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2017年11月

2017年11月26日 (日)

「every▼ing! Final Fantasia-Show 2017 ~Lesson3 輝く未来へ~」参加

 木戸衣吹さんと山崎エリイさんの二人ユニット「every▼ing!」の卒業コンサート「every▼ing! Final Fantasia-Show 2017 ~Lesson3 輝く未来へ~」に参加して来ました。

 「アイドルマスター ミリオンライブ!」の矢吹可奈役で認識し、そのライブステージで観た彼女の愛らしさに衝撃を受け、気に掛けはするものの特別明示的な応援をしていなかったいぶちゃん。
 「every▼ing!」というユニット結成時、いぶちゃんと一緒に居たことで認識し、とても印象的な顔立ちをしているな…という認識しかしていなかった中で、たまたま参加したイベントに出演していた彼女を見て衝撃を受け、気に掛ける様になったものの特別明示的な応援をしていなかったエリイさん。
 そんな気に掛けていた二人が1つのユニットで活動しているにも拘わらず全然気に留めなかったのに、友人の代理で参加することになった「高校卒業記念」と銘打たれた1stライブに参加してから少しずつ気持ちに変化が現れ、every▼ing!としての1stアルバムが発売されることを機にやっと重い腰を上げた2016年末。

 2017年は自分の中でevery▼ing!がどんな存在になって行くのだろう。そんな気持ちで初めて手にしたevery▼ing!のCDである1stアルバム「Colorful Shining Dream First Date▼」は、シングルの表題曲に加えて8つの新曲が収録された聴き応えのあるアルバムに仕上がっていて、これまでの2年半の歩みが凝縮された内容はとても好みでした。このアルバムのリリースイベントへの参加券も手にすることが出来て、お二人に直接お会いする機会に恵まれたことから「2017年は幸先いいぞ」と思った矢先に活動休止の報。胸中穏やかとは言い難かったけれど、残りの約10ヶ月は出来得る限りの声援を届けよう!と決め、every▼ing!の活動として自分が追えたものは微々たるものでしたが、今日まで気持ちと想いを積んで来ました。

 自分はevery▼ing!への思い入れが強いとは言えません。それでもユニットが活動の区切りを迎えるということに、今更ながらに心が騒いでいます。「続けて欲しい」という気持ちとはちょっと違って、単純に「この先、定期的にこの二人が揃っているシーンが見られず、新曲に出逢うことも無くなることが寂しい」というものに近い感情なのですが、卒業公演に向けてevery▼ing!の楽曲を聴き続ければ続ける程にどの曲も強く響くものが多くなって行き、それが更に”休止”という事実に直面して寂しさも強くなる。卒業公演の日にちが近づく中、every▼ing!というユニットへの”好き”がどんどん積み上がって行くのを感じていました。

 応援していたユニットが解散する、アーティストが活動を休止する、というのは幾つか体験した事があります。しかし、その殆どが自然消滅か、突然発表されてそのまま終了という形であり、every▼ing!の様に発表された後、その休止当日までの間に色々仕掛けて有終の美を飾るような(カウントダウン可能な)ものは体験したことはありませんでした。そういう意味では、こうした場が用意された今回、本人たちにもファンの皆にも幸せなことなのかもしれません(続ける宣言をしたまま音沙汰の無いStylipSよりも余程いい)。

 今回、卒業公演ということで1つの区切りを迎えることから、お二人に宛てて手紙を準備しました。普通に書くと長々と大作になってしまいがちなので(汗)、今の素直な気持ちを簡潔に認めました。久し振りにファンレター的なものを書いたので形にするのがちょっと大変でした(しかも二人分なので)。でも、まさか自分が近年応援している方々に対して初めて手紙を認めるのがevery▼ing!のお二人だなんて思いもしませんでした(笑)。

■物販

Img_4174  当日、物販開始時間が14:00ということで、2時間くらい前に行こうか検討した結果「そこまで頑張らなくても」と、1時間半くらい前に現地入り。有志の皆様が気持ちを込めて作り上げたメモリアルブックを頂いた後(本当に素敵な1冊でした。感謝!)、物販待機列最後尾へ。この時点でまだ50人程度なので全然余裕でしょう。陽射しがあって暖かいものの、強い北風が冷たいので太陽が雲に隠れると結構辛い。それでも雨が降っているよりは全然マシ。待機列も行儀良くて平和そのもの(笑)。

 定刻になって物販開始。最初に列を区切られたタイミングで既に場内に入れたので、これはサクッと終わるかな?と思ったら意外と時間を要しましたが、通常物販購入、くじ購入、CD購入、ファンクラブ記念品受領、公式寄せ書き、二人へのプレゼント(今回、ボックスが二人別々に用意されなかったので、その場でそれぞれの宛名を付箋に書いて養生テープで貼り付けることに(笑))とこなして、ミッション終了。40分くらいで解放されたので十分に早い方ですね(^^) にしても「最後だから」と物販…っていうかCDの購入特典に釣られて結構な出費になったのは想定外でしたが、この売り方はずるいなぁ…(>_<)。くじは当たりを引けなかったのは残念でした…。

■入場~開演待ち

Img_4149  物販ミッション終了後、開場までの2時間半はナムコ中野や中野ブロードウェイを少しぶらついて、17:00過ぎに会場前へ。すっかり陽が落ちて寒い中、会場前には入場待機列が出来ていたので最後尾へ。定刻となり入場が開始された…と思いきや、場内最終チェック中ということで追加の待ち時間を経て入場再開。

 場内に入ると、先程寄せ書きした卒業旅行ツアーの看板幕が掲示されていたので記念に撮影。自分が書いた部分もアップにして撮影し、その後ろ側には凝ったフラワースタンドが置かれていて、訪れた皆さんを楽しませていました。1つ1つ気持ちの入ったスタンドには贈った側の感謝が溢れていました。

 ちなみに、実は中野サンプラザのホールに入るのは初めて。色々なライブやイベントで使われているホールなのに、これまで一度も来たことがありません。建て直し前にevery▼ing!に連れて来てもらえたこと、感謝しています(^^)

 指定の席目指してホール内へ。チケット発券した時は「1F1列」と記載があって「まさかの最前列!?」なんて思いましたが、よくよく確認すると、中野サンプラザはオーケストラピットがあって、使用しない場合はそこに座席が置かれるとのこと。なので1列目は実質5列目になると知って少し残念な気持ちも湧きましたが、実際に席に着いてみると想像以上にステージから近い場所で、少し傾斜が付き始める席ということもあって視界も良好。卒業公演をこんなに良い席で見届けられることにちょっと胸いっぱい。客入れBGMは1stアルバム「Colorful Shining Dream First Date▼」が流されている様で、待ち時間もずっとevery▼ing!尽くし。これから始まるFantasia-Show、どんな光景が眼前に広がるのでしょうか。

 舞台はとてもシンプル。中央に少し高くなった大きなステージがあり、左右にはお立ち台的な小さなステージが設置されています。後ろには左右に電飾を張り巡らされた柱が2本あり、中央に向かって数本の帯でリボンを結んだ中央にはevery▼ing!のロゴ。特別凝った仕掛けが無い感じなので、それは逆に言えば二人のパフォーマンスが全てということ。凝った演出や舞台装置も良いですが、ステージパフォーマンスこそ主役であり、後は照明などがそれを際立たせるだけの演出の方が個人的には素材そのものを味わえる感じで好み。今日は思う存分二人のパフォーマンスが楽しめそうで期待が高まります。ホールコンサートということもあって、オールスタンディングのライブハウスに比べてとても空間が広く感じ(当たり前)、精神的な余裕も生まれるのは嬉しい限り。また、会場が大きいからなのか、これまで必ず目に入った「ちょっと目に余る輩」というのが周囲に見受けられず、その点も「ライブの楽しみを外的要因で阻害される」という心配をせずに済む感じでこちらも嬉しい限り。満額楽しめそうな準備は整った、そう感じられるのはやはり嬉しい。

 そう言えば、今回のライブは参加規約の禁止事項から「・サイリウム、ペンライトの使用」という項目が削除されており、「これは使って良い」という認識? という話がTwitter上でも話題になっていて、「最後」「ホールコンサート」ということで特別に許可したのかも、ということで一応準備(…って、会場到着してから気付いたので、後で合流する友人に連絡して準備してもらいました(笑))。折角なので使えたら良いな、と。

■開演

 開場が押した分、開演もちょっと押しましたが、5分ほど過ぎて場内暗転。すると、ステージ上にスクリーンが下りて来て、ビルの屋上で夕日を見ながら袴姿で話し合ういぶちゃんとエリイさんの姿が映し出されます。何故か話している内容は字幕(笑)。every▼ing!としての活動を振り返り、一番思い出に残っていること(いぶちゃんは全ての始まり「ゆめいろ学院校歌」、エリイさんは「キングスーパーライブ」の舞台。エリイさんがいぶちゃんを”イブキング”と呼んでいたのが新鮮(笑))を話したりした後、「もう終わっちゃうんだね」「まだ終わりじゃないよ」といった流れから「中野サンプラザでみんなが待ってる!」ということでオープニングムービーが終了(笑)。すると、ステージが明転し、中央から二人が登場。流れている音楽は「サクライロ」! スクリーンが収納され、中央のevery▼ing!ロゴが輝きを放ち始めました。

 笑顔で登場した二人が纏うのはそれぞれのイメージカラーを彷彿させるカーキとエンジのワンピース(?)に水色のタイを結び、サクライロのスカートを巻いた衣裳。温かな拍手で迎えられた中、唄い出して直ぐにエリイさんが胸いっぱいになって声を詰まらせてしまいます。それを優しくフォローするいぶちゃん。そんな光景を見て、初手からこちらも目頭が熱くなってしまいました。まさかの1曲目が「サクライロ」というのも驚きで、歌詞を噛み締めると強くこみ上げて来るものがあるこの曲を開幕に持って来た意味。そこに公演のテーマを確かに感じることが出来ました。最終シングルのタイトルが「笑顔でサンキュー!」である様に、今日の公演はしみじみして終わるのではなく、正に「笑顔」でなければならない。だからこそ、心震わす「サクライロ」は今日の最後には似合わない。敢えて最初に持って来ることで別の意味を見出せた、そんな気がします。「サクライロ」の歌詞は完全なる卒業ソングだからこそ、その中の一節にある「心からの『ありがとう』」を伝えられる最初の一歩になるんじゃないかと。でも、歌詞を一つ一つ噛み締めてしまうと胸がいっぱいになってしまう危険はあったと思うので、ある意味で1曲目が最初の山場だったのかもしれません(笑)。

 無事に「サクライロ」を終えて、エリイさんも平常に戻りつつある中始まったのは「風を追い越したくて」。2ndライブに参加出来なかった自分としては今回初体験。ステージ後方にタオルを取りに行ったことから、どうやらタオル曲の模様。アルバム聴いた時からライブで体験してみたかったこの曲がやっと楽しめる、それだけでテンションが上がります。タオルの使い方も難しくはなく即対応出来るもので、十分に二人のパフォーマンスを堪能しながら一体感も得ることが出来ました。

 そして、1stライブの時に体験しているはずなのにいまいち記憶が無い(汗)「バンバンファイター」へと流れ、最初の「サクライロ」モードは完全に破壊! 攻めるモードに入って乗って来た感のある二人。この曲は聴き込むうちにとても気に入った1曲。カッコ良く熱く、それでいて背中を押されるような魂揺さぶる感覚がとても気持ちいい。エリイさんのカッコ良さといぶちゃんの元気が合わさった力強さは最強レベルだな、と改めて実感。

 一気にトップギアに入れた後は、ちょっと可愛い楽曲で緩急を付けて来ます。 クラップで楽しむ「ハンドスター☆彡」、爽やかさが印象的な「君の"Favorite"」と、キラキラした歌を続けて披露。どちらも1stアルバムの新曲で初体験とは言え、全然問題無し! 一体感を楽しみつつ、存分にステージ上の二人のパフォーマンスを堪能出来ました。

 青森公演で初めて体験した「パラレルアドベンチャー」は未来への航海をイメージ出来る、これまた爽やかな楽曲。改めてevery▼ing!の楽曲を提供する作家陣の多彩さと、それでいてユニットイメージを広げてくれる完成度の高い曲ばかりだな、と感じます。

 ここでグッズの話(白のオフィシャルTシャツが「ヨーグルトみたい」といぶちゃん、タオルのデザインは実際にポーズした写真をトレースして起こしている等)や、二十歳になったことを報告したり(いぶちゃんはバースデーイベントの後、ひれ酒を飲んでみたとのこと。勿論、全然駄目だったと(笑)。エリイさんはどうやらお酒を飲むと笑い上戸になるらしいことも)のMCを挟み、「まだevery▼ing!でないころの私たちの歌を」と久し振りに歌うことに少し緊張も見え隠れする中始まったのは「希望のヒカリ」。

 every▼ing!楽曲の中では(「召しませロードス島戦記」のエンディングだったとは言え)結構異質と言えるこの曲、セットリスト的にも配置が難しいと思っていましたが、一旦リセットするタイミングの後であれば比較的前後のテンションを引きずらないのでベストな配置かも。今だからこその表現力も加わって、CD収録版よりも奥行を感じる歌唱が印象的でした。

 続いたのは同じくアニメ「AKIBA'S TRIP」タイアップの「心のメモリー」。趣のあるこの曲もevery▼ing!の楽曲としては割と異質。それでも、二人がステージの両端のお立ち台部分に腰かけて、それぞれがピンスポットを浴びて情感たっぷりに歌い上げる様は神々しさすら感じることに。その中で、ずっと客席側を真っ直ぐ見たまま掛け合いつつ歌い続ける二人が歌詞の中にある「もう一度会いたい」の時にしっかり目を合わす瞬間が。それはそれは背筋に来ました。いつも隣り合っている二人だからこそ離れ離れで唄う姿に哀愁を感じ、それがまた寄り添う形になる流れは効果絶大。

 曲が終わるとステージ暗転し捌ける二人。最初の衣装替えタイムと思しきタイミングが来て、下りて来たスクリーンに映し出されたのは横浜アリーナ。先日の「ANIMAX MUSIX2017」にシークレットゲストとして出演したevery▼ing!の、ステージ裏から登場、「カラフルストーリー」と「笑顔でサンキュー!」のダイジェストを流してくれました。「出演するなら行ってたよ!」と思った人が多かったかもしれないことへのフォローなのかは分かりませんが、卒業までの積み重ねの1つだと考えれば、これも今日のステージに取り込まなければならなかったのかもな、と。every▼ing!を支えるファンが少なかったのか、横浜アリーナのボルテージはそこまで高くない感じではありましたが、黄色とピンクのライトが多く振られていたので、その辺りは嬉しかったです。
 映像の最後に、二人の出番終了直後のコメント映像が流れて「中野の皆さん、盛り上がってますかー?!」と、自分たちのライブの合間に自分たちでコメント入れるという、なかなか見ない展開に笑ってしまいましたが(笑)、結びに「次はとっても可愛い衣装で出て来るので注目ですよ!」と。

 映像が終わって、残されたコメントに従ってステージを注目していると、流れ出した曲は「ちゅるちゅるちゅちゅちゅ」で、登場した二人は…真白なドレスで登場! 一見してウェディングドレスにも見えるほどに本当に無垢な白! で、出て来たと思ったらそのまま…客席側に降りて来たじゃないですか!? 客席に降りると埋もれてしまって全然見えなくなりますが「多くの人の近くに出来るだけ行きたい」という気持ちを感じられるこのサプライズは、今年4月にエリイさんのソロライブに参加した時にも味わっていて、自席から見えなくたって二人の気持ちが嬉しかったです。「♪ちゅーるちゅーるちゅっちゅっちゅー」とステージを楽しんでいたら、何と自席の近くの通路に入ってくれて、かなり間近でいぶちゃんを見届けることが…出来ました!!(*^^*) もう測定不能な衝撃的輝きを放ついぶちゃんの笑顔に撃ち抜かれ、一瞬気絶した様な感覚があるくらいのドキドキを味わえて幸せ気分。この時のいぶちゃんの笑顔は、初めに衝撃を受けた「ミリオンラジオ!」の公録映像の時と重なり、歳を重ねたことで更に魅力的になったな…と何となく親心も感じてしまいました(笑)。

 そんな幸せ気分な熱量を全く違うベクトルにしてしまう「ケサランパサラン」、真っ赤な祈りを捧げる「pupa」が続き、最初のブロックとは異なる雰囲気に魅了されました。何より、曲毎に色々な表情を見せる二人のパフォーマンスやコール&レスポンスの楽しさなど、楽曲の持っているポテンシャルとそれを表現出来ている二人がまた素敵で。「pupa」は何から何まで「ここまで赤くする?!」と思えるほど赤く、純白のドレスを着ている二人がその赤い世界で歌い踊る姿は、独特のカッコ良さがありました。

 ここまでの雰囲気をまた一変させる「ヒロイン」と「What is L▼VE?」が続きます。every▼ing!の懐の深さを感じさせてくれる、ユニットの魅力溢れる掛け合いが楽しい2曲はライブだとまた印象が変わり、目まぐるしさがより強調された感じが小規模のミュージカルを観ているようでした。どちらもアルバムの新曲で特徴的なナンバーだったのでライブではどんな風に楽しめるのかと楽しみにしていましたが、想像以上にわちゃわちゃしていて可愛さ炸裂して最高でした(^^)。

 バラエティに富んだ構成でジェットコースター気分も感じるこのブロック、まだまだその流れは続き、「奏★奏Happy Tune♪」でスピード感溢れるコール&レスポンスを存分に楽しみ、「HELLO, NEW WORLD!!」でのテクノポップなロボットダンスを披露する二人にキュンキュンしたところで一区切り。every▼ing!は二人の息の合った振付も観ていて楽しいことを再認識。なるほど、振りコピする人が多いなぁとは思っていたけれど、確かに真似てみたくなる気持ちは分かる。

 ブロック開始前のANIMAX MUSIXの話やドレス衣装などのトークを挟んで急に挟み込まれる「今日の公演、ブルーレイになります!!」という発表に会場騒然。何故このタイミングに挟み込んだのか分かりませんが、この先の展開に”収録を意識させる必要がある”ということなのかな?と思ったり思わなかったり。自分としては収録有無なんて関係無しに、今日という日をキチンと伝説にするために全力で楽しむのみ。勿論、Blu-rayで発売されるのは嬉しい!(リリースイベントとかでまたお会いできるかも?!(^^))

 「次の曲は今の私たちにピッタリかも」と前置きして始まったのは「水彩メロディー」。この曲は初めて聴いた時から胸いっぱいになったのですが、季節的にも丁度今を唄っているからこそ、より胸に来るものがあります。「サクライロ」は高校卒業記念でしたが、この「水彩メロディー」は今思えばevery▼ing!の卒業を示唆していたのかもな…なんて思ってしまいます。でも、恐らくは二十歳を迎える二人に向けて”大人になる”という不安や期待のメッセージが詰まったものだと感じるので、今の二人にピッタリというのは正にその通りだと。だからこそCD以上に気持ちが乗って伝わるものも大きくなっていた様に感じました。
 この曲は、最初皆スタンディングで構えていたものの、曲が始まると共に示し合わせて皆が座って見守りながら聴くことになり、それによって二人の繊細なパフォーマンスまでちゃんと受け止めることが出来ました。「サクライロ」に続き、2回目の目頭への刺激。最後の一音が消えるまで拍手がされなかったのもとても良かったです。

 余韻に浸っている中に続いたのは「さよならは言わない」。「さよなら言うのか言わないのかどっちだよ!」みたいなセットリストが結構気持ち良くなって来たタイミングでしたし、こういう緩急が揃っているのもevery▼ing!の楽曲の魅力。1stアルバムのトリを飾る曲ということで「別れは笑顔で」というのが収録時点で完成していたことを理解した上で、後の「笑顔でサンキュー!」にも繋がるメッセージをこのライブで感じ取ることが出来たのが嬉しかったです。どちらも、every▼ing!の楽曲に最初から携わっているエンドウ.さんだからこそ繋げられた思いを、二人のパフォーマンスを通して胸に刻めました。

 ここでの衣装替えタイムは、卒業旅行ツアーを振り返りつつ、今日のリハーサルから開演までを辿るムービーがスクリーンに流されました。アコースティックアレンジされた「カラフルストーリー」や「笑顔でサンキュー!」がとても胸に染みるもので、映像を観ながら笑ったりしみじみしたり、2ヶ月前のこととは思えないほどに懐かしさを感じてしまう濃密な映像でした。ツアーで行ったのは青森だけではありましたが、映像から伝わって来るツアーの雰囲気は全てに同行したかのような感覚でした。
 驚いたのは、まさか今日のリハーサル映像が既に編集されてこのタイミングで流されたこと。最近他のライブやイベントでも最後にライブ中・イベント中での映像や写真がエンディングで使われる様になったりしているので、そういう編集環境が普通になりつつあるのだとは思いますが、それでもやっつけ仕事ではなくしっかり胸に届くものに仕上がっているのが素晴らしく、映像が終了すると湧き上がった拍手が、それを表していたと思います。

 ちょっとしんみりムードになったところで、そんな雰囲気を一蹴するかの様に鳴り響く、ウエストミンスターの鐘! 分かってはいるのに「アイドルマスター」関連楽曲2曲が浮かんでしまう自分を目の前に集中させ、始まる次のブロックは勿論、シングル曲の連続投入! 「ゆめいろ学院校歌」「カラフルストーリー」「Shining Sky」「DREAM FLIGHT」という怒涛の展開は、勿論今日一の盛り上がり! 「悔いを残すな!」というそれぞれの想いも感じられる程に全力全開のコールは、本当に”every▼ing!のライブ”を象徴するかの様な一体感がありました。自分は、家虎もガチ恋口上も同調こそしませんでしたが(笑)、独りよがりでなくこれだけの人数でしっかり決まれば凄い力の一体感が生まれることをevery▼ing!のライブで学んだ(?)ので、他のライブでは「うーん…」と感じる様なコールでも全然マイナス要因にはなりませんでした(脊髄反射的なコールは意外と無く、逆に「ここは一般的ならこう」と思うところが違ったりするのも新鮮に受け止められたくらい)。勿論、良し悪しはあると思いますが(二人の歌声が聴こえないほどのコールとかは…(汗))、これが3年半で育てられたevery▼ing!のライブの形であり、今日はその集大成であることが十分に感じられたこの4曲。ステージ上の二人のパフォーマンスだけでなく、大いに盛り上げた会場の皆さんにも拍手を贈りたいと思いました。独りよがりじゃない「一緒に楽しもう」を感じ、目に余る人を多く見た1stライブの時とは全く違う印象を感じることが出来たことも特筆したいところです。
 それに加えて二人の衣裳! シングル曲に合わせて全ての衣裳を組み合わせたモチーフ(上着、スカート、ブローチ、髪留めがそれぞれのシングルのジャケット衣裳から起こしたもの)というのがとても印象深く、更にはステージ上でターンすると翻るスカートがまた素晴らしく可愛さを際立たせていました(*^^*)。

 熱量の高いステージを終え、一呼吸置いたところで最後に一言…を言う前に「最後に、皆さんから一言」と言ってしまういぶちゃんでしたが(笑)、そこは上手く仕切り直して二人から一言ずつ。順番を決めるのにじゃんけんして、エリイさんが勝ったものの、先にするか後にするか決めかねて結局いぶちゃんが先にご挨拶。これまで元気に話していたいぶちゃんが、1つ1つ言葉を紡ぎ出す様に気持ちと感謝を述べる中、何度も胸がいっぱいになって言葉に詰まりかけ、少しおどけたりしつつ最後まで想いを伝えてくれた姿がとても素敵でした。最後に「ちゃんと文章考えたので、正確なものはブログにでも載せます」と笑いを誘って続くエリイさんがリラックス出来る様にしていた(と感じた)のも印象深かったです。

 続くエリイさんは、いぶちゃん以上に胸いっぱいで言葉を紡ぐのもやっとな感じではありましたが、それでもしっかりと想いを伝えようと言葉を発して、大きく泣き崩れることもなく最後まで立派に伝えてくれた姿も本当に素敵でした。途中、言葉に詰まった時に安易な「頑張れ」が客席から殆ど出なかったのも個人的には嬉しかった。

 そして「ここから私たちは別々の道を歩み始めます」と前置きし、それぞれの告知タイム(笑)。いぶちゃんは来年発売されるゲーム「ワールドエンドシンドローム」の出演と主題歌を担当することになった報告を、エリイさんは来年ワンマン2ndライブを開催する報告をそれぞれして、「また出逢えるように私たちもレベルアップして行きますので、これからも宜しくお願いします!」と締め括る二人の表情は晴れやかでした。

 そして、本公演の総仕上げ。本当にこれで最後の「笑顔でサンキュー!」へ。

 ライブで聴いたのは青森公演が初めてではあるものの、その時はまだCDリリースがされていなかったのでMVしか楽しむ術が無かったこの曲も、その後リリースされたCDを聴き込むにつれて歌詞がどんどん流れ込んで来て胸がいっぱいになってしまう。それを今、卒業公演の最後の曲として目の前でパフォーマンスをするキラキラした二人を見守り、多くのファンの皆さんと一緒にこの空間を創っていることがとても幸せに思え、本当の意味で「笑顔でサンキュー!」が完成する瞬間に立ち会えていると実感するに至りました。

 あの日の未来が、今ここにあるんだ

 探し続けた未来が、今ここにあるんだ
 ここに居る僕らで紡いだ物語
 夢の先でまた逢う日まで

 ここからまた一緒に歩き出そう

 ありがとう

 もう余計な言葉は要りませんでした。全ての想いがこの曲に詰まっていました。最高にキラキラした笑顔でパフォーマンスをしきって、最後の「ありがとう」を唄い終わって見つめ合った後、曲が終わるまで二人がずっと抱き合う光景を見守ることが出来た。自分もボロボロ泣いてしまうかと思ったけれど、ステージ上の二人の姿を見て温かい気持ちになり(「アイドル伝説えり子」で、えり子が新人賞を受賞した時に見守っていた仲田先輩の様な気持ち(笑))、感謝の気持ちを込めて心からの拍手を贈ることが自分の辿り着いた答えの感情でした(勿論、目尻に涙がちょっと溜まっていたけれど。本日3回目)。

 every▼ing!として歌って来た全22曲のステージを終え、タオルで涙を拭いて気持ちを落ち着けた二人は「本当に本当にありがとう」という気持ちを込めて、ステージの隅から隅まで視線を配って集ったファン一人ひとりと目を合わせる様に手を振り続ける二人の表情は、終わってしまう寂しさなどは無く、やり切ったという高揚感と未来へと歩みを進める力強さに溢れていた気がします。胸に去来するものは多くあったと思いますが、公演のテーマとも言えた「笑顔でサンキュー!」をしっかりと完成させ、最後は手を繋いで光の先に向かってステージを後にする姿がライブの副題「輝く未来へ」をしっかりと感じることが出来た。それが”見届けた”という気持ちを強くしてくれました。

 二人が去った後、ステージにはスクリーンが下りて来て、エンディングとしてのスタッフロールが流されました。”every▼ing!”という一つの物語のエンディングとも受け止められるその映像は、これまで積み重ねた3年半の想い出がしっかりと詰まっていて、今日の卒業公演の余韻を十分に受け止めてくれるものでした。

 演出や映像も然ることながら、一番印象的だったのは鳴り止まない拍手。二人が去る時に贈られた拍手、エンディングが終わった後の拍手。最後、その拍手終わりのタイミングをちゃんと意識して終演アナウンスを入れてくれたのも嬉しかったです。最高の2時間半でした!

■最後に

 every▼ing!という「現役女子高生ユニット」が二十歳を迎えて一区切りし、それぞれが思い描く未来へまた歩みを進める。卒業を見届ける以外にも、未来への一歩をも見届けた。皆で創り上げたevery▼ing!の卒業を彩るステージは、二人からの感謝とそれを受け止めた側が返す愛と感謝に溢れた幸せ空間でした。胸に刻まれた感動と二人から受け止めた感謝の気持ちは絶対に忘れない。それがちょっと誇らしくも思える公演だからこそ、終演を迎えて会場を出た後に感じた寂しさもあって。でもそれは、また逢えることを信じているから”every▼ing!ロス”とは違っていて。この先、二人の個々の活動を見守る中で、今感じている寂しさが楽しみに変わって行くことを信じて、今は3年半を駆け抜けたいぶちゃんとエリイさん、それを支えた多くのスタッフの方々に心からの感謝を伝えたいです。

 また逢う日まで笑顔でいようね
 背中合わせで歩き出そう せーので
 振り向かないよ またね See You Again♪

【付録:セットリスト】

  1. サクライロ
  2. 風を追い越したくて
  3. バンバンファイター
  4. ハンドスター☆彡
  5. 君の"Favorite"
  6. パラレルアドベンチャー
  7. 希望のヒカリ
  8. 心のメモリー
    ~衣装替え:「ANIMAX MUSIX2017」ダイジェスト
  9. ちゅるちゅるちゅちゅちゅ
  10. ケサランパサラン
  11. pupa
  12. ヒロイン
  13. What is L▼VE?
  14. 奏★奏Happy Tune♪
  15. HELLO, NEW WORLD!!
  16. 水彩メロディ
  17. さよならは言わない
    ~衣装替え:卒業旅行ツアーから今日までの振り返り
  18. ゆめいろ学院校歌
  19. カラフルストーリー
  20. Shining Sky
  21. DREAM FLIGHT
  22. 笑顔でサンキュー!

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2017年11月19日 (日)

「田所あずさ 3rdアルバム『So What?』発売記念イベント in AKIHABARAゲーマーズ本店」参加

 先週、田所あずささん(以下、親愛を込めて”ころ”)のファンクラブ限定バースデーイベントを皮切りに、その翌日は3rdアルバム「So What?」の発売記念イベントと2日続けてころにお会いするという貴重な機会を得たのも束の間、まさかその翌週にもう1回お会いする機会が巡って来るとは! 今回、途中に豊田萌絵さん、木戸衣吹さん、伊藤美来さんといった自分の中で明示的に応援している(いぶちゃんへの気持ちは別腹な気もするけど(^^;;)方々のイベント(しかも全て距離が近いもの)が続いており、大型ライブが続くのとはまた違う密度の濃さを堪能しています。毎週末に1時間ほどのイベントの為、往復の交通費と時間を掛ける生活というのも不思議な感覚(汗)。

 今日の会場も昨日に引き続いてAKIHABARAゲーマーズ本店。今月はこれで3回目です(笑)。今回は座席抽選ということもあり、10分前到着を目指して行動。会場に続く階段に作られた列の最後尾に並ぶと、自分の前がこれまで何度か見かけた(というよりたまたま近くに居た)「嫌だな」と思う人で(苦笑)、待機時間中、場所も弁えずに大きい声でしゃべり、イベントに参加しない仲間も階段途中に居座って(避けてるつもりだろうけれど、十分に邪魔な状態で)話を続ける配慮の無さにうんざり…。やっぱり相容れないな、この人…(>_<)
 そんな開場するまでの10分くらいの間を少々辛い気持ちで過ごし、ようやく列が動き始めて座席抽選。すると、端の方ではあるものの最前列(笑)。視界を遮られることなくトークを観覧出来るなんて光栄なことです。これで、待ち時間のストレスは飛んだと言って良い!(^^)

 定刻近くになってランティスの保坂さんが諸注意。「ライブ等は無いけど、いい感じに盛り上がって頂ければ」ということで、ころを呼び込みます。登場したころは、白地に青い水玉(?)のワンピース姿、ハイヒールで登場するという最近に限らずあまり見かけないお姿にちょっとドキッとさせられました。保坂さんからも「そんな少女みたいな恰好で、どうしたんですか」と言われるくらい(笑)。「30代へ折り返したから?」と言われて、「24なのでまだ半分です!」と反論するころとの掛け合いもいつも通りの緩さで、「あぁ、ころのイベントだな」と気持ちが楽になりました。
 衣装の話から「みんなはどんな服装が好きなの?」という質問に、好き勝手な意見が飛び交って「自分の性癖がばれるよ」という、相変わらず「意見としては聴くけど参考にはしない」スタイルの反応には笑うしかありませんでした。にしても、この会場の直前に名古屋でリリースイベントを行って来たという中々の過密スケジュール振りには驚かされますが、その名古屋会場で「どうしたらTwitterのリプライが増やせるか」という質問に対して「自撮り写真をアップすれば」という意見が多かったので実践してみたらしく、イベント参加前に確認していたブレブレ写真のつぶやきの理由がここで分かってなるほど、と。そこから「インスタ映えとTwitter映え」についての話に展開し、「いいねが1万とか憧れる」とはころの弁。「自然な感じの自撮りをアップすれば」という意見が出るも、「それでブレブレ写真の方が多くリプライ付いたら泣いちゃう」とかで却下。「寝顔」という意見には思うところがあったらしく、「寝顔!分かりました!次アップします!」ということでしたが果たして?!

 恒例となった新曲裏話、今回は「I can't live withdout you」について。インタビュー等で愛猫ねこちんが他界したことから生まれたというこの詞について知ってはいたものの、細かい部分についてお話しを聞くのは初めて。「他の曲と違ってフルに歌って録った(殆ど切り貼りしなかった)のでライブ感がある」「作詞は2週間くらいで仕上げ、曲にはめ込むに当たり、黒須さんと調整しながら曲を変えたり詩を変えたりしつつ、キチンと思いが乗る様にした」「作詞に当たり、みんなの事は全く考えていないので悪しからず」「バラードは本当に難しい」と、時折色々思い出しつつ少し涙ぐむ瞬間があって、保坂さんに「泣いてます?」と言われては「泣いてません。こういうメイクです」と返すころが、その想いの深さを感じて印象に残りました。

 トークが終わったところでこちらも恒例な「3rdアルバム好きな曲アンケート」のコーナーへ。前回、新宿で参加した時と大きな違いは無かった感じですが、「今日は鬱な感じの曲だけでなく、アゲアゲな感じの曲も人気でしたけど、何か良いことあった?」と聞かれて反応が薄い会場に、「そうだよね、そんなに楽しいことばかりじゃないですよ」「何も期待しなければ大丈夫」といった、ここでもネガティブ系発言が出るころでしたが、最後に「アンケート結果は私たちが『へぇー』と思うだけで何にも活かされません!」という締め括りで笑いに転じてトークコーナーも終了。

 一旦ステージからころが捌けて握手会の準備…と言ってもテーブルを運び込んで、手の消毒ジェルを並ぶ人の手に出すくらいではありましたが(笑)。そしてころが再登場して握手会開始。

 また話す内容を整理しきれなかったものの、主軸はハイレゾ版(凝った音作りがしっかり味わえて、ころの声も際立って更に楽しく聴けていること。更に訴えかける力が増したと感じること等)のことについて話せれば、と思っていたので、あっと言う間に回って来た順番ながらも上手く…話せず(苦笑)、中途半端な会話になってしまったのが心残りではあるけれど、これが今の自分だから仕方が無い。いつも真っ直ぐ話を聞いてくれるころには感謝しかありません。「12月のライブ行きますね!」を去り際に伝えて終了となりましたが、握手した感触などは何も残っておらず(笑)、想像以上にいっぱいいっぱいだったのかな…?なんて自己分析。ころに対してはまだまだ慣れが必要なのかも…。

 そんなこんなで、連続したイベント群も今日で一区切り。ころで始まりころで終わった今回、改めて貴重な機会だったな、と短い時間ながらもそれぞれを楽しみ切ったと思えるものになって良かったです。この先、どのくらいの機会があるかは分かりませんが、機会の有無に関わらず自分のスタイルで応援を続けて、その声援が届いたら嬉しいな、と思える時間に感謝!

 さぁ、次は今年の締め括りとなるライブだ!

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2017年11月18日 (土)

「伊藤美来 1stアルバム『水彩~aquaveil~』発売記念イベント in AKIHABARAゲーマーズ本店」参加

Img_4176  伊藤美来さんの1stアルバム「水彩~aquaveil~」が発売され、その直後に行われたバースデーライブに参加してから約1ヶ月。その後は田所あずささんの3rdアルバム「So What?」が発売されたりして何だかんだと、美来さんのアルバムを聴くことから離れてしまったここ数週間。ここ数年ずっと主軸にして来た「アイドルマスター」関連CDも続々と発売されている中、ご贔屓アーティストのCDもちゃんと聴きたい、旧譜もちゃんと聴き続けたい…と思い続けているものの、消化しなければならない量が多すぎて全然満足の行く消化が果たせずにストレスが溜まる。2017年はその辺りにメスを入れてみたけれど、まだまだだなぁ…なんて感じている中に届いた「水彩~aquaveil」のリリースイベント当選ハガキ。当落すら全然気にしていなかったので「リリースしてから1ヶ月も経つのに」と思いつつ、少々複雑な気分。その原因は最近放送された「キラキラ大作戦」での美来さんにあるのですが(ちなみに常に薦めて来た「ゴーゴーファイブ」関連…(苦笑))、まぁそれはそれ。「水彩~aquaveil」は間違いなく名盤だと思っているので、それを伝える機会を得られたことを素直に喜ぼうと。にしても、個人的にこれほどイベントが集中する結果になっていることに驚き(汗)。

 イベント会場はAKIHABARAゲーマーズ本店。週頭、萌絵さんの「moRe moDe」の発売記念イベントで来たばかり。開場ギリギリに到着しましたが、整理番号順に何とか並べて事無きを得ました…とは言っても整理番号90番台ですし、お渡し会なので然したる問題は無いのだけれど(笑)。

 定刻になって諸注意を終えた後、美来さん登場。クリーム色のセーターにこげ茶のスカートを身に纏った美来さんは、先日の萌絵さん同様に素敵な秋コーデ(*^^*)。名古屋から始まった「水彩~aquaveil」のリリースイベントも終盤戦。この1ヶ月のリリースイベントをざっと振り返りつつ、今日はバースデーライブ以来の歌唱があるということで緊張していると心境を語ってくれました。今回、司会を担当された日本コロムビアの龍神さんは、元来特撮系の広報だそうで、先日のバースデーライブに松本寛也さんのゲスト出演が決まったのも、ソロアーティストデビューイベントにデカレッドが登場したのも全ては龍神さんのお陰で「頭が上がらない」と言う美来さんを見て、本当に日本コロムビアとは相思相愛なんだなぁ…と感じました。

 本アルバムの撮影地である三重県・神島のお話しもあって、2日間の撮影は天気との戦いだったそうで「島の天気は本当に変わりやすい」ということで、雨が降ったかと思えばあっと言う間に晴れたりしたそう。だからこそ撮影出来たシーンもあったみたいで、ジャケット写真は雨上がりのタイミングで撮影されたもので、MVのキービジュアル写真は快晴だったものの風がとても強かったという思い出話もありました。そんな中で今日の天気が降りそうで降らない感じだったこともあって、「私のイベントに足を運ぶ時は折り畳み傘があった方が良いです。私は自分を信じていません(笑)。私が秋葉原を離れたら雨降るかも」と、自身の曇り女(?)説も挟み、楽しいトークの時間が過ぎて行きました。

 続くはミニライブ。今回は「あお信号」「No Color」「ワタシイロ」の3曲を披露してくださったのですが、緊張していると言いつつも、久し振りの歌唱を楽しんでいる様子でした。「あお信号」は自身の作詞ということもあって気持ちも入っていましたし、「No Color」では恋心を少し大人な感じを含めつつ、「Ding ding don~」の振り付けでは指さす方向を変えて観客席の皆に届く様に歌う姿が印象的でしたし、「ワタシイロ」はリード曲ということもあって、バースデーライブの時と同様、みんなの”ワタシイロ”を包むように楽しんで歌っていたのが素敵でした。「ワタシイロ」を唄う前に「色を”適当に”思い浮かべて」と言った後に”適当”という言葉について”いい加減”という意味じゃないことをフォローしていたのは、別の意味で印象的でした(笑)。

 ミニライブが終わった後は、今日の特典であるブロマイドに美来さんが直筆でサインを入れたものを3枚用意したということで、争奪のじゃんけん大会。全然がっつくつもりも無いので、美来さんの手を直感で読みながらやったところ、不思議と的中しまくって、最後の6名まで勝ち残ってしまう状況に(汗)。それでも、そこからが結構可笑しくて、美来さんが残った6人全員に負けたり、その逆で全員に勝ったり(つまり残った6人の読みが完全に一致していたから起きた現象)、また全員に負けたりと、結構レアな体験をした気がします(笑)。そして勝敗を決する時が来て、最初に勝ち抜けました(^^) 久し振りに勝ち残りましたが、無欲の勝利だったかもしれません。

 じゃんけん大会の後は客席をバックにした記念撮影を行い、トークパートは終了。美来さんが一旦捌けた後にお渡し会の準備を整えての再入場。先日の萌絵さんの時と違って、こちらは通常ペースでのお渡し会でしたが、割と落ち着いた感じだった気がします。
 自分の番までは十分に時間があったものの、話したいことが綺麗に纏まらずに伝えたいことをガーッと喋って終わった感があって(汗)、その点は心残りではありました。それでも「沢山の曲の中で埋もれない名盤」「次の美来さんの音楽に出逢えるのを楽しみにしてる」をお伝え出来たことは良かったです。

 結果的に十分すぎるほどのお土産も頂いた感のある今回のイベント。「キラキラ大作戦」での美来さんは残念でしたがそれはそれ。今回、自分自身の美来さんとの距離感を改めて認識することが出来たという意味でも、参加出来て良かったなと思います。次の機会があるのかは分かりませんが、これからも自分なりに美来さんを見守って行けたら。

 貴重な機会を作ってくださった、美来さんはじめ関係する全ての方々に「ありがとうございました」!

 …あ、室内に貼られていたイベントタイトルの掲示物、「発売記念記念イベント」と書かれていて、「発売の記念イベント」ではなく「発売を記念しての記念イベント」ってことかな? 大事なことだから「記念」を強調したのかな? と気になりましたが、帰り際に入口の掲示物を確認したら「発売記念イベント」となっていました。…誰も気付かなかったのかな…?(笑)

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2017年11月14日 (火)

「木戸衣吹 20thバースデーイベント」参加

Img_4055  自分の中でここ数年ずっと気に掛けている声優さんとして木戸衣吹さん(以下、いぶちゃん)が居ます。本当の意味で最初に知ったのがいつなのか全く覚えてはいないのですが、「アイドルマスター ミリオンライブ!」での矢吹可奈役として知ったのが最初かもしれません。ただ、その「ミリオンライブ!」でも特別最初から可奈が気に入っていた訳でも無く(CDシリーズもこの時はまだ馴染めていなかった為、可奈の「オリジナル声になって」も然程手応えは感じていなかった)、その後「劇場版アイドルマスター」で物語のキーマンを演じていた事で印象には残りましたが、だからと言って可奈が好きになったり木戸衣吹さんに注目する訳でもありませんでした。

 劇場版アイマス公開から間もなく開催された、アイマス合同ライブ「MASTERS OF IDOLWORLD!!2014」は、765プロ以外のアイマスコンテンツとして立ち上がって間もない「シンデレラガールズ」や「ミリオンライブ!」の出演者や楽曲の魅力をしっかり伝える場として機能し、いくつものシーンに於いて強く印象に残るものがあり、その中の1つにいぶちゃんが唄う「オリジナル声になって」がありました。その印象が消えないタイミングでリリースされた「U・N・M・E・Iライブ」のCD付属のBlu-rayに収録された「ミリオンラジオ!」の公開録音イベントのライブパートの映像で、自分の中に衝撃が走ります。それが明確に自分の中に”木戸衣吹”という名前が刻まれた瞬間だと思います。「誰?この純朴そうなとてつもなく可愛い娘は!」というインパクトは、自分の中では相当なものでした。それ以降、自然といぶちゃんの名前を追う自分が居ましたが、特別明示的にファンを公言して熱心に応援する様な流れには至りませんでした。なので、後に結成された「every▽ing!」というユニットも、目にしてはいても特別興味が湧かなかったというのが、その時の自分の心境を表している気がします。

 アニメもあまり多く観ない(更には出演キャストで観る作品を左右されない)自分にとって、いぶちゃんが出演する作品は殆ど触れることが無く、”声優・木戸衣吹”でありながら、彼女の活躍は「アイドルマスター」に関するものでしか自分の中に積まれて行かなかった訳ですが、それでもイベントやライブでいぶちゃんのパフォーマンスを見守り、少しずつ、本当に深々と降り積もる雪の様に、いぶちゃんを応援する気持ちは積まれて行きました。

 もう一つ、いぶちゃんの事を気に留める様になった理由としては「青森出身」というのがあります。自分と同郷であることは、それだけで応援する理由になる強さがあって、”東北の星”としてその存在が胸に刻み込まれています。

 ようやく、と言って良いくらいに時間が経った2017年。気が付けば「every▽ing!」として活動しているいぶちゃんだけでなく、相棒の山崎エリイさんのことも注目する様になっていて、every▽ing!としての1stアルバムが発売されることを機に明示的に応援しよう!となり、初めてevery▽ing!のCDを買い、リリースイベントにも足を運び、ここで初めていぶちゃんやエリイさんとお会いすることが出来たものの、イベント自体がとても短いもの(ミニライブは1曲のみ。トークも少なめで、お渡し会で自分の番が終わったのは開始から30分経たないくらい)だったので寂しさも残る結果になりました。次の機会を楽しみに…なんて思っていた矢先にevery▽ing!活動休止の報…。自分にとって、直接的ないぶちゃんの活動を見守る機会が無くなってしまうことが残念でなりませんが、飛躍するための1つの区切りとして残された活動期間を全力で応援しよう!と、今更ながらにevery▽ing!のファンクラブに入会(笑)。
 ラストシングルの発売が決まり、卒業旅行ツアーが決まり、そのツアーの中に青森公演の記載があり、「いぶちゃんの凱旋公演!」ということで参加を決めて行動するなど、決して熱心に応援しているとは言えない中、自分的には「明示した」ということだけでも大きな意味を持っていました。

 every▽ing!の卒業公演も無事参加が確定し、その当日を指折り数えて待つだけとなった頃、いぶちゃん二十歳のバースデーイベントが開催されることがアナウンスされ、「これは絶対に参加したい!」と強い思いで申し込んで無事当選。後は平日ということもあって、何とか参加出来る様に様々な調整をするのみ!

 ということで、開催日。会場へ向かうも電車が遅延していた関係で全く予定通りに行動が出来ず、色々あったものの開場5分遅れで現地到着。整理番号呼び出しがまだ自分の番号に到達していなかったので事なきを得ましたが、狭いバックヤードに整列して人がごった返していて、ずっと走っていた関係で立ち止まったら噴き出す汗が止まらない(苦笑)。そんな中、アンケート用紙を受け取り、本人確認、チケット確認、ドリンク代支払い&交換、着席。到着してから10分くらいで着席したは良いけど汗が止まらずに大変でした(アンケート記入していると、用紙に汗が落ちるくらい…(苦笑))。

 会場にびっしり敷き詰められた椅子の数に「これって限界まで座席用意したのかな」と驚き。中央付近に着席することが出来て視界も良好。取り敢えず、アンケート(知った切っ掛け、好きなところ、やって欲しいこと、ひとこと、ご意見等)の記入を済ませて開演時間を待つのみ。ドリンク交換の際、ちゃんと確認しなかったのでソフトドリンクを手に取ってしまったものの、アルコールも提供されていることを知って「折角いぶちゃんとアルコールで乾杯出来るのに!」と後悔(涙)。追加で注文することも出来ましたが、着席した位置が席を離れるにはちょっと気を遣う位置だったので断念。まぁ、ジンジャーエールだし、それっぽいから問題無し!ということで(笑)。

 開演前の諸注意がされた後、ステージのテーブルの上に運び込まれる、お酒群に会場からは歓喜の声が沸き上がります(笑)。生ビール、ほろよい(みかん、もも)、シャンパンの準備が完了し、ほどなくして(と言っても10分ほど押して)開演!

 司会を務めるのは、いぶちゃんのマネージャーであるホリプロの郡山さん。メインMCは初ということで緊張しているという話でしたが、全然そんな素振りのない軽妙なトークで会場を楽しませてくれました。

 呼び込まれて登場したいぶちゃんは、オレンジ色のブラウスに白のレーススカート、真珠のネックレスといった出で立ちで、ちょっと大人の女性を感じさせる、飾らないファッションがとてもお似合いでした…っていうか、弾ける笑顔がとても可愛い(*^^*)。きゅんきゅんします(笑)。

 「木戸衣吹、二十歳になりましたーっ!」
 「おめでとーーーーっ!!」

 簡単な挨拶を済ませた後は、勿論乾杯! 「先ずはビールから!」と手に取ったいぶちゃん。そしてみんなと乾杯! 一口飲んだいぶちゃんの反応は「…うぇっ、こんなに不味いの!?」と予想通り過ぎてみんなで爆笑! 「それが後に美味しくなるんですよ」と言われ、それで更に一口…「無理無理、絶対に美味しくならない!」と、早々とビールは退散。
 続いて誕生日と言えば、バースデーケーキ! 運び込まれたケーキは、いぶちゃんが初主演を務めた「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ」の姫小路秋子が描かれたケーキで、本人にとっても思い出深い役だっただけに、とても喜んでいました。誕生日前日の昨日も現場で一足早くお祝いして頂いてケーキも食べたそうですが、帰宅が遅くて10代最後の夕飯はシーフードのカップヌードルだったとか(帰宅して食事を用意する気力が無かったところ、同居しているお兄さんから「カップ麺ならあるけど」と差し出されたらしいです)。今日は美味しいものを沢山頂いちゃってください(^^)。

 取り敢えずの儀式(?)が終わったところで着席し、イベント進行。

 最初は「木戸衣吹の軌跡」とも言える、ホリプロスカウトキャラバンのファイナリストとして残った2011年から。トークのお供に選んだお酒は「ほろよい(みかん)」。こちらは「美味しい!!」と好評(笑)。「でもお酒だからねー」「酒は飲んでも飲まれるな」「大人の女性ですからねー」と茶目っ気たっぷりにトークも進行。ここで持った缶の水滴が凄くて拭くものが欲しい…とキョロキョロしていたところ、金成さんが黒子役でお手拭きを手渡し。「金成パパー」といぶちゃんが手を振っているのが微笑ましかったです。
 スカウトキャラバンは13歳の時に受けて14歳には上京。その時のご家族の反応や、審査員だったホリプロの金成さんが青森まで来てご両親とお話しして送り出してもらったことや、引っ越した後のホリプロの寮母さんといぶちゃんのお母様とのエピソードなど、なかなか聞けないお話しを聞くことが出来ました。
 品川ステラボールで堀江由衣さんの「YAHOO!」を唄った時の話しでは、その堀江さんに合わせて自分もツインテールで臨んだということや、「ここまで来たんだから」と緊張するよりも全力で挑んだかなーと細かい記憶が薄れつつも振り返っていました。

 2012年は初主演作品「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ」の主演に決まった時のお話しがあって、オーディションの時に周囲には有名な声優さんが沢山いらしてファン目線になってしまった事や、オーディションの際に丁寧に一生懸命演じたことが主演に決まった理由だった(技術的なことではなく、その一生懸命さがキャラクターに合うと判断された)という素敵エピソードが。

 2013年は「帰宅部活動記録」や「ゴールデンタイム」について、2014年は「彼女がフラグをおられたら」「pupa」など、それぞれ出演した作品の思い出話に花を咲かせていました。そんな中で高校受験の話が出て「私、本当に頭悪いんですよー」「仕事しながら塾にも通って」という話もあれば、高校に入ったら入ったで「赤点ばっかり取ってました」と大変だった学生生活のエピソードが印象に残りました。更には高校で台本チェックする時は周囲の人に分からない様に(情報解禁されていないものだったりするので)トイレの個室でチェックしていたことや、台本頂いた後は先ず漢字に読み仮名を振ることから始める(その時間はかなりロスでは?というツッコミも(笑))という話もあり、漢字を調べるアプリがある世の中で良かったと語るいぶちゃんでした(笑)。

 2015年は「すべてがFになる」や「レーカン!」のお話しを。「ノイタミナの作品に出ることが1つの夢でした」と語るいぶちゃんは「決まって、ほんとラッキーでした」と振り返りつつ、「レーカン!」は長く愛してもらえる作品になり、活動を開始していたevery▽ing!が主題歌「カラフルストーリー」を担当したのも大きな出来事だったと、徐々にスケジュールの過密さが増して来たことも話していました。

 2016年はもう「TRICKSTER」でGACKTさんの話に尽きて、初めてお会いした時の握手がスマート過ぎたことや、「芸能人オーラが半端ない」(例えとして「渋谷のど真ん中でも見つけられるほど」と言ういぶちゃんに、「いやいや、それは無理でしょー」「ほんとに見つけられます!それくらい!」と)、「いい匂いがする」など、もうずっとGACKTさんのことを話していました(笑)。

 2017年は「エロマンガ先生」のことで、先日行われたイベントで「あんな動きがある朗読劇をやったのはとても印象深かった」と話す一方で、初挑戦の純然たる文学作品の朗読劇「銀河鉄道の夜」のジョバンニを演じたことを語り、「ベテランの方々と掛け合いをすることが多くの事を学んだ現場で、今の自分に大きな影響を与えた」と手応えと感動を述べてくれました。リハーサルでは上手く出来なくて不安が残る中で迎えた本番、最後までやり切った時に涙が流れてしまったエピソードは、とても印象深かったです。
 「Anisong Ichiban」のステージでは「初心に帰る」ということで、初主演作品「お兄ちゃんだけど愛さえあれば~」の主題歌「SELF PRODUCER」を選び、これまでの自分では歌えなかったと思うけれど今なら、と選曲した思いを語ってくれたことも素敵エピソードでした。

 最後に「アイドルマスター ミリオンライブ!」に触れ、劇場版で大事な役を任された事、可奈役に決まった後にアイマスライブに招待されて観に行ったステージで大きな感動を得て、そのアイドル像に刺激を貰ったことや、さいたまスーパーアリーナや日本武道館というステージに立ったという非日常について、アイマスの一員になったことについても思いを語ってくれたのは、個人的にいぶちゃんを知ったコンテンツということもあって、その過程を見守って来ていることからも嬉しかったです。
 そういえば、途中で「シャンパン飲んでみたいです!」ということで、シャンパンを口にして「うわぁ、こんななんですか!? 不味い! てっきり、ジンジャーエールみたいなのだと思ってました!」という反応に会場皆で「あぁー」という笑いが起き、郡山さんも「じゃあ、ワインも駄目かもしれないですねー」と話しをしたら、いぶちゃんが「えっ、ぶどうジュースみたいな感じじゃないんですか? エリイちゃんとワイン飲もうねーって話してたのにー」という、まだまだ味覚お子ちゃま的トークが、今日二十歳を迎えても大人の女性にはまだ道のりは険しそうだな、という感じで微笑ましかったです(^^)。

 たっぷりと軌跡を振り返った後は、トーク中いい感じに飲んでいたいぶちゃんに対して「大人常識クイズ」というコーナーへ。最初はマナーについての出題を考えていたらしいのですが、それは「これからの生活の中で学んで頂く」ということで、大人なら知っていて当然の問題を出題ということで。
 「初代総理大臣は?」「現在の総理大臣は?」「CDは何の略?」「舞台用語でステージ向かって右側を何という?」「面積の一番小さい都道府県は?」「福が入る都道府県を全て挙げる」といった設問(笑)。これは「大人常識か?」とも思いますが、いぶちゃんが正解したのは半分という事実!(汗) 人名は漢字でフルネームではありましたが、設問的には然して難しくはないだろう…と思っただけに衝撃でしたが、まぁ気にしません(爆)。ちなみに、正解する度に会場は拍手喝采、いぶちゃんどや顔という今日の主役を立てるイベントではあるものの、これが二十歳の大人の女性…かというツッコミは却下ですね(笑)。

 続いては「アンケートトーク」。事前に参加者が記入したアンケートを抽選箱から引いて、内容を読みつつトークするという、トーク系イベントでは定番のスタイル。「木戸衣吹の好きなところ」という設問を読み上げる度に照れていたいぶちゃんがとてもキュートでした(*^^*)。そんな中で「やって欲しいこと」という中に「ナレーション」「舞台」という意見も多くあって、皆がきちんと声優さんとしていぶちゃんを捉えていることが、自分としては嬉しかったです。勿論、アーティストとしてソロ活動という意見もあり、本人的には「いつかは」と言っていたものの、今は「お芝居を磨きたい」とコメントしていたのも嬉しかったです。ラーメン特集や青森PRビデオ出演など、具体的な要望も面白かったですが、来年以降もバースデーイベントを開催して欲しいというのは、今日ここに集った人の総意かもしれないな、と肌で感じることが出来ました。あ、ちなみに自分は読まれませんでした(笑)。

 そして、これまた定番のお祝いコメントコーナー。最初はMachicoさんで音声だけ。「6歳差を感じないくらいにしっかり者で尊敬している」と顔を合わせては言えないことを伝えて来るスタイルは田所あずささんの時と同じ(笑)。その内容について、舞台上でツッコミ入れるいぶちゃんの姿も田所あずささんの時と同じ(笑)。
 続くのはビデオレターで、いぶちゃんが尊敬しているという下田麻美さんと茅原実里さんそれぞれから。共にいぶちゃんの初主演作品「お兄ちゃんだけど愛さえあれば~」で共演していたことからコメントをお願いしたそうですが、お二人とも快く引き受けてくださったと聞き、いぶちゃんがちょっと涙ぐんでいるのがとても素敵でした。初主演の時、いぶちゃんは14歳。そんないぶちゃんを支えてくれたお二方なのだろうと思います。二十歳になったことから、お二人からも「飲みに行こうね」とコメントされていました。下田さんは12月の朗読劇で一緒になるものの、いぶちゃんとダブルキャストになってしまったので共演出来ないというのは残念でしたが、またいつかお二人と共演出来ると良いですね! 印象的だったのは、いぶちゃんがビデオレター観て発したコメントの中でお二人の「トークの上手さ」に触れていて、こういう場でも学ぶ姿勢があることを感じたこと。この向上心があれば、いぶちゃんは将来役者としてもっと伸びるなと思えたことが嬉しかったです。トーク中に出ていた、沢城みゆきさんの様な大人でカッコいい演技も、ちゃんといぶちゃんの色で到達出来ると信じています。声優を目指す切っ掛けとなった「しゅごキャラ!」のほしな歌唄役の水樹奈々さんともいつかは共演したいという夢も語ってくれました。

 次は「耳を澄まして聞いてください」と言われ、流れて来たのはいぶちゃんのお父さんからのメッセージ! とっても良い声で「まるで役者みたい!」と思っていたのですが、当のいぶちゃんは全然お父さんの声を聴いている感じでは無かったので「?」と思ったのですが、内容がどう聞いてもお父さんからのメッセージだったこともあり、途中からいぶちゃんが涙ぐんで来たのを見て、こちらもちょっともらい泣き。聞き終わった後、「…パパ…って、この声だれですか…?」と涙ぐみながら言葉を発し、「お世話になっている音響監督の辻谷耕史さんです」と説明があって「あ゛あ゛あ゛」となったいぶちゃん。その手紙の現物がいぶちゃんに手渡され、封筒に書かれた字を見て「パパ、字下手くそなんですよー」と照れ隠しの様に語るいぶちゃん。封筒の中から幼少の頃の写真と共に出て来たバースデーカードに書かれたお父さんからのメッセージに込められた思いを受け止めて胸いっぱいになったいぶちゃん。そんないぶちゃんを見守ることが出来て、こちらも幸せな気持ちをお裾分けして貰えました。

 最後はいぶちゃんから、集まった皆様への感謝の気持ちを述べ、一緒に記念撮影を行って、会場の皆さん一人一人に気持ちを伝える様に視線を向けて手を振って退場。いぶちゃん二十歳のバースデーイベントが終了しました。

 最後にお見送りが無かったのは少々残念ではありましたが、ほろ酔いのいぶちゃんでしたから、そこは遠慮したのかもしれません(僕らはそれで全然構いませんが(笑)。集った人たちも飲んでるし、いぶちゃんを目の前に羽目を外されても困りますしね)。それでも、皆に愛されていると感じられるいぶちゃんを見守れて、何より自分が”木戸衣吹”という人を気に留め続けられている魅力にちゃんと触れられ、これからも自分に出来る形で応援して行こうと思えたことが嬉しかった充実の約2時間でした。平日の夜、いぶちゃんの誕生日当日、しかも二十歳という記念すべきタイミングに駆け付けられて本当に嬉しかった。無理をしてでも参加した価値や意義を存分に感じられる、素敵なイベントでした。こういう機会をくださった、関わる全ての方々に感謝しています。

 木戸衣吹さん、改めて二十歳の誕生日おめでとうございます!(^^)
 これからも身体に気を付けて、お仕事存分に楽しんでください!

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2017年11月12日 (日)

「豊田萌絵 1stDVD『moRe moDe』発売記念イベント in AKIHABARAゲーマーズ本店」参加

Img_4175  豊田萌絵さんの1stDVD「moRe moDe」の発売記念イベントが開催されました。

 応募抽選ということもあって行ける確証は無いけれど、自分の中では珍しく最初から「行く!」という気持ちでスケジュールも入れていたくらいの気合いが入っていました。2017年はPyxis関連も含めて、萌絵さんとのご縁はかなり多く、更には抽選時の当選確率も高い上(…って100%?)、座席抽選でもかなり若い番号を引き当てたりすることも数回。だから余計に「絶対行く」という気持ちが生まれたのかもしれません。

 そろそろ当落のハガキが来てもおかしくない、と気持ちそわそわしていた頃、友人から当選した旨の連絡が。しかも二人から。なのに自分のところには通知が来ていない…(汗)。そしてその翌日も来ないことから、もう落選確定…(ToT)。あぁ、行けると信じていたのに。とても気持ちが沈み、改めて自分がどれだけ萌絵さんに傾倒していたのか計れた気がしました。当選した人の中には「行けるかどうか」「他を優先」等の声もあって、そもそも「落選」という選択肢が無い人にとって、それらは目に毒だな…と諦めきれない気持ちがあっても、そこは受け入れるしかない。そう思ってスパッと気持ちを切り替えた日、郵便受けの中にまさかの当選通知が!! これには驚きと共に勿論湧き上がる喜びも!! ちょっと泣きそうでした(笑)。でも晴れて参加が確定! 当日は楽しむぞ!!

 ということでイベント当日。以前、当選ハガキ記載の整理番号があっても、入場待機列に並んだ順にそのまま詰めて座ったことがあったので(汗)、念のため15分前くらいには現地に入って入場整理列を伺おうと思っていたら今回は整理番号順に整列が始まったので、それはそれで。アンケート用紙を頂き「moRe modeの内容についての質問」という1項目(例として「moRe moDeで印象に残っていることは」と書かれていて、それが設問だと思ってしまった(笑))に考えを巡らせながら開場時間までの10分程を待機。しかしながら、開場時間になっても全然前の方の番号が埋まらない状況…。どうするのかな?と思ったら、空いている番号は詰めての整列となり、そのまま入場開始。てっきりゲーマーズだけのイベントかと思いきや、アニメイトとの合同イベントだった様で、入場時の本人確認がそれぞれ別になっていました。手荷物検査も終えて前から詰めて座る流れになったら、整理番号30番台なのに何と最前列…!(驚) この日はイベント被りも多かった様でしたから、前の番号の人は他のイベントに行ったのか、梯子して時間に間に合わなかったのかなのだと思いますが、自分としては当選したから良いものの、これで本当に落選した結果でこの状況を知ったら、かなりのショック…というか納得出来ないよな…と複雑な気持ち。でも、今回自分はこの会場に居るのですから、この環境を存分に楽しむのみ!(^^)

 定刻になり、萌絵さんが登場! ベレー帽にゆるふわなセーターにスカートというとても秋らしいコーデでとっても可愛らしい(*^^*) それを視界良好の最前列で見られる至福の時間に、それだけで大満足。

 今回、特にアシスタント的な人はおらず、萌絵さんがMCを担当してイベントを進行するもので、萌絵さんの一人喋りを堪能することが出来ました。登場時の挨拶とイベントについて軽いトークを経て、事前アンケートのトークコーナーへ。抽選箱から引く形式ではありましたが、予めおみくじの様に縦長に折られたアンケートが箱の口に差してあって、それを1本1本引きながら進めて行きました(つまり、事前アンケートの内容を事前に見て、どれをイベント中に使うかは予め決められた状態。変わるのは読まれる順番だけ)。

 読まれたアンケートには「美来さんへのお土産のケーキセットでケーキは作ってもらったか」「今回着た2種類の水着でどちらが好きか」「次の写真集が発売されるとして何処に行きたいか」「シャボン玉大会の時の心中は」「誰か参考にしたアイドルは居るか」等、10枚ほどのお題を萌絵さん視点で密度の濃いお話しを沢山聞くことが出来てとても楽しかったです。その中の1枚に自分のものもあって、更に嬉しかった(^^)。中でも一番「流石萌絵さん!」と思ったのは、次の写真集が出せるとしたらというお話で「タイミング的にはお肌の曲がり角を迎える直前くらいの、最も女性として魅力が溢れているであろう25歳くらいが理想。今回とまた違った私を見てもらえると思うし」と、今回の1st写真集「moRe」のプロデューサーとも言える萌絵さんだからこその目線で回答頂いたな、と印象に残りました。また「一人シャボン玉」の時、周囲の視線の痛さというのは特になく「どうせ誰も知らないし、また逢うことも無いだろうし。ただ寂しかったのは間違いない」とこれまた萌絵さんらしさを感じたり、パラセイリングの時も「高いところが苦手なので全然テンション上がらなかった」というDVDの映像以上に伝わる感情でお話しが聞けたのも楽しかったです。

 アンケートトークを終えたところで、特典お渡し会へ。準備を終えて再入場した萌絵さんの目の前に一人ひとり立って特典を頂きつつ会話を楽しむ、というのはいつも通りなのですが、今回は随分と長くお話し出来ているじゃないですか! てっきりいつも通り10秒程度かと思いきや、30秒くらいは十分にあるほど。最前列ということで自分の番が回って来るまでが早いので、急遽話題を膨らませるネタを準備(汗)。

 萌絵さんにお会いするのは豊洲でのPyxis 2ndシングル発売記念イベント以来だから2ヶ月振り。今年はとても多くの機会に恵まれ嬉しい限りではありますが、こうして機会を設けてくださることは本当に有り難いことであり、1つ1つの時間を大切にしようと臨んでいることもあって回数重ねても慣れるということは無いのですが(笑)、それくらいの距離感で丁度良いかな?と思っています。

 今回は「moRe moDe」の発売記念ということもあって、こうした機会を頂けた感謝の他、シーンを切り取った写真集と動きのあるDVDでの楽しさの違いを改めて感じたこと、DVD編集時に萌絵さんの意見などがどのくらい入ったのか等をお話しして終了。急遽準備したネタを入れた代わりに、言い忘れたことがあったのを終わってからも思い出して苦笑しましたが、それでも久し振りにゆったり目に萌絵さんと話せて嬉しかったです。「いつもありがとう(^^)」という言葉も加えて頂けて「こちらこそ!(*^^*)」と思いました。これだけ長くお話し出来たのは、結果的に少なくなった参加人数の関係なのか、元々予定していたのかは分かりませんが、何れにせよ主催者様や萌絵さんのご厚意あってのこと。感謝の気持ちでいっぱいです(^^)。

 写真集発売で一気に注目された感のある萌絵さんですが、何処までも萌絵さんらしくお仕事を楽しんでいる感があって、StylipSで初めて知った時から萌絵さんは萌絵さんだよな、と今更ながら自分がこうして萌絵さんを応援していることが不思議に思えたり、何だか嬉しかったり、気持ち温かになった今回のイベント。とてもお似合いで素敵だった秋コーデに当てられたのかもしれませんが(笑)、改めて萌絵さんって素敵だなと思いました(*^^*)。

 萌絵さん単独のイベントとしては2017年は一区切り。Pyxisとしてはアルバム発売も控えていますし、リリースイベントをはじめ今後も盛り沢山なので、これからも自分が楽しめる範囲の中で最大限の声援を贈って行きたいです。

 素敵な時間を提供してくださった、関係する全ての方々に心からの感謝を。

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2017年11月11日 (土)

「田所あずさ 3rdアルバム『So What?』発売記念イベント in アニメイト新宿(第二部)」参加

Img_4178  田所あずささん(以下親愛を込めて”ころ”)待望の3rdアルバムが発売されました。前作から1年3ヶ月振りとなるアルバムがどんな仕上がりになるのか、5月のライブで発表された時からとても楽しみにしていたこともあり、発売日は勿論フライング入手!(頑張って時間調整しました)

 実はアルバム情報が解禁となり、リリースイベントも発表された時、お渡し会や握手会、サイン会と色々な企画があって「一度も参加が叶っていないから是非サイン会に!」と思い、発表即日、自分に出来る精一杯で当該店舗へ(普段利用している最寄り店ではない為、電車賃を掛けて)足を運ぶも既に配布終了…(涙)。でもお渡し会の参加券はあるということでそちらを確保。折角なので別店舗にも足を運んで握手会の参加券も確保。自分にはまだサイン会に参加する資格が無いのかもしれませんが、お渡し会だって握手会だって直接お会い出来る貴重な機会。参加出来るだけで感謝しなければ。

 ということで、予約したCDを引き取りに再度電車賃を掛けて当該店舗へ。自分が普段利用している店舗よりは遅くまで営業してはいるので何とか無事に引き取れました。さぁ、聴きまくるぞ!

 ということで、3rdアルバム「So What?」。正直、想像していたよりも圧倒的に凄い仕上がりのアルバムでした。ロックに舵を切った2ndアルバムはインパクトがあってがむしゃら感のある仕上がりでしたが、3rdアルバムは本来ころが持っている優しさと訴えかける力を更に磨いてプラスし、”タドコロック”の定義を深く広く示してくれた様に感じました。もっとガンガンにロックで攻めて来ると思っていただけに、かなり驚かされました。2ndの時は「ここまでロックで攻めて来るとは」と驚き、3rdでは「全曲バリバリのロックで攻めて来ないとは」と驚くという、何とも不思議な感覚(笑)。

 前日に24歳を迎え、そのバースデーイベントに参加したこともあって、連日ころに会えるというのは勿論嬉しいけれど、とっても不思議。サイン会でなくたって、お渡し会にはお渡し会の良さがある!?…と、昨日はお祝いの言葉に終始した分、今日はアルバムの感想を出来るだけ伝えられたら良いな、ということで。

 座席抽選は昼の部の時に行われていたものの、自分は昼の部は参加しない為に開場に合わせて行動した結果、丁度真ん中くらいの場所だったので全く問題無し。視界的にもステージ中央付近はしっかり見えるし、最後は目の前に行く訳ですし(笑)。

 定刻近くなって、ランティスの保坂さんからの諸注意を。ちょっと見ないうちに随分と太った気が…。そして、ころの登場! 最近の中でも特に衣装が珍しい感じで、水色のパーカーに紺色でレースのフレアスカートにスニーカーという、ロックな感じでは無い私服っぽさがとても新鮮に映りました。しかも、萌え袖!(^^) いつもの”ころテンション”と言う感じが久し振りです。考えてみれば、店舗でのリリースイベントは2ndアルバムの「It's my CUE.」以来ですから1年以上前。久し振りに感じるのはそりゃそうだ。

 比較的ローテンションにも受け取れるころのとのやり取りの流れで「今日、良いことあった人!」と挙手を求めると殆ど手を挙げない会場の参加者に、「毎日良いことばかりじゃないからねー」「発散するのはライブの時にして欲しいので、このイベントでは発散せずに溜め込んで行くスタイルで」など、ネガティブ系トークが織り込まれながらも楽しい雰囲気になるのがころのトークスタイルとも言えるので、今日も平常運転(笑)。

 リリイベ恒例(?)となっている会場ごとに変える新曲の裏話、今回は「crying」でした。希望して救いの無い系の歌を唄ったことや、曲に合わせて気持ちを作ったから録り終えた時はかなり疲弊していたことなど短い時間の中で密度の濃い話を聞くことが出来ましたが、中でも仮歌詞の話が一番印象に残りました。詞が無い状態の曲に対し、その曲イメージをしっかりと刻むために仮の歌詞を与えて気持ちを作るらしいのですが、その歌詞をころや保坂さん、マネージャーの金成さんで作ったところ、金成さんが「胃の調子が悪いから病院に行こう」といった内容の歌詞があったりして可笑しかったと。そのフレーズをアカペラでちょっと歌って「まだ覚えてる!」と、聞いた僕らも「そんなんで目的を達せられるんだ!」と可笑しかったです(笑)。

 そして、これまた恒例となった(しかし、昼の部ではやるのを忘れていたという)「新曲の中でどれが好き?アンケート(一人三票まで)」を。「やっぱり東京の人は病んだタイプの曲が好きなんですねー」という結果が出つつも、リード曲「ストーリーテラー」や「ころあるき」が人気なのはどの会場も同じという感想も述べられていました。自分的には「ギミーシェルターブライトネス」「I can't live without you」「ころあるき」の3曲ではありましたが、新曲どれもが選びたいと思えるものなので、今回は3曲に絞るのは結構難しかったです。あ、アンケート取る前に記憶だけで曲を挙げ始めたのですが、2曲くらいで弾切れ起こしたり、その後アルバムの裏面を見ながら新曲群のタイトルを挙げるのに順番を間違えたり、更には「So What?」という曲は無いのに挙げたり、とてもころらしい進行だったことも付け加えておきます(笑)。

 短いながらも色々楽しめたトークパートを終えての特典お渡し会。自分の番までそれなりに時間はあったものの、いざころを目の前にしたら上手く纏められず(苦笑)、昨日のお礼と凄いアルバムに仕上がりましたね、くらいしか話せませんでした。元々あった”訴えかける強さ”が改めてころの武器なんだと感じられたことくらいは伝えたかったな…ということで、来週に来る次の機会ではリベンジしたい! でも、退場する道筋に金成さんがいらしたので「胃、大事にしてください」とお話し出来た(「皆さまもお大事に」とのことでした)のは嬉しかったです(笑)。

 2日連続ころのイベントとなりましたが、不思議なアットホーム感がある反面、自分にとっては貴重な機会だからこその緊張感があって、それはそれで丁度良い距離感なのかも…と感じました。

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2017年11月10日 (金)

「田所あずさファンクラブイベント2017~24th anniversary~」参加

Img_4179  田所あずささんを自分の中で明示的に応援する様になって2年が過ぎ、自分にとっては3回目となる田所あずささん(以下、親愛を込めて”ころ”)のお誕生日をお祝いする日がやって来ました。今回も昨年に引き続いてファンクラブでのイベント開催、無事に当選することが出来て、しかもお誕生日当日にお祝い出来るなんてとても光栄なことです。ころも今年で24歳。本質的な真っ直ぐさは変わらず、年々魅力を増していると感じられることがとても嬉しく思います。

 初めての誕生日イベントはライブBlu-rayの発売記念上映会にて。ユナイテッドシネマ豊洲の10番スクリーンという最高の視聴環境で堪能したライブ映像とドレッシーなころの姿が印象に残っています。
 翌年の誕生日イベントは半蔵門でのTFMホールでファンクラブ限定。ラジオ番組の公開録音を含めた企画で、参加者を巻き込んで収録したドラマや矢島晶子さんを招いてのトークなど泣いたり笑ったり、ころが一番楽しんでいたかもしれないな、と感じられる彼女の表情が印象に残っています。
 そして今年は昨年に引き続きファンクラブ限定で、会場はライブハウスである原宿アストロホール。2017年のころを象徴する様な会場選定だなと感じつつ、どんなイベントになるのかな…と当日を楽しみにしていました。ただ、当日は平日ということもあって会社帰りに行くために時間的調整とスーツ姿であることが問題にならなきゃいいなぁ…という点だけは不安でした(激しいライブになったらどうしよう…とか(笑))。

 イベント当日、18:15開場ということで職場を早く出なければならない為、その分早く出社。原宿という都心でのイベントながら現在の職場からは1時間以上掛かってしまうので(自宅からなら30分かからないのに…)、そこは頑張りました(笑)。

 現地に到着すると、結構な人が整列していました(最早アストロホール名物?っていうくらい(笑))。自分は整理番号がかなり後ろだったのですが、開場されてどんどん入場して人が減るも全然自分の番号が近づいて来ない。どうやら本当に最後の方みたいです…(涙)。にしても、スーツ姿の人も居ればライブモードの人も居て、道行く人からは「何の行列?」とライブの時以上に不思議がられていた気もしました(笑)。

 ドリンク代を払い、サプライズアイテムのクラッカーを貰って入場すると、もう既に前エリアは満員。後方エリアもそれなりに人が入っていて立つ位置に選択の余地が無いくらいでした。それでも軸線として中央付近で視界が良さそうな場所を確保。肉眼でステージ上のころの表情が見られれば十分なので問題無し! 前方のスクリーンにはサプライズの説明書きが(笑)。

 ライブの時と違って、客入れBGMはころの最新アルバム「So What?」が流れていたので、待ち時間が30分近くあったものの特に気にならず。どちらかと言えば、スタッフが「軽食のご用意もあります。スナック、大判焼きなどございまーす」とアナウンスしていた内容が気になったくらい(「えっ?そんなの販売してるの?」的に(笑))。開演時間が近くなり、FC事務局の方が諸注意とサプライズの仕込み説明開始。勿論、仕込みに関してはマイクオフで(笑)。本人は知らないから、ということですがころはどこまで驚くかなぁ…。

 定刻を迎えてイベント開始。呼び込まれて登場するころに盛大な拍手! そして、仕込みの通り「ころあず、24歳おめでとー!」を言っている途中で誰かが鳴らしてしまうクラッカー(笑)。そこから何だかグダグダな感じで一斉に放たれるクラッカー。そして祝福の嵐の中、驚いているという感じが一切無い、ころのコメントが「皆さん仕込んでくださったんですか? ありがとうございます。火薬の臭いが凄いねー」と、至って普段のころモード。最近はロックなころばかり見ていたので、ハート柄の緑がかったグレーのワンピースを纏って登場したころの姿がとても新鮮でした(^^)。今回は全く台本が無く、ころも「取り敢えず、ステージに出たら”こんばんは”って言ってくださいって言われただけで後は何も」と笑っていました(笑)。

 最初のサプライズ込みの簡単な挨拶が終わった後は最初のコーナー「2017年を振り返る」ということで、マネージャーの金成さんが登場し、ころと同じかそれ以上の拍手で迎えられていたのが印象的でした(笑)。

 挨拶トークを終えて年表をスクリーンに投影する際、年表より先に後々使うオフショット写真がポロポロと表示されてしまい「あぁぁぁ」という感じになりつつも、そこは特別動じることもなく「先に写真出ちゃいましたが、改めて出て来た時は初めて見たような反応をお願いします」と、コーナー始まる前からゆるゆるモード(笑)。もう最初のサプライズからこんな感じでしたから、全然問題無いというか、これこそころのイベント!(^^)
 改めて表示された年表には、2017年が如何に密度の濃いお仕事をされていたのか分かるほどに沢山の内容が載っていました。自分が参加していないものも多くありましたが、国内外の各種ライブ、イベント参加、アニメ主題歌担当およびレギュラー出演や主演、自身のライブツアーにCDリリース…と本当に盛り沢山。1月から11月まで「あー、○○がありましたねー」といった感じでざっくばらんにころと金成さんでトークするも、金成さんからの質問や問い掛けに対するころの反応が悪かったり、計算出来なかったり、色々なツッコミもありつつ長く付き合っているからこそのキャッチボールがとても楽しかったです。特に「細かいことを覚えていない」と答えるころに「そこは期待していないから」と返す金成さんだったり、頭の良し悪しに話が展開した際、金成さんが「メンバーの中で一番賢いのは…彩香かなぁ…。衣吹もエリイもヤバいしなぁ…」と漏らしていたのがツボでした(笑)。ちなみに、ころははっしーの次くらいの賢さだと胸張ってました(^^;;

 印象に残っていると言えば、コントライブに出演するという発表をした時の皆の反応が「…はぁ」みたいな感じだったのに、始まったら口コミ等で大好評となってチケットも売り切れたのが嬉しかったという話と、ヒロインを演じた「終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?」で、本当に精神的に疲れたけれど自分に大きな影響を及ぼした作品だったと語ったところです。特に「DEAREST DROP」は今後も大切に歌い続けて行く歌だというのが、実に気持ちも入っていて胸に響きました。「Anison Ichiban」では、その「すかすか」のエンディングテーマ「フロム」を唄えたことについても想いの強さを感じられるエピソードでした。

 結局、1つ1つのイベント事に対して話が膨らんで「このペースじゃ終わらない」と冒頭話していた割には、たっぷりと密度の濃いお話しが聞けた振り返りトークは満足度の高いものとなりました。ファンクラブのオフ会の次回日程が12月のライブツアーと同列に載せられて発表されたことにもツッコミが入ったことも特筆したい事項でした(笑)。

 続くコーナーは、事前アンケート(Webフォームで募集してたもので、設問は「田所あずさに聞きたいこと」)の内容に沿ったトーク! ということで、定番の金色ボックスが登場し、1つ1つ引いて行きます。演じてみたい役、チャレンジしたいこと等、定番の質問ながらも”ころの今”が色々が聞けて面白かったです。まさか自分も引いて頂けると思っていなかっただけに、呼ばれた時は「同じ名前の誰かだろう」くらいに思っていたくらいです(汗)。自分が尋ねたのは「タドコロックの未来」でしたが、一つの自分の理想として形になったと感じたのは「DEAREST DROP」だということで、それは自分も「1つの武器になる」と感じていただけにとても嬉しかったです。今回リリースした3rdアルバムは、そういった「気持ちを乗せて表現する」というタイプの歌が幾つか収録されていたこともあって、2ndアルバムの時の様な「がむしゃら感」とは違った魅力を感じていたので、今回の”タドコロック”が示した方向性ところの想いが聞けたかな、と思います。
 その他、「一人旅して気付いたのはやっぱり誰かと一緒に行きたい(素敵な景色や美味しい食事に出逢っても、その瞬間に共有出来ないのが寂しい)」「いつかは外国を一人旅してみる(帰って来れないんじゃないかな。そもそも一人じゃ出国も出来ないかも)」「沢山の役をこれまで演じさせて頂いたけれど、男の子を演じたい気持ちは強い(これまで小さい子からお婆さんまで、動物も演じられた)」「コントライブをやった事で”笑い”の舞台ならではの”間”というものを学べた(今後もコントライブは続けたい!)」など、2017年の活動から派生したお話は楽しさだけでなく、更なる飛躍が約束されたかの様な手応えも感じさせてくれました。

 そして続いたのは定番のビデオレター。最初にスクリーンに投影されたのは、Machicoさん! とてもよそよそしく登場したこちまにツッコミを入れつつ、付き合いの長い二人だからこその空気感がビデオレターであってもそこにはありました。メッセージの中に含めるお題があった様で「私だけが知っている田所あずさ」という内容について、「他の人には謙虚に当たるのに、私にはちょっと強めに当たって来る」という内容に「お前もだろー!」的な反応をするころ(笑)。そんな楽しいビデオが終わった後、ビデオ以外に手紙もくれたMachicoさんは「面と向かっては言いにくいけど、あずあずのこと尊敬してるし大好き!」と書いてあり(司会の方が代読)、ころも「私も面と向かっては言わないけど」とこちまへの感謝を述べていました。
 続くビデオは、車の中での一コマ。車中の男性がアカペラで歌い出すのは…「ころあるき」! ということで、ころが大好きで切望していた「忘れらんねえよ」のボーカルで、「ころあるき」の作詞・作曲を担当した柴田隆浩さんからの歌のプレゼントに興奮気味のころ。すると「ハッピーバースデー」の曲終わりにサプライズ登場したのは「すかすか」で共演した、岡田日花里さん! これには心底驚いていた様子のころは、ずっと「可愛い」「ありがとう」を連発していました。花束を受け取ってしゃがんで視線を真っ直ぐの高さにしてお祝いの言葉を受け取っていました。まだ小学生ということもあって本当に短い時間ではありましたが、豪華なゲストとも言えました(笑)。

 そして、ビデオレターを締め括るのはコントライブから急接近(笑)となった天津向さん。「他の声優さんと一緒に仕事しているので、現地に行けない」とか、余計な一言を敢えて入れて煽りながらのお祝いに、ころもツッコミを入れていました。流石に最近は一緒に仕事をする機会が多くなっていることから、良い感じのコンビ感でした。最後に「現地に行けない代わりに、凄い人を送り込んだから」という言葉に合わせて登場したのは…バイク川崎バイクさん! そのテンションに唖然と迎え入れるころ(笑)。ただ、コントライブの時に共演している筈なのに、本人のことはあまり覚えておらず、ネタだけ覚えていたというころの対応が芸人殺しで(笑)、登場した後、自己紹介的にネタを始めるバイク川崎バイクさんの話にいちいち相槌を素で入れていて困らせたり、先にをオチ部分を横取りしちゃったりと超自由。バイク川崎バイクさんのBKBネタを観客側をも巻き込んでとてもノリノリ…っていうか勢いに任せてガンガンしゃべって行くのがトークライブっぽくて、今日初めてライブハウスで行っている意味を感じたかもしれません(笑)。「バイクだけに?!」「ブンブン!」のキャッチボールを楽しんで、一通りの持ち時間をやり切ったバイク川崎バイクさんが締めの挨拶に入ろうとしたところで、ころが「お疲れ様でした」とまたもや先に退場を促すような流れになって爆笑! 笑いに溢れた楽しいステージでした。

 そして、バースデーケーキの代わりに運び込まれる”うどんタワー”と共にハッピーバースデーの合唱を贈り、改めてのお祝い。甘いものが苦手というころに合わせて、好物のうどん尽くし。銘柄を見て「これお高いやつ!」と普段ころが自分ではなかなか手が出せないものがプレゼントされたことをとても喜んでいました。そんなころへのもう1つのプレゼント。お手紙が届いているとのことで、司会の方が代読。その送り主は、ころが最も尊敬する声優さんである矢島晶子さん! 昨年のバースデーイベントに参加していたこともあって自分も直ぐに気付きましたが、こうして今年も言葉を頂けたことが心底嬉しかったのか、胸いっぱいな感じのころを見てこちらも嬉しかったです(^^)

 こうしてイベントとして一通りのコーナーが終了し、最後はころご本人のお見送り。一人ひとりと会話して(常識範囲の時間無制限?。所謂”剥がし”が居ない)、メッセージカードのお土産を頂くという、年に1回の贅沢な時間。沢山お話ししたい事があった割には、大した事も話さずに月並みなお祝いをするだけになってしまった自分ではありましたが、それでも真っ直ぐに言葉1つ1つに耳を傾けてくれたころには感謝の気持ちでいっぱいでした。正味1時間半ほどのイベントではありましたが、誕生日当日にお祝いの言葉を直接伝えられる喜びは勿論、ころが皆に愛されているのが感じられるアットホームな空間に居られる喜びや、楽しさと喜びでキラキラした笑顔が弾ける様を見守れるのも格別で。自分としてもこういう時間を1つ1つ大事にしたいな、と改めて感じられた時間となりました。

 こういう貴重な機会を創ってくれた、ころと関係する全ての皆様に心からの感謝を!

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