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2018年1月

2018年1月14日 (日)

「JAPAN Game Music Festival II:Re」Day2 参加

 1997年12月18日、ゲームアーツ制作のRPG「グランディア」がセガサターンで発売されました。ゲームアーツがPCゲームを中心にリリースしていた初期からずっと好きなソフトハウスである自分にとって、活躍の場をPCからコンシューマに移した時もその”職人的拘り”と”高い技術力”を感じるソフトのリリースが楽しみで、自分も一緒にコンシューマに活躍の場を移したと言っても過言ではありません(笑)。

 ゲームアーツは元々アクション系のゲーム開発が得意という認識だったので、コンシューマに移ってからRPGを制作すると聞いた時はどんな感じに仕上がるのか皆目見当が付かなかったものの、発売された「ルナ -THE SILVER STAR-」は良作と感じられる1本に仕上がり、キャラクターや世界観、音楽など魅力的な要素もあって個人的にも好きな作品となりました。ただ、手放しにオススメするには至らず、ましてやハードを購入してまでプレイして欲しい作品とまでは言えませんでした。
 「ルナ -THE SILVER STAR-」から2年半が経ち、続編「ルナ -ETERNAL BLUE-」が発売。前作よりも圧倒的に進化した全ての要素の中でドラマ性の強いシナリオ、挿入される素晴らしいアニメーション(ムービーではなく実機動画)、各シーンを彩る音楽の素晴らしさは、個人的にその当時にプレイした全てのRPGの中でナンバーワン。「初めてRPGで泣いた作品」となりました。前作との繋がりだけでなく、エンディングが二段階あることもプレイヤーである僕らを驚かせ、その到達するまでの過程を含めて「ルナ」という世界を冒険した日々が心に刻み込まれ、今も尚薄れることなく残っている稀有な作品です。
 そんな自分の中で不朽の名作「ルナ -ETERNAL BLUE-」だけでなく、前作「ルナ -THE SILVER STAR-」も後にその当時の現行機種でありメジャーハードであったセガサターンおよびプレイステーションに移植されてより多くの人の目に触れることになり、改良・改悪は含んだものの(苦笑)「ルナ」という作品を広めてくれたかな…というのは素直に嬉しかったです。

 そんな「ルナ」シリーズの移植はゲームアーツではなく別会社が担当しており、当のゲームアーツは何をやっていたのかと思えば、完全新作のRPGをセガサターンで開発中でありました。それが「グランディア」です。初めて情報が出たのがいつかハッキリは覚えていませんが、1996年8月に行われた東京ゲームショウにてデモ映像が解禁。そこから1年近く経って体験版の配布が決まり、配布日は朝一で秋葉原に繰り出して入手し、発売までの間にひたすらプレイ。そして発売日を迎えてから20年が過ぎました。

 自分の中で「ルナ -ETERNAL BLUE-」がナンバーワンRPGでしたが、この「グランディア」が「甲乙つけがたい」というところまで来ました。基礎として「ルナ」があり、それを発展・強化させたのが「グランディア」と感じられるだけに、ゲームとしての完成度は圧倒的に「グランディア」の方が上だと思います。それでも「ルナ」が持っている輝きは「グランディア」に劣っているとは思わないし、その逆もまたしかり。それだけの作品がどちらもプレイ出来たことが幸せであり喜びである。そして、そのどちらもゲームアーツの作品であるなんて最高じゃないか!と。
 ただ、世の中というのは「良いもの」が必ずしも売れるとは限らず「グランディア」も販売本数として成功したとは言えない作品でした。当時、個人的には同時期に発売された「テイルズ オブ デスティニー」の古臭さに衝撃を覚えた記憶は鮮明で、そちらの方が販売本数が「グランディア」の倍くらいあったのが悲しかったですからね…。

 と、何だか「グランディア」や「ルナ」のことを書き始めたらずっと書いてしまいそうなので、前置きはこの辺りにしますが(汗)、今回「グランディア」が発売20周年ということで、5年振りに開催される「JAPAN Game Music Festival」に作曲者の岩垂徳行さんがスペシャルバンドを結成して参加するという情報を得て、更には「ルナ -SILVER STAR STORY-」でルーナを演じた氷上恭子さんをお招きして、そちらの楽曲披露もするなんてスペシャルなプログラムが予告されては行くしかない! とチケットを手配し参加が確定。ということで当日を迎えて参加して来ました(2daysで初日はZUNTATAなどのアーケード系出典で、それはそれで行きたかったな…)。

 会場はディファ有明。自分は初めての会場です(来月早々にPyxisのライブで来ることになりますが(笑))。開場時間が13:30、開演が14:30、参加アーティストは8組ということで、よくあるゲームミュージック系のフェスなら1アーティスト30分程度(4~5曲くらい?)だろうから、4時間くらいの公演時間だと思っていたのですが、公式サイトに「終演予定は21:30」とあって「…え?!」となりました(汗)。でも、あくまで”予定”だし…。

Img_4411s  開場5分前くらいに現地到着。定刻通り開場し、そのまま入場すると公式サイトのQ&A通り、前方はスタンディングながらも後方はパイプ椅子が並べられていて、取り敢えずパイプ椅子の最前列右側付近に着席。ステージが高いこともあって、座っていても意外と見える。開演時刻近くの状態でも前方に200人居るか否かくらいで後方エリアで座っている人も多い。フェス形式だから、その辺りは前に行ったり着席したり自由なんだろうと。

 定刻14:30になり開演。MC担当のアメリカザリガニ・平井さんと椿彩奈さんが登場して自由トーク。「演奏順はランダムで」という前提らしく(順番は公式サイトで公表済みなのに)、「誰が出て来るんでしょうねー?」の様な振りもあったりして不思議ではありましたが、流石芸人さんだけあってトークはまったりしていても面白い。MCは基本、バンドの準備が整うまでの場繋ぎ的役割の様ですが、観客を飽きさせない自由トークは根幹に「ゲーム好き」というものがあるからこその内容で幕間は結構楽しく過ごせました。

 最初の「Crush40」さんはスタートダッシュ!と言える程本当にのっけからかっ飛ばしていて、こちらも嫌でも盛り上がれる空気を作ってくれました。「ソニックアドベンチャー」系を中心に50分もの時間を一気に駆け抜け、自分でも予想以上に熱を帯び空気に当てられて盛り上がり、座っていたのにちょっと汗ばむくらいでした。作品映像を観ながら関連楽曲の生演奏(歌)が聴けた訳ですが、とても懐かしくてプレイした日々を思い出し「まさか生歌を聴ける日が来るなんて…」とちょっと感動。

 次の「騒然のカワズ」さんはノイジークロークの現役作曲家さんが集まったスペシャルバンドということで、それぞれの担当作品を披露。1つも知らなかっただけでなく、トークも間延びしていて少々辛い時間でしたが、作品の一角に触れる時間として楽しむことは出来ました。

 そして今日の目的の1つである「LieN -リアン-」の登場。2010年に行われたイベント「.hack //劇奏」以来のLieNということもあって楽しみにしていましたが、全く変わらぬ素晴らしい歌唱と作品世界を大切にした楽曲に改めて感動しました。2017年末に蘇った「.hack //G.U.」から関連する全主題歌5曲とオリジナルソング1曲が披露され、心に沁みた時間は貴重なものでした(特に「やさしい両手」は今でも胸に来ました)。ただ、各歌唱中にスクリーンには作品タイトルが出ているだけだったので、そこは作品の映像を編集したものを効果的に流してもらえれば、新たなプレイヤーを獲得出来たのではないかな…と少し残念に思いました。それでも、サイバーコネクトツーの松山社長がカメラマンとして会場を走り回っていたのは印象的でした(目の前を何度も通りました(笑))。

 次は「Persona.R」さん。「女神転生」の派生作品である「ペルソナ」ですが、どちらの作品もここまでブランド化する作品になるとは思っていませんでしたね。やはり自分が最初にプレイした「女神転生」がPCゲームであったことが大きくて(苦笑)、なのでコンシューマーでのこれらの展開には最初から興味が持てなかった。なので、これらの作品にも触れず仕舞いでした。ステージはボーカル担当のLotus juiceさん、川村ゆみさん、Lynさんがカッコいいパフォーマンスで聴かせてくれましたし、トークも良いテンポで楽しませてくれました(お互いの怖い印象についてや川村さんの誕生日祝い、「汁ってる」という表現について等)。改めてゲームミュージックは枠に囚われない音楽だと感じさせてもらえました。

 そして「霜月はるか & ACRYLICSTAB」さん。霜月さんは岩垂さんともコラボしているので知ってはいるものの、ちゃんと担当作品の世界を味わったことがありません。しかも「アトリエ」シリーズをずっと担当しているとのことで、自分も第一世代となる「マリー」と「エリー」のアトリエ作品はプレイしていたので楽しめるかな…と思ったら、何処にもその世界観は踏襲されておらず(汗)、ある意味普通のゲーム作品のオープニング的な印象しか残りませんでした…。「ゲームミュージック」ということでインストライブがメインという認識で参加していたこともあって、ここまでずっとボーカル続きであったことも手伝って、少々集中力が切れて来た感も。

 というところで、自分にとって本日のメインイベントである岩垂徳行さんのステージが! この時は座席から前方のスタンディングエリアに移動し、肉眼でしっかりと岩垂さんを見られる位置へ。岩垂さんが立つであろう左側の前から3列目くらいに立ち、MCの平井さんのトークに全力でレスポンスしてテンションを上げて行きます(ゲーム&ウォッチのCMソングは爆笑でした!)。
 準備が整って始まるステージ。岩垂さんの第一声が「こんにちは!」といつもの岩垂さんでとても和やかに。「グランディア」の主人公ジャスティンの帽子を被って登場した岩垂さんがとても良い感じ。バンドとして、キーボード、ヴァイオリン、ギター、ベース、ドラム、アルトサックス、テナーサックス、トランペット、トロンボーンという構成がとても岩垂さんらしいです。今回は「グランディア」と「ルナ」の楽曲演奏が予告されていたので、それだけで感動必至。
 最初の曲は「グランディア」から「パームの街」。あっと言う間に当時の冒険時の感情になれました。今回のバンド用にアレンジされた内容もとても楽しめ、ジャスティンがスーと一緒に街をぐるぐる駆け回るシーンが蘇ります。
 続いて「戦闘3」。東エレンシア大陸に渡ってからの通常戦闘曲ですが、岩垂節全開でとても熱い! 岩垂さんはショルキーだったのですが、そのノリノリのプレイもこちらの気分を盛り上げてくれました。
 そして「スーとの別れ」。涙を溜めて笑顔で別れようとするスーを「無理しないで」と抱きしめるフィーナのシーンがハッキリと浮かびます。土屋さんのヴァイオリンも素晴らしく、心を揺さぶられまくりでした。
 今回の選曲は、ファンサイトで投票された楽曲の上位4位からとのことで、1~3位は5月のゲームタクト2018で演奏するという商売上手(笑)。でも「バンドアレンジに向かない」という楽曲でもあったそうです。まぁ、オーケストラサウンドがベースだとバンドアレンジはメロディ以外別物になってしまうでしょうからね。
 ここで、スペシャルゲストの氷上恭子さんを呼び込み、民族衣装っぽいドレスで登場した氷上さんは、自分の中にある氷上さんとある意味全然変わらず、にこやかに明るい笑顔が印象的でした。とても緊張しているという氷上さんですが、それもそのはず。約9年振りに唄うだけでなく、お客様の前で唄うのは初めてという歌をこれから披露するのですから。でも、その時を本当に夢見ていたと言える「ルナ -SILVER STAR STORY-」の主題歌である「TSU BA SA」が、こうして今聴ける幸せは筆舌に語り尽せません。
 そんな「TSU BA SA」の演奏はオープニング映像をスクリーンに映して始まりました。氷上さんの堂々たる歌唱、大切に紡がれる1つ1つの歌詞をしっかり支える奏者の音色。特に間奏部分の土屋さんのヴァイオリンが奏でるメロディは、自分の「ルナ」という作品に対する想いが全て乗っていて、聴いていて涙が溢れて止まらなくまってしまいました。本当に待ち焦がれたこの時を大切に胸に刻み込みました。
 そこから続くのが「Harmony of Silver Star」で新たに作曲された「光と闇の闘い」。四英雄の死闘、アルテナが人間に転生するシーンで流れるこの曲は、アルテナのコーラスを氷上さんが担当して、また涙無しでは語れないものでした。
 更にその後、船上のシーンでルーナが唄った「風のノクターン」も映像付きで披露され、氷上さんが居なければ成し得なかったこの演奏曲が目の前で披露されている奇跡にただただ感謝するだけでした。この光景は絶対に忘れません。
 最後は「グランディアのテーマ」。ステージ上の氷上さんも一緒に楽しんでくれて、バンドアレンジでも魅力的で壮大な世界観を表現してくれたことにとても感動。この時間が体験・共有出来ただけでも本当にプライスレスな価値がありました。短い時間ではありましたが、他には代えられない最高の時間をありがとうございました! 感無量です!!

 ステージに近いところで岩垂さんたちのステージを見守った後は、また後方の座席へ移動。残るステージは2つ。もうこの時点で自分の目的は達したものの、最後まで楽しむことに…って、この時点で開演してから6時間近く経過していました…(汗)。

 次に登場したのは大ヒットスマホRPG「グランブルーファンタジー」を引っ提げて登場した「Stella Magna」さん。プレイしたことは無いけれど、音楽の評価も結構高い印象でした。しかし、今回はバンド形式であることからバトル曲が殆どで、しかも似たような印象の曲ばかり(苦笑)。ずっとジャンジャンドコドコした音楽が流れてメリハリが無く、原曲を知らないことも手伝って途中で飽きてしまいました…(汗)。勿論、前方で盛り上がっていた観客も居ましたから選曲は良かったのかもしれませんが、もう少しメリハリを付けて音楽性の高さをアピールしてくれても良かったのでは?と感じました。にしても、最近はヴァイオリンがロックな曲の中でメロディを奏でるのが多くなったなぁ…と。なので、どの曲聴いてもそのパターンだと「日本ファルコム?」と思ってしまうのは自分だけかしら…(^^;;

 そして最後は「伊藤賢治スペシャルバンド」。伊藤賢治さんは有名な方でこの様なイベントにも必ず参戦してくださるのですが、自分とは驚く程に縁がありません(汗)。というのも、やはり最初がスクウェアでの「サ・ガ」や「聖剣伝説」といったタイトルを担当されたからなのは間違いなく、自分が如何にメインストリートじゃないところをフォローして来たのかハッキリ分かる状況と言えます(苦笑)。なので、今回演奏された楽曲は全く知らないものの、やはり”ゲームミュージック”というものを長年支えて来た方であり、RPGも多く手掛けていらっしゃるためかメロディがしっかり軸としてあり、激しめのサウンドでも聴いていてシーンを感じられるので楽しむことが出来ました。やはりバンド構成なので、ロックサウンド主体のバトル系が中心の披露ではありましたが、次の機会は色々なタイプの楽曲も聴きたいな、と。今回はトリということもあって激しい曲中心なのは勿論大歓迎ではあります(笑)。途中のトークではリーダーである伊藤賢治さんに集ったバンドメンバーが”毒を吐く場”となり、如何に無茶振りかを話ながらも楽しそうなのが印象的でした。

 全てのアーティストが披露を終え、最後に湧き上がるアンコール要求コール! すると間もなくMCの平井さんと椿さんが登場し、舞台のセッティングも始まり「アンコールに応えてくれるそうです!」と。で登場したのがコテカナこと小寺可南子さん。久し振りに見るコテカナでしたが、変わらず元気そうでした(笑)。最後に今回のイベントのテーマソング「レベル1からはじめよう」を皆と歌って終幕。この主題歌を作詞するに当たり、みんなから歌詞のフレーズを募集してくみ上げたそうで「全部使いたかった」というほどに良いものが集まったとのことでした。確かにいわゆる”レトロゲーム”世代には響く、その当時のシーンが浮かぶものでグランドフィナーレにぴったりでした(^^)。唄う前の掛け声で、バンドに向かって「JKDバンド!」と間違えたことは目を瞑りましょう(ちゃんと「JGMFバンド」と仕切り直したけど(笑))。

 ということで、全プログラムが終了した時点で21:30近く。本当に7時間という密度の濃い公演でありました。やはりフェス形式だと知っている/知らないという各組が混ざりあうので「聴きたい時だけ参加する」というスタイルになりがちですが、折角なので「全てのアーティストへの礼儀としてステージを楽しみたい」という思いで楽しみ切りました。自分のご贔屓のソロステージとして開催して欲しいな…と思う反面、集客的な問題でフェスにせざるを得ない背景も理解しているので(汗)、同じ「ゲームミュージックを盛り上げたい」という信念で集っている皆さんですから、1つのお祭りとして楽しむのが正解なんだろうと改めて思いました。ただ、なので選曲にはちょっと気を遣って欲しいなぁ…というのが正直なところ(^^;;
 今回、第一回の開催から5年もの月日を要した訳ですが、皆が望むのは「毎年開催」の実現。少しでもそれが現実のものになるよう、自分に出来る応援をし続けられればと思います。次は5月の「ゲームタクト2018」、楽しみにしています!!(^^)

【付録:セットリスト(分かったものだけ)】

  1. Crush40
    1) We will Rock you~His World (ソニック・ザ・ヘッジホッグ(2006))
    2) Free (ソニック フリーライダーズ)
    3) Sonic Boom (ソニック・ザ・ヘッジホッグCD(US Ver.))
    4) Call Me Crazy
    5) Watch Me Fly (SEGA EA NASCAR ARCADE- SONS OF ANGELS)
    6) Open Your Heart (ソニックアドベンチャー)
    7) Sonic Heroes (ソニックヒーローズ)
    8) What I'm Made of (ソニックヒーローズ)
    9) Knight of the Wind (ソニックと暗黒の騎士)
    10) Live and Learn (ソニックアドベンチャー2)
     
  2. 騒然のカワズ
    1) Keep Moving On (「消滅都市2」より)
    2) メインテーマ (「ミトラスフィア」より)
    3) バトル -いつものように-(騒然のカワズver.) (「きららファンタジア」より)
    4) 文豪とアルケミスト~開進止メヌ文士タレ (「文豪とアルケミスト」より)
    5) カゼキリ -風切-~ゴウエンマ -業焔魔- (「討鬼伝」より)
    6) 来たるべきセカイ (「勇者のくせになまいきだ:3D」より)
     
  3. LieN -リアン-
    1) Come back to The World (「.hack //G.U. Last Recode」より)
    2) 朝な夕な (オリジナルアルバム「Iris」より)
    3) やさしい両手 (「.hack //G.U. Vol.1」より)
    4) 真実の行方 (「.hack //G.U. Vol.2」より)
    5) 優しくキミは微笑んでいた (「.hack //G.U. Vo.3」より)
    6) 心のままに (「.hack //G.U. Last Recode」より)
     
  4. Persona.R
    1) Burn My Dread (「ペルソナ3」より)
    2) Mass Destruction (「ペルソナ3」より)
    3) Wake Up, Get Up, Get Out There (「ペルソナ5」より)
    4) Life Will Change (「ペルソナ5」より)
    5) Our Moment (「ペルソナ3 ダンシング・ムーンナイト」より)
    6) GROOVY (「ペルソナ5 ダンシング・スターナイト」より)
     
  5. 霜月はるか&ACRYLICSTAB
    1) STARLLICA (「デモンゲイズ2」より)
    2) 無限大クロニクル (「エスカ&ロジーのアトリエ」より)
    3) あめつちのことわり (「エスカ&ロジーのアトリエ」より)
    4) 光ノ軌跡 (「フィリスのアトリエ」より)
    5) もしも時を跳べたら (「新・ロロナのアトリエ」より)
    6) 渇きの輪郭 (「シャリーのアトリエ」より)
    7) schwarzweiβ~霧の向こうに繋がる世界~ (「イリスのアトリエ」より)
     
  6. 岩垂徳行 SuperBand [JUSTIN'S] with 氷上恭子 & NoteReel
    1) パームの街 (「グランディア」より)
    2) 戦闘3 (「グランディア」より)
    3) スーとの別れ (「グランディア」より)
    4) TSU BA SA (「ルナ -SILVER STAR STORY-」より)
    5) 光と闇の戦い (「ルナ -Harmony of Silver Star-」より
    6) 風のノクターン (「ルナ -SILVER STAR STORY-」より)
    7) グランディアのテーマ (「グランディア」より)
     
  7. Stella Magna
    1) セフィライト (「アーカルム」より)
    2) 覇空の記憶 (「アーカルム」より)
    3) プラチナ・スカイ (「グランブルーファンタジー」より)
    4) ユグドラシルマグナ戦 (「グランブルーファンタジー」より)
    5) ジ・アルティメット (「グランブルーファンタジー」より)
    6) バトル3 (「グランブルーファンタジー」より)
    7) 黒銀の翼 (「グランブルーファンタジー」より)
     
  8. 伊藤賢治スペシャルバンド
    1) 運命への挑戦 (「デビルサバイバー2」より)
    2) 封じられし力 (「ブレイブ フロンティア」より)
    3) Unite The Force (「パズル&ドラゴンズ」より)
    4) 我旗の元へと集いたまえ
    5) Battle #5 (「サガ フロンティア」より)
    6) 決戦!サルーイン (「ロマンシング サガ -ミンストレルソング-」より)

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2018年1月13日 (土)

「NANA MIZUKI LIVE GATE 2018」DAY2 参加

Img_4403s_2  友人からの誘いを受け、約2年半振りに水樹奈々さんのライブに参加させて頂きました。

 これまでも何度か参加したことはあるものの、どれも特殊な(?)公演ばかり。2年半前のライブは行けなくなった友人の代理参加で、その時に初めて夏のツアーライブという普通の公演(笑)に参加するという異色かもしれない経歴である自分。常日頃から水樹さんの音楽に触れている訳ではない自分にとって、今回2年半振りの参加を決めたからにはその空白の2年半を埋めなければならない訳で、タイミング的にもアイマスの765単独ライブの翌週ということで詰め込むにしても時間が足りないことは明白(汗)。

 今回、”日本武道館で7日間のライブをする”ということで、前代未聞のチャレンジということもあって、どんな内容になるのか皆目見当が付かない。だから「これを聴いておけば」という当たりを付けて予習するのも難しい。なので、取り敢えず2年半の間に発売されたアルバム3枚(うちベスト盤1枚)、シングル3枚を時間の許す限り聴き込むのみ(最低1回は耳にしておくのは最低ライン)。
 久し振りに聴く水樹さんの歌はまた色々なコンセプトがあって「凄いな」と感じました(全然守りに入っていないし、かと言ってど真ん中もちゃんとある)。久し振りの参加を決めた理由は「折角の機会だから」程度の気持ちしかなかったのですが、ちゃんと楽しみに当日を迎えられるテンションに自然と持って行くことが出来ました。

 2017年3月のミリオンライブ!4周年ライブ以来となる日本武道館。その時、3日目はイベントとライブを梯子することになって九段下駅改札から武道館までの道(階段・坂道)をダッシュしたので、今回同じ道を歩いているだけでその時の感覚が蘇り走ってもいないのに胸が苦しくなりました(笑)。
 武道館正面でライブタイトル看板を写真に収めた後は、入場が開始されていたのでそのまま席へ。今回は南東の2F席後方。見上げると天井に手が届くと錯覚する程に天井が近く感じる位置。それでも高さはあるものの、ステージは近くに見えるのが武道館のポイント。ステージ中央には赤い橋が横たわり、中央部分にはゲートが設置されており、左右は端から下のステージに降りられる様になっていました(途中に踊り場あり)。スクリーンは左右に3つずつ設置され、どの位置からでも観られる様な配慮がなされている様子。自分が参加した水樹さんのライブは、その殆どが大きな箱であった為、今回はとてもセットがシンプルで会場が小さく感じるほど。でも、きっと乗り物は出て来るだろうし(笑)、所狭しと駆け回るんだろうなぁ。

 定刻を15分近く過ぎてから場内暗転(水樹さんのライブで定刻開演を体験したことが無い!(苦笑))。スクリーンにお約束の凝ったムービーの上映開始。ちょっと近未来的な世界で何やらエージェント稼業をしている奈々様。その出動する際に大型のハーレーに乗ってゲートを潜ったら(ここは派手に(スカイライダーの如く)扉をぶち破って欲しかった…!(笑))…というところで映像が終わると、舞台中央にあるゲートが開いて、青い三輪ハーレーに跨った奈々様登場! その何とも言えない光景に最初の掴みはOK! オープニングを飾るのは「Vitalization」。唄いながらそのまま坂を下ってステージ中央に停車し、バイクを降りて歌唱継続。初手からパワフルなのはいつものことですが、今回は日本武道館というこれまでよりも小さな箱なので近くでパフォーマンスを体感している分、余計にパワフルに見えます。

 バイクを中央に停車させたまま曲を重ねて行く奈々様。「UNCHAIN∞WORLD」「Sacred Force」と初手からガンガン飛ばしているので、2年半のブランクがある自分には鞭打たれている様に強制的に引っ張られます(笑)。でも、その2年半で自分なりに「ライブに参加する」ということを色々なところで学んだこともあって、現場ごとの楽しみ方というのも感覚的に分かる様にもなりましたし、奈々様ライブ初参加という訳ではありませんから、自分に出来る範囲の全力でライブを楽しむ余裕はありました。勿論、最初のMCまでの3曲が全て分かる曲であったのは大きいと思います。

 最初のMCで挨拶と今回の相棒となったハーレーの紹介をし(三輪のハーレーを探して購入、青く塗装したスペシャル仕様で「奈々ダビットソン」。ナンバーは「NM…7」!)、舞台中央のターンテーブルにて回転して全方向見せてくれたりするサービスも。とにかく全身から「楽しい!」という感情が溢れている奈々様は、MCでの飾らない人柄も含めてとても魅力的に映ります。「ロックの聖地なのでバラード殆どありません!」と激アツで攻める宣言に呼応する会場! 最初の3曲で既にその片鱗は覗かせていましたから半ば覚悟は決められていましたが、大丈夫かな?自分(笑)。
 今回は「門」がテーマにあるので、何かしら繋がるもので構成しているとのこと。セットの橋も「ゴールデンゲートブリッジ」モチーフだそうで。自分の中ではセガサターンの「ゲイルレーサー」のオープニングが真っ先に思い浮かぶわけですが(爆)、改めてのライブ開幕宣言が「開門!」という表現をされたことに拘りを感じました。

 そして次が「Poison Lily」! これは2年半を埋めた中で引っ掛かった大好物曲。この時点で聴けてしまったので、今日の自分の仕事は終了…とならないことを祈るのみ。「WAKE UP THE SOULS」「HOT BLOOD」と続き、取り敢えず何とかなっている感じで、最初の奈々様お色直し。始まるチェリーボーイズコーナー。今回、”チェンジボーイズ”ということで、各自の紹介と共に自分の楽器パフォーマンスをするところがシャッフルされ、それぞれの器用さや芸人気質が見て取れる面白い試み。寸劇映像は「太陽にほえろ」的な刑事モノで、それぞれ役者としても板について来た感じがありました(笑)。

 コーナーを終えて奈々様再登場。新たな衣装で「RUSH&DASH!」を披露した後にMCタイム。衣裳のお披露目タイムから始まって、直前のチェリボタイムの映像についてのトーク(まさかチェリーから桜を経て警察を連想するとは…)、そして極め付けのダジャレ起源の「ぶどう缶」の流れで、奈々様が渾身のダジャレを一発!(予定外) 空気がちょっと凍り付き(笑)、客席からの「もう一回」コールに「もう閉店ガラガラだよ!」と恥ずかしくて「折角可愛い恰好してるんだから可愛くいさせて」と冷や汗タイムとなった奈々様が印象的でした。そのお姿は十分に可愛らしかったです(*^^*)

 気を取り直して再開するライブは「ファンタズム」と「蒼き光の果て」を披露して、再びお色直しタイム。今度は恒例のチームヨーダの出番。オーディション番組風味で進む個人紹介は、個々のダンスアピールを堪能できる構成で、流れている音楽も「フラッシュダンス」をモチーフにしている印象。最後に優勝者を決定するシーンで全員のエントリーNoが光り、何と全員優勝という結末を迎えたのが予想外でした(笑)。

 チームヨーダの出番が終わると恒例の奈々様の全力ダンスパートへ。「GLORIA」「GUILTY」と2曲熱いダンスナンバーが披露され、力強いダンスとチームヨーダとの連携はカッコいいの一言。終わってからのMCではチームヨーダが最近お笑い方向に行っていたから、カッコいい姿を見せたかったというコンセプトを語り、オーディション風味になったのも「登竜門」ということでライブテーマにぴったりだ!ということでした(笑)。更にダンスステージの衣装がなかなかセクシーだった流れから、「水樹奈々好きな部位コンテスト」の話になって、堂々の一位が「太腿」だと言うが早いかカメラが太腿を大写しに!(笑) ライブ中何処から見られても大丈夫な様にお尻も鍛えているとか、とても興味深い話が聴けて個人的に大満足(笑)。
 最新リリースのベストアルバムの話から新曲の話に展開し、そこから「バジリスク」の新作の話や「ポプテピピック」の話などに展開し始めたので「今晩のCDTVを観てね!」で一区切り。

 再開したライブは「Destiny's Prelude」と「粋恋」という、久し振りに挟み込まれる”聴かせる”ナンバー。自分の中でしっかり残った「粋恋」をライブで聴くことが出来たことはとても嬉しかったですし、パフォーマンスも含めて「流石」としか言えないくらい響きました。

 次のお色直しタイムでは、オープニング映像の続き。エージェント奈々様に下る特殊任務は「世界から音が消えた事件を解決する為、7人の歌い手を探すこと」。今日はDay2ということで、ここでゲストが登場するのは間違い無い、ということで登場したのは…FLOWのボーカルであるKOHSHIとKEIGO!! 何だかここ1~2年くらいでFLOWとは随分と縁がある気がする。それがまさか、水樹さんの公演で共演を体験することが出来るとは…! 水樹さんの持ち歌ながら、FLOWのお二人のボーカルが加わると全く違う顔を覗かせる…っていうかFLOWの歌になってしまうから凄い存在感。それだけFLOWのカラーを出して歌唱してくれるのが素晴らしい! シンガーとしてコラボするって、それぞれの持ち味がキチンと出なくちゃ意味が無いよな、と改めて感じさせてくれたステージでした。

 歌唱後にFLOWのお二人から、今日のステージに繋がった馴れ初めが語られ、水樹さん初の武道館公演をKOHSHIさんが観に来ていたということと、その時KEIGOさんは事故で入院されていて、KOHSHIさんが水樹さんのステージから勇気を貰ったと。アニサマには出演するも一緒のステージになったことが無かったので、一緒に唄いたいと常々思っていたと。FLOWのお二人は女性声優さんと唄うのは初めてらしく「バージン奪われました!」と言っていました(笑)。「NARUTO」でも繋がりがあるというお話しでしたが、個人的にはいつか「テイルズ オブ フェスティバル」でも共演果たして欲しいですね。「FLOW=応援歌」のイメージということから、コール&レスポンスも楽しい「Young Alive!」を選曲したとのことでした。
 Day1はスガシカオさんだったらしく、他の日も「これまでご一緒したことのない人」とのコラボをするということでした。自分は今日だけの参加ではありますが、他の日も楽しそうですね!

 FLOWのお二人が袖に下がった後は再び奈々様タイム。アゲて行くぞ!という宣言通り「TESTAMENT」を投入! この曲、アニサマ2017で体験済ではありますが、その時はまだ自分にとって「知らない曲」だったので煮え切らなかったものの、今回はちゃんと理解して臨めたので問題無し。やっと本来の楽しさを体感することが出来ました(^^)。そしてタオル曲の「Rock Ride Riot」、熱のあるコール&レスポンスが楽しい「STARTING NOW!」、何度も体験したチュルパヤ「DISCOTHEQUE」と続き、この辺りでやっと2年半の空白を埋めて「奈々様ライブに参加している」と実感出来る様になって来たところに、「次の言葉を言いたくないけど…」とラスト宣言が…!

 ここまで来たことへの感謝の言葉を伝えた後は、今回のライブのテーマとして選曲した「POWER GATE」を披露。この曲は自分が水樹奈々さんの歌で最初に印象に残った、ある意味で出会いの歌でもあります。こうしてライブに足を運ぶことになるとはその時は全く思っていませんでしたが、こうして「機会」が訪れた時に参加しても楽しむことが出来るステージを創ってくれていることがとても感慨深くもあります。常日頃から応援して見守っている訳ではありませんが、その存在や活動が目に留まり、応援する気持ちは持っています。そんな気持ちをステージに贈る様に目一杯楽しませて頂きました。「Wow… POWER GATE!」の部分を「スマホの人」「ガラケーの人」「2台持ちの人」といった分類コール&レスポンスも楽しかったです。

 ここで本編が終了して一旦お別れ。でも、まだまだ楽しみたい!という気持ちから湧き起こるナナコール! しばらくして、チェリーボーイズのメンバーが再登場してスタンバイ。そして始まるのは…「ETERNAL BLAZE」! これまで自分が参加した奈々様ライブに於いて、この曲が披露されなかったことは無いかも?というくらいのド定番。いつ聴いてもテンションを最高レベルに上げて会場も1つになれる、正に最終兵器。炎の演出も含めてオレンジに燃え上がる会場はいつもながら熱いステージになりました。続いて「禁断のレジスタンス」! もう自分の為に用意してくれたんじゃないかと思うくらい言う事なしの選曲に、やっと2年半を埋められた感覚になれました(笑)。

 奈々様ライブのアンコールは、いつもの「スマイルギャング」スタイルへ。「シャッス!」から始まる挨拶の応酬。そして長寿番組になっているお礼と、これからも愛して欲しいという願いを込めた「これまで」と「これから」を話して最後は、12年前に日本武道館で初披露した、自身初の作曲というこの場所に相応しい1曲となる「SUPER GENERATION」。その曲にちなんで、曲に入る前に20代から各年代(ジェネレーション)に呼び掛けてのコール&レスポンスが興味深かったです(笑)。

 最後は全員整列して生声での「ありがとう」と、残った奈々様が会場の隅々まで走り回って全員と視線を合わせる様に手を振っての感謝タイム。本当に最初から最後までパワフルに、そして楽しそうにステージを駆け回る水樹さんは素敵でした。残りの5daysも怪我などに気を付けて全力で楽しんで欲しいです! 定番の「かかってこーい!」で終演した約3時間の公演でした。

 ということで、自分としては2年半を何とか埋められたかな…と思う反面、やはり時間が足りなかったな…という感覚も残った公演ではありましたが、それでも今自分が出来る最高の声援は届けられたかな…と思います。偏に水樹さんのパフォーマンスの熱に引っ張られたお陰ではあるのですが、それでも久し振りの水樹さんのステージを「楽しめた」と言えて良かったです。次回参加する時は「穴を埋める」ということをしないで済むようにしたい…なぁ(汗)。

 参加の機会をくれた友人、ライブ当日を楽しませてくれた参加した皆様、そして関係した全ての方々に「ありがとうございました!」。

【付録:セットリスト】

  1. Vitalization
  2. UNCHAIN∞WORLD
  3. Sacred Force
  4. Poison Lily
  5. WAKE UP THE SOULS
  6. HOT BLOOD
  7. RUSH&DASH!
  8. ファンタズム
  9. 蒼き光の果て -ULTIMATE MODE-
  10. GLORIA
  11. GUILTY
  12. Destiny's Prelude
  13. 粋恋
  14. Young Alive! (with KOHSHI・KEIGO from FLOW)
  15. TESTAMENT
  16. Rock Ride Riot
  17. STARTING NOW!
  18. DISCOTHEQUE
  19. POWER GATE

    【アンコール】
  20. ETERNAL BLAZE
  21. 禁断のレジスタンス
  22. SUPER GENERATION

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2018年1月 7日 (日)

「THE IDOLM@STER ニューイヤーライブ!! 初星宴舞」初日現地・2日目LV参加

 ”765PRO ALLSTARSによる単独フルライブ開催”

 2017年1月に「プロデューサーミーティング」と題したイベントにて再始動した765PRO ALLSTARSですが、2015年の10周年を迎えた後はパタッと活動が止まってしまい、「このまま一区切りなのかな…」と寂しく思っていたけれど「いつかは終わる。仕方が無い」と区切りを受け止めている自分も居ました。何より、他のアイマスファミリー(シンデレラガールズ、ミリオンスターズ、SideM)が驚く程に元気であったために、それを追っているだけでも精一杯だった自分にとっては心に穴が開く暇も無いくらいでした。
 再始動となった「プロデューサーミーティング」では、1stライブの頃と同様にライブ以外にもトークや朗読劇も盛り込まれ、約2年振りのステージは「エンジンを掛けた」と言えるものでありました。そこで誰もが(演者の方も含めて)熱望するのが「フルのライブ」。それが実現するのはいつになるのかな…と思っていたら、3ヶ月後の4月にはミリオンスターズとの合同ライブ(しかも台湾でアイマス初の海外単独公演)が実現し、8月には単独ライブ公演開催がアナウンス! 更には10月にもミリオンスターズとの合同ライブが開催され、単独ライブに向けての慣らし運転も終えた様なステップとそのパフォーマンスに、改めて年明け一発目の単独公演が楽しみになりました。

 自分にとっての2018年イベント/ライブ始めとなったこの「初星宴舞」。今回、初日は現地、2日目はライブビューイングでの参加ということで、2017年2月のSideM 2ndLIVE以来の幕張イベントホールであり、アイマス系ライブの現地参加は8月のシンデレラガールズ 5thLIVE SSA以来。何だかんだと現地参加が年々熾烈を極める中、開幕を現地で見守れることは大変光栄で嬉しい限り。しかしながら、アイマス系の新譜だけでなく、自分が応援している方々・気に掛けている方々の新譜やライブが集中的にやって来た為に、初星宴舞に向けての準備が思うように出来ない状況(汗)。それでもこれまでの経験値には自信があるし、ウィークポイントになるのは新譜だけだから何とかなるだろう…と思っていたら、2015年から最新のリリース分+未披露分で考えても70曲くらいあって、一通り流すだけでもそれなりの時間を要することに焦る。更には年末に発売されたアイマス新作ゲーム「ステラステージ」もある程度はプレイを重ねて臨んだ方が良いだろうから(特に新キャラである詩花の理解は深めておいた方が安心(サプライズ対策))、その時間も捻出しなくちゃ…と、後は限られた時間の中で目一杯楽しんで当日を迎えるだけ。

■初日(現地)

 最近は前日物販を行ってくれる様になり、友人がそちらに足を運ぶということからお願いすることが殆どなので、早朝から物販に繰り出すことがほぼ無くなりました(感謝!)。そういう意味では、ライブ当日に体力が削がれることなく参加出来るというのは本当にありがたいこと。

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 開場時間に合わせて現地入り。向かう途中でコール本を頂き(感謝!)、ゲートに着いた頃に丁度入場開始されたので、そのまま入場。今回の席はステージ近くの右側3Fで、昨年SideM 2ndの2日目を観た付近。視界的な記憶がある場所ということもあって1年振りでも全然久し振りな感じがしません(笑)。

 客入れBGMは「え?」と思うような「Melted Snow」や「FO(U)R」といった懐かしいナンバーの他、今回出演しない雪歩関連の曲で楽しませてくれましたが、今回開演10分前くらいに雪歩がスクリーンに映し出され、開演前のご挨拶に加えて「皆で一緒に楽しみましょう!」という振りから始まった「紅白応援V」! 昨年のプロミで完成させたこの曲は、10月のごった煮ライブの客入れで流れて、場内のプロデューサーさん達が勝手に始めた応援合戦が大盛り上がりだったことを受けて取り入れたのかな?と思わなくもないですが、紅白という年始にぴったりなおめでたい感じは開演前の景気付けにはもってこい。特に指示された訳でも無いのに綺麗に真ん中から左右に紅白で分かれての応援合戦は開演前から場内最高潮! こういうのも765っぽいなぁと思いながら、これから始まるステージへの期待も最高潮!

 「紅白応援V」が終わるとそのまま開演。スポンサーコール、社長挨拶、小鳥さん諸注意を経ていつものオープニング曲。他アイマスコンテンツと違ってオープニング映像等の演出は無く、純然たるBGMだけでこちらの「始まる!」という気分を高揚させてくれるのが個人的にとても嬉しい。「変わらぬ765がここにある」と思わせてくれるし、何より”ライブ”なんだから極端な話、演者の純然たるパフォーマンスが最高であれば凝った演出は必要無い。そういう意味では「今の等身大の765PRO ALLSTARSを体感してくれ!」と言う意味とも受け止められる。そんな思いで開幕を見守りました。

 注目のオープニングは「THE IDOLM@STER」、しかも良く聴くと随所に新春ライブならではの三味線を含んだ楽曲アレンジが施され、後に「初星MIX」と名付けられた素敵な曲で幕開け!(「ニンジャウォーリアーズ」の「DADDY MULK」くらいに背筋に来た(笑)) しかも、しょっぱなから祝砲が放たれ、舞い散るテープの煌びやかさも新年に相応しいものでした。
 ステージ上の皆さんが纏うのは意匠が同じでデザインの異なるパーソナルカラーの和装柄衣裳。2010年の新春の時も和装タイプでしたが基本は統一衣裳でしたし、圧倒的に今回の方が765らしいカッコ良さで豪華。仁後さんの左右の髪飾りがみかんを付けているのかと一瞬驚きました(笑)。そして何より、あずみん不在とは言え「アイドルマスター」をここまで躍進させたメンバーが11人揃うと豪華で貫禄漂うステージになるなぁ…と改めて感じられ、他アイマスファミリーで人数が多いステージを見慣れていても「少ない」と感じることはありませんでした(寧ろ丁度良いくらい)。

 1曲目を終えての挨拶タイムは若林さんから順に。昨年の1月に催されたプロミにて口にした「フルライブをやりたい」という希望がこうして叶った喜び、特に久し振りにフルライブ参加となる若林さん、仁後さん、長谷川さんが挨拶した時の喜びは一入で、更には年末に飛び込んで来た下田さんのおめでたい報告への「おめでとう」が会場を埋めつくしたり、挨拶だけでも「765が帰って来た」という気持ちで胸いっぱいでした。それはステージ上の皆さんもそういう気持ちに溢れていた様に感じるくらい。

 そして早速始まる最初のブロック。どんな構成で今日のライブが進んで行くのか全く想像出来ていなかった(昨年4月や10月の765ミリオン合同ライブと同様、日本コロムビアとランティスのスポンサードなので、より広範囲の出典となる)ので、個人的には「未披露の歌が色々聴けたら嬉しいな」と。そんな中、トップバッターは安定の中村さんで「START!!」。何度も開幕を任された中村さんと「START!!」という楽曲。単独再始動としてある意味完璧な”START!!”となったと感じられ、四葉のクローバーが各所でスマイルさせていたのも見えて嬉しかったです。
 続く仁後さんが「プラ・ソニック・ラブ!」、若林さんが「私だって女の子」というMASTER ARTIST 3からの未披露曲が炸裂。それぞれ初披露ということもあって多少の緊張などもあったのか、少しブランクを感じるパフォーマンスではありましたが、それがまた良い感じに”今のありのまま”と受け止められ、贈る声援にも熱が籠ります。そこに安定的且つ天才的なパフォーマンスを放つ下田さんが「トリプルAngel」という未披露曲を投入。「パヤパヤパー」のコール&レスポンスも気持ち良く、会場全体が「楽しい!」という空気で満たされて行くのを感じます。
 MA3の初披露が続く中、ここで登場した釘宮さんが披露したのは何と「ロイヤルストレートフラッシュ」という「ぷちます!」出典。当然「全力アイドル」が来るものと信じて疑わなかったので残念に思ったものの、「ロイヤル~」も相当にレア。それこそもう披露機会は無いんじゃないか?と思ったら残念さなんて微塵もありません! 貴重な貴重な初披露を堪能。

 ここで小休止タイムとなるブロック間トーク。1ブロック目を振り返りつつのトークテーマは「新年の抱負」ということで、それぞれ発表しつつ、ツッコミ・突っ込まれの自由トークのテンポ感は流石765の皆さん。若様、ぬー、はらみー、ミンゴス、くぎゅ、中村さんがそれぞれ発表する中で話がどんどん連動して行きましたが、「アイドルマスターになって免許を取って海外に行きたい」と言ったぬーの言葉がインパクトありました(3つの願いを一言で言ったため、全て連動して聞こえた)。海外ライブという野望も飛び出し、中村さんが「サイパンに行きたい」(笑)とオチを付けたところで次のブロックへ。

 2ブロック目は新シリーズ「MASTER PRIMAL」から「聖炎の女神」でスタート! ここではアイマスライブ史上初であろう炎を噴き上げる舞台装置の演出も加わってとにかく熱い! この時点でもう若様は勘を取り戻したのか、はらみーと立ち並んで熱のあるカッコいいステージを創ってくれました。続いて「LEMONADE」を中村さん、キング、ひろりんの三人で。あずみんの代わりを誰が…と思っていたらまさかのトリオにて。後々その理由が「17歳トリオとして」ということで「あぁ、なるほど!」でした。ちなみに、この日のひろりんの髪型は超絶に雪歩を意識してセットしたとのことで「不在の雪歩を感じて貰えるように」というその気持ちがとても嬉しかったです(真が雪歩を思って、というのが余計に嬉しい)。そして「Funny Logic」でまやちゃんとぽんちゃんが完璧な「やよい&亜美・真美」をステージ上に投影してくれて、「BRAVE STAR」では中村さん、ミンゴス、若様、はらみーが”勇ましさ”を1つの形にしてくれました。

 再度の小休止タイムは先の「新年の抱負」の続きを他メンバー(アッキー、ひろりん、まやちゃん、キング、ぽんちゃん)にて。ここでも各自で抱負を発表しつつ話が連動して行くスタイルを踏襲(笑)。ひろりんが「誰かが飛ぶのを観たい」と言ったら「わたしがやっても良いよ」とまやちゃん(勿論、安全が担保されたステージである前提での話(笑))。実現して欲しいな、と。皆さんの抱負の内容が「健康に(キング)」「ゆっくりした歌が欲しい(まやちゃん)」という身に染みる内容もあって、各自のカラーが出ていると感じました。ぽんちゃんは何処までも笑いに貪欲でしたし(笑)。

 3ブロック目ははらみーの「addicted」からスタート。何故か過去に披露されていた気がしたこの曲もどうやら初披露。今日初の「ミリオンライブ!」出典ということもあり、このブロックはそちらの方向で攻めて来る?と思ったら、続くアッキーが「Day of the future」という変化球(しかも期待された初披露曲では無い)で驚かせ、そうかと思えばぬーが「Next Life」をダンサーを従えて披露。ぬーは5周年ライブを行った同じ会場で敢えて「Next Life」を投入した意味を強く感じ、7年半前にこの場でそれを体験していた自分にとって、その進化も含めた圧倒的パフォーマンスにただただ胸を熱くするばかりでした。そしてスポット等の演出も最高にカッコ良くて、筆舌に尽くしがたい完成度。正に”圧巻”でした。
 そんな熱量を枯らさない最強の流れとして「edeN」「Fate of the World」が投入され、最高に熱いステージを体感。「edeN」はアイマスのカッコいい曲の中で自分は最も好きな歌。「シャイニーフェスタ」出典の4曲は名曲揃いながらも披露機会が意外と少ないので寂しく思っていたのですが、ここで投入されたことには感動すら覚えるくらいでした。ただ、担当したのがキング、ひろりん、はらみーの3名ということで「あれ?あずみんの代わりがキングだとして、アッキーは出演しているのに担当しないんだ…」と、折角のオリジナルメンバーが出演しているのに担当しないのは少し残念。それでも、キングを迎えた「edeN」の熱量はまた違った味わいで胸に刺さり感無量。そんなところに「Fate of~」が来て、ここでアッキーが登場したことで「なるほど!」と。中村さん、ミンゴス、アッキーの3人が揃った「Fate of~」は初披露。これには場内も歓喜の雄叫び! 炎も吹き上がる灼熱のステージは最高の熱量! いやぁ、本当にカッコ良かった。
 畳みかける様に続いたのは「合言葉はスタートアップ!」。全く予想していなかった「ミリオンライブ!」からの出典であるこの曲は、一度もオリジナルメンバーで歌唱されたことの無い歌。メンバーが揃っているのに、ミリオン出典はソロばかり考えていたので盲点でした。なので「やられた!」と思わずにはいられませんでした(笑)。慣れ親しんだ「合言葉はスタートアップ!」を唄うオリジナルメンバーの姿を見守れたことに感謝。

 燃えに燃えたブロックを終えての小休止タイム到来。ここでは「特製おみくじ」を全員で引いて、2018年の運気を占おうという企画。特製ということで、運勢の他にお導きがオリジナルとのこと。箱からそれぞれが一斉に引いて順番に発表して行く中で、誰が大吉を引き、誰が大凶を引くのかという「面白い期待」が会場に溢れ、その期待通りとも言える大凶を引くアッキーと中村さん(笑)。厄払いとして書かれていた内容はアッキーに「誰かのモノマネ」、中村さんに「プロデューサーさんが萌えて興奮する台詞」というもので、アッキーは雪歩を真似て見事拍手喝采! 中村さんは春香として「料理で砂糖と塩を間違えた」という内容で決めたものの人によって反応がまちまちとなり、もっと全員にインパクトのある内容で改めて本人の弁で「みんなの犬になりたいワン」を披露し喝采!(笑) その他にも凶を引いたぽんちゃんやはらみーにも「いいところを3つ言ってもらう」「今だから話せるアイマス関連懺悔」という内容で楽しませて頂きました。

 4ブロック目の開幕は「Light Your Song」。まやちゃん、ひろりん、ぽんちゃん、ぬーのオリジナル4名で初披露されたこの曲は、アイマス(特に765)伝統と言える「終局に向けて優しさと感動が溢れて来る展開」を予感させるナンバー。4人の素敵なパフォーマンスを堪能した後に続いたのは…「隣に…」!! 5周年ライブを最後にずっと披露されなかったこの曲。人気があるのにここまで披露されないというのも不思議と思えるほどでしたが、”再始動”の第一歩で、そのCDシリーズが「PRIMAL(最初の)」であることからも伺える原点回帰。その場だからこその「隣に…」だったのかもしれません。自分は10周年ライブの時に「隣に…」が唄われると信じて疑わなかったのですが、それが叶わなかった。その理由が「10周年の後が未定で、もしかしたらこれで終わるのかも」ということが”最後を飾る”として受け止められるのを嫌ったのかな?(逆に「未来で必ず唄う機会があるから」という約束の意味もあったのかな)と。奇しくも最後に唄った5周年ライブと同じ会場で、次への一歩としての所信表明とも受け止められた「隣に…」の披露と、その万感の想いを込めて歌唱するたかはし智秋さんの姿が強く印象に残りました。5周年ライブをこの場で体感し、”次の5年”を勝負する決意を受け止めて7年半経って改めて受け止めたその気持ちが胸を熱くしました。
 そんな「隣に…」が創った空気を絶妙に受け止めて次へ進めてくれたのはひろりんの「チアリングレター」。強く印象に残っているのは7周年ライブですが、共に最初から歩んで来た仲間であるからこそ引き継げたバトンと感じられた今回、「この曲この人以外は『隣に…』を受け止められなかったんじゃないか」と思えるほどに胸に染みました。改めて良い歌だな、と。そこから続いたのは「虹のデスティネーション」。くぎゅにアッキー、そして改めてキング。初披露ながらも、未来へ掛かる虹を渡してくれました。その全てを昇華させたのがミンゴスの唄う「Just be myself!!」。ずっと聴きたかったこの曲が、とうとうライブで初披露! 何かを背負って唄うことの多かったミンゴス=千早。それが純粋に突き抜けた”唄う楽しさ・喜び”をパフォーマンスで魅せてくれたことが本当に胸を熱くしました。同じアイマスファミリーで”青”を背負ったミリオンライブ!の田所あずささん=静香がミリオン2周年ライブで「Catch my dream」を唄った時もそのステージを観て同様の想いが溢れたことも蘇り、改めて「幕張イベントホール」というのは思い出深い会場なんだな…と感じました。

 そんな感動的な区切りを迎えた後はステージに全員揃って振り返りトークに花を咲かせた後に切り出される「次が最後の曲です」。勿論「えーーー」という気持ちはありますが、区切りがあるから次がある。まだまだ体力的に余裕があるので「もう終わり!?」という感覚を身体が感じているのが変ですが(笑)。
 ということで、最後の締めは中村さんからの「運命を感じて」ということで「Destiny」を。10周年ライブの初日の締めがこの曲で、CD未リリースということもあって皆が皆楽しめた訳では無いと感じたステージへ、やっと訪れたリベンジ機会。今回はフォーメーションとして円を描くことは出来なかったものの、半円にアレンジされた表現も素敵でした。曲途中に会場で作るウェーブも取り入れて、やっと自分の中の10周年ライブ初日を完成させることが出来た気がします。今だからこそ感じられるものも加えて。

 最後の歌を終えて、ステージ上の皆さんが捌けると拍手が一区切りするタイミングでアンコール要求コール! この時間を取るということは情報コーナーがあるんだな、と認識。すると然程待たずに社長がスクリーンに登場し、「少し未来を体験」ということで始まったムービーは「『テイルズ オブ アスタリア』とのコラボ決定」「小鳥さんコミック1巻発売」および「ステラステージのカタログ1号の新曲CDリリース決定」という割とあっさりした情報に「え…?」という気持ちがちょっと湧きました。でも、既に8月にプロミも決まっていたりするし、まぁこんなものかな(笑)。

 ということで、情報コーナーがあっさり終了して、ステージ上に皆さんが再登場…で流れ出した前奏が「自分REST@RT」!! 一気に熱量が上がり、会場がオレンジ色に染め上がる! 一種反則技な強制的テンションMAX術に、一回閉じたとは思えない会場の盛り上がり。やはり「自分REST@RT」は皆にとっても特別な意味があるんだな、と感じることが出来ました。

 唄い終えて、改めて今日の感想を一人ずつ。開幕と違って、センターに居る中村さんが締め括る流れにはならず、一人ずつ順番に流れているのが新鮮で、でも「765のメンバー」として皆が対等として全員が主役であることも示された感じがとても嬉しかったです。そんな中、ふいにぬーとはらみーに対して、中村さんが10周年ライブの時の話を持ち出し「今年は二人も10周年。おめでとう」と言われて胸いっぱいになり、泣いてしまうぬーと微笑みを浮かべて涙をこらえるはらみーを自分も見守ることが出来て胸いっぱい…っていうかちょっと泣いた。思えば、ぬーとはらみーがステージデビューした3周年ライブが自分もアイマスライブ参加デビューであり、一緒に歩んで来た(見守っていただけだけど)という想いも強く持っていただけに、この瞬間に出逢えたことが誇らしくもありました。他には、若様がもうボロボロなくらいに泣いていたり、まやちゃんが話している時のミンゴスが本気で涙ぐんでいて、当のまやちゃんに「流石に引く」と言われて嬉しそうだったのも印象的で、この挨拶を5周年ライブの時の挨拶を思い起こしながら、それぞれが紡ぐ言葉を噛み締めました。7年半の月日で強くなった絆や信頼関係が伝わって来る、そんな挨拶でした。

 今日のライブを締め括る「私たちを連れて行ってください!」ということで始まる「TOP!!!!!!!!!!!!!」! 今日に備えて「ステラステージ」をしっかりプレイして来たこともあって、しっかり刻まれたこの曲は、初体験したごった煮ライブ(厳密にはTGS2017のステージ)の時とは自分の中に生まれている気持ちが全く違い「とても765らしい全員曲だな」と味わい深く楽しむことが出来ました。

 最後は”いつものやつ”をキッチリ決め、3時間20分の公演が終了しました。いつもの通り「早い!」と体感する内容なのに、何よりも”丁度良いボリューム”と感じられるくらいなのが素晴らしかったです。満腹感のあるライブではありませんが、美味しいものをしっかり味わって心もお腹も満たされている感覚は久し振りかも。しかも、遠いことがネックの幕張から、都心に移動しても食事が出来るくらいの時間が残っている嬉しさは格別でした(笑)。しかも、これが明日も楽しめるだけでなく、内容的に結構変わるというワクワクで繋げられるというのが最高。

■2日目(ライブビューイング)

 2日目は既に「セットリストが結構違う」と宣言されていたので、初日を体験したとは言え「全然違う」と言われては、初日同様「未披露の楽曲が来る!」という予想しか出来ません。ただ、初日のトーク中にも「何歌いたい?」と聞かれて提出したものが叶えてもらったという話が出ていたので、本人の希望となると未披露とは限らない訳でして…。まぁ、それだけ楽しみが多い訳ですからその瞬間を大いに楽しむだけ!

 初日と違って2日目はライブビューイング、しかも久し振りの新宿バルト9です。ライブビューイングのメッカと感じるバルト9は、他会場よりも盛り上がりの熱量が上という印象もあるので「参加が叶うならバルト9で」とは思うものの、同様の考えを持つ人が多いからなのかなかなか当選しません(なのでバルト一択で申し込むと参加出来ない恐れがあるので保険に他会場も申し込むようにしている)。初日が現地だったので、会場の雰囲気・感覚が残っているという意味でも、バルトの熱量は現地を感じさせてくれるはず!

 初日の開演直前に雪歩からの挨拶と「紅白応援V」があったことから、開演20分前くらいに現地入り。すると通常は15分前から開場することが多いライブビューイングが既に開場済。やはり、今日も応援合戦あるんだな、と認識(笑)。
 着席すると前寄りの丁度真ん中付近ということもあって、紅白のどちらにするか微妙な位置でしたが、スクリーンに映し出された会場の様子から白と判断。プロミ2017の時は2日共紅組だったので、今回は2日共白組で念願の「白だーーーっ!!」が言えて満足。

 雪歩の挨拶からの応援合戦を経ての開演からの流れは基本的に同様となった2日目。ざっと違いを箇条書きにすると…

  • 雪歩の挨拶および社長と小鳥さんの冒頭コント(笑)の内容。大筋は同じだけど。社長がどうしても手品を披露したいみたいでした。
  • 第一ブロックの内容。中村さんの「ステキハピネス」がやっと聴けた! はらみーの「フラワーガール」も久し振りで、現在のはらみーが持つ大人の魅力も溢れた表現でした。全力の「ちくしょーーーーっ!」も聴けたぽんちゃんの「放課後ジャンプ」は流石のパフォーマンスで、ダンサーさんとの連携・遊び心満載。そしてこれまた待望、くぎゅの「全力アイドル」! 10周年ライブの時に聴けると夢見た”I・D・O・L”のコールが全力で楽しすぎて「これだよこれ!」という気持ちでいっぱい(笑)。「BRAVE STAR」は今回、このブロックで披露。
  • テーマMCは「アイドル賞コンテスト」の発表ということで、アンケート募集した「プロデューサーが考えるアイドル自身の抱負」を、各担当キャストが選んで絵馬に書いて発表! 参加しているプロデューサーにとってもサプライズで、ミンゴスからは「こういうこともあるから、アンケートには極力参加した方がいいよー」と。ここでは春香、千早、やよし、響、真が発表され、それぞれ納得の内容でしたし、会場に居たプロデューサーさんには熱い祝福の拍手が贈られていました。
  • 第二ブロックは「虹のデスティネーション」から。初日に披露されなかった新曲「ブルウ・スタア」が続き、ぬーに全く引けを取らないひろりんのカッコ良さが際立つ、とにかく凄く惹き込まれた1曲でした。そして久し振りの「ゲンキトリッパー」を唄う仁後さん! 今回はポップアップから飛び出さないので着地の心配無し!(笑) 自分としても大好きな歌なので嬉しい限り。コールは引っ張るつもりで全力で。そして満を持して登場する「いっぱいいっぱい」の若様! これまで若様不在の時にも「いっぱいいっぱい」は歌われて来ましたが、やはり本家が聴きたい! やっとその燻りから解放されただけに、コール&レスポンスは凄まじいものがありました(現地はもっと凄かっただろうなぁ)。そんな熱いステージが終わったら、若様そのままで竜宮小町の三人が登場! 「七彩ボタン」の冒頭を4人で歌い、若様が竜宮小町を送り出す様にバトンタッチする光景は胸にこみ上げるものがありました。この演出はずるい! 選曲も最高で「SMOKY FRUIT」が披露されなかったことに微塵の悔しさもありませんでした。そんな感動ステージを終えたと思ったら、予想の斜め上から降り注ぐ楽曲…「ら♪ら♪ら♪わんだぁらんど」ってちょっ!?となりました(笑)。少し忘れ掛かっていたのは秘密(汗)。
  • テーマMC2回目はアイドル賞コンテストの続きかと思いきや、ステージ上に全員揃っているので「2017年を振り返ろう」ということで、アイマスかるた大会へ。スクリーン上に映し出された札の中から選び、その内容に沿ったトークをするというもので、「それじゃあ、アイドルマスターの…ぷ!」みたいな選び方にズッコケましたが、「プロデューサーミーティング」や「台湾公演」の話(べろべろに酔っ払ったひろりんの話や、小籠包に纏わるぽんちゃんやはらみーの話)で盛り上がっていたら全然札が引けずにコーナー終了(笑)。
  • 第三ブロックは初手から「オーバーマスター」で会場が揺れたと思えるくらいの大歓声。それもそのはず、プロジェクトフェアリー揃い踏み! 5周年ライブの時に同じ会場で披露された時と重なり、それぞれの進化したパフォーマンスも強烈に焼き付いて本当に心から燃え上がりました。勿論、炎が吹き上がる演出のステージでした! その熱量はこれまたとても久し振りに感じる「迷走Mind」に引き継がれ、過去最高と思えるひろりんのカッコいいパフォーマンスに惚れ惚れ。今回のライブ、ひろりんのパフォーマンスに目が釘付けになる。そしてやって来るアッキーの「追憶のサンドグラス」!! 「Nostalgia」も聴きたかったけれど、敢えてミリオンからの選曲というのが熱い! これまたブランクなんて感じさせないアッキーの視線や指先まで気持ちが乗ったパフォーマンスはシビレまくり! そうしたら続くのがぬーの「Rebellion」だなんて! 過去最高レベルの”真実の赤”をプロデューサーたちもしっかり決め、物凄い熱量に包まれる会場は気持ち良いの一言。それをキッチリ結ぶのが中村さんとミンゴスによる新曲「CRIMSON LOVERS」。とても難しいこの曲をカッコ良く見せる/聴かせるというのは並大抵ではないと思えるだけに、ライブビューイングでは炎と合わせた二人の表情の映し出し方がとてもクールで「これは現地では味わえない光景かも」と思うくらい素晴らしかった。アイマスでこなして来たハードルの数がしっかり実力として表現されたと感じられた1曲でした。
  • テーマMC3回目は今度こそ「アイドル賞コンテスト」の続き。貴音、あずさ、美希、律子、亜美・真美、伊織が発表され、これまた選ばれた抱負は流石のひとこと。ここで発表された絵馬は映像だと限界があるので、後日公式ブログに載せてくれるとのことでした。
  • 第四ブロックは初日同様「そして感動へ」の流れ。最初に新曲「始めのDon't Worry」をくぎゅとアッキーにて。この組み合わせも改めてライブで聴くと感じるものも大きいなぁ…と噛み締めて聴きました。続くキングは「9:02pm」を。キングにとって始まりの曲であるこの1曲が選ばれたことは、キングの気持ちそのものと言えるのかもしれません。久し振りのフルコーラスは心に沁みました。そして、初日はこのブロックの最初の曲だった「Light Your Song」をまやちゃん、ひろりん、ぽんちゃん、ぬーで。流れもあるのか、初日よりもしっかりこの曲を味わえた様に感じました。この流れから最後を飾るのはミンゴスの「細氷」。10周年ライブの時とはまた違った表現と感じられたこの曲は、初日の「Just be myself!」があったからこその表現だったのかもしれないな…と千早の歴史を紡いだ今井さんだからこその想いがしっかりとステージへ投影されていたと思います。自分も曲への理解が10周年の時よりも深まっていたので感じたものも大きくなりました。
  • 最後全員揃った後は振り返りトークを挟んでの「Destiny」。中村さんの曲振りが初日と違う流れがあったので「もしや違う曲?」と思いましたが、最後に「運命」の単語が放たれたので「やっぱりDestinyだ」と。昨日リベンジを果たしたこの曲も、今日は思い出の1つに昇華出来て嬉しかった。
  • アンコール要求タイムでの新情報コーナーは初日と異なる内容で、「ステラステージのカタログ2号の新曲『星彩ステッパー』解禁」その他DLC追加内容の紹介、「シアターデイズ」で「READY!!」の配信開始(MV公開)、初星宴舞のアンコール上映決定というものでした。超大型情報の発表はありませんでしたが、昨日よりは新鮮で嬉しい情報だったので会場はちゃんと盛り上がっていました(笑)。
  • アンコールは初日同様「自分REST@RT」と「TOP!!!!!!!!!!!!!」を。挨拶では初日に引き続き、それぞれがそれぞれの気持ちを真っ直ぐに伝えてくれました。ぬーが響の様に完璧で居ようとする中、ちょっと抜けたところが暴露されたりする様に、自分をさらけ出せる仲間同士の絆と信頼関係を観ている側としても実感することが出来てとても嬉しかったです。これからも続けて行きたいと言う思いを演者の皆さんが持っているというのは何とも誇らしく幸せなことだな、と。キングが企画した「60歳の時にもライブをやる!」というものが、個人的にも本当に実現して欲しいです(笑)。

 2日目も公演時間が3時間半ほどで、開演時間が初日よりも1時間早いことから終演したのが19:30くらいだったのでこの後十分に祝宴の時間が取れるというのはやはり有り難いものだと心底実感。これからもこんな感じの公演であってくれると嬉しいなぁ…。

■まとめ

 2018年の”アイマスライブ開幕”として任された765PRO ALLSTARSの、単独では約2年半振りのフルライブ。最近では派生したコンテンツである「シンデレラガールズ」や「ミリオンライブ!」、「SideM」が元気に活躍しているのでそちらに参加していましたが、765単独のライブに参加してとてもしっくり来ている自分が居ました。特別派手だったり賑やかだったりボリュームがあったりする訳では無いものの、ステージ上の皆さんのやり取り、披露される楽曲の手応えや味わいなどが全て”ど真ん中”。「やっぱりコレだ!」と思える感覚は、他のどの派生コンテンツとも違った「全ての基本」が詰まっていると改めて認識出来ました。765じゃないと埋められないものというのが確かにあって、世代交代という概念は存在しないんだな、と。ステージに立つ皆さんが続ける覚悟を持っているのであれば、勿論こちらも応援し続ける覚悟はあります。そんな意思確認のキャッチボールが出来た2日間だった様に感じました。
 昨年、プロミ2017にてイベントが開催され、台湾公演、ごった煮ライブと助走を付けて2018年一発目にその存在感をキッチリ示してくれた765PRO ALLSTARS。最高のスタートダッシュを切れたと言えるのではないかと。この手応えをこれからの活動に繋いで、これからも大いに楽しんで行けるステージに出逢えたら嬉しいです。既に決まっているプロミ2018やまだ見ぬイベントやライブも、自分に出来る方法で声援を贈って行きたいです。

 こうしてまた歩みを進めてくれた765PRO ALLSTARS、その場を創ってくださった多くの関係者の方々、本当にありがとうございました!!

【付録:セットリスト】

1/6(土) 1/7(日)
1. THE IDOLM@STER -初星Mix- 全員 1. THE IDOLM@STER -初星Mix- 全員
2. START!! 中村 2. ステキハピネス 中村
3. プラ・ソニック・ラブ! 仁後 3. フラワーガール
4. 私だって女の子 若林 4. 放課後ジャンプ 下田
5. トリプルAngel 下田 5. 全力アイドル 釘宮
6. ロイヤルストレートフラッシュ 釘宮 6. BRAVE STAR 中村・今井・若林・原
(新年の抱負を語る#1) (アイドル賞コンテスト#1)
7. 聖炎の女神 若林・原 7. 虹のデスティネーション 釘宮・たかはし・長谷川
8. LEMONADE 中村・たかはし・平田 8. ブルウ・スタア 平田・沼倉
9. Funny Logic 仁後・下田 9. ゲンキトリッパー 仁後
10. BRAVE STAR 中村・今井・若林・原 10. いっぱいいっぱい 若林
(新年の抱負を語る#2) 11. 七彩ボタン 釘宮・たかはし・下田
11. addicted 12. ら♪ら♪ら♪ わんだぁらんど 中村・今井・仁後・若林・平田
12. Day of the future 長谷川 (アイマスかるた~2017年を振り返る)
13. Next Life 沼倉 13. オーバーマスター 長谷川・沼倉・原
14. edeN たかはし・平田・原 14. 迷走Mind 平田
15. Fate of the World 中村・今井・長谷川 15. 追憶のサンドグラス 長谷川
16. 合言葉はスタートアップ! 仁後・釘宮・若林・下田・沼倉 16. Rebellion 沼倉
(特製おみくじタイム) 17. CRIMSON LOVERS 中村・今井
17. Light Year Song 仁後・平田・下田・沼倉 (アイドル賞コンテスト#2)
18. 隣に… たかはし 18. 始めのDon’t worry 釘宮・長谷川
19. チアリングレター 平田 19. 9:02pm たかはし
20. 虹のデスティネーション 釘宮・たかはし・長谷川 20. Light Year Song 仁後・平田・下田・沼倉
21. Just be myself!! 今井 21. 細氷 今井
22. Destiny 全員 22. Destiny 全員
アンコール アンコール
23. 自分REST@RT 全員 23. 自分REST@RT 全員
24. TOP!!!!!!!!!!!!! 全員 24. TOP!!!!!!!!!!!!! 全員

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2018年1月 1日 (月)

2018年は出来るだけひっそりと…

 2018年、新年あけましておめでとうございます。

 今年は出来るだけひっそりと暮らして行こうと思います。

 ブログは必要最低限の記事に留め、書くにしても極力短めにするつもり…です。

 2017年は「アイマスコンテンツとの付き合い方見直し」「自由に聴きたい/興味のある音楽に触れる」というテーマと言うか課題というか、そんなものを実践した年になり、結果的に「アイドルマスターシンデレラガールズ」との距離を置き、その分出来た余力で(実際は全然余力とは言えないくらいしか余裕が生まれなかったのに)新たにTRUEさん、every▼ing!、山崎エリイさん、村川梨衣さん、petit milady…と色々増えた(増やした)状況は、更なる時間的・予算的問題を浮き彫りにしてくれました(汗)。

 精力的に色々やることも疲弊して来たので(苦笑)、2018年は身の丈に合う内容にとどめておこうと思います。極力、人にも何かを薦めたり巻き込んだりしないように。基本、自分から発信することの無いように。なのでブログも余程「残そう」と思わない限りはもう書かなくて良いかな、と。

 本格的な断捨離も進めようと思い2017年末から着手を始めたので、それも一区切りまで持って行きたいところです。

 そんな2018年、ひっそりと宜しくお願い致します。

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