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2017年12月

2017年12月31日 (日)

「Pyxis 2ndアルバム『Pop-up Dream』発売記念イベント」 in AKIHABARAゲーマーズ本店&スペシャルイベント参加

 Pyxisの2ndアルバム「Pop-up Dream」。先日、発売前のリリース記念イベントに参加しましたが、可能なら発売後に感想を直接伝えられる機会があればな…と思っていました。しかし、今回はシングルと違って高価なアルバム。何枚も購入して参加するほどの金銭的体力が無い自分にとっては、まだチャンスがあるとは言え悩みどころ。更には限定アクリルスタンドが付くというファミマ.comでの通販でも注文してしまった他、大晦日に開催が決まったスペシャルイベントにも参加を決めてしまった(こちらはテイチク直販で注文した時点で確定)ので、もう既に限界値と言える状況…(汗)。それでも! スペシャルイベントは直接お話しする機会は無いだろうから、ならば後1箇所参加が叶えば!! ということで、当落が絡む応募の形で2017年のPyxis運を占ってみる意味合いも含んで敢えてAKIHABARAゲーマーズ本店でのリリースイベントを狙ってみました。その判断をしたのは応募締切3日前(笑)。予約した日に帰宅して直ぐに応募したくらいにギリギリでしたが、見事に当選! その開催当日は「ミリオンライブ!」のリリースイベントもあって梯子を覚悟していたのですが、ミリオンの方は安定の落選(苦笑)。梯子はせずに済みましたが、その日は通常出勤日だったので休暇を取得。無事、当日を迎えることが出来ました。

■12/29:AKIHABARAゲーマーズ本店

Img_4361s  2ndアルバム「Pop-up Dream」が発売になってからの初のリリースイベント参加となる今回。年内直接お二人にお会い出来る最後の機会。アルバムを聴いた感想を伝えたいと思って参加したものの、2017年を本当に”駆け抜けた”と言って良いほどに沢山のイベントでお会いする機会を作ってくださったお二人に感謝を伝えたいという気持ちもあって、そのどちらも伝えるほどの時間は無いだろうから、どうしよう…と考えているうちに現地到着。当選ハガキの整理番号が10番台だったので、整理番号順に入場するなら最前列確定かも…なんて思っていたら、入場整列も整理番号関係無し且つ座席抽選という「整理番号関係無しかよ!」と言うパターン。ゲーマーズのイベントはこの辺りが本当に良く分かりません(苦笑)。
 入場整列した場所が10人目くらいだったので早めに座席抽選したところ…何と最前列! 今年は本当にPyxis関係(萌絵さん単独、美来さん単独含む)でこういう”引きの強さ”を感じる。最後にそれを感じることが出来て、ただただ嬉しい。その気持ちを胸に秘めて開演までの40分を待つ訳ですが、何故今日は開場から開演までが30分ではなく45分なんでしょうね…?

 客入れBGMの「Pop-up Dream」が1周し、2周目が始まって少しした頃にテイチクの渡来さんが登場して諸注意。そしてそのまま開演! 登場したPyxisのお二人はジャケットと同じ衣装で登場。今回は最前列中央と言える位置だったこともあって視界良好。お二人を目の前に一挙手一投足、表情をしっかり楽しむことが出来ました。

 最初はコミケ当日ということから「もう行って来た人?」と投げかけると数人が手を挙げた様で「終わってから行く人?」という中にも混ざっていたらしく、「ヲタクの鏡」と萌絵さんから最高の賛辞を貰っていました(笑)。続いて1週間前に行われた「夜空の下でMeeting」の公開録音のお話しをちょっと。1コーナー丸々カットするくらいに時間一杯まで盛り上がった(1時間半ほど収録していた)という話もあって、参加しなかった自分としてはその時の光景を思い浮かべつつ、お二人のやり取りを楽しんでいました。

 ということで挨拶を終えてのトークコーナーへ。最初のお題は、アルバムジャケットについて。2週間前に参加したリリースイベントでも語られていましたが、今回は「ケースを縦にしてジャケットを入れて初回盤と通常盤を並べるとちゃんとハートが完成する」という新情報解禁(笑)。初回盤のハートは美来さんが、通常盤のハートは萌絵さんが描いたとのことで、美来さんのハートが横長になっている点を萌絵さんが指摘(笑)。続いて、ジャケット広げての双六を遊んだ人を問うも誰もおらず「皆友達居ないの?」と失礼な萌絵さん炸裂(笑)に「これから遊ぶんだよ」とフォローする美来さん。でも、ジャケットに色々なメッセージを書き込んだことを話した際、「見てくれた人?」と問いかけると挙手があまり無く「見てないの?!」と脅す萌絵さん(笑)に「アルバム聴くのに忙しかったんだよ」とフォローする美来さん。「折角色々書いたので隅々まだ見てみてね」というアピールの他、双六のマスが6個しかないので、好きなマスを追加してねーという流れから、初回限定盤に付属するBlu-ray収録のMVの話へ(双六のマスは「Pop-up Dream」のMVで巡った順番になっているとのこと)。

 初MV「初恋の棘」から1年半、「随分大人になったよね」と美来さんに「でも今より大人っぽく見える表情もあるよね」と萌絵さん。何よりBlu-rayの画質に「綺麗すぎてヤバイ」と感想を漏らしつつ、「MV撮影で大変だった記憶が無い。全部楽しかった」というお二人の話は最新作「Pop-up Dream」から。中華街での撮影時、観光客の方に囲まれたりしたと話し「芸能人気分を味わえた」とは美来さん。ただ見物人のおばちゃんに「あの娘知ってる!」と言われたらしく、「それはきっとAKBの誰かだよ」と思っていたと語り、「だよねー、光栄だけど」と萌絵さん。観覧車での撮影もカメラを任されたそうで(後は監督が乗っていたそう)、その割にはゴンドラ内で監督含みではしゃぎすぎて(前のゴンドラに乗っているカップルの話とかで(笑))撮影が頂点から下るところでしか出来なくて焦ったものの、何とかMVに使ってもらえる映像を(地上近くとは言え)撮影出来て良かったという話を。
 ダンス関連では最近振り入れを2時間くらいで出来る様になった(!)ということで、覚えられなくても振付の先生の教え方が上手で覚えられるとのこと。「褒めて!」とねだる萌絵さんに会場から沢山の拍手が贈られて「褒めて伸びるタイプなの」と嬉しそうな萌絵さん。
 「ダイスキ×じゃない」のMVではリップシンクが色々と大変で、押したり引いたりするシーンでは相手が居ないと上手く行かない美来さんの時、カメラの外側で萌絵さんがその部分を隣でやっている時と同様にやってフォローした話(「私はパントマイム出来ないなー」と美来さん)やハート型を作る時、作った後に相手がフレームアウトする等の苦労話が出て、更に「FLAWLESS」では演技に気持ちが入り過ぎて(壁叩きながら「萌絵さん!」という気持ちで)泣いてしまった美来さんの横では、ハンマーを持って「無敵!」と「スマッシュブラザーズ」のBGMを口ずさみながらスタッフと談笑する萌絵さんが居たという面白エピソードも飛び出すくらい、次から次へと楽しいトークに花を咲かせてくれました。

 あっと言う間のトークコーナーを終えると、ミニライブへ突入! 「Pop-up Dream」「残像」「ダイスキ×じゃない」の3曲を披露。2ndアルバム内で唯一暗い曲となってしまった「残像」を作詞担当の鷲崎さんが気にされているらしく、「ファンには大人気なんですよ!」とフォローしているという話が出て、これから「残像は大人気曲」という共通認識を持つように示された感のある流れに爆笑しつつ、「2017年のイベント最後をPyxisの楽しい想い出にして欲しいから」と3曲も披露してくれて、最高のミニライブを目の前で体験させて頂き、改めて二人の息の合ったフォーメーション(最前列だからこそ確認出来た足元の動きや位置など)をしっかりと楽しみ胸に刻むことが出来ました。まぁ、座席抽選は仲間で群れたり出来ない分、騒がしくは無いもののライブで糞コールや高速クラップ入れる輩がチラホラ居て不快な部分もありましたが、そこまで気持ちを削がれず楽しめて良かったです(^^)。

 汗拭きタイムを兼ねたお渡し会の準備を挟んでのお渡し会。最初に車椅子で参加されていたファンの方のところへ直接行ってのお渡し&おしゃべり。こうした気持ちが嬉しいな、と改めてお二人の姿勢に心が温かくなった印象的な光景(って後ろに振りむいた訳ではないので声だけ聞いた想像ですが)を経た後に自分の番。「2017年は本当に沢山働きましたね」「その分僕らも沢山楽しみました」「お身体に気を付けて」「明後日行きます」と、アルバムの感想ではなく1年間の御礼を伝えた回となりましたが、短いながらも十分満足行く時間となりました。

■12/31:品川J-SQUARE

Img_4343s  1stアルバム「First Love 注意報!」、1stシングル「FLAWLESS」のそれぞれでも発売記念で催されたスペシャルイベント。どちらの時も応募抽選だったのが、今回の2ndアルバムではテイチク直販での購入先着となっており、情報が解禁された時に少々参加を迷ったものの「折角の機会だし、大晦日まで頑張るPyxisに参加することで応えたい」と申し込み。アルバムが発売されて参加チケットと一緒に到着。整理番号は可もなく不可もなく…といった感じでしょうか。1stアルバムの時は座席抽選で前から3列目(着席した場所は勘違いで4列目)でしたが、入場時座席抽選であれば別に何番でも…って、当日現地に行ったら整理番号順入場の自由席ということで、場所的にはちょっと後ろの方。参加出来るだけでも感謝…ではありますが、自由席であるからか厄介な仲間内で固まっている感じが不安を募らせます(苦笑)。

 今回、トークパートのみニコニコ生放送で中継されるということが発表され、どんな感じの内容・進行になるのか少し不安もありましたが、始まってしまえば割といつものPyxisペース(笑)。定刻近くにテイチクの渡来さんからの諸注意があり、そのまま開演。入場して来たお二人はこれまでのリリイベとは違って、今日だけの特別衣装。以前はステージ衣装だったりしましたが、今回は白のブラウスに上下モコモコのそれぞれのパーソナルカラーのベストとミニスカートを着用。萌絵さんのベレー帽も反則レベルで似合っており、お二人のおみ足の眩しさは後ろの方の座席ではありましたが届いていました。

 最初のトークは2ndアルバム「Pop-up Dream」のジャケット・MV撮影のオフショットをプロジェクターに投影し、スライド鑑賞トーク。見覚えのあるシーンの裏側っぽい写真が色々あって、その時々のエピソードが色々聞けて楽しかったです(流石に3回リリイベ参加したので、知っている内容も多くありましたが)。
 続くトークは、開演前に会場で記入したアンケートを使用したボックストーク。2ndアルバムの感想や質問などを読んでトークを展開する定番スタイルで、「苦戦した曲」「ライブでやってみたいこと」「2017年を振り返って」といった興味深く広がるトークもあれば「最高だった!」の様なストレートな感想などを時間一杯まで。両サイドに映し出されていたニコ生のコメント映像は途中から機能しなくなり(笑)、ちゃんと配信されているか気掛かりだったという萌絵さんでしたが、無事に配信は完了していたとのことでホッとしていました。

 生中継回線が切れたことを確認した後、会場に残った皆に「ここからはみんなだけのスペシャルタイム!」として、今年出演した「アニメロサマーライブ2017」から未放映だった「FLAWLESS」のシーンをノーカットで上映! 美来さんや萌絵さんの緊張が伝わって来る、そして大きな会場で歌い踊るPyxisの熱い映像を鑑賞。NHK-BSで持ち歌が放映されなかった悲しさを吹き飛ばす良い映像でした(^^)。どうやら、製品版に収録されるものをそのまま流してくれたようです。

 上映が終わって再登場した美来さんと萌絵さんは、この後のミニライブ様に衣装チェンジ。あのミニスカートで歌い踊ってくれても眼福でしたが(*^^*)、激しく歌って跳ねられる様にワンピースを内側にプラスした(?)感じの出で立ち。直前に上映していたアニサマの時の感想を交えつつ、ライブスタート!

 「Pop-up Dream」「FLAWLESS」「残像」「Sweat&Tears」「Next Flowers」の5曲という、ミニライブにしては贅沢なセットリストを堪能。2ndアルバムの新曲から2曲披露され、「Next Flowers」は今回が初披露ということでした。「来年に向けて弾みを付けたかった」という「Next Flowers」の披露は、楽曲の持つ”決意”を振付からも感じ取ることが出来るものでしたし、「Sweat&Tears」はタオル曲にしたいというお話しの通りタオルを用いて一緒に楽しめたし、「残像」は「欲しい時にやってくる奴(笑)」と萌絵さんが言う通り素敵にクールダウンさせてくれたし、「FLAWLESS」はアニサマの映像を観た後だからこその熱量を感じられたし、「Pop-up Dream」は改めて二人のシンメトリなダンスパフォーマンスを味わえたし、本当に濃くて楽しくて熱い時間を堪能することが出来ました。
 参加前に危惧していた輩は傍若無人さを存分に発揮し、一人しかやっていない勝手なコール、座席移動、席ずらし等、本当にやりたい放題…(まだ後ろに固まっているならまだしも、座席に座っている奴がそういう行為をしているのですから(苦笑))。それらが黙認されている状況もどうかと思いますが、そういうことを「やっていい」と思っている輩も異常。そろそろ何かしらペナルティを与えて欲しいな…と(もしくはイベント時でも「わんぱくひろば」の設置)。以前よりは自分が気にしなくなったものの、今回は真後ろだったのでちょっとイラッとはしました。それでステージ側のお二人のパフォーマンスから気持ちが削がれなくなったのは、ここ1年くらいでライブに対して経験値を積んだ結果なのかな(笑)。

 最後は美来さんと萌絵さんから2017年のお礼と2018年に向けてのコメントを頂き、「良いお年を!」で終演。自分も本当に2017年はPyxis三昧だったなぁ、と改めて思うくらいに沢山の機会に恵まれました。先着でのリリースイベント、抽選でのイベント、ライブ等、2017年はPyxisでライブ始め、Pyxisでイベント締めという正にPyxis三昧の一年でした。逆に言えば、それだけお二人やスタッフさんが沢山頑張って機会を作ってくれた訳ですから、改めて感謝を伝えたいです。本当にありがとうございました!

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2017年12月16日 (土)

「AZUSA TADOKORO LIVE TOUR 2017 ~So What?~」東京公演参加

 田所あずささん(以下、ころ)の3rdアルバム「So What?」を引っ提げてのライブツアーの千秋楽となるZepp DiverCity Tokyoでの公演に参加して来ました。
 今年は春先のツアーもあってライブ開催頻度が結構多かった印象のあるころですが(自分も今回のを含めて3回(3箇所)も参加している)、1回1回全力投球の2時間ライブという感じなので、駆け抜けた感がある点は他に参加したライブとは違った印象を残しています。

 今年5月のEX THEATER ROPPONGIでの公演でSOLD OUTを達成し、オールスタンディングライブとしてはそこそこ大きなキャパでも空間に余裕が無いほどの混みように「昨年1月とは全然違う」と同じ会場を体験しているからより実感する「着実に歩みを進めている」ということを嬉しさと驚きで受け止めていました。
 そこから半年後に到達した今回の会場となるZepp DiverCity Tokyoは丁度2ヶ月前に伊藤美来さんのバースデーライブで初めて足を運んだ会場。1回来ていることもあって、今回は”会場感覚”も理解している心の余裕もありましたが、その時と違って”オールスタンディング”且つ”Sold Out”という密度の濃い公演であることへの不安は多少なりともありました。少なくとも、ロックに舵を切ってからのころのライブにおいて、昨年10月の恵比寿LIQUIDROOMや、今年4月の水戸ライトハウスでの洗礼は、自分史に残るほどの強烈さがありましたし、そこで”スタンディングライブへの心得”とでも言うべきスタイルの1つを学びましたから、それがZepp DiverCity Tokyoの規模でのスタンディングライブではどうなるんだろう…と。ただ、近くに目に余る輩さえ居なければ心配無用の楽しさが確定しているライブでもあるので(笑)、自分の立つ場所だけは間違わない様にしなければ。

 当日は物販終了15分前くらいに現地到着。物販を済ませて、必要最低限の装備を整えて残りの荷物は会場備付のコインロッカーへ押し込み、開場までの30分ちょっとの時間を待機。冬場なのでTシャツ&タオルだけの装備では流石に寒かったものの、何とか凌いで入場。キャパ2000人オーバーのこの会場で、入場整理番号は1/4くらいの位置ということもあって比較的安全そうな中央の柵近くを確保。今回は珍しく(?)客入れ音楽が洋楽ではなく、日本のロックの名曲群が流れているようで、ざっくりとしか聞こえない割には楽しんだ感も残りました。
 先週参加したライブの会場である豊洲PITの幅を大きくした様な印象のあるこの会場は、2ヶ月前に美来さんのライブで参加した時と全く印象が異なりました。と言うのも、美来さんの時は座席が設置されていたから。視界に入る光景が違うのは当たり前ですが、人が沢山詰まっている分広く感じました。
 ステージはツアータイトルの看板が中央に掲げられ、後はナイター設備のライトを小さくした様な装置が4箇所設置されており、中央と左右にはお立ち台がある他のギミックは無し。ロックバンドのステージだから必要最低限なのは当然。後はどんなパフォーマンスで演出と組み合わさるのかを楽しみにするだけ!

 定刻7分くら押して、いよいよ開演。イントロダクションが流れ始め、湧き起こるクラップやコールの中、バンドメンバー「あずさ2号」の面々が配置につき、こちらも少しずつテンションが上がって行きます。そしていよいよボーカルのころが登場! さぁ、熱いライブの開幕だ!!

 1曲目は何と「ギミーシェルター・ブライトネス」! 自分がアルバム「So What?」の中で3本指に入れる曲だけに、一気にアガる!! 今回のライブの開幕として、アルバム通りに「涙 one of them」から「1HOPE SNIPER」が来ると何となく思っていたので、予想を裏切られて最高のスタートになりました。更に、自分の立っている位置で周囲に目に余る輩が殆どおらず、スペースだけでなく気分も阻害されることなく気持ちよく全力で楽しめるスタートダッシュとなって最高! コール&レスポンスも結構な一体感があって楽しい!
 続いて「運命ジレンマ」の投入! こんなに早くからメジャーシングルの1曲を投入して来るという「出し惜しみ一切無し!」の熱を感じてシフトアップ! そして、今回は大ちゃんとジョンさんによるツインギターなので、ころはボーカルに専念した「スーパースタールーザー」へと続き、開幕の挨拶としては熱すぎる3曲を披露。もう汗だく…と思いきや、会場の空調がしっかり効いているのと、人と人との距離が密着しない程度にゆとりがあったからか、そこまで汗だくになっていないのが感覚的に不思議(笑)。

 ここで挨拶も兼ねた最初のMC。ころが「ジレンマツアーファイナルへようこそ!!」と切り出し、どよめく会場(笑)。そのどよめく雰囲気などから言い間違えたことに気付くころ。「あーーーーっ!」と悲鳴を上げ、「ファイナル、絶対なんかやらかすって思ってたんだよなー。まさかこんな早く!」と言うが早いか、バックでは「ドラえもん」のオチに使われるBGMを演奏するメンバーの息の合ったプレイに場内爆笑。さっきまでのカッコいいステージが嘘みたいな緩いMCに平常運転そのものを感じて「あぁ、ころのライブに帰って来た」と嬉しくなります。
 ちなみに、トーク中でも汗の掻き方に触れていて「大阪は最初の3曲でびちょびちょだった」「一番の汗かきである信ちゃんも今日は涼しげ」という話があり、やっぱり会場全体が涼しげだったみたいで、自分の熱量が低い訳じゃないことが分かって一安心(笑)。尚、この会話の中で汗だくの話からMIZUKIさんが「下着までびっしょりで」「替えのパンツを持って来るのを忘れた(スタイリストさんが余分を持っていた)」という話に展開し、ころが「そういうサービスしなくていいから!」と突っ込まれていたのも印象深かったです(主に話の内容が(爆))。

 続いて「Pajama KINGDOM」「僕は空を飛べない」「DEAREST DROP」と、これまた「So What?」のアルバムにおいて、”タドコロック”の枠を広げてくれたと感じる3曲を投入。それぞれの楽しさがある楽曲の中で、ころが「大切に歌い続けたい」と言っていた「DEAREST DROP」は、5月に体験した時よりも強い想いが入っている感もあって、心の奥底に熱が籠る感覚になりました。激しいロックも良いですが、ころはこういう強い感情が入る歌こそ武器になると改めて感じることが出来ました。

 ここでMC。グッズの紹介をするも、よくある「オススメ」とは違ったトークを展開するのがころらしく(笑)、ボトルホルダーは「300円くらい? え、1000円もするの?高い!」とか、Tシャツは「ナルシストじゃありません!」と前置きした上で「顔とか極力分からない様に画質を荒く荒くしてもらいました。でも顔の部分を掻いたりして消して欲しい」など全然”買ってねアピール”しないセールストークが印象的でした。ちなみにここで新グッズであるキャップの話になり、全員がキャップを被ってみる流れで信ちゃんやMIZUKIさんはとても似合っていて、ころや大ちゃんも似合っているもののジョンさんは何とも言えない感じで(爆)、本人も「被り物が全然似合わないんです」とコメントしている中、観客側から「可愛い」と声援が投げられたりしていました。

 次はバラードコーナーということで「I can't live without you.」と「Crying」を続けて披露。バラードと言いつつもどちらの曲も今回のアレンジには力強さがあって、魂に訴えかけて来る様な歌唱に胸が熱くなりました。「I can't live~」の方は愛猫の死に関係する歌を深く強い想いをさらけ出して唄っていたと感じたからこそライブ用アレンジがしっかりとハマり、ボーカルの力強さがとても活きていたと思うし、照明の使い方もとても良かったです(「もう一度だけ会いたい」の詞に合わせて照明が落ち、次の歌い出しで背中から真っ白な光でシルエットを浮かび上がらせる箇所は特に!)。
 もう一方の「Crying」は、本当に土砂降りの雨の中唄っているかの様なライトの演出で、天井に伸びた幾筋の白い光がまるで天高くから振る雨を感じさせ、その真っ暗な空の高さを物凄く感じたライティング(目の錯覚なのか、天井が無限に高く見えた)の演出とボーカルに飲み込まれそうになりました。左右の壁にもころの唄う姿のシルエットが映り、それがまた孤独感も増幅させていて、計算された演出に震えました。

 熱いバラードコーナーを終えてのトークは、直前まで創り上げた「重苦しい雰囲気」をぶっ壊す緩いものでしたが、大ちゃんの若かりし赤毛の頃の写真がLINEで回って来た話になり、その時のポーズとキャッチコピー(欲望を全て吐き出したい)を披露させられる展開もあって、この流れに持って行ったころに対して大ちゃんが恨み節を述べていたのも、ころが成長した姿として映って新鮮でした(笑)。ライブパートに戻る際、大ちゃんのキャッチコピーを使ったりする上手さ(欲望を吐き出す準備は出来てるか!?的な煽りを入れる)も見せていたのも素晴らしかったです。今回、心の声が駄々洩れ気味のころに大ちゃんは「ちょいちょい失礼ですね」と言いながらも、頼もしさ(?)も感じていた様でした。

 あっと言う間の最終ブロック。先ずは「Aiming for Utopia」で大きな世界観をしっかりと刻ませ、あとは一気に駆け抜ける様に「涙 one of them」「1HOPE SNIPER」(勿論、間にころによる生の「So What? HAHAHA」付!)、そして「次、ラストっ!」の掛け声から始まる「ストーリーテラー」は、今日の盛り上がり頂点とも言える流れの中で披露され、アルバムリード曲で人気もあることから凄い熱量に会場が支配されていました。ボーカルのころは勿論、奏者の「あずさ2号」も、観客である僕らも。最後のオチさび「僕に与えられたのは白紙のシナリオ」のところで祝砲が放たれ、舞い散る銀色テープの中で最高のパフォーマンスをするころとあずさ2号の姿は感動的でした。

 本編が終了し、勿論この熱量のまま終われない!ということで、キチンと余韻に浸った後でアンコール要求コール開始。良くありがちなコールが走ってしまう状況を制しつつ声を出し、待つこと5分程。準備が整った皆さんがステージ上に戻って来ました。普通にライブTシャツ着て戻って来るんだと思ったら、全員が何やらサンタっぽい恰好(ステージが暗くてまだハッキリとは見えない)。あずさ2号の準備が整ったところ、コールは「アンコール!」から「あずさ!」に変わるのもお約束。走りまくるあずさコールに逸る気持ちが伝わって来ましたが、リセットを繰り返すこと3回ほどで我らがころの登場! そして始まる「純真Always」でサンタコスのころ!!
 アルバム「So What?」に収録された曲ではないものの、ころの初アニメ主題歌タイアップ曲だけあって、この曲のインパクトと存在感は全員の中にあると言っても過言ではないと思えるほどの盛り上がりでアンコール開始! 一区切り置いたとは思えない熱量で再開したステージは、クリスマスにちなんだ衣裳(トナカイや雪だるま等の被り物)で華やかさ(?)演出し、間奏部分ではサインボールを投げ込むなどのサービスもあって楽しさ満点(笑)。でも、サンタ系の恰好はとても暑そうでした。

 MCではアンコールの御礼の他、簡単な宣伝をした後「他に何か、言い残したことある人居ませんか?」と、宣伝以外のトークは特に準備していなかったのか、「じゃあ次の歌に行っちゃいましょう」とライブ再開。その前に暑い衣装を脱ぎ(やっぱり(笑))、それをトナカイの恰好をした黒子・金成さんが回収していたのは特筆しておきたいです。

 アルバム「So What?」収録曲で今日歌われていない2曲、自身が作詞した「そう上手くいかないものです。」と、ころがラブコールして実現した「忘れらんねぇよ」の柴田隆浩氏が作った田所あずさ自身の曲「ころあるき」を披露! それぞれ”タドコロック”に加わった新たな武器とも言える曲でもあるので、本編ラストとはまた違った熱量が生み出されたステージを感じました。特に「ころあるき」はこのライブ会場の観客と一緒に創り上げて初めて完成すると曲だと思うので、「あかるく元気に」の声が重なり合うところは本当に「ライブって楽しいな」という一体感を全身で味わうことが出来ました。以前、「純真Always」のラスト「La・La・La~」のところに囁いたり、男の子だけ・女の子だけ、といったコール&レスポンスを入れていましたが、今回はこの「ころあるき」に同様のやり取りを導入し、定番の1F・2F、男女の他、「今年結婚した人」とか(これも定番?(笑))、あずさ2号、しのぴー、今日楽しかった人、田所あずさライブを次回以降もリピートする人など盛り沢山。最後は囁いて、更に囁いて、最後は今日一の大きな声で、という流れで最高潮の盛り上がりを見せた「ころあるき」で演目は終了! 攻め続けて来た2016年・2017年のライブに於いて、”ころらしさ”という意味での1つの到達点とも言える気がする今回の「So What?」ライブでした。

 最後は記念撮影を経てメンバーが1人ずつ挨拶する中で、それぞれが「楽しかった」と語るのは勿論、ころの成長をコメントしていて、しのぴーは1stライブから携わっているだけに感慨深いとのコメントが聞けた他、「なるべく曲名を言わない様に」というアイコンタクト等のタイミング取りが上手く出来たと語られていて、観客である僕らが感じているだけでなく、近くに居るメンバーでも成長を感じられているのが嬉しく思いました。
 メンバー揃っての挨拶もズッコケた感じにならず(笑)しっかり出来て、「しょうがなーい!」のコール&レスポンスもしっかり出来て、観客席全体にに視線を配ってお礼を伝えた後、「メリークリスマス!」と言って退場するまでの流れまで頼もしく見えました。

 時間にして2時間半ほど、全15曲のライブは「ライブって楽しいな」と「今日の一体感は格別だったな」と感じられるものがありました。パフォーマンスする側も楽しそうでしたし(「あずさ2号」は全員が主役と言って良いほど、遠慮なくプレイで魅せてくれるのが素敵! 勿論、ころの歌唱以外の動きも含めてどんどん見栄えが良くなっているのも凄く、完全に今回は「So What?」というバンドのライブを観に来た感覚)、ステージと観客で良いキャッチボールが出来ていたと感じられるライブは、最後まで気持ちいい空間でした。勿論、一部でやんちゃな輩は居ましたが(特に「I can't live without you.」で、一人だけジャンプしていたステージ左側前方の輩は全く相容れない)、これまで自分が参加したころのライブの中で最も”終始楽しい気持ちだけ”で終われたライブとなり、それがとても嬉しかった。楽曲のバランス的にも個人的な好みにも合致していたのは大きいと思いますが、本質的な楽しさとして一番磨かれたライブであった気がします。ころ自身も会場がZepp DiverCity Tokyoに決まった時は「埋まる訳が無い」と思ったと述べていましたが、Sold Outを達成したくらいにころの音楽を求めている人が居るということに自信を持って、また新たな世界を切り開いて欲しいと思いました。

 2017年、自分が参加する最後のライブでもある今回。良い形で締め括れたのがとても良かったです。改めてライブの楽しさを知れた今回の公演を創り上げた全ての方々に心からの感謝を!

■付録:セットリスト

  1. ギミーシェルター・ブライトネス
  2. 運命ジレンマ
  3. スーパースタールーザー
  4. Pajama KINGDOM
  5. 僕は空を飛べない
  6. DEAREST DROP
  7. I can't live without you.
  8. Crying
  9. Aiming for Utopia
  10. 涙 one of them
  11. 1HOPE SNIPER
  12. ストーリーテラー

    (アンコール)
  13. 純真Always
  14. そう上手くいかないものです。
  15. ころあるき

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2017年12月10日 (日)

「Pyxis 2ndアルバム『Pop-up Dream』発売記念イベント」 in 秋葉原地区参加

Img_4248s  Pyxisの2ndアルバム「Pop-up Dream」が発表され、MVや新曲が徐々に解禁される中、アルバム発売に先駆けての発売記念イベントの開催もアナウンスされ、幾つかあるイベントの中の初日となる2店舗の参加券を確保することが出来、今日それらに参加して来ました。
 イベントとしては9月に発売された2ndシングルの時以来なので然程時間は経っていないものの、アルバムとしては1年半近く経っていることもあり純粋にアルバム発売を楽しみにしていた訳ですが、ここ最近発売前にリリースイベントが行われるケースも多くなり、参加時のテンションの持って行き方が悩ましいところではあります(笑)。

■ソフマップAKIBA4号店・アミューズメント館

 参加券配布開始日に予約しに行くことが出来なかったことから参加を諦めていたこの店舗でのイベント。しかし、配布開始から4日も経っているのにまだ配布終了となっていないことに気付き、「もしかしたらまだチャンスがある?」と思い立った翌日、急遽閉店時刻間際の店舗に足を運んでみたところ、まだある!ということで無事に予約して参加券を得られた今回(整理番号は締切ギリギリだったので、気付けて良かった)。

 ほぼ最後尾の整理番号ということで、イベント中にステージを見ることは困難であろうと覚悟して臨んだ他、お渡し会もあることから特別ステージが見えることに拘りも持っていなかった今回、「参加出来た」ということだけで既に満足という感覚でした(笑)。

 定刻7分過ぎくらいにイベントが始まり、テイチクの渡来さんの挨拶・諸注意が終わった後、Pyxisのお二人がステージに呼び込まれ、アルバムジャケットの衣裳と同じ服装に身を包んだお二人が登場するも、予想通りほぼ何も(顔どころか頭すら)見えない状態。でも、偶然にもステージへの視界に於いて萌絵さんだけが見える軸線があって「これは神のお導きだな」と解釈(笑)。

 早速、アルバムに関するトークが始まり、表題曲「Pop-up Dream」を昨日のライブイベント「Holy Party Night」で披露した話に触れ、「来てくれた人ー?」という質問に結構な数の人が挙手して「凄い参加率!」と驚きつつも嬉しそうなお二人でした。
 ジャケットが6面仕様になっていて、好きな面を自分でカスタマイズ出来る…といったことを口頭で説明するも、実物が今回用意されていなかった様でざっくりとした説明で終わっていましたが(自分は先日の動画放送で見ていたから理解出来た)、次の現場では用意するそうです(笑)。ちなみに、ジャケット内に使われた写真や動画は萌絵さん個人のiPhone8で撮ったものも多いらしく、クレジットに二人の名前が載っているそうです。オフショットはいつか見て欲しいとのことで、その機会を楽しみにしています(^^)。

 ということで、パッケージの話はパッと済ませてメイントークである「新曲試聴トーク」へ。

 今回のアルバムに収録される新曲6曲を、試聴しつつトークを展開。リード曲「Pop-up Dream」では、歌詞の内容について「私たちのライブでの心境が詞になっている」と語り、「Sweat&Tears」は裏話として「最初、スタッフさんも皆が”Sweet&Tears”だと思っていた」ということで、萌絵さんが先に収録を済ませた後に美来さんが収録して「これってSweetじゃなくてSweatですよね?」と指摘し「…ホントだ!!」となって、萌絵さんが収録し直した(笑)という逸話を語り、「Pinkie×Answer」はPyxisとしてのもう一つの顔として背伸び感を出したセクシー系で攻めたと語り、「Call Me もえし」は”天使じゃないよもえしだよ”というフレーズで作られた(「私が考えたんじゃない」とアピールする萌絵さん)他、コーラスに美来さんが参加していることを、「初めて塾をサボった日~みくと原宿とクレープと~」では、中学生くらいの自分をイメージした他、コーラスに萌絵さんが参加していることを語り、「Next Flower」は「これからの自分たち」をイメージして成長した表現を込めていることを、それぞれ短い時間ながらも密度の濃いトークを展開してくれて、それぞの楽曲に手応えも感じられた自分としては、普通に楽しみだった発売日がとても楽しみに変わりました(^^)。
 試聴動画も近日中にアップされるらしいという情報を萌絵さんが渡来さんに先んじて解禁してしまい、ちょっと焦る感じの渡来さん。「大人にプレッシャーをかけて行くスタイル」とは萌絵さんの弁(笑)。

 トークを一通り終えた後はミニライブ!ということで、リード曲「Pop-up Dream」を昨日に引き続き披露! 環境が全く異なるステージで、お客さんが近いからこその緊張感もあったみたいですが、楽しそうに歌い踊る姿が(ほんの少ししか見えなかったけれど)印象的でした。
 そして、もう一曲披露してくれるというこで、新曲が選ばれるのかな…?と思ったら、「新曲は来年2月のライブに取っておいて」ということで、2ndシングル「ダイスキ×じゃない」を披露! 昨日のライブと全く同じセットリストになってしまいましたが(笑)、こちらはPyxisファンが集っていることもあって、コール等は流石の一言。但し、唄う前に「マイクを振ったら”言えないけど”って言ってくださいね!」とお二人からお願いされたにも関わらず家虎叫んだり、間奏部分に全く尺が合っていない、がなり声のガチ恋口上入れている輩が居たりして、その点については全く許容出来ませんでした(苦笑)。ライブならば「わんぱくひろば」で好き勝手にやってくれて良いけれど、リリイベではもう少し弁えて欲しいな…と。

 ミニライブを終えて「…暑い!!」と切り出す萌絵さん。「セーター着ている中にヒートテック着てるから」とその暑さを解説。「もー着ない!」と汗をにじませる萌絵さんでした。一方、傍らの美来さんは暑いと言いながらも涼しげでした(笑)。

 ミニライブの後はお二人が一旦捌けてのお渡し会。前から順なので相当時間掛かるだろうな(何せ最後列辺りなので)と思っていたら、いつもの群れたい輩たちが後ろの方に集まったりしていた関係で多少早めに順番が回って来たのは良かったです。最初の方は一人当たり15秒くらいの持ち時間だった気がしますが、自分の時は10秒くらいになっていたので大した話は出来ませんでしたが、昨日のライブでの生バンドでの歌唱について「全然違う!」「音圧が凄い!」とお二人の感想が聞けたことは良かったです(^^)。

■とらのあな秋葉原C店

 ソフマップでのイベントが終わった後、次のとらのあなでのイベント開場まで4時間ほどあるという、結構な時間を潰さなければならなかったものの、一旦帰宅するのもなぁ…と最近の秋葉原を全く知らなかったこともあってダラダラ歩き回ったりするうちに何とか開場時間に。

 座席抽選すると、何故か前回の「ダイスキ×じゃない」の発売記念イベントの時と同じ位置になるという変な引き(苦笑)。まぁ、極端に良くも悪くもない席なので問題無し(前回は目に余る輩が近くに居たけれど、今回は居なかったので問題無し…かな)。

 定刻となり、テイチクの渡来さんが登場して挨拶&諸注意。今回は、お二人を呼び込む前に「Pop-up Dream」のMVのフルサイズを解禁!ということで上映開始。元々、「Pop-up Dream」のMVは比較的長めに(Dメロの手前くらいまでは)公開されていたので沢山の新鮮味があった訳では無いものの、観覧車以降~中華街~最後のタクシー内までの二人のデートを見届けた感は満足度の高いものでした。
 MV上映を終えてからお二人を呼び込み。こちらでも衣装は変わらずジャケット衣裳。よくよく考えれば萌絵さんのパンツスタイルは珍しいかも。ということで、早速今回のトークである「MV鑑賞しながら裏話」をスタート。
 冒頭のLINE風メッセージのやり取りについて「私たち、普段はこんな可愛いやり取りしないよね(笑)」と付き合いの長さを象徴するかの様な会話に、本当の仲良し度が垣間見れました。そして、遅刻して走る萌絵さんの光景について、撮影当日の仕事が立て込んでいて撮影の合間に他の現場に向かう等していた中の本当の一コマだったらしく、リアルシーンだったそうです。合流後にチュロスを食べるシーンは「絶対にこぼさない」と豪語していた美来さんが一口目でこぼして「ほらー」と萌絵さんに食べかすを払ってあげたと裏側を明かし、そのシーンの解説の為に一時停止した時の美来さんの顔が酷くて「悪意があるー」と渡来さんが言われていました(笑)。動物園ではレッサーパンダもキリンも丁度カメラ目線で入ってくれて苦労しなかったことや、遊園地では萌絵さんの食べるシーンを特に注目して欲しいと言うくらいに可愛いと絶賛する美来さん(特に最後の方の中華街でのパンダまんを食べるところ)、観覧車では一番上に付いた時に「光る海」を撮りたかったのに、はしゃいでいたら頂点を過ぎてしまい低い位置での撮影になってしまったこと等、本当に盛り沢山に各シーンを解説して頂け、とても楽しめました。
 続いてCDパッケージの話となり、今度は完成したものをちゃんと用意していて(笑)、6面ジャケット(この時、萌絵さんが雑にそれをやって見せて美来さんに叱られました)や初回盤と通常盤を組み合わせて双六になること、トレイ下には双六の駒とサイコロがあり、僕らの写真も入れられる様になっているという説明が。僕らの写真は「一番盛った写真を入れてね」と言われ、様々な反応がありました(笑)。使われた写真やジャケットレイアウトについてはお二人もしっかり関わっていて、カメラマン兼デザイナーとしてブックレットに二人の名前が記載されているという話も(ソフマップより)しっかりしていました。
 収録曲の話について、二人のソロ曲である「Call Me もえし」と「初めて塾をサボった日~みくと原宿とクレープと~」をピックアップし、リハーサルには無かったのに急遽楽曲を流しながらのトークとなり、それぞれ2番終わりくらいまで聴けるボリュームのトークで、萌絵さんの方は「”もえし”というキャラクターを演じている風に歌ったら、実は”もえし”という猫の話だったと後で言われた」というエピソードや、美来さんの方は「中学生くらいを意識して声も変えている」「原題は『クレープ』だったのが、萌絵さんの方が『Call Me もえし』になったので変更して今の形になった」というエピソードが披露され、ソフマップ同様それぞれの歌にコーラスとして関わっていることも語られました。また、「もえし」というニックネームは美来さんが考えたけれど、普段は(皆が使うから美来さん自身は)使わないことを言った後、「考案者である私に幾らかギャラは入るんですよね?」と催促する美来さんや、「初めて塾を~」の方が流れ始めた時に萌絵さんが、美来さんを崇める様な振りを入れてノリノリなったりと、時間の許す限りのトークをたっぷり聞けたことはとても嬉しかったです(ミニライブが無かった分、こちらの方がより濃密な時間となりました)。

 最後のお渡し会は、良く見る何人かの人たちが1回1回を全然大事にしない感じで、それを仲間同士で「如何にウケたか」をアピールし合っている感じが見受けられて(そういう輩に限って剥がされてもいつまでも話し続けるので、続く人が割を食うのは個人的には許せない(苦笑))、ちょっと残念にも思いましたが、まぁ人それぞれですから気にしないことに。自分は月並みに「手応えを感じるアルバムになりそうで楽しみが膨らんだ」旨を伝えただけでしたが、それはそれで満足でした。

■まとめ

 今年はPyxis関連のリリースイベントに本当に多く参加することが出来て、逆にそれだけの機会を準備してくれていることに心からの感謝しかありません。だからこそ、その1回1回を真剣に参加したい。それが自分のスタイルなので、これからも参加する時はその気持ちだけは忘れない様にしたいな、と改めて感じたイベントでした。にしても、何回もリリースイベントに参加するのはそれはそれで大変なので、来年以降は1枚の新譜につき最大でもバリエーション数までの参加に留めようと思います。2017年は良く頑張りました…(汗)。

 今回のアルバムのテーマは「ベストフレンド」ということで、それがしっかり伝わる完成度の高いものに仕上がっている予感。発売まで10日、楽しみです!(^^)

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2017年12月 9日 (土)

「Holy Party Night」参加

Img_4249s  2017年10月、every▼ing!のFCから1通のメールが配信されて来ました。「山崎エリイ イベント出演情報!」と題して12/9に豊洲ピットにて行われるスペシャルイベント「Holy Party Night」の案内でした。出演者はpetit milady、Pyxis、山崎エリイ、村川梨衣という4アーティストで、個人的にもpetit milady以外は全てアーティストとしての音楽に触れている面々。それでも、petit miladyとしてでなければ悠木碧さんも竹達彩奈さんも知っているし(音楽活動は存じ上げないけれど)、興味は十分すぎる程に湧きました。でも、出演者の顔ぶれが良くても、オールスタンディングの会場でこれだけのアーティストが集うライブとなると、参加者の質がどうなるのかな…という点に不安があるのも事実。なので、最初にメールを受け取った時は、強く参加したい気持ちと見合わせても良いかなという気持ちが半々というのが正直なところでした。取り敢えず先行申込で当選すれば行く、落選したら縁が無かったということでチャレンジ。

 結果は当選。「…当たっちゃった」という気持ちが最初の感想ではありますが(笑)、もう腹をくくって楽しむしかありません。どんな内容になるのか皆目見当もつきませんが、出演者的には間違いなく楽しめる。後は当日までに自分がどんなテンションに持って行けるか。少なくともエリイさんとPyxisに関しては何も不安が無く、りえしょんも楽曲だけは1stアルバムだけですがざっくり理解はしている。petit miladyは作品絡みで1曲知っているものがあるだけですが、当日までに理解を深められれば良いか、ということで。

 気が付けば開催まで1週間を切り、何だかんだと慌ただしく10月、11月とイベント事が重なって、「Holy Party Night」への準備などしている余裕はありませんでした(汗)。それでも最後の足掻きとして、petit miladyのアルバムをレンタルし、ざっと聴くことで「聴いたことがある」という状態を作って当日を迎えようと行動はしました。成果があったかどうかはさて置き(笑)。それよりも、この時点で気付いたのが「音楽制作の殆どがZERO-A」ということ。日本コロムビアが多いとは思っていた中で何故この組み合わせなのかな?と不思議に思っていたのですが大いに納得。

 豊洲PITは会場として使われているのを良く見かける様にはなりましたが、自分としては行ったことの無い会場。ここ数年で豊洲に来る機会も増えたよな、と思いつつ初体験の会場へのワクワク感もちょっとあって不思議な気分。会場への導線が何となく新木場STUDIO COASTに似ているなぁ、なんて思っていたら会場到着。中に入ったらどうなるか分からないので、スタンディングである以上は余計な荷物は持ち込まない様にコインロッカーに放り込んで、ウェストポーチのみ装備。本当はパーカーも脱ぎたかったけれど待ち時間が寒すぎるので、中に入ったら腰に巻けば然程邪魔にはならないだろうと(そこまで汗も掻かないだろうし)。

 開場定刻となり、順次整列・入場して行く中で比較的早い整理番号だったことから、中央付近の一段高くなった柵近くを確保。初めて入る豊洲PITは結構大きい印象で、入場時点でそれなりに前の方にも行けたけれども、そこまでステージ近くで頑張る気は無いので視界良好で肉眼でも楽しめればそれで充分。今日は生バンドということもあって、音の迫力は勿論、バンドならではの自由度も楽しめれば言う事なし!

 ステージ中央には大型スクリーンがあり、中央には階段があって1Fと2Fがある作り。左右にはクリスマスツリーが置かれ、背景には6本の柱と枝の様なオブジェがあって鮮やかに色を変えながらクリスマスムードを高めていました。客入れBGMもクリスマス風のキラキラした音が流れており、表題である「Holy Party Night」をしっかり演出。初めて表題を見た時にクリスマスなんて全く思わなかった自分ではありますが、ここまで演出されれば時期的に一足早くあってもクリスマス気分は上がって来るものですね(笑)。

 そうそう、Pyxisで初導入された「わんぱくひろば」ですが、今回のライブにも導入されており、その名も「わんぱくサンタエリア」(笑)。ということで、先ず最初の不安は無くなった…と言えそうです。後は、出演者それぞれのファンがこうして集った時にどんな化学反応が起きるのか。その点だけが全然イメージ出来ないので(勿論、複数応援している人も居るでしょうけれど、意外と接点無い感じもあるので)、それを学ぶつもりで全てを受け止めるだけ。取り敢えず自分の周囲は比較的大人しそうな感じですが、ライブが始まると豹変したりするからなぁ…(汗)。

■開演

 バンドメンバーが配置に着き、準備完了のサインを送り合ったところで暗転したステージが煌めき始め、流れて来た曲は一般歌謡曲(きゃりーぱみゅぱみゅさんの「Crazy Party Night~ぱんぷきんの逆襲~」)。最初に中央に登場して歌い出したのはpetit miladyのお二人、そして上段の左右からPyxisのお二人が続き、そしてエリイさんとりえしょんが登場。それぞれクリスマスの雰囲気を纏った衣装に身を包み、一気にステージが華やかな雰囲気に。歌をよくよく聴いていると、歌詞の中に今回のステージにちなんだ内容が盛り込まれていて、今日の為の替え歌になっているのかな?と思いつつ、存じ上げない曲であってもノリやすいこともあってキラキラしたパフォーマンスを見ているだけでも楽しめました。

 最初のMCは自己紹介。衣裳の話も含んでいて、プチミレの二人は「伊勢丹みたい」と自分達を表現したくらいの赤地に黒のタータンチェック(笑)。Pyxisは天使の様な純白の衣裳、エリイさんはクリスマスケーキの様なイメージのワンピース、りえしょんは白い衿が付いた真っ赤なワンピースに緑色のブレスレットというクリスマスカラーで、それぞれがとても似合っていて滅茶苦茶可愛い(*^^*)。明らかにいつも自分が参加しているどのイベントやライブとも違う印象のステージでとても新鮮でした。
 自己紹介の中で驚いたのが、悠木碧さんが萌絵さんよりも年上だと(私自身が)気付いた時(笑)。元子役とは言え二十歳過ぎくらいだと思っていたのでびっくり。でも「私は最年長じゃないです」と言う余裕を見せ、次に回って来た最年長の竹達さんが「17歳と言って良いかを井上喜久子さんに尋ねたところ『まだ早い』って言われました」というエピソードを交えて挨拶するという、初めて今回体験するプチミレは「何て芸人気質なんだ!」とちょっと親近感が湧きました(笑)。萌絵さん、美来さん、エリイさん、りえしょんと挨拶が続く訳ですが、その度に会場全体で愛称をコールし「あおちゃん」「あやち」「もえし」「みっく」「エリイちゃん」「りえしょん」と、挨拶だけでも新鮮且つ楽しい時間を共有出来ました。音楽活動としての先輩ながらもレーベルでは後輩だったり、同じレーベルながらもこれまで一緒にイベントに出演したことが無かったりと、とても不思議な空気を感じつつも今日のステージまでに随分と仲良くなれた様子も伺えました(エリイさんはステージ上の皆から「可愛い」を連発されていましたし、萌絵さんには写真集での胸の話題で竹達さんと急接近する等、主にプチミレの二人が良い意味で自由でムードメーカーでした)。各人とのコラボステージもあるということで「今日は事務所やレーベルの垣根を超えて、一足早いクリスマスを楽しんじゃいましょう!」という宣言で、本編スタート!

 トップバッターは今日の中では大先輩(笑)であるpetit miladyが登場! 改めての自己紹介的トークも含めてステージングは完璧とも言える流れには「流石」の二文字。「#彼氏いません」のクリスマスバージョン、「ぼくのティンカーベル」を連続披露してステージを一気に温めた後は「プチミレはカッコいい曲もあるんだぞ」ということで、「azurite」をピアノバージョンでクールに披露。あおちゃんもあやちもソロ活動として曲もリリースしていることから、先ずはあおちゃんがソロで「永遠のラビリンス」を、それを受けてあやちがソロで「ライスとぅーミートゅー」を披露して存在感を示してくれました。自分としてはプチミレのステージを初めて体験した訳ですが、周囲の盛り上がりも含めてとても感触が良かったです(^^)。ちなみに、一夜漬け的に学習したプチミレ楽曲ですが、全く効果はありませんでした(笑)。それでも楽しめたのは、ステージ上のお二人のパフォーマンスの賜物。

 あやちの歌唱が終わってあおちゃんを呼び込んでお互いのソロ歌唱を称え合った後、引き続き登場したのはエリイさん。わざわざバトンタッチする為にプチミレの二人は揃ったのかな?と思いきや、ここでコラボステージを披露! 何を唄うのかと思えば、今日のパーティにちなんでクリスマスソングのメドレー。「赤鼻のトナカイ」や「ママがサンタにキッスした」等をキラキラ・ポップにアレンジ。正に今夜限りのスペシャルステージと言える貴重な光景に、計らずも笑顔になってしまうくらいでした。

 コラボを終えてステージに残ったエリイさんは、改めて自己紹介。エリイさんの曲はキッチリ理解しているので何が唄われても大丈夫!…っていうか何が来るのかな?と思っていたら、「My First Love」が流れて「あぁ、なるほど」と。確かにクリスマスイメージにピッタリな歌で、ソロライブの時に聴いたのとはまた違った雰囲気を感じられて嬉しかったです。唄い終えて、気が付けばスタンドマイクが設置されていて、まさかの「Lunatic Romance」! ふわふわしたトークを挟んだ後にこの歌ですから、エリイさんの歌を知らない人たちには衝撃が走ったんじゃないかと。ソロライブの時よりもカッコ良さを増したタンバリンも映えて、とても滾りました。そして「星の数じゃ足りない」でまとめて、エリイさんのステージは終了。3曲とは言え、十分にアピール出来た内容には大満足でした(^^)。

 ここで一旦全員を呼び込み、何か唄うのかな?と思ったらトーク…っていうか、ちょっとした余興のコーナーへ(笑)。冒頭で話した皆が仲良くなったことを受け、更に仲良くなるためにクリスマスパーティーを開こうと思っていると説明し、その予算を増額する為のゲームを行うとのこと。全員がクリアすることが条件で、クリアしたら額が上がって行き、一人でも失敗したら終了。全て失敗したらパーティー代は自腹ということで、チャレンジ順番はくじ引きで決定。冒頭で芸人気質を感じた面々ですが、どんな結果になるのか楽しみしかありません(笑)。
 最初のゲームは「ソプラノリコーダーで低いドの音を一発で吹く」というもの。個人的には「超簡単!」と思うものの、ステージ上の皆さんはそうは行かず、一人目となった美来さんが期待通り失敗(爆)。でもそれをノーカウント扱いにして、再チャレンジをしてギリギリ甘めの判定でクリア。続くのは萌絵さん! 幼少から音楽と向き合って来た萌絵さんだけにここは楽勝だろうと思っていたのですが…まさかの失敗!! ノーカンにして再チャレンジするもやっぱり失敗!! ということで、第1回目のチャレンジは失敗。でも、悔しいからか一応全員やってみる流れになって、あおちゃん…失敗、あやち…失敗、りえしょん…失敗、エリイさん…失敗という惨敗ながらも、それぞれのリコーダー(マイリコーダー?)を構えて吹く姿が何だか可愛くて眼福なコーナーでした(*^^*)。

 第2回目のチャレンジは「英語のSiriに向かって『今何時ですか』を聞き、時計が出せるか」。くじを引いて、1stチャレンジャーはあやち。Siriに不慣れで、「Hey Siri」が質問前に反応してしまったり、質問始めた時にSiriの準備が出来ていなかったり、そこで度々萌絵さんがフォローしていたりと面白いやり取りを重ねていざ本番。渾身の「What time is it now」を放ち、Siriから「OK」という反応があり、その結果…会場周辺でツナが食べられる場所が表示されるという、爆笑の結果を導き失敗! 時間の関係で、他のメンバーがチャレンジすることなくラストの題目へ。
 最後は「パターゴルフ」で、ボールからカップまで肩巾も無いくらい短い距離のパターチャレンジは、完全にサービスゲーム!…と思いきや、トップバッターのあおちゃんがまさかの外し!!…たように見えただけの様で見事(笑)カップインさせ、次のチャレンジャーへ。満を持して登場したりえしょんは、完璧なパターを見せてくれて盛り上がる会場! これは初の全員成功なるか!?の期待を受けて登場したあやち。もうやる前から危うさが滲み出ていたあやちの一打は、何と大ホームラン(笑)。総崩れでチャレンジ終了…とはならず、最後の最後の悪あがきをエリイさんに託す流れに! 本来の距離でのパターを入れたらチャレンジ成功にして!ということで、全員の想いを受けての一打。真っ直ぐ転がるボール! いい感じ! おぉぉぉ…あーーーっ! ということで凄く惜しかったもののカップインならずに自腹決定。でも、普段一緒に活動しているメンバー同士でなくてもチームワーク的なものを感じられ、「自腹でもちゃんとパーティーします!」と宣言し、企画コーナーは終了。皆さんの可愛らしさやポンコツ加減が心地良く響く時間でした(^^)。

 大いに盛り上がったチャレンジコーナーの後はライブ後半戦。エリイさんだけが残って開始するも、台本と違う段取りをしてしまい(バンドメンバーさんの準備が整う前に唄い始めようとした(笑))「今日は失敗ばっかりだなー」と言いながら、良い感じでリラックス出来ているのが分かって微笑ましい限り。タンポポさんの「王子様と雪の夜」を唄い始め、途中ステージ上段から萌絵さんが登場!(本人曰く「モノマネ歌合戦の本人登場みたいだった」という感じ(笑)) エリイさんと萌絵さんが一緒に歌謡曲カバーを唄い踊る、個人的にも超が付く程に幸せな光景に胸が熱くなりました(*^^*)。

 エリイさんと代わる様に美来さん登場。ここからは勿論Pyxisのステージ。初披露が宣言されていた「Pop-up Dream」で会場を盛り上げた後は、2ndシングル「ダイスキ×じゃない」で一気にトップギアへ! Pyxisの名刺代わりとも言えるパフォーマンスは、二人を知らない方々にも刻まれるものがあったと思います(今回のダンスも完成度高い!)。今回のイベントはある意味フェスでもあったので、コール&レスポンスの完璧さは無かったものの、場内の熱気で十分に一緒に盛り上がっているのを感じられて嬉しかったです。

 Pyxisが終わると美来さんだけが残り、美来さんのソロコーナーへ。美来さんは1stアルバムから「No color」をチョイスし、敢えて大人っぽさを演出。「No color」はライブでもリリイベでも聴いた回数は多いですが、その時々で気持ちの入れ方が異なっていて少し印象が変わります。今回は「クリスマス」という題材があるからか、少し大人っぽさが増していた気がします。そして、予告通り来年発売のニューシングル「守りたいもののために」を初披露! そのタイトルからバラード曲なのかな?と予想していたのですが、割とポップな曲ながらも真っ直ぐな気持ちが強く伝わって来るタイプの歌で、表現を磨いた今の美来さんにはぴったりだな、と思いました。リリース前だからと出し惜しみせずにフルコーラス、堪能させて頂きました。

 美来さんのステージが終わると暗転したステージに登場したのは最後のアーティストであるりえしょん。「あれ?コラボはしないの?」と思っていると、歌途中から合流したのはPyxisの二人! 名曲「恋人がサンタクロース」を唄い、Pyxisの新メンバーとしてりえしょんが迎え入れられていました(笑)。ただ、ここでのトークでPyxisの二人から「りえしょんが、恋人がサンタクロースをPyxisと歌いたい!と熱いラブコールをくれたことが嬉しくて」と発言した後、りえしょんが「…え?」という顔で「そんなこと私言ってません。Pyxisと一緒に唄えることは喜んだけど」とまさかの否定(笑)。そんな仕込みもありつつ、素敵なコラボステージを楽しんだ後はりえしょん単独ステージ!!

 りえしょんソロはアニサマ2015で体験していますが、1stアルバムを聴いた上で「楽しみ!」という気持ちで臨むのは今日が初。開幕から「Night terror」をぶちかまし、りえしょんのアーティストとしての一面を強烈に叩きつけ、ステージが赤と黒の祭壇に変わる熱いクリスマス(っていうより”クリムゾン”)となりました。そして、ライブでしか歌わないレアな曲であるという「レクイエム」、そしてしっかりとクリスマスを演出する「Snow Christmas」を披露し、たった3曲ながらもりえしょんのステージに圧倒された感覚が残りました。りえしょんに限らず、今回の4組(厳密には7組)のアーティストはそれぞれが自分たちの持ち味を披露する場として機能し、それぞれの楽しさや魅力をしっかりアピール出来たと感じられるステージでした。

 駆け抜けた4組のアーティストがここでもう一度全員揃い、一言ずつのご挨拶。正直「えっ?もう終わっちゃうの?」と本気で思うくらいにあっと言う間に感じた時間に驚きつつ、最後は全員で「サンタさん(ももいろクローバーZ)」の替え歌(歌詞の中に今回のメンバーが登場)を激しくパフォーマンス! 熱量のある一足早いクリスマスを楽しみ駆け、最後は全員でステージの端から端まで手を振って感謝を伝えて一晩限りのスペシャルステージの幕が下りました。

■最後に

 参加前に想像していたよりも手応えを感じた約3時間のライブは、それぞれのアーティスト色を感じられるだけでなく、一緒のステージに出ることで全く違う華やかさが生まれていたと感じました。コラボステージが限定的だったのは少々残念ではあるものの(ユニットメンバーチェンジとか、もっと色々な組み合わせでのコラボも体験してみたかった)、これなら毎年趣向を凝らしたステージで楽しめるんじゃないか、と今回の1回で終わらせるには勿体なく思えるものでした。初体験となるpetit miladyも、以前と比べられない熱いステージを体験させてくれたりえしょんも、そして元々応援していたエリイさんとPyxis&美来さんの存在感も、何より皆さんの可愛らしさが、クリスマスという雰囲気と相まって特別なステージにしてくれたのだと思います。また違った内容で楽しめる日が待ち遠しい。そう素直に感じられるライブイベントになったことは参加前の意識からすれば意外でした(まぁ、ステージ前方中央付近に数名、逸脱した飛び跳ねをしている輩が居てとても邪魔だったり、終演間近のトークでは「今来たばっかり」とか言う残念な輩も居たけれど、そのくらいで済む程度に観客マナーとしては良かったかと。それで気持ちを削がれたりすることなくライブに集中出来たことも大きい。わんぱくエリアの効果もあるかな)。このライブを経て、petit miladyやりえしょんのアーティスト活動に注目してみようと思いましたし、新鮮な体験も楽しいと感じられた今回、参加出来て良かったです(^^)。もし、このライブイベントが恒例になるのなら、いたずらに出演アーティストを増やしたり変更したりせず、ある程度固定メンバーにするからこその面白さや掘り下げを追及して欲しいな、と個人的には思います(まぁ、ZERO-Aや日本コロムビア主体で括るのが前提ならば、そんなに増やしたり減らしたりは出来ないでしょうけれど)。

 素敵なクリスマスパーティーを企画し実現させ、大いに楽しい時間を提供してくださった関係する全ての方々に”ありがとう”の気持ちを込めて、メリークリスマス!!(^^)/

■付録:セットリスト

  1. Crazy Party Night ~ぱんぷきんの逆襲~ (全員)
  2. #彼氏いません(クリスマスVer.) (petit milady)
  3. ぼくのティンカーベル (petit milady)
  4. azurite(ピアノVer.) (petit milady)
  5. 永遠ラビリンス (悠木)
  6. ライスとぅミートゅー (竹達)
  7. 赤鼻のトナカイ~サンタが街にやってくる~ママがサンタにキスをした (悠木・竹達・山崎)
  8. My First Love (山崎)
  9. Lunatic Romance (山崎)
  10. 星の数じゃたりない (山崎)
  11. 王子様と雪の夜 (豊田・山崎)
  12. Pop-up Dream (Pyxis)
  13. ダイスキ×じゃない (Pyxis)
  14. No Color (伊藤)
  15. 守りたいもののために (伊藤)
  16. 恋人がサンタクロース (Pyxis・村川)
  17. Night terror (村川)
  18. レクイエム (村川)
  19. Snow Christmas (村川)
  20. サンタさん (全員)

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