« 「田所あずさ 3rdアルバム『So What?』発売記念イベント in AKIHABARAゲーマーズ本店」参加 | トップページ | 「Holy Party Night」参加 »

2017年11月26日 (日)

「every▼ing! Final Fantasia-Show 2017 ~Lesson3 輝く未来へ~」参加

 木戸衣吹さんと山崎エリイさんの二人ユニット「every▼ing!」の卒業コンサート「every▼ing! Final Fantasia-Show 2017 ~Lesson3 輝く未来へ~」に参加して来ました。

 「アイドルマスター ミリオンライブ!」の矢吹可奈役で認識し、そのライブステージで観た彼女の愛らしさに衝撃を受け、気に掛けはするものの特別明示的な応援をしていなかったいぶちゃん。
 「every▼ing!」というユニット結成時、いぶちゃんと一緒に居たことで認識し、とても印象的な顔立ちをしているな…という認識しかしていなかった中で、たまたま参加したイベントに出演していた彼女を見て衝撃を受け、気に掛ける様になったものの特別明示的な応援をしていなかったエリイさん。
 そんな気に掛けていた二人が1つのユニットで活動しているにも拘わらず全然気に留めなかったのに、友人の代理で参加することになった「高校卒業記念」と銘打たれた1stライブに参加してから少しずつ気持ちに変化が現れ、every▼ing!としての1stアルバムが発売されることを機にやっと重い腰を上げた2016年末。

 2017年は自分の中でevery▼ing!がどんな存在になって行くのだろう。そんな気持ちで初めて手にしたevery▼ing!のCDである1stアルバム「Colorful Shining Dream First Date▼」は、シングルの表題曲に加えて8つの新曲が収録された聴き応えのあるアルバムに仕上がっていて、これまでの2年半の歩みが凝縮された内容はとても好みでした。このアルバムのリリースイベントへの参加券も手にすることが出来て、お二人に直接お会いする機会に恵まれたことから「2017年は幸先いいぞ」と思った矢先に活動休止の報。胸中穏やかとは言い難かったけれど、残りの約10ヶ月は出来得る限りの声援を届けよう!と決め、every▼ing!の活動として自分が追えたものは微々たるものでしたが、今日まで気持ちと想いを積んで来ました。

 自分はevery▼ing!への思い入れが強いとは言えません。それでもユニットが活動の区切りを迎えるということに、今更ながらに心が騒いでいます。「続けて欲しい」という気持ちとはちょっと違って、単純に「この先、定期的にこの二人が揃っているシーンが見られず、新曲に出逢うことも無くなることが寂しい」というものに近い感情なのですが、卒業公演に向けてevery▼ing!の楽曲を聴き続ければ続ける程にどの曲も強く響くものが多くなって行き、それが更に”休止”という事実に直面して寂しさも強くなる。卒業公演の日にちが近づく中、every▼ing!というユニットへの”好き”がどんどん積み上がって行くのを感じていました。

 応援していたユニットが解散する、アーティストが活動を休止する、というのは幾つか体験した事があります。しかし、その殆どが自然消滅か、突然発表されてそのまま終了という形であり、every▼ing!の様に発表された後、その休止当日までの間に色々仕掛けて有終の美を飾るような(カウントダウン可能な)ものは体験したことはありませんでした。そういう意味では、こうした場が用意された今回、本人たちにもファンの皆にも幸せなことなのかもしれません(続ける宣言をしたまま音沙汰の無いStylipSよりも余程いい)。

 今回、卒業公演ということで1つの区切りを迎えることから、お二人に宛てて手紙を準備しました。普通に書くと長々と大作になってしまいがちなので(汗)、今の素直な気持ちを簡潔に認めました。久し振りにファンレター的なものを書いたので形にするのがちょっと大変でした(しかも二人分なので)。でも、まさか自分が近年応援している方々に対して初めて手紙を認めるのがevery▼ing!のお二人だなんて思いもしませんでした(笑)。

■物販

Img_4174  当日、物販開始時間が14:00ということで、2時間くらい前に行こうか検討した結果「そこまで頑張らなくても」と、1時間半くらい前に現地入り。有志の皆様が気持ちを込めて作り上げたメモリアルブックを頂いた後(本当に素敵な1冊でした。感謝!)、物販待機列最後尾へ。この時点でまだ50人程度なので全然余裕でしょう。陽射しがあって暖かいものの、強い北風が冷たいので太陽が雲に隠れると結構辛い。それでも雨が降っているよりは全然マシ。待機列も行儀良くて平和そのもの(笑)。

 定刻になって物販開始。最初に列を区切られたタイミングで既に場内に入れたので、これはサクッと終わるかな?と思ったら意外と時間を要しましたが、通常物販購入、くじ購入、CD購入、ファンクラブ記念品受領、公式寄せ書き、二人へのプレゼント(今回、ボックスが二人別々に用意されなかったので、その場でそれぞれの宛名を付箋に書いて養生テープで貼り付けることに(笑))とこなして、ミッション終了。40分くらいで解放されたので十分に早い方ですね(^^) にしても「最後だから」と物販…っていうかCDの購入特典に釣られて結構な出費になったのは想定外でしたが、この売り方はずるいなぁ…(>_<)。くじは当たりを引けなかったのは残念でした…。

■入場~開演待ち

Img_4149  物販ミッション終了後、開場までの2時間半はナムコ中野や中野ブロードウェイを少しぶらついて、17:00過ぎに会場前へ。すっかり陽が落ちて寒い中、会場前には入場待機列が出来ていたので最後尾へ。定刻となり入場が開始された…と思いきや、場内最終チェック中ということで追加の待ち時間を経て入場再開。

 場内に入ると、先程寄せ書きした卒業旅行ツアーの看板幕が掲示されていたので記念に撮影。自分が書いた部分もアップにして撮影し、その後ろ側には凝ったフラワースタンドが置かれていて、訪れた皆さんを楽しませていました。1つ1つ気持ちの入ったスタンドには贈った側の感謝が溢れていました。

 ちなみに、実は中野サンプラザのホールに入るのは初めて。色々なライブやイベントで使われているホールなのに、これまで一度も来たことがありません。建て直し前にevery▼ing!に連れて来てもらえたこと、感謝しています(^^)

 指定の席目指してホール内へ。チケット発券した時は「1F1列」と記載があって「まさかの最前列!?」なんて思いましたが、よくよく確認すると、中野サンプラザはオーケストラピットがあって、使用しない場合はそこに座席が置かれるとのこと。なので1列目は実質5列目になると知って少し残念な気持ちも湧きましたが、実際に席に着いてみると想像以上にステージから近い場所で、少し傾斜が付き始める席ということもあって視界も良好。卒業公演をこんなに良い席で見届けられることにちょっと胸いっぱい。客入れBGMは1stアルバム「Colorful Shining Dream First Date▼」が流されている様で、待ち時間もずっとevery▼ing!尽くし。これから始まるFantasia-Show、どんな光景が眼前に広がるのでしょうか。

 舞台はとてもシンプル。中央に少し高くなった大きなステージがあり、左右にはお立ち台的な小さなステージが設置されています。後ろには左右に電飾を張り巡らされた柱が2本あり、中央に向かって数本の帯でリボンを結んだ中央にはevery▼ing!のロゴ。特別凝った仕掛けが無い感じなので、それは逆に言えば二人のパフォーマンスが全てということ。凝った演出や舞台装置も良いですが、ステージパフォーマンスこそ主役であり、後は照明などがそれを際立たせるだけの演出の方が個人的には素材そのものを味わえる感じで好み。今日は思う存分二人のパフォーマンスが楽しめそうで期待が高まります。ホールコンサートということもあって、オールスタンディングのライブハウスに比べてとても空間が広く感じ(当たり前)、精神的な余裕も生まれるのは嬉しい限り。また、会場が大きいからなのか、これまで必ず目に入った「ちょっと目に余る輩」というのが周囲に見受けられず、その点も「ライブの楽しみを外的要因で阻害される」という心配をせずに済む感じでこちらも嬉しい限り。満額楽しめそうな準備は整った、そう感じられるのはやはり嬉しい。

 そう言えば、今回のライブは参加規約の禁止事項から「・サイリウム、ペンライトの使用」という項目が削除されており、「これは使って良い」という認識? という話がTwitter上でも話題になっていて、「最後」「ホールコンサート」ということで特別に許可したのかも、ということで一応準備(…って、会場到着してから気付いたので、後で合流する友人に連絡して準備してもらいました(笑))。折角なので使えたら良いな、と。

■開演

 開場が押した分、開演もちょっと押しましたが、5分ほど過ぎて場内暗転。すると、ステージ上にスクリーンが下りて来て、ビルの屋上で夕日を見ながら袴姿で話し合ういぶちゃんとエリイさんの姿が映し出されます。何故か話している内容は字幕(笑)。every▼ing!としての活動を振り返り、一番思い出に残っていること(いぶちゃんは全ての始まり「ゆめいろ学院校歌」、エリイさんは「キングスーパーライブ」の舞台。エリイさんがいぶちゃんを”イブキング”と呼んでいたのが新鮮(笑))を話したりした後、「もう終わっちゃうんだね」「まだ終わりじゃないよ」といった流れから「中野サンプラザでみんなが待ってる!」ということでオープニングムービーが終了(笑)。すると、ステージが明転し、中央から二人が登場。流れている音楽は「サクライロ」! スクリーンが収納され、中央のevery▼ing!ロゴが輝きを放ち始めました。

 笑顔で登場した二人が纏うのはそれぞれのイメージカラーを彷彿させるカーキとエンジのワンピース(?)に水色のタイを結び、サクライロのスカートを巻いた衣裳。温かな拍手で迎えられた中、唄い出して直ぐにエリイさんが胸いっぱいになって声を詰まらせてしまいます。それを優しくフォローするいぶちゃん。そんな光景を見て、初手からこちらも目頭が熱くなってしまいました。まさかの1曲目が「サクライロ」というのも驚きで、歌詞を噛み締めると強くこみ上げて来るものがあるこの曲を開幕に持って来た意味。そこに公演のテーマを確かに感じることが出来ました。最終シングルのタイトルが「笑顔でサンキュー!」である様に、今日の公演はしみじみして終わるのではなく、正に「笑顔」でなければならない。だからこそ、心震わす「サクライロ」は今日の最後には似合わない。敢えて最初に持って来ることで別の意味を見出せた、そんな気がします。「サクライロ」の歌詞は完全なる卒業ソングだからこそ、その中の一節にある「心からの『ありがとう』」を伝えられる最初の一歩になるんじゃないかと。でも、歌詞を一つ一つ噛み締めてしまうと胸がいっぱいになってしまう危険はあったと思うので、ある意味で1曲目が最初の山場だったのかもしれません(笑)。

 無事に「サクライロ」を終えて、エリイさんも平常に戻りつつある中始まったのは「風を追い越したくて」。2ndライブに参加出来なかった自分としては今回初体験。ステージ後方にタオルを取りに行ったことから、どうやらタオル曲の模様。アルバム聴いた時からライブで体験してみたかったこの曲がやっと楽しめる、それだけでテンションが上がります。タオルの使い方も難しくはなく即対応出来るもので、十分に二人のパフォーマンスを堪能しながら一体感も得ることが出来ました。

 そして、1stライブの時に体験しているはずなのにいまいち記憶が無い(汗)「バンバンファイター」へと流れ、最初の「サクライロ」モードは完全に破壊! 攻めるモードに入って乗って来た感のある二人。この曲は聴き込むうちにとても気に入った1曲。カッコ良く熱く、それでいて背中を押されるような魂揺さぶる感覚がとても気持ちいい。エリイさんのカッコ良さといぶちゃんの元気が合わさった力強さは最強レベルだな、と改めて実感。

 一気にトップギアに入れた後は、ちょっと可愛い楽曲で緩急を付けて来ます。 クラップで楽しむ「ハンドスター☆彡」、爽やかさが印象的な「君の"Favorite"」と、キラキラした歌を続けて披露。どちらも1stアルバムの新曲で初体験とは言え、全然問題無し! 一体感を楽しみつつ、存分にステージ上の二人のパフォーマンスを堪能出来ました。

 青森公演で初めて体験した「パラレルアドベンチャー」は未来への航海をイメージ出来る、これまた爽やかな楽曲。改めてevery▼ing!の楽曲を提供する作家陣の多彩さと、それでいてユニットイメージを広げてくれる完成度の高い曲ばかりだな、と感じます。

 ここでグッズの話(白のオフィシャルTシャツが「ヨーグルトみたい」といぶちゃん、タオルのデザインは実際にポーズした写真をトレースして起こしている等)や、二十歳になったことを報告したり(いぶちゃんはバースデーイベントの後、ひれ酒を飲んでみたとのこと。勿論、全然駄目だったと(笑)。エリイさんはどうやらお酒を飲むと笑い上戸になるらしいことも)のMCを挟み、「まだevery▼ing!でないころの私たちの歌を」と久し振りに歌うことに少し緊張も見え隠れする中始まったのは「希望のヒカリ」。

 every▼ing!楽曲の中では(「召しませロードス島戦記」のエンディングだったとは言え)結構異質と言えるこの曲、セットリスト的にも配置が難しいと思っていましたが、一旦リセットするタイミングの後であれば比較的前後のテンションを引きずらないのでベストな配置かも。今だからこその表現力も加わって、CD収録版よりも奥行を感じる歌唱が印象的でした。

 続いたのは同じくアニメ「AKIBA'S TRIP」タイアップの「心のメモリー」。趣のあるこの曲もevery▼ing!の楽曲としては割と異質。それでも、二人がステージの両端のお立ち台部分に腰かけて、それぞれがピンスポットを浴びて情感たっぷりに歌い上げる様は神々しさすら感じることに。その中で、ずっと客席側を真っ直ぐ見たまま掛け合いつつ歌い続ける二人が歌詞の中にある「もう一度会いたい」の時にしっかり目を合わす瞬間が。それはそれは背筋に来ました。いつも隣り合っている二人だからこそ離れ離れで唄う姿に哀愁を感じ、それがまた寄り添う形になる流れは効果絶大。

 曲が終わるとステージ暗転し捌ける二人。最初の衣装替えタイムと思しきタイミングが来て、下りて来たスクリーンに映し出されたのは横浜アリーナ。先日の「ANIMAX MUSIX2017」にシークレットゲストとして出演したevery▼ing!の、ステージ裏から登場、「カラフルストーリー」と「笑顔でサンキュー!」のダイジェストを流してくれました。「出演するなら行ってたよ!」と思った人が多かったかもしれないことへのフォローなのかは分かりませんが、卒業までの積み重ねの1つだと考えれば、これも今日のステージに取り込まなければならなかったのかもな、と。every▼ing!を支えるファンが少なかったのか、横浜アリーナのボルテージはそこまで高くない感じではありましたが、黄色とピンクのライトが多く振られていたので、その辺りは嬉しかったです。
 映像の最後に、二人の出番終了直後のコメント映像が流れて「中野の皆さん、盛り上がってますかー?!」と、自分たちのライブの合間に自分たちでコメント入れるという、なかなか見ない展開に笑ってしまいましたが(笑)、結びに「次はとっても可愛い衣装で出て来るので注目ですよ!」と。

 映像が終わって、残されたコメントに従ってステージを注目していると、流れ出した曲は「ちゅるちゅるちゅちゅちゅ」で、登場した二人は…真白なドレスで登場! 一見してウェディングドレスにも見えるほどに本当に無垢な白! で、出て来たと思ったらそのまま…客席側に降りて来たじゃないですか!? 客席に降りると埋もれてしまって全然見えなくなりますが「多くの人の近くに出来るだけ行きたい」という気持ちを感じられるこのサプライズは、今年4月にエリイさんのソロライブに参加した時にも味わっていて、自席から見えなくたって二人の気持ちが嬉しかったです。「♪ちゅーるちゅーるちゅっちゅっちゅー」とステージを楽しんでいたら、何と自席の近くの通路に入ってくれて、かなり間近でいぶちゃんを見届けることが…出来ました!!(*^^*) もう測定不能な衝撃的輝きを放ついぶちゃんの笑顔に撃ち抜かれ、一瞬気絶した様な感覚があるくらいのドキドキを味わえて幸せ気分。この時のいぶちゃんの笑顔は、初めに衝撃を受けた「ミリオンラジオ!」の公録映像の時と重なり、歳を重ねたことで更に魅力的になったな…と何となく親心も感じてしまいました(笑)。

 そんな幸せ気分な熱量を全く違うベクトルにしてしまう「ケサランパサラン」、真っ赤な祈りを捧げる「pupa」が続き、最初のブロックとは異なる雰囲気に魅了されました。何より、曲毎に色々な表情を見せる二人のパフォーマンスやコール&レスポンスの楽しさなど、楽曲の持っているポテンシャルとそれを表現出来ている二人がまた素敵で。「pupa」は何から何まで「ここまで赤くする?!」と思えるほど赤く、純白のドレスを着ている二人がその赤い世界で歌い踊る姿は、独特のカッコ良さがありました。

 ここまでの雰囲気をまた一変させる「ヒロイン」と「What is L▼VE?」が続きます。every▼ing!の懐の深さを感じさせてくれる、ユニットの魅力溢れる掛け合いが楽しい2曲はライブだとまた印象が変わり、目まぐるしさがより強調された感じが小規模のミュージカルを観ているようでした。どちらもアルバムの新曲で特徴的なナンバーだったのでライブではどんな風に楽しめるのかと楽しみにしていましたが、想像以上にわちゃわちゃしていて可愛さ炸裂して最高でした(^^)。

 バラエティに富んだ構成でジェットコースター気分も感じるこのブロック、まだまだその流れは続き、「奏★奏Happy Tune♪」でスピード感溢れるコール&レスポンスを存分に楽しみ、「HELLO, NEW WORLD!!」でのテクノポップなロボットダンスを披露する二人にキュンキュンしたところで一区切り。every▼ing!は二人の息の合った振付も観ていて楽しいことを再認識。なるほど、振りコピする人が多いなぁとは思っていたけれど、確かに真似てみたくなる気持ちは分かる。

 ブロック開始前のANIMAX MUSIXの話やドレス衣装などのトークを挟んで急に挟み込まれる「今日の公演、ブルーレイになります!!」という発表に会場騒然。何故このタイミングに挟み込んだのか分かりませんが、この先の展開に”収録を意識させる必要がある”ということなのかな?と思ったり思わなかったり。自分としては収録有無なんて関係無しに、今日という日をキチンと伝説にするために全力で楽しむのみ。勿論、Blu-rayで発売されるのは嬉しい!(リリースイベントとかでまたお会いできるかも?!(^^))

 「次の曲は今の私たちにピッタリかも」と前置きして始まったのは「水彩メロディー」。この曲は初めて聴いた時から胸いっぱいになったのですが、季節的にも丁度今を唄っているからこそ、より胸に来るものがあります。「サクライロ」は高校卒業記念でしたが、この「水彩メロディー」は今思えばevery▼ing!の卒業を示唆していたのかもな…なんて思ってしまいます。でも、恐らくは二十歳を迎える二人に向けて”大人になる”という不安や期待のメッセージが詰まったものだと感じるので、今の二人にピッタリというのは正にその通りだと。だからこそCD以上に気持ちが乗って伝わるものも大きくなっていた様に感じました。
 この曲は、最初皆スタンディングで構えていたものの、曲が始まると共に示し合わせて皆が座って見守りながら聴くことになり、それによって二人の繊細なパフォーマンスまでちゃんと受け止めることが出来ました。「サクライロ」に続き、2回目の目頭への刺激。最後の一音が消えるまで拍手がされなかったのもとても良かったです。

 余韻に浸っている中に続いたのは「さよならは言わない」。「さよなら言うのか言わないのかどっちだよ!」みたいなセットリストが結構気持ち良くなって来たタイミングでしたし、こういう緩急が揃っているのもevery▼ing!の楽曲の魅力。1stアルバムのトリを飾る曲ということで「別れは笑顔で」というのが収録時点で完成していたことを理解した上で、後の「笑顔でサンキュー!」にも繋がるメッセージをこのライブで感じ取ることが出来たのが嬉しかったです。どちらも、every▼ing!の楽曲に最初から携わっているエンドウ.さんだからこそ繋げられた思いを、二人のパフォーマンスを通して胸に刻めました。

 ここでの衣装替えタイムは、卒業旅行ツアーを振り返りつつ、今日のリハーサルから開演までを辿るムービーがスクリーンに流されました。アコースティックアレンジされた「カラフルストーリー」や「笑顔でサンキュー!」がとても胸に染みるもので、映像を観ながら笑ったりしみじみしたり、2ヶ月前のこととは思えないほどに懐かしさを感じてしまう濃密な映像でした。ツアーで行ったのは青森だけではありましたが、映像から伝わって来るツアーの雰囲気は全てに同行したかのような感覚でした。
 驚いたのは、まさか今日のリハーサル映像が既に編集されてこのタイミングで流されたこと。最近他のライブやイベントでも最後にライブ中・イベント中での映像や写真がエンディングで使われる様になったりしているので、そういう編集環境が普通になりつつあるのだとは思いますが、それでもやっつけ仕事ではなくしっかり胸に届くものに仕上がっているのが素晴らしく、映像が終了すると湧き上がった拍手が、それを表していたと思います。

 ちょっとしんみりムードになったところで、そんな雰囲気を一蹴するかの様に鳴り響く、ウエストミンスターの鐘! 分かってはいるのに「アイドルマスター」関連楽曲2曲が浮かんでしまう自分を目の前に集中させ、始まる次のブロックは勿論、シングル曲の連続投入! 「ゆめいろ学院校歌」「カラフルストーリー」「Shining Sky」「DREAM FLIGHT」という怒涛の展開は、勿論今日一の盛り上がり! 「悔いを残すな!」というそれぞれの想いも感じられる程に全力全開のコールは、本当に”every▼ing!のライブ”を象徴するかの様な一体感がありました。自分は、家虎もガチ恋口上も同調こそしませんでしたが(笑)、独りよがりでなくこれだけの人数でしっかり決まれば凄い力の一体感が生まれることをevery▼ing!のライブで学んだ(?)ので、他のライブでは「うーん…」と感じる様なコールでも全然マイナス要因にはなりませんでした(脊髄反射的なコールは意外と無く、逆に「ここは一般的ならこう」と思うところが違ったりするのも新鮮に受け止められたくらい)。勿論、良し悪しはあると思いますが(二人の歌声が聴こえないほどのコールとかは…(汗))、これが3年半で育てられたevery▼ing!のライブの形であり、今日はその集大成であることが十分に感じられたこの4曲。ステージ上の二人のパフォーマンスだけでなく、大いに盛り上げた会場の皆さんにも拍手を贈りたいと思いました。独りよがりじゃない「一緒に楽しもう」を感じ、目に余る人を多く見た1stライブの時とは全く違う印象を感じることが出来たことも特筆したいところです。
 それに加えて二人の衣裳! シングル曲に合わせて全ての衣裳を組み合わせたモチーフ(上着、スカート、ブローチ、髪留めがそれぞれのシングルのジャケット衣裳から起こしたもの)というのがとても印象深く、更にはステージ上でターンすると翻るスカートがまた素晴らしく可愛さを際立たせていました(*^^*)。

 熱量の高いステージを終え、一呼吸置いたところで最後に一言…を言う前に「最後に、皆さんから一言」と言ってしまういぶちゃんでしたが(笑)、そこは上手く仕切り直して二人から一言ずつ。順番を決めるのにじゃんけんして、エリイさんが勝ったものの、先にするか後にするか決めかねて結局いぶちゃんが先にご挨拶。これまで元気に話していたいぶちゃんが、1つ1つ言葉を紡ぎ出す様に気持ちと感謝を述べる中、何度も胸がいっぱいになって言葉に詰まりかけ、少しおどけたりしつつ最後まで想いを伝えてくれた姿がとても素敵でした。最後に「ちゃんと文章考えたので、正確なものはブログにでも載せます」と笑いを誘って続くエリイさんがリラックス出来る様にしていた(と感じた)のも印象深かったです。

 続くエリイさんは、いぶちゃん以上に胸いっぱいで言葉を紡ぐのもやっとな感じではありましたが、それでもしっかりと想いを伝えようと言葉を発して、大きく泣き崩れることもなく最後まで立派に伝えてくれた姿も本当に素敵でした。途中、言葉に詰まった時に安易な「頑張れ」が客席から殆ど出なかったのも個人的には嬉しかった。

 そして「ここから私たちは別々の道を歩み始めます」と前置きし、それぞれの告知タイム(笑)。いぶちゃんは来年発売されるゲーム「ワールドエンドシンドローム」の出演と主題歌を担当することになった報告を、エリイさんは来年ワンマン2ndライブを開催する報告をそれぞれして、「また出逢えるように私たちもレベルアップして行きますので、これからも宜しくお願いします!」と締め括る二人の表情は晴れやかでした。

 そして、本公演の総仕上げ。本当にこれで最後の「笑顔でサンキュー!」へ。

 ライブで聴いたのは青森公演が初めてではあるものの、その時はまだCDリリースがされていなかったのでMVしか楽しむ術が無かったこの曲も、その後リリースされたCDを聴き込むにつれて歌詞がどんどん流れ込んで来て胸がいっぱいになってしまう。それを今、卒業公演の最後の曲として目の前でパフォーマンスをするキラキラした二人を見守り、多くのファンの皆さんと一緒にこの空間を創っていることがとても幸せに思え、本当の意味で「笑顔でサンキュー!」が完成する瞬間に立ち会えていると実感するに至りました。

 あの日の未来が、今ここにあるんだ

 探し続けた未来が、今ここにあるんだ
 ここに居る僕らで紡いだ物語
 夢の先でまた逢う日まで

 ここからまた一緒に歩き出そう

 ありがとう

 もう余計な言葉は要りませんでした。全ての想いがこの曲に詰まっていました。最高にキラキラした笑顔でパフォーマンスをしきって、最後の「ありがとう」を唄い終わって見つめ合った後、曲が終わるまで二人がずっと抱き合う光景を見守ることが出来た。自分もボロボロ泣いてしまうかと思ったけれど、ステージ上の二人の姿を見て温かい気持ちになり(「アイドル伝説えり子」で、えり子が新人賞を受賞した時に見守っていた仲田先輩の様な気持ち(笑))、感謝の気持ちを込めて心からの拍手を贈ることが自分の辿り着いた答えの感情でした(勿論、目尻に涙がちょっと溜まっていたけれど。本日3回目)。

 every▼ing!として歌って来た全22曲のステージを終え、タオルで涙を拭いて気持ちを落ち着けた二人は「本当に本当にありがとう」という気持ちを込めて、ステージの隅から隅まで視線を配って集ったファン一人ひとりと目を合わせる様に手を振り続ける二人の表情は、終わってしまう寂しさなどは無く、やり切ったという高揚感と未来へと歩みを進める力強さに溢れていた気がします。胸に去来するものは多くあったと思いますが、公演のテーマとも言えた「笑顔でサンキュー!」をしっかりと完成させ、最後は手を繋いで光の先に向かってステージを後にする姿がライブの副題「輝く未来へ」をしっかりと感じることが出来た。それが”見届けた”という気持ちを強くしてくれました。

 二人が去った後、ステージにはスクリーンが下りて来て、エンディングとしてのスタッフロールが流されました。”every▼ing!”という一つの物語のエンディングとも受け止められるその映像は、これまで積み重ねた3年半の想い出がしっかりと詰まっていて、今日の卒業公演の余韻を十分に受け止めてくれるものでした。

 演出や映像も然ることながら、一番印象的だったのは鳴り止まない拍手。二人が去る時に贈られた拍手、エンディングが終わった後の拍手。最後、その拍手終わりのタイミングをちゃんと意識して終演アナウンスを入れてくれたのも嬉しかったです。最高の2時間半でした!

■最後に

 every▼ing!という「現役女子高生ユニット」が二十歳を迎えて一区切りし、それぞれが思い描く未来へまた歩みを進める。卒業を見届ける以外にも、未来への一歩をも見届けた。皆で創り上げたevery▼ing!の卒業を彩るステージは、二人からの感謝とそれを受け止めた側が返す愛と感謝に溢れた幸せ空間でした。胸に刻まれた感動と二人から受け止めた感謝の気持ちは絶対に忘れない。それがちょっと誇らしくも思える公演だからこそ、終演を迎えて会場を出た後に感じた寂しさもあって。でもそれは、また逢えることを信じているから”every▼ing!ロス”とは違っていて。この先、二人の個々の活動を見守る中で、今感じている寂しさが楽しみに変わって行くことを信じて、今は3年半を駆け抜けたいぶちゃんとエリイさん、それを支えた多くのスタッフの方々に心からの感謝を伝えたいです。

 また逢う日まで笑顔でいようね
 背中合わせで歩き出そう せーので
 振り向かないよ またね See You Again♪

【付録:セットリスト】

  1. サクライロ
  2. 風を追い越したくて
  3. バンバンファイター
  4. ハンドスター☆彡
  5. 君の"Favorite"
  6. パラレルアドベンチャー
  7. 希望のヒカリ
  8. 心のメモリー
    ~衣装替え:「ANIMAX MUSIX2017」ダイジェスト
  9. ちゅるちゅるちゅちゅちゅ
  10. ケサランパサラン
  11. pupa
  12. ヒロイン
  13. What is L▼VE?
  14. 奏★奏Happy Tune♪
  15. HELLO, NEW WORLD!!
  16. 水彩メロディ
  17. さよならは言わない
    ~衣装替え:卒業旅行ツアーから今日までの振り返り
  18. ゆめいろ学院校歌
  19. カラフルストーリー
  20. Shining Sky
  21. DREAM FLIGHT
  22. 笑顔でサンキュー!

|

« 「田所あずさ 3rdアルバム『So What?』発売記念イベント in AKIHABARAゲーマーズ本店」参加 | トップページ | 「Holy Party Night」参加 »

ライブ・イベント」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/528591/66094054

この記事へのトラックバック一覧です: 「every▼ing! Final Fantasia-Show 2017 ~Lesson3 輝く未来へ~」参加:

« 「田所あずさ 3rdアルバム『So What?』発売記念イベント in AKIHABARAゲーマーズ本店」参加 | トップページ | 「Holy Party Night」参加 »