「テイルズ オブ フェスティバル2017」2日目・3日目参加
今回10回目の開催となる「テイルズ オブ フェスティバル」。丁度「テイルズ祭り」として、Xbox360版「テイルズ オブ ヴェスペリア」の発売を機にそれまで未プレイだった「テイルズ オブ」シリーズを、マザーシップタイトルに分類される主たるタイトルを中心に一気にプレイするという無謀とも思えるチャレンジを行い(笑)、それを完遂するというゴールが見えて来た頃、時を同じくして第1回目の開催がありました。フェスティバルが開催されるからプレイを始めた訳ではないので、そういう気運を肌で感じていたのかもしれません。しかしながら、テイルズ祭りの最中だったこともあり、全てをクリアした訳でないことからも参加を迷っているうちに申込タイミングを逸して結果的に参加は叶わず(パンフレットだけは後日購入した)、当時はライブビューイングも無かったことから、後日発売されたDVDにてその様子を楽しみました。第2回となる2009年からは有り難いことに全ての公演を現地参加することが出来ており、今年も無事に2公演参加することが叶いました。今回は記念すべき10回目ということで、3Daysの開催。初日は「テイルズ オブ ステージ」ということで、舞台「テイルズ オブ ジ アビス」の上演がありましたが、平日ということもあって多少の興味はあったものの参加を見送り。通常形式(?)での土日2公演のみの参加となりました。
開催に合わせて、という訳ではありませんが比較的最近まで最新作(と言っても発売から1年近く経っている)「テイルズ オブ ベルセリア」をプレイしていた他、購入したまま観ていなかった昨年(2016)のフェスティバル映像を鑑賞したりして当日への準備は万端。昨年は「ゼスティリア」のプレイをクリアどころかあまり出来ていない状態で参加したため、楽しんだものの少し低めのテンションであったことは否めず、それを考えると今年は例年のテンションに近い感覚に回復出来ていました…というより、純粋に楽しみでした。
今回、初日(実際の2日目)は初参加メンバーが居ないという安定が見込める(だからこそ油断ならない(笑))公演、2日目(実際の3日目)はあずみんと小清水さんが初参加ながらも「ベルセリア」としては4名も揃っているという顔ぶれが楽しみな公演、という気持ちで臨んだ訳ですが、ある意味で予想通り、ある意味で予想以上に楽しめた2日間でした。
初日は「ヴェスペリア」だけで4名揃っている顔ぶれの中に、いつものメンバーが顔を揃える中に何となく「何故今回?」と感じた関智一さん。しかし、「デスティニー」が20周年を迎える年だと聞いて大いに納得。シークレットゲストに置鮎龍太郎さんも登場し(しかも、顔に剣の姿のディムロスをはめ込んで(笑))、「デスティニー」の存在感を出していました…けれども、関智一さんの演じたスタンが当時の面影があまり無く(汗)、完全に関智一さん本人だったので(しかも時折スネ夫を挟む)、ここは面白かったけれど残念な部分とも言えるかも。まぁ、会場全体で(関さん除く演者も含めて)ツッコミ入れていましたけれど(笑)。何より、スキットの冒頭「ヴェスペリア10周年と昨年は言っていたが、実は…」という、認識誤りをネタにして始まったことが最も衝撃でした(笑)。これは昨年から「10回目を10周年と皆が認識しゃちってる!!」と誤りに気付いていたため、今年の開演前の影ナレで「10周年」ということがネタで出て来ているのを聞いて、「ちゃんと公式も”10回目”と発表しているのに!」と思ったら、それがスキット内のネタ振りだったという、今までよりも大がかりな仕掛け(笑)に「流石は10回目!」と感心。
昨年、自身のキャラを壊しすぎたと反省して臨んだ竹本英史さんが、今年はちゃんとレイヴンとシュヴァーンを”カッコ良く”演じてくれていたり、何だか可愛らしさに磨きが掛かったと感じたゆかなさんや、自由度が高くなった終始笑いが絶えない森永理科さん、無理なくそこかしこに「俺は悪くねぇ」をぷっこんで来る様が”名人芸”まで昇華した鈴木千尋さんなど、いつものメンバーもお久し振りなメンバーも全員がステージを楽しんでいるのを感じられて良かったです。
ライブステージではFLOWが熱い音楽で会場を沸かせてくれて、少し汗ばむくらい自分も熱を発しました。「ゼスティリア ザ クロス」や「ベルセリア」の主題歌だけでなく、FLOWの定番曲も加えた5曲披露はアニサマ等のフェスで披露されるのとは異なり、やはり「テイルズ オブ」のお祭りだからこその熱量だったり想いだったりがあった様に感じました。昨年初登場だったFLOWですが、今年は存分に「テイルズ オブ フェスティバル」を楽しんでいる様で、観客とのコール&レスポンスも増えて一体感も強くなっていたのが印象的でした。自分自身も「ゼスティリア ザ クロス」や「ベルセリア」への気持ちも強くなっていただけに、とても満足度の高いライブステージとなりました。
人気投票の部門別発表や、スマホアプリ関連コーナーなどは毎年の事ではありますが、少しダレるかな…と。それでも、極力多くの人に楽しめる様な構成を模索してやっているのを感じられて、「やらない人は蚊帳の外」的な印象も無く、やり取りやトーク内容を観ているだけで楽しめたのは良かったです。
あ、観ていた位置がステージ右のサブステージ付近だったこともあり、間近で関智一さんや佐藤利奈さんを(背中からではありますが)観られたのは良かったです。…関智一さん、背中が丸くて歳取ったなぁ…と(汗)。
2日目は「ベルセリア」だけで4名揃っているものの、特別「ベルセリア」に寄せることはなく、各シリーズの代表者が多く出演している上、シリーズ通しての兼ね役が豊富な森川智之さんが居たことでかなり幅広いネタが組み入れられた、10回目に相応しいひっちゃかめっちゃか感があって大いに笑わせてもらいました。ルドガーが居ることから、シナリオ選択のタイミングがあって、事前に「ヒトデが出て来る方がキャストに好評だった」と言われていたことからも、選択された「砂浜戦隊サンオイルスター」に分岐した流れは相当可笑しかったです(笑)。何より、初日に比べて女性キャストが少ない(更に言うなら、女性キャラクターは2人しか居ない)ということから暑苦しくなるかと思いきや、全然違うベクトル(逸脱を率先した鳥海浩輔さん、それに引っ張られた佐藤利奈さん、3役切替が必要になった森川智之さん等)に振って来たのが効果てきめんでした。浅倉杏美さんや小清水亜美さんの初登場ながらも存在感溢れる立ち振る舞いや演技なども印象深く、特にあずみんは「アイドルマスター」の輪の中で無茶振りや自由なトークも慣れているからか、「テイルズ オブ」という輪の中でも存分に立ち回って楽しそうでした。
これまた初日同様、「デスティニー」20周年記念ということと、キャラクター人気投票で殿堂入りとなっているリオン演じる緑川光さんがシークレットゲストで登場し、ここ数年出演していなかったこともあって、久し振りの空気(挨拶で「にゃん♪」を入れる等)を作ってくれました。久し振りと言えば代永翼さんもそうで、「おばさんじゃなぁい!」と鉄板対応も炸裂し、近藤隆さんのキャラが定まらないルドガー等、全編暇になるタイミングが無かったくらいに新鮮さと懐かしさが同居した楽しいステージを堪能出来ました。
キャラクター人気投票では3年振りの開催ということと、マザーシップタイトル2作の追加ということもあり、かなりの変動があって順位の変動やランクイン場所によって座る椅子が異なるルールが案内されながら、全員結局箱馬に座り、その都度木村良平さんのスマホ撮影タイムとなる流れや、殿堂入りした2人が司会進行しながらも上位にランクインしていないことを悟ったあずみんと小清水さんが自ら司会アシスタントを買って出るといった売り込みもあったり、ベスト3に入ったメンバーへのインタビューをする鳥海さんが、上位3名が座る豪華な椅子へ堂に入った着席を見せたり、出演者全員がここぞとばかりに何かをぷっこんで来るような展開がなされ、正に「トークバトル」というステージが舞台上で繰り広げられていました。10年続いた裏にある「伝統」と「変革」が見て取れた時間でした。
情報コーナーでは新作のアナウンスがなされるかと思いきや、何も無かったのは残念。それでも、キティ先輩が登場してサンリオピューロランドとのコラボやフェスティバルのアフターショーの開催が発表されたり、10回記念として企画された「ジ アビス」の舞台が東京と大阪で公演されることやオーケストラコンサートの開催もアナウンスされ、まだまだ色々な企画が進行していることに改めて「テイルズ オブ」も20年超えても支持されているコンテンツなんだな、と実感。
ライブステージは「ゼスティリア ザ クロス」の2期OPを担当したMinamiさんと、1期EDを担当したfhanaが登場。どちらもテイフェス初参加となりますが、自分は他のフェス等でお二組共安定した高いパフォーマンスを体験済ということもあって何も不安はありませんでした。それぞれ生で聴ける歌声を2曲ずつ堪能出来てとても良かったです。特にfhanaのボーカルtowanaさんの澄んだ歌声は「calling」という歌の歌詞と楽曲が「ゼスティリア ザ クロス」のエンディング映像に合わさって心の奥まで響き渡りました。ちょっと泣いてしまったくらい。更には「青空のラプソディ」も初めて生で聴くことが出来て、初日と同様に楽しみきったライブステージとなりました(感動は2日目の方が大きい)。
初日、2日目共に4時間弱のステージは、10年間続いた貫禄を感じられるステージでありました。一時期マンネリを危惧した時もありましたが、そこはアンケート等でも指摘があったのか、上手くバランスする様になったと感じています。司会アシスタントが毎年変わっているというのも面白く、今後もイベントを続けて行く中でどの様に維持し変化して行くのかが楽しみです。この先の10年、また楽しませてくれるイベントであると信じています。
尚、今回10回目の「テイルズ オブ フェスティバル」で最も印象に残ったのは司会アシスタントの佐藤利奈さんの落ち着いた大人の雰囲気・佇まい。ちょっと当てられた感あり(*^^*)。
来年はとうとう本当に(笑)10周年。何が企画されどんなイベントになるのか、誰が出演するのか、色々と楽しみなことは多いですが(「ヴェスペリア」単独イベントが企画されるならはそれはそれで嬉しい!)、まだ2017が終わったばかり。後1年後とその前に発売されるであろう映像メディアを楽しみに、これからもマイペースに「テイルズ オブ」を楽しんで行こうと思います。
素晴らしいステージを創られた、関係する全ての皆様に感謝!!(^^)
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