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2018年1月13日 (土)

「NANA MIZUKI LIVE GATE 2018」DAY2 参加

Img_4403s_2  友人からの誘いを受け、約2年半振りに水樹奈々さんのライブに参加させて頂きました。

 これまでも何度か参加したことはあるものの、どれも特殊な(?)公演ばかり。2年半前のライブは行けなくなった友人の代理参加で、その時に初めて夏のツアーライブという普通の公演(笑)に参加するという異色かもしれない経歴である自分。常日頃から水樹さんの音楽に触れている訳ではない自分にとって、今回2年半振りの参加を決めたからにはその空白の2年半を埋めなければならない訳で、タイミング的にもアイマスの765単独ライブの翌週ということで詰め込むにしても時間が足りないことは明白(汗)。

 今回、”日本武道館で7日間のライブをする”ということで、前代未聞のチャレンジということもあって、どんな内容になるのか皆目見当が付かない。だから「これを聴いておけば」という当たりを付けて予習するのも難しい。なので、取り敢えず2年半の間に発売されたアルバム3枚(うちベスト盤1枚)、シングル3枚を時間の許す限り聴き込むのみ(最低1回は耳にしておくのは最低ライン)。
 久し振りに聴く水樹さんの歌はまた色々なコンセプトがあって「凄いな」と感じました(全然守りに入っていないし、かと言ってど真ん中もちゃんとある)。久し振りの参加を決めた理由は「折角の機会だから」程度の気持ちしかなかったのですが、ちゃんと楽しみに当日を迎えられるテンションに自然と持って行くことが出来ました。

 2017年3月のミリオンライブ!4周年ライブ以来となる日本武道館。その時、3日目はイベントとライブを梯子することになって九段下駅改札から武道館までの道(階段・坂道)をダッシュしたので、今回同じ道を歩いているだけでその時の感覚が蘇り走ってもいないのに胸が苦しくなりました(笑)。
 武道館正面でライブタイトル看板を写真に収めた後は、入場が開始されていたのでそのまま席へ。今回は南東の2F席後方。見上げると天井に手が届くと錯覚する程に天井が近く感じる位置。それでも高さはあるものの、ステージは近くに見えるのが武道館のポイント。ステージ中央には赤い橋が横たわり、中央部分にはゲートが設置されており、左右は端から下のステージに降りられる様になっていました(途中に踊り場あり)。スクリーンは左右に3つずつ設置され、どの位置からでも観られる様な配慮がなされている様子。自分が参加した水樹さんのライブは、その殆どが大きな箱であった為、今回はとてもセットがシンプルで会場が小さく感じるほど。でも、きっと乗り物は出て来るだろうし(笑)、所狭しと駆け回るんだろうなぁ。

 定刻を15分近く過ぎてから場内暗転(水樹さんのライブで定刻開演を体験したことが無い!(苦笑))。スクリーンにお約束の凝ったムービーの上映開始。ちょっと近未来的な世界で何やらエージェント稼業をしている奈々様。その出動する際に大型のハーレーに乗ってゲートを潜ったら(ここは派手に(スカイライダーの如く)扉をぶち破って欲しかった…!(笑))…というところで映像が終わると、舞台中央にあるゲートが開いて、青い三輪ハーレーに跨った奈々様登場! その何とも言えない光景に最初の掴みはOK! オープニングを飾るのは「Vitalization」。唄いながらそのまま坂を下ってステージ中央に停車し、バイクを降りて歌唱継続。初手からパワフルなのはいつものことですが、今回は日本武道館というこれまでよりも小さな箱なので近くでパフォーマンスを体感している分、余計にパワフルに見えます。

 バイクを中央に停車させたまま曲を重ねて行く奈々様。「UNCHAIN∞WORLD」「Sacred Force」と初手からガンガン飛ばしているので、2年半のブランクがある自分には鞭打たれている様に強制的に引っ張られます(笑)。でも、その2年半で自分なりに「ライブに参加する」ということを色々なところで学んだこともあって、現場ごとの楽しみ方というのも感覚的に分かる様にもなりましたし、奈々様ライブ初参加という訳ではありませんから、自分に出来る範囲の全力でライブを楽しむ余裕はありました。勿論、最初のMCまでの3曲が全て分かる曲であったのは大きいと思います。

 最初のMCで挨拶と今回の相棒となったハーレーの紹介をし(三輪のハーレーを探して購入、青く塗装したスペシャル仕様で「奈々ダビットソン」。ナンバーは「NM…7」!)、舞台中央のターンテーブルにて回転して全方向見せてくれたりするサービスも。とにかく全身から「楽しい!」という感情が溢れている奈々様は、MCでの飾らない人柄も含めてとても魅力的に映ります。「ロックの聖地なのでバラード殆どありません!」と激アツで攻める宣言に呼応する会場! 最初の3曲で既にその片鱗は覗かせていましたから半ば覚悟は決められていましたが、大丈夫かな?自分(笑)。
 今回は「門」がテーマにあるので、何かしら繋がるもので構成しているとのこと。セットの橋も「ゴールデンゲートブリッジ」モチーフだそうで。自分の中ではセガサターンの「ゲイルレーサー」のオープニングが真っ先に思い浮かぶわけですが(爆)、改めてのライブ開幕宣言が「開門!」という表現をされたことに拘りを感じました。

 そして次が「Poison Lily」! これは2年半を埋めた中で引っ掛かった大好物曲。この時点で聴けてしまったので、今日の自分の仕事は終了…とならないことを祈るのみ。「WAKE UP THE SOULS」「HOT BLOOD」と続き、取り敢えず何とかなっている感じで、最初の奈々様お色直し。始まるチェリーボーイズコーナー。今回、”チェンジボーイズ”ということで、各自の紹介と共に自分の楽器パフォーマンスをするところがシャッフルされ、それぞれの器用さや芸人気質が見て取れる面白い試み。寸劇映像は「太陽にほえろ」的な刑事モノで、それぞれ役者としても板について来た感じがありました(笑)。

 コーナーを終えて奈々様再登場。新たな衣装で「RUSH&DASH!」を披露した後にMCタイム。衣裳のお披露目タイムから始まって、直前のチェリボタイムの映像についてのトーク(まさかチェリーから桜を経て警察を連想するとは…)、そして極め付けのダジャレ起源の「ぶどう缶」の流れで、奈々様が渾身のダジャレを一発!(予定外) 空気がちょっと凍り付き(笑)、客席からの「もう一回」コールに「もう閉店ガラガラだよ!」と恥ずかしくて「折角可愛い恰好してるんだから可愛くいさせて」と冷や汗タイムとなった奈々様が印象的でした。そのお姿は十分に可愛らしかったです(*^^*)

 気を取り直して再開するライブは「ファンタズム」と「蒼き光の果て」を披露して、再びお色直しタイム。今度は恒例のチームヨーダの出番。オーディション番組風味で進む個人紹介は、個々のダンスアピールを堪能できる構成で、流れている音楽も「フラッシュダンス」をモチーフにしている印象。最後に優勝者を決定するシーンで全員のエントリーNoが光り、何と全員優勝という結末を迎えたのが予想外でした(笑)。

 チームヨーダの出番が終わると恒例の奈々様の全力ダンスパートへ。「GLORIA」「GUILTY」と2曲熱いダンスナンバーが披露され、力強いダンスとチームヨーダとの連携はカッコいいの一言。終わってからのMCではチームヨーダが最近お笑い方向に行っていたから、カッコいい姿を見せたかったというコンセプトを語り、オーディション風味になったのも「登竜門」ということでライブテーマにぴったりだ!ということでした(笑)。更にダンスステージの衣装がなかなかセクシーだった流れから、「水樹奈々好きな部位コンテスト」の話になって、堂々の一位が「太腿」だと言うが早いかカメラが太腿を大写しに!(笑) ライブ中何処から見られても大丈夫な様にお尻も鍛えているとか、とても興味深い話が聴けて個人的に大満足(笑)。
 最新リリースのベストアルバムの話から新曲の話に展開し、そこから「バジリスク」の新作の話や「ポプテピピック」の話などに展開し始めたので「今晩のCDTVを観てね!」で一区切り。

 再開したライブは「Destiny's Prelude」と「粋恋」という、久し振りに挟み込まれる”聴かせる”ナンバー。自分の中でしっかり残った「粋恋」をライブで聴くことが出来たことはとても嬉しかったですし、パフォーマンスも含めて「流石」としか言えないくらい響きました。

 次のお色直しタイムでは、オープニング映像の続き。エージェント奈々様に下る特殊任務は「世界から音が消えた事件を解決する為、7人の歌い手を探すこと」。今日はDay2ということで、ここでゲストが登場するのは間違い無い、ということで登場したのは…FLOWのボーカルであるKOHSHIとKEIGO!! 何だかここ1~2年くらいでFLOWとは随分と縁がある気がする。それがまさか、水樹さんの公演で共演を体験することが出来るとは…! 水樹さんの持ち歌ながら、FLOWのお二人のボーカルが加わると全く違う顔を覗かせる…っていうかFLOWの歌になってしまうから凄い存在感。それだけFLOWのカラーを出して歌唱してくれるのが素晴らしい! シンガーとしてコラボするって、それぞれの持ち味がキチンと出なくちゃ意味が無いよな、と改めて感じさせてくれたステージでした。

 歌唱後にFLOWのお二人から、今日のステージに繋がった馴れ初めが語られ、水樹さん初の武道館公演をKOHSHIさんが観に来ていたということと、その時KEIGOさんは事故で入院されていて、KOHSHIさんが水樹さんのステージから勇気を貰ったと。アニサマには出演するも一緒のステージになったことが無かったので、一緒に唄いたいと常々思っていたと。FLOWのお二人は女性声優さんと唄うのは初めてらしく「バージン奪われました!」と言っていました(笑)。「NARUTO」でも繋がりがあるというお話しでしたが、個人的にはいつか「テイルズ オブ フェスティバル」でも共演果たして欲しいですね。「FLOW=応援歌」のイメージということから、コール&レスポンスも楽しい「Young Alive!」を選曲したとのことでした。
 Day1はスガシカオさんだったらしく、他の日も「これまでご一緒したことのない人」とのコラボをするということでした。自分は今日だけの参加ではありますが、他の日も楽しそうですね!

 FLOWのお二人が袖に下がった後は再び奈々様タイム。アゲて行くぞ!という宣言通り「TESTAMENT」を投入! この曲、アニサマ2017で体験済ではありますが、その時はまだ自分にとって「知らない曲」だったので煮え切らなかったものの、今回はちゃんと理解して臨めたので問題無し。やっと本来の楽しさを体感することが出来ました(^^)。そしてタオル曲の「Rock Ride Riot」、熱のあるコール&レスポンスが楽しい「STARTING NOW!」、何度も体験したチュルパヤ「DISCOTHEQUE」と続き、この辺りでやっと2年半の空白を埋めて「奈々様ライブに参加している」と実感出来る様になって来たところに、「次の言葉を言いたくないけど…」とラスト宣言が…!

 ここまで来たことへの感謝の言葉を伝えた後は、今回のライブのテーマとして選曲した「POWER GATE」を披露。この曲は自分が水樹奈々さんの歌で最初に印象に残った、ある意味で出会いの歌でもあります。こうしてライブに足を運ぶことになるとはその時は全く思っていませんでしたが、こうして「機会」が訪れた時に参加しても楽しむことが出来るステージを創ってくれていることがとても感慨深くもあります。常日頃から応援して見守っている訳ではありませんが、その存在や活動が目に留まり、応援する気持ちは持っています。そんな気持ちをステージに贈る様に目一杯楽しませて頂きました。「Wow… POWER GATE!」の部分を「スマホの人」「ガラケーの人」「2台持ちの人」といった分類コール&レスポンスも楽しかったです。

 ここで本編が終了して一旦お別れ。でも、まだまだ楽しみたい!という気持ちから湧き起こるナナコール! しばらくして、チェリーボーイズのメンバーが再登場してスタンバイ。そして始まるのは…「ETERNAL BLAZE」! これまで自分が参加した奈々様ライブに於いて、この曲が披露されなかったことは無いかも?というくらいのド定番。いつ聴いてもテンションを最高レベルに上げて会場も1つになれる、正に最終兵器。炎の演出も含めてオレンジに燃え上がる会場はいつもながら熱いステージになりました。続いて「禁断のレジスタンス」! もう自分の為に用意してくれたんじゃないかと思うくらい言う事なしの選曲に、やっと2年半を埋められた感覚になれました(笑)。

 奈々様ライブのアンコールは、いつもの「スマイルギャング」スタイルへ。「シャッス!」から始まる挨拶の応酬。そして長寿番組になっているお礼と、これからも愛して欲しいという願いを込めた「これまで」と「これから」を話して最後は、12年前に日本武道館で初披露した、自身初の作曲というこの場所に相応しい1曲となる「SUPER GENERATION」。その曲にちなんで、曲に入る前に20代から各年代(ジェネレーション)に呼び掛けてのコール&レスポンスが興味深かったです(笑)。

 最後は全員整列して生声での「ありがとう」と、残った奈々様が会場の隅々まで走り回って全員と視線を合わせる様に手を振っての感謝タイム。本当に最初から最後までパワフルに、そして楽しそうにステージを駆け回る水樹さんは素敵でした。残りの5daysも怪我などに気を付けて全力で楽しんで欲しいです! 定番の「かかってこーい!」で終演した約3時間の公演でした。

 ということで、自分としては2年半を何とか埋められたかな…と思う反面、やはり時間が足りなかったな…という感覚も残った公演ではありましたが、それでも今自分が出来る最高の声援は届けられたかな…と思います。偏に水樹さんのパフォーマンスの熱に引っ張られたお陰ではあるのですが、それでも久し振りの水樹さんのステージを「楽しめた」と言えて良かったです。次回参加する時は「穴を埋める」ということをしないで済むようにしたい…なぁ(汗)。

 参加の機会をくれた友人、ライブ当日を楽しませてくれた参加した皆様、そして関係した全ての方々に「ありがとうございました!」。

【付録:セットリスト】

  1. Vitalization
  2. UNCHAIN∞WORLD
  3. Sacred Force
  4. Poison Lily
  5. WAKE UP THE SOULS
  6. HOT BLOOD
  7. RUSH&DASH!
  8. ファンタズム
  9. 蒼き光の果て -ULTIMATE MODE-
  10. GLORIA
  11. GUILTY
  12. Destiny's Prelude
  13. 粋恋
  14. Young Alive! (with KOHSHI・KEIGO from FLOW)
  15. TESTAMENT
  16. Rock Ride Riot
  17. STARTING NOW!
  18. DISCOTHEQUE
  19. POWER GATE

    【アンコール】
  20. ETERNAL BLAZE
  21. 禁断のレジスタンス
  22. SUPER GENERATION

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