のライブ歌唱! 千早担当曲としては本当に明るく楽しいタイプで、何かを背負っていることが多い千早において「ミリオンライブ!」での千早は、”仲間と一緒に居ることの喜び”を歌に乗せていると感じられるほどに明るい。ミリオンで最初の千早曲「Snow White」でも冬の歌なのに暖かさを感じて、個人的に最も好きな千早曲だったりするのですが、そんな千早がユニットで歌った「Eternal Harmony」がこうして聴けたことがとても嬉しい。途中の「いやん」も聴けて、はいほーな気持ちMAX。

 そして「深層マーメイド」のぬーさんとこちまのカッコ良さ(「視線で抱いて」がゾクゾクしました。ミリオン3rdでの「アライブファクター」でころとぶつかり合ったのとは違う熱量をこちまに感じた)、「秘密のメモリーズ」のはらみーとすーじーの心地よさ(はらみーが創る世界観に負けないすーじーの世界観との調和に包まれてふわふわした感覚になりました)、「ハルカナミライ」の繪里子さんとぴょんさんの安心感…。「ハルカナミライ」だけLTDのリリースイベントにて体験済でしたが、その時よりも結びつきが強くなった様な気がするパフォーマンスに曲の歌詞がそのまま胸に流れ込んで来て、今歩んでいる先にある未来がとてもキラキラしたものであり、1つずつ叶えて続いて行く過程を目の当たりにしていることが実感出来て胸が熱くなりました。

 怒涛の765AS組とシアター組の連合となる「765 MILLIONSTARS」のステージは、自分としても「最も体験したかったステージ」でした。想像していたよりも遥かに上の熱量を生み出したパフォーマンスは本当に驚きとも言える内容で「久し振りの765AS組のフルライブ体験にシアター組の4年の積み重ねた結果が加わったもの」という想像とは別のものでした。完全に上も下も無い、本当にチームとしての「765 MILLIONSTARS」がそこにはありました。それを改めて宣言するかの如く唄われた、全員での「Dreaming!」の歌詞が胸に響き渡ります。

 ”今が私たちの”夢”だから”
 ”新しい未来がうまれる この瞬間は可能性”

 もう泣くしかありませんでした。

 そんな想いを引き継いで、本編最後を飾る「M@STERPIECE」は劇場版「アイドルマスター」での1シーンとは違うものを表現してくれたと同時に、映画のスタッフロール中のスナップで見て取れた765AS組とシアター組の信頼関係がもたらした感動と笑顔を、今回の「M@STERPIECE」では味わえました。これまでもシアター組が参加した「M@STERPIECE」は何度かありましたが、あくまで765AS組が主役の歌でした。それが、全員が主役として会場を一つにしてくれた今回。違う喜びを感じるに至りました。「ミリオンライブ!」が生まれて4年。当初は「765ASを内包するのかよ」とマイナスイメージを持ったこのコンテンツが、4年間で私たちに見せてくれたもの、積み重ねてくれたものによって「765ASを内包」ではなく「765ASと共に」と言える様になった。その第一歩を世界に向けて踏み出した今回の台湾公演での「M@STERPIECE」は正に1つの”最高傑作”、そう言えるものになったと感じられました。

 本編を終え、暗転したステージに向けて沸き起こる「アンコール」要求! 最近はアンコールが無かったり、コールが始まって間もなく社長が出て来ての情報コーナーになることが殆どだったので長く続く要求タイムは久し振りでしたが、期待に応えて再登場する765 MILLIONSTARSの皆さん! 披露楽曲は勿論…「THE IDOLM@STER」!! もう安定の歌マス、自由度の高い各々の観客席に向けて感謝タイムも含め、少し懐かしさも感じたステージでもありました。

 唄い終えてのMCは、それぞれの想いや喜びを語ってくれましたが、その中でも最後の挨拶で繪里子さんが「私たち765 MILLIONSTARS」と高らかに言えることに胸がいっぱいになっていることがとても嬉しかったし、忘れられない光景にもなりました(繪里子さんは誰よりもこの瞬間を待ち望んでいたのかもしれません)。

 正真正銘最後の曲は間違いなく「Thank You!」だと思っていたのに、驚きの選曲「The world all one!!」が! でも、世界への第一歩であるこの台湾公演の意味を考えるとこの選曲以外には無いと思えるくらい「流石!」と感じられたのが嬉しい。こちらの想像の範囲でセットリストが組まれてばかりだったら、それはそれで面白味に欠けますからね。「アイドルマスター」というコンテンツのライブが、ここまで盛り上がった要素の1つに「セットリストの妙」があると思っています。そんな「The world is all one!!」、5周年ライブのテーマで「アイドルマスター2」のメインテーマだったのに、それ以降の扱いが寂しかっただけに今回の起用はとても嬉しかったです(^^)。

 一通り締め括った後は、小鳥さんと社長がスクリーンに登場し(現地語字幕付き)、一本締めを行って終演。密度の濃い3時間弱のライブは、LV参加ではありましたが現地からの地続き感のある熱く楽しいものでありました。LVでこの感覚、何となく久し振り。冒頭、映像が赤かったことなど全然残ってませんでしたね(笑)。

 公演中、最初の挨拶・1ブロック後・2ブロック後・3ブロック後・本編ラスト前・アンコール1曲目後・最後の挨拶と、7つのトークタイミングがあったのですが、それぞれが楽しくてどのタイミングで何を話したのかあまり記憶出来なかったので(笑)、記憶に残っていることを備忘録的に残しておこうと思います。

  • 765AS組トークの冒頭、繪里子さんが仕切る様に見せかけて「どうぞ」と丸投げ
  • みっくへのお土産係となったゆいトンがリサーチして選んだのは「臭豆腐」
  • 「今回の台湾公演、来れなかったメンバーが沢山いるので、次に繋がる様な公演にしたい」と繪里子さん
  • 台湾のタピオカミルクティーが日本のサイズとの違いすぎて驚愕。それをラリーとゆいトンの身長差で説明
  • 飛行機が苦手な香菜子さんとこちま、それぞれが隣の人にしがみ付く

■LV2日目 in 新宿バルト9

 「ライブビューイングのメッカ」として位置付けられている気がする新宿バルト9。確実に取れる保証がないため、この会場だけで申し込むのは危険視されていると言えるこの会場で2日目が取れたことはやはり嬉しい。昨日の池袋も十分盛り上がっていたけれど、恐らくそれ以上に盛り上がるであろう今日、どんなステージで楽しませてくれるのか初日以上のワクワクを抱いて現地入り。

 ライブビューイングで入ったことの無いシアター9での上映でしたが、場内デザインが何となく台湾っぽい気がして「だからこのスクリーンになったのかな?」と思いました(笑)。座席位置も申し分なく、映し出された現地の色も正常!(笑) 楽しむ準備は整った!

 定刻となり開演し、昨日観たオープニングは赤味を帯びていた為に初めて見たような感覚に捕らわれたのはご愛敬。今日は最初から全力で飛ばして行ける喜びを噛み締めつつ、開幕曲である「READY!!」を楽しみました。
 以降、どのくらいセットリストが変わるのかな?と期待していたものの、順調に初日と同じながれで進んで行くことに不満を持つことなく(寧ろ、ならば昨日の反省点を修正して全力で臨めるのは嬉しい!と)、初日よりも更に楽しそうに唄い踊るステージ上の皆さんに魂からの声援を届けるのみ! 9周年ライブの時みたいに丸々違うくらいのライブは今後の楽しみに取っておこう!

 基本は初日の流れを軸にしつつ、765AS組メドレーの最後が「自分REST@RT」から「Happy!」に、シアター組メドレーの最後が「DIAMOND DAYS」から「Welcome!!」に変わったりして(「Welcome!!」は途中の台詞部分、全て現地の言葉になっていて会場から歓喜の声が一段と大きく聞こえて嬉しかった)、それだけでも更にテンションが上がりました。皆さんのパフォーマンスも楽しさがレベルアップしていた様に感じ、最大限にアドリブを入れてステージを盛り上げてくれていたと思いました(「ジャングル☆パーティー」は異次元でした!)。色々なところでアイコンタクトしたりキスしたりハグしたりカメラアピールしたり、全員が主役争いをしているかのようでした(笑)。トークも初手から飛ばしていて、初日と同じタイミングに挿入されたMCは更なる盛り上がり…っていうか暴走?具合で実に楽しかったです。これまた何処でどんな話をしたかハッキリしていないので、記憶に残っているものを纏めて残しておこうと思います。

  • 香菜子さんが自己紹介の際、千鶴さんの高笑いの後にお決まりの咽る流れをやったら、本当に咽て挨拶が中断した(笑)。
  • 初日公演終えた後、食事組とマッサージ組に分かれて行動
  • ぴょんさんが食事しながら寝ていた
  • マッサージ組(ラリーとミンゴス)はホテルまでの帰りの道が分からなくなって迷子に。地元の人に助けてもらった
  • 大好評のたろいも小籠包、ゆいトンが離席して戻って来たら自分の分が無かったので「誰、食べたの!?」と犯人捜し(犯人は繪里子さんだったことが判明し、追及ストップ!)
  • 「繪里ちゃんにやって失礼なことなんてないから」と言うミンゴスに、「うん、その通りなんだけどそれは自分で言わせて」と返す繪里子さんに、10年超えの信頼関係を垣間見た
  • 「自分たちの今の気持ちを皆に伝えよう」とジェスチャーゲーム開始。代表としてもちょが選ばれる。選考理由は”もちょは世界の宝だから”(笑)
  • 全員の期待を背負ってもちょがジェスチャー。うねうね動いて全員「???」という感じだったところ、はらみーなら分かる?と振られて「…はらみーさん、大好きです…かな?」と回答。もちょに正解を聞くと「あ、はい!正解です!!」。全員から総ツッコミ(笑)
  • ジェスチャーの流れで、繪里子さんが突然パンダのモノマネを披露。全世界にその姿を発信! ミンゴスが「中村さん、大丈夫ですか?世界に発信されてますけど?」
  • ぬーさんが「深層マーメイド」の感想で「みんなに抱かれた」と際どい発言(”視線で”が抜けた)
  • 飛行機のフライト中、自分の席から斜め前の席の人がモニターで観ている映画を覗き見し、その映画に感動して泣いたというぬーさんに、一同「何故隙間から観る?」とツッコミ
  • 実は真面目な香菜子さん。繪里子さんに背後から目隠しさけて「だーれだ?」の問いに、髪や顔の手触りから真剣に当てようとしている香菜子さんを、こちまが動画撮影して仲間に共有(笑)
  • 今回、稽古でもずっと一緒だったぬーさんとこちまが愛を育んだ
  • 最後の挨拶の中、もちょが「先輩たちと後輩たちと一緒に」発言。もちょの立ち位置は?(笑)
  • ぽんちゃんが統括した「アイドルマスターがこれからどんどん世界に進出するためには、皆さんの応援が必要です!あと…お金。」と現実的なことをハッキリ口にする(笑)
  • 最後にぽんちゃんが覚えた現地の言葉を高らかに披露。その内容が…”トイレ”(笑)
  • アンコールの歌唱中の自由行動の時、はらみーに力いっぱいハグされて、本気で固まるもちょ(笑)

 なんだか色々あったなぁと。恐らくその他にも細々とあった気がしますが、後は映像メディア化に期待するしかないですね…。是非!!

 そんなこんなで駆け抜けた2日間。色々な感動は初日に、文句無しの楽しさは2日目に、という内容はほぼ同じながらも参加したLV会場が違うことも手伝ってか、それぞれの印象と楽しさがあった台湾公演でした。何より「765AS組とシアター組が1つになった”765 MILLIONSTARS”の持つ可能性の大きさ」を強烈に感じられたことが嬉しく、ミリオン4thライブを終えた時に思い描いた光景がこんなにも早く目の前にあり、その先に繋がる未来も楽しみに待てる喜びは筆舌に語り尽せません。765AS組の経験と信頼に裏打ちされたパフォーマンスと、シアター組の短期間ながらも沢山の困難を乗り越えて着実に積んで来た実力と育んだ絆が可能にしたパフォーマンス。そこに先輩・後輩という立ち位置はあっても優劣は無い。壁も遠慮も無く、刺激を受け合い共に力を合わせて1つのステージを創り上げた結果生み出されたものは、それぞれが単独で創り上げた中の良さを失わずに融合し、新次元の扉を開いた様にも感じられました。この先、”765 MILLIONSTARS”としてステージに立つ機会が増えることを期待しつつ、活動を終えるその時まで絶対に声援を贈り続けようと改めて心に決められた傑作ライブでした。この記念すべき一歩目に出演を見合わせることになったみっくは悔しいと思うけれど、次に繋がる公演であったことは間違いないから必ずリベンジを果たして欲しい。そして、今回抜擢された香菜子さんやラリーの様に、まだまだ未知数のポテンシャルを持つシアター組の面々が新たな魅力を開花出来る様な機会が増える様に祈っています。

 これからも「アイマスですよ、アイマス!」、そして「アイマス最高!!」

【付録:セットリスト】

4/22(土) 4/23(日)
1. READY!! 全員 1. READY!! 全員
ミリオンメドレー ミリオンメドレー
2. ハッピー☆ラッキー☆ジェットマシーン 渡部・中村 2. ハッピー☆ラッキー☆ジェットマシーン 渡部・中村
3. BOUNCING♪ SMILE! 稲川・沼倉 3. BOUNCING♪ SMILE! 稲川・沼倉
4. 恋のLesson初級編 Machico・下田 4. 恋のLesson初級編 Machico・下田
5. トキメキの音符になって 麻倉・浅倉 5. トキメキの音符になって 麻倉・浅倉
6. プラリネ 愛美 6. プラリネ 愛美
7. bitter sweet 末柄 7. bitter sweet 末柄
8. 恋心マスカレード 野村・今井 8. 恋心マスカレード 野村・今井
9. 透明なプロローグ 原・今井 9. 透明なプロローグ 原・今井
10. 素敵なキセキ 山崎 10. 素敵なキセキ 山崎
11. DIAMOND DAYS ミリオン全員 11. Welcome!! ミリオン全員
765メドレー 765メドレー
12. 乙女よ大志を抱け!! 中村・麻倉 12. 乙女よ大志を抱け!! 中村・麻倉
13. ALRIGHT* 浅倉・愛美・稲川 13. ALRIGHT* 浅倉・愛美・稲川
14. スタ→トスタ→ 下田・山崎・渡部 14. スタ→トスタ→ 下田・山崎・渡部
15. Pon De Beach 沼倉・Machico 15. Pon De Beach 沼倉・Machico
16. 風花 原・末柄・野村 16. 風花 原・末柄・野村
17. 蒼い鳥 今井 17. 蒼い鳥 今井
18. 自分REST@RT 765全員 18. Happy! 765全員
19. GO MY WAY!! 中村・麻倉・渡部 19. GO MY WAY!! 中村・麻倉・渡部
20. ジャングル☆パーティー 下田・稲川 20. ジャングル☆パーティー 下田・稲川
21. Persona Voice 浅倉・野村 21. Persona Voice 浅倉・野村
22. Eternal Harmony 今井・愛美・末柄 22. Eternal Harmony 今井・愛美・末柄
23. 深層マーメイド 沼倉・Machico 23. 深層マーメイド 沼倉・Machico
24. 秘密のメモリーズ 原・末柄 24. 秘密のメモリーズ 原・末柄
25. ハルカナミライ 中村・山崎 25. ハルカナミライ 中村・山崎
26. Dreaming! 全員 26. Dreaming! 全員
27. M@STERPIECE 全員 27. M@STERPIECE 全員
アンコール アンコール
28. THE IDOLM@STER 全員 28. THE IDOLM@STER 全員
29. The world is all one!! 全員 29. The world is all one!! 全員

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