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2018年6月

2018年6月17日 (日)

「テイルズ オブ フェスティバル2018」両日参加

 今回で10周年を迎えた「テイルズ オブ フェスティバル」。初回の2008年は絶賛「テイルズ祭り」中で経験を積んでいる中だったこともあって「どうしても行きたい!」というテンションではなかった自分も、翌年の2009年以降はオンタイムでシリーズを追い掛けられる様になり、イベント参加もずっと続けています。途中マンネリ感もあったりして参加を迷う瞬間もありましたが、主催側も「楽しんでもらう」ということを軸に色々と考えて変化していることが感じられる様になり、また楽しめる様になって来たことが10周年を迎えて尚、人気が保てている要因なんだろうな、と思います。

 2016年に発売された「テイルズ オブ ベルセリア」から家庭用の新作は発売が無く、何もアナウンスが無い現状に「そろそろ新作発表が欲しいな」と期待は抱くものの、特に噂も無いことから「馬場プロデューサーが辞めてから体制も変わったんだろうな」と、発表のその時が来るのを待つことしか出来ないユーザーとしては少々寂しい部分もありますが、こうして年1回の大きなイベントで楽しむことが次作へ繋がると思って参加している面もあります。

 開催直前に発表された「テイルズ オブ ヴェスペリア」のリマスター版発売。今冬ということでどうやら新作はお預けのようですが、今年のフェスティバルは何よりも「テイルズ オブ レジェンディア」にスポットが当たるかの様な出演者の顔ぶれであり、初出演メンバーや数年振りに出演してくださる方も多く、「ヴェスペリア」の10周年としても何か発表があるかも…と新作が無くても楽しみな要素はありましたから問題無し!

 ここ数年、2日間開催のうち一方はパンフレット付の座席を選択している他、物販アイテム購入はシビアに線引きする様になったため、特に物販利用もなく開場時間に合わせて会場に向かう様になりました。開場して30分後くらいに始まる影アナと歴代オープニング上映などを楽しむことも現地の醍醐味ということもあり、そこに間に合うように行動するのが常となっています。

 今回も「テイルズ オブ ザ ステージ」の公演がありましたが、フェスティバルの日程としてはカウントしなくなったので、これまで通り初日と二日目という扱いになりました(笑)。ということで、両日参加した所感を残しておこうと思います。

 先ず開演前の歴代オープニング上映について、例年よりも物凄く歓声が大きかった事が印象に残っています。特にキャラクターが出て来るとその名前が呼ばれるというのが一気に定着した感じがあって、名前がしっかり覚えられていないキャラと人気キャラの格差が浮き彫りになる厳しさも感じてしまいました(^^;; でも2日目は初日に比べて皆ちゃんと呼ばれていた様に感じられたのは初日の出来に危機感を募らせたという理由もあるのかしら(笑)。

 2018年はフェスティバル開催10周年。ここまで長く続くとはあまり思っていなかった(シリーズは継続したとしてもイベントが継続するのは難しいかな、と正直思っていた)ので、ここまで続けてこれたのは運営側の努力と参加者であるユーザーの支えあってのことなのは間違いないと思っています。毎年、スペシャルスキット、トーク、投票や振り返り、チームに分かれてのゲームバトル、そして関連アーティストのライブ等、大筋決まっている内容でありながらもマンネリになって下火に…とはならずにここまで来た。それは運営側の企画の努力によるイベントとして「守るもの」と「変化させて行くもの」を考えて形にして「また来年も」と参加者みんなに思ってもらえる様にして来たことや、参加者のアンケート等で声を届けたり物販でアイテムを購入したりする行動によりイベントとして数値的に見ても「成功」と言える結果を残しているからこそなのだと思っています。今回参加してみて、特にそれを強く感じることが出来ました。

■Day1

 先ず初日は驚きの連続でした。

 最初から舞台上に演奏機材が出ていて、オープニング映像が流れ終わってイベントタイトルがスクリーンに映し出された後、生演奏が始まって最初からスペシャルスキットが開始。しかも劇伴としてそのまま演奏が必要に応じてなされ、スキットもいつも通りのフルサイズ。かなり贅沢な環境で更には「レジェンディア」を軸とした展開と来れば、シリーズの中で3本指に入れて良いほどに「レジェンディア」が好きな自分にとっては最初から胸熱。遺跡船に「テイルズ オブ」のメンバーをセネルとシャーリー、クロエが招いた様な展開で、シンフォニア、アビス、ゼスティリアという初出演者や久し振りの出演者も豊富だったチーム編成も新鮮味があって、内容と共にとても分かったです。シークレットゲストには立木文彦さんが来て、久し振りのステージを大いに楽しんでいたのが印象的でした(モフモフ族からの手紙を代読する部分は特に(笑))。その他では、かなり定着したことを受けてか客席側のサインライトを使わせる演出(今回は客席の色を赤と青で二分して物語の中の鍵として使用する等)も効果的になって、観ているだけでなく参加している(=一緒に創っている)感じが増していることも近年のテイフェスが変わって来た方向性として特筆したい部分かも。もう名人芸となりつつある「俺は悪くねぇ!」の台詞も投入箇所も含めて完全にアドリブになっている感じもあって、スキットに関しては台本はあるものの、出演者の自由度もかなり高いからこそのライブ感があって、その点も良い意味で脱線してグダグダになり過ぎない”丁度良い感じ”というのも洗練されて来た様に思います。それでも、自由過ぎるアドリブは健在で、途中スキット中だというのに小野坂さんがゼロスの演技中に「小西くん」と言ってしまうなどの面白ポイントは変わらず満載でした。

 スキットが終わってからはトークセッションとなる訳ですが、今回は作品毎にチーム感がしっかりあったのでチームカラーが出ていたと思いますが、初参加となる浅野真澄さんや桃井はるこさん、根谷美智子さんがそれぞれ良い味を出していたことに加え、司会に抜擢された鈴村健一さんの存在が小野坂さんとのやり取りにこれまでと違う感覚を味わう原動力になっていたと感じました(やはり男同士というやりやすさはあったと思う)。チーム毎に話題に上った「収録時は揃って録った」という内容もそれぞれで展開するエピソードが異なっていて、そこにも作品カラーみたいなものが感じられて楽しかったです(特に「レジェンディア」チームは会話のそこかしこに「レジェンディア」をぶっこむスタイルは鈴村さんを踏襲(笑)、木村良平さんは直前が根谷さんだったこともあって「キムラスカ」を自分の名字に掛けていて流石でした)。

 フリートークを終えての次のコーナーは、作品毎の名場面を振り返っての生アテレコとトークという、個々の作品たちに想いを持っているファンには堪らない企画。「シンフォニア」ではロイドの二人の父親が託すシーン、「アビス」ではルークとアッシュが対決した後にアッシュがルークを先に行かせて死守するシーンと、最後のルークへ伝えるパーティメンバーの想い、「ゼスティリア」はミクリオとの初神衣のシーン、「レジェンディア」はグー姉さんのシナリオでの決戦前夜と絶対忘れないシーンがそれぞれ選出され、生アテレコはやはり迫力が違いました(^^)。その時々の記憶が呼び起されて胸が熱くなるシーンばかりでした。数年前にも名シーンを振り返るものはありましたが、その時よりも洗練されたコーナーになったと思います(前回は間延びした感があって少しダラダラしていたので…)。

 開演してから怒涛の展開且つ密度の濃い時間ということもあって、ここで小休止的な情報コーナーが。もうフェスティバルではすっかりおなじみになりましたフリーアナの名越涼子さんが登場。ここではスマートフォンアプリである「アスタリア」や「ザ レイズ」についての新情報やオーケストラコンサート開催、恒例となった茶番込みのジュエル争奪ゲームなどがステージ上で展開。コーナーを進行している間に次のライブステージ用に機材準備・設営をしている時間ということもあるので仕方が無い側面もありますが、ちょっとグダグダ過ぎてアプリ自体も未プレイということもあって結構辛い時間…(^^;; 発表だけならまとめたムービーを流して終わってしまって良いくらいの内容なので余計に時間を伸ばしている感があので、ここ数年はこの時間が辛いというのが正直な感想です。この辺り、発表内容に因るのは間違いと思うので、ボリュームたっぷりの内容が展開してくれることに期待したいところ。あ、テイルズ オブのデフォルメキャラによる学園アニメも公開され、エンディングテーマにまさかの「ノルミンダンス」が正式な楽曲として採用されたことは特筆しておかなければ(笑)。

 で、やっと準備が完了した様で情報コーナーが終了してのライブ開始! 初日はシリーズの楽曲を手掛けている椎名豪氏を招いてのライブな訳ですが、以前も楽曲を担当している桜庭統氏がインストライブを行ったこともあって似たような感じになるのかなと思いきや、そこは椎名豪氏の拘りとでも言えるのか、ボーカルやコーラスがふんだんに投入されたステージとなり、その投入人数や構成なども含めて「本気で最高のものを聴かせる」という意気込みも感じられるステージが展開しました。元々「レジェンディア」を多く演奏するとは思っていたのですが、開幕は「ゼスティリア」の楽曲で個人的に最も印象に残ったグレイブガント盆地での楽曲が演奏され、そのボーカルと楽曲の迫力を全身で味わうことになり、そこから「レジェンディア」に展開。途中、劇中の生アテレコを含み、そこからまさかのエンディング曲「蛍火」を聴く瞬間が訪れるなんて全く思ってもいなかったので、その物凄い貴重な機会に立ち会えたことに胸が熱くなり、涙が零れそうになるほどに目頭が熱くなりました。昨年のfhanaに続き、感動に打ち震えることになりました。「レジェンディア」の後は「レイズ」「レーヴユナイティア」や再度「ゼスティリア」に戻り、地の神殿の曲や決戦前夜なども披露され(ここでも劇中の生アテレコが!)、完全に椎名豪氏が創る世界観が横浜アリーナ中に広がったのを感じる凄いライブでした。過去のテイフェスで最もゲームイベントらしい豪華なライブステージだったと感じられました(^^)。

 演奏を終え、椎名豪氏とのトークを機材撤収の前に少々。ライブを”公開処刑”という言葉で表現した椎名さんですが、楽曲づくりに於けるアプローチなどを色々お話しくださって興味深く楽しむことが出来ました(テイルズ作品ではなく「衛宮さんちの今日のごはん」関連でしたが(笑))。

 ライブが終わって、小野坂さんの絶叫から始まるラストスパート。出演者全員を再度ステージにお呼びしてのひとこと挨拶。ここも程よいスピードで流れる様になり、フェスティバルの余韻も感じられるくらいに締めとして機能する様になった感じですね(^^)。最後の挨拶を「ビバ☆テイルズオブ!」ではなく「さよならレジェンディア」にしようと画策したらしいですが「これで終わっちゃう」という印象になってしまうのを嫌っていつもの締めになりました(笑)。ちなみに、この「レジェンディア」を会話の最後にぶっこむスタイルは他のシリーズのメンバーにも波及したものの、来年にはきっと持ち越さないだろうなぁ(笑)。

 ということで初日が終了。内容としてこれまでを踏襲してはいるものの、アプローチや構成を色々変えてとても新鮮に感じることが出来て、想像以上に楽しむことが出来ました。やはり10年続いているだけのことはある!

 尚、影アナは開演前がアニスとナタリア、開演直前がシャーリーとクロエ、終演後がロイドとクラトスでした。新規出演者が多めで待望の声が聞けた喜びは勿論のこと、最後は久し振りの競演且つ親子ということもあって過去最長の影アナになっていました。

■Day2

 初日がこれまでと構成の仕方を変えて新たな試みもあったので、2日目はどの様になるんだろうという期待して会場入り。今日は初参加となる折笠愛さんや久し振りの出演となる松本保典さんや「ヴェスペリア」の10周年を祝うメンバーも揃っている他、顔ぶれ的にも何が飛び出すか分からない面々はきっと期待を超えて楽しませてくれるでしょう!

 初日よりも大盛り上がりの印象のあるオープニングムービー鑑賞会を終え定刻通りに開演。スポンサー表示、オープニング映像を経てフェスティバルタイトルがスクリーンに表示されると、おなじみのBGMに乗って小野坂さんと司会の浅倉杏美さんが登場。挨拶しつつ中央ステージまで歩みを進めて会場へぐるりと手を振るなどこれまで通りの進行で始まりました。「今日は平常運転なのかな?」と思っていたところで、スキットを演らずにゲストをステージ上へ呼び込み、一人ずつの挨拶、トーク開始という新たな流れ! いつもならスキットこなしてお疲れのところにトークする感じなので皆さんの雰囲気が少し違って見えました(笑)。初日と違ってチームカラーはそれ程無く…という訳でもなく、その辺りは流石の進行で上手く皆さんを会話に巻き込んでいました。松本保典さんの自己紹介にて”海の家のおじさん”と表現したのは印象的でしたし、チームトークでのアフレコ時の思い出話の際、「ヴェスペリア」チームだけが折角の10周年なのに良い話が全然出来ずに後悔している様も相当可笑しかったです(^^)。それと、小野坂さんが「一番大きな声出せる人!」と出演者の皆さんに振った時に、一際前へ前へと出て来ていた津田健次郎さんが面白過ぎましたね(^^)。
 一通りのトークを終えると企画コーナーへ。チーム分けしての対抗戦ということで、シンフォニア・アビスチーム(Aチーム:小西・折笠・鈴木・松本)、ヴェスペリア・エクシリアチーム(Bチーム:鳥海・竹本・森永・近藤)、ゼスティリア・ベルセリアチーム(Cチーム:木村・津田・佐藤)が編成されたもののCチームから「うちは1人少ないから不利だ!」という不満が噴出し、それを司会が窘めていると、舞台の上にぬるっと登場したのはミクリオ役の逢坂良太さん! シークレットゲストではあるものの、登場が地味過ぎて逆に笑ってしまいました(笑)。ということで頭数も揃ったところでゲーム開始!
 身振り手振りで伝えるジェスチャーゲーム、読唇術での伝言ゲーム、そしてポイント争奪のクイズゲームの3コーナーをやったのですが、これがどれも捧腹絶倒! 特に2つ目の伝言ゲームは色々なミラクルも飛び出して歴史に残るコーナーになったんじゃないかと思えるほどでした(^^)。
 ジェスチャーゲームでは30秒の持ち時間で代表者1名がジェスチャーをして他のチームメンバーが回答するというもので、Bチームは秘策として「森永さんを代表にするからポイント倍にしてくれ」と司会と交渉して許可が下り、結果的にどのチームも正解数は同じながらもBチームが頭1つ抜き出た結果となり、司会にブーイングしたAチームは危うく獲得ポイントが減らされそうになったりするシーンがあって、相変わらず自由なステージで楽しませてくれました(笑)。
 伝言ゲームではAチームは「ガイ様、華麗に参上!」を伝言するものの松本さんから鈴木さんで違う言葉になって、折笠さんでほぼ正しい言葉になったものの、小西さんでまた遠くなってしまう羽目に。Bチームは「エンシェントカタストロフィ!これがあたしの研究成果よ!」を森永さんから鳥海さんでボロボロになったものの、その後の竹本さん、近藤さんには鳥海さんの内容が綺麗にそのまま伝わって拍手喝采であったものの、元と全然違う内容にポイント獲得ならず(笑)。それでも各人の伝聞パフォーマンスが可笑しくて会場が大きく沸いていたので、しっかりと役割は果たした感じでしたね(^^)。その流れを受けてのCチームは「容赦しない!一撃じゃ生ぬるい!絶破滅衝撃!」を佐藤さんから津田さんへ伝えるも、長すぎてボロボロ(笑)。それを次の木村さんへ伝える時に無理やりひねり出して完全に違う内容になったものの、木村さんには何故か上手く伝わって一部元に戻り、そこから逢坂さんへは完璧に伝わるという伝心振りを見せて、大いに盛り上がりました。もうとにかく津田さんが面白過ぎて本当にお腹を抱えてずっと笑っていたコーナーになりました。
 最後はセンターステージにある封書を選んで司会者に渡し、そこで出題される問題に最初に正解すればポイントが入るというもので、ここでも森永さんが選出! 他チームを牽制して一番にステージへ戻って来た森永さんへの出題は…ハズレ!(爆笑) 次に小西さんが来たものの「今日のステージに居るメンバーの出演タイトルを全て答える」で、「アビス」の「ジ」が抜けて不正解! 最後に逢坂さんが手渡し、クイズにも正解して見事ポイント獲得! ゲーム終了と思いきや、もう一度封書を取りに行って帰って来た森永さんの頑張りに「権利有効」としたのに、封書の中は「ハズレ」という最高のオチが付いてゲーム終了! Cチームの勝利で商品(所属タイトルをモチーフにしたアクセサリーの開発確定)を獲得!

 大いに盛り上がったゲームコーナーの次は、何とここからスキット開始(笑)。お題は少年探偵ということで、ジーニアスとライフィセットが軸となった物語が展開。企画コーナーで疲れているかと思いきや、喉が温まってより声が出る様になったのか皆さんの自由度も炸裂して相当可笑しい展開も含みつつ、原作の設定をふんだんに盛り込んだ演出も機能してとても楽しい内容でした。女性に触れられると駄目なガイがリタに抱きつかれるシーンでは松本さんが「役を忘れそうです!」とアドリブ入れたり(笑)、佐藤利奈さんが「エクシリア」で演じたプレザで出て来てその大人の色気を喰らったり(*^^*)、そうかと思えば黒幕がヴィクトルだったり、インディグネイションをジーニアス&ライフィセットwithリタで放ったり、1日目のスキットの中に登場したアイテムが引き継がれていたり、最後の最後にルドガーの選択肢が出たり、本当に見所も多いスペシャルスキットでした。ただ、スキット中のゼロスの役割や、レイヴン、ザビーダの扱いが少々パターン気味なので、今後はカッコいい方向にも振った内容も観たいかな、と。

 次の情報コーナーでは勿論「ヴェスペリア」のリマスターについて鳥海さん、竹本さん、森永さんをステージに呼んでのトークだけでなく新情報解禁! 「ヴェスペリア」単独の10周年イベント開催でメインキャスト全員集合という何とも素敵な情報!…でも箱がアンフィシアターということで小さいかな…(^^;; でも行けるなら行きたい。その他、サンリオとのコラボやピューロランドでのアフターフェスティバルなど、初日よりも間延びした感の無い情報コーナーで満足(^^)。竹本さんが締めの言葉の際、カッコいい内容でびしっと締めた感じだったのに、イベント開催日を間違ってしまい(明後日開催!)、何とも締まり切らないのも逆に良かったです(笑)。

 次は恒例のライブコーナーで、久し振りの登場となるmisonoさん。バラエティも含めた芸能活動で色々とお騒がせな感もあって、「あれだけテイルズしかないって言ってたのに、もう出演しないのかな」と思っていたところで久し振りの出演ということもあり、どんな感じでステージを創ってくれるのかな…と期待と不安がありました。
 実際にステージが始まると「お帰り!」という声も大きく、全体的にmisonoさんの登場は好意的に受け止められ、彼女のパフォーマンスも久し振りだからと甘えることなく、しっかりと根底に”感謝”を持って準備・披露してくれたことが分かる内容でした。
 先ず「二人三脚」で開幕し「そして僕にできるコト」「Starry Heavens」と定番の楽曲をショートバージョンで披露。出演していなかった間の事も含めつつ、所属しているavexのプランでは集ったファンの期待に応えられないから、と25分という持ち時間の中で自分を貫いた構成にしたということで、サプライズゲストのBACK-ONを加えての「with you」、「カバー曲サビだけメドレー」と題し「TAO」「good night」「progress」「Song 4 u」「まもりたい」のサビ部分を歌い上げ、更には「VS」「ホ・ン・ト・ウ・ソ」という出し惜しみ無しのフルパフォーマンス! 途中はサインボールを投げ込んだりしていたものの、「ちゃんと歌いたいから」と極力パフォーマンスする時間に充てたことや、「皆の声を聴きたい」と敢えてイヤモニを外したり、最後はありったけの想いを込めて、フェスティバル恒例のエンディングテーマである「Tales…」を披露。こういう機会を創ってくれたスタッフやファンの為だけに唄ったというこの曲だけでなく、今日の構成やパフォーマンス全てがmisonoさんの想いで創られたものであるとしっかり伝わって来たステージは本当に嬉しく熱いものでした(^^)。

 凄い熱量と密度のライブを終え、小野坂さんの突然の絶叫で始まるエンディングへの流れ(笑)。出演者が再びステージ上に勢揃いして、それぞれのひとこと。これまた時間的に押していたからか巻き気味ではありましたが、それぞれの言葉に「楽しかった」という気持ちを感じられて嬉しかったですし、ちょっとした構成をいじったり拘りを入れたり気遣いがあったりするだけで、軸は変わらずともこんなに印象が変わるんだな、とイベントに対しても純粋に「また来年も参加したいな」と思えるものであったことは予想以上の体験でした。いつもの「ビバ☆テイルズ オブ!」のコールと共に打ち上がる祝砲で舞い散る銀テープの中、沢山の”ありがとう”が飛び交う中、出演者の皆さんが手を振ってステージをぐるりと回ってお別れ。このまま最後の影アナが流れて終わり…とはならず、最後にいきなり流されるムービー! 「テイルズ オブ」の据え置き機での新作が開発進行中との報が!! 何も詳細なことは分からないムービーながらも「開発進行中」ということだけで大いに沸いた会場の熱量は伝わったと思います。次作、楽しみです!(^^)

 ちなみに2日目の影アナは開演前がルークとガイ、開演直前がユーリとレイヴン、終演後がスレイとミクリオで、初日と違って定番コンビとして息の合った掛け合いで楽しませてくれました。ルークが噛んでガイがそれを茶化した後、ガイも噛むという台本外のやり取り部分や、ユーリの感情が欠落した案内に業を煮やしたレイヴンが手本を見せた後、癖の強い案内に変わるユーリに突っ込むレイヴンなど、フェスティバルならではのアドリブや遊びの入った内容が楽しかったです。

■総括

 前述している通り、今回はフェスティバル10周年ということで構成としての守りと攻めを感じられたイベントとなりました。作り手と受け手のキャッチボールをしっかり感じられた内容は「この先も続けて行く」というメッセージとしても受け取れて、素直に嬉しかったです。新作が出ていない中で新鮮味を味わえるということは制作側の努力の賜物だと思うので、その点は本当に凄いなと思います。来年以降も「当たり前に続く」とは思わず(作り手が思っていないのをキチンと感じられたので心配はしていないけれど)、1回1回を大切に企画がなされることを祈りつつまた来年のお祭りを楽しみにしています! 今年も楽しいステージを創った全ての方々に感謝!

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2018年6月 3日 (日)

「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 5thLIVE "BRAND NEW PERFORM@NCE!!!"」両日LV参加

 「アイドルマスター ミリオンライブ!」の5周年を記念するライブが開催され、現地参加の選から漏れてしまったことからライブビューイングでの参加となりました。

 1stが両日LV(所感)、2ndは両日現地(所感)、3rdは全てLV(所感)、4thは3日間現地(所感)といつもの「奇数年は現地参加出来ず」というジンクスをなぞった形となった今回ですが(^^;;、会場となるさいたまスーパーアリーナの大きさを以ってしても参加が出来なかったという事実に驚くと共に、そこまで集客出来る様になった「ミリオンライブ!」に対して感慨深いものもあります。

 「またソーシャルか」と思ったコンテンツ発表の瞬間、「アイマス曲じゃない」と感じたランティス制作楽曲群、「何で765プロと同列に有象無象が居るんだ」という一気に37名も追加されて辟易したアイドル達への第一印象…。発表当時は自分の中に何一つプラス要素が無かったと言っても過言でない「ミリオンライブ!」も、その名前に冠する「ライブ」を経てから一変(当時)。凝ったイラスト達に比較的遊びやすいバランスと一風変わったイベントが意外と楽しめたゲーム本編、ライブを体験してから一気に馴染めた楽曲群、驚きのパフォーマンスで魅せてくれたライブと各人の個性。ある意味最もポテンシャルを感じるコンテンツとして認識する様になって行きました。
 毎年ライブを重ねてその完成度に驚かされ、37名ものアイドル全員が大型ライブのステージに立ち、そのチームワークや絆、個の成長をも感じ取って来た4年目。その集大成となる3日間のライブを、初リリースCDでもある「Thank You!」の歌詞に登場する「ぶどーかん(日本武道館)」で成功させたことで1つの区切りを迎え、新たなる一歩を踏み出す瞬間に立ち会うことになるであろう今回の5thライブ。4thライブの最後に全37名のアイドルがステージ上に登場し、新テーマ曲である「Brand New Theater!」を披露したことは、その先にある未来を感じさせるに十分な力を持っていました。その未来への幕はこの5thライブで上がる。だからこそ1stライブを彷彿させるサブタイトル「BRAND NEW PERFORM@NCE!!!」(1stの時は「HAPPY☆PERFORM@NCE!!」)が付けられたのだと思います。

 4thライブの後、開発中のアナウンスがあったアプリゲーム「シアターデイズ(通称:ミリシタ)」のリリースされてソーシャルゲームが終了、新たなアイドル2名が迎えられ、新たに「39プロジェクト」がスタートした「ミリオンライブ!」は、追加された2人のライブお披露目となるイベントや765PRO ALLSTARSとの合同ライブを経験して初の周年ライブに臨む訳ですが、元々ポテンシャルのある2人が選ばれたというのは各ステージを見てハッキリと分かったし、この短期間であっと言う間に元々の37人に溶け込んでしまった事に喜びも感じているだけに(仲良きことは美しきことかな)、改めて「BRAND NEW」を冠した5thライブには期待が高まるわけです(^^)。昴役の斉藤佑圭さんだけが不参加となったのは残念ではありますが、休業していた種田梨沙さんも復活したし、ミリシタに合わせて新たなスタートを切ったCDシリーズ「MASTER SPARKLE」も全8枚のリリースを完了、途中から「THE@TER GENERATION」シリーズとして新たな試みである新ユニットを軸としたドラマ展開も行われ、それらも確実に披露される機会となろう5thライブ、出来ることなら現地参加したかったな…と(涙)。それでも、ライブビューイングも一般的になって時間を共有することが出来るだけでなく、現地では味わえない詳細なパフォーマンスを堪能出来る部分も多いので楽しみであることに変わりなく。実際の声援としては届けられないけれど、想いを持ってしっかりと見守らせて頂きます!
 今回のライブビューイング会場は両日共に新宿バルト9。なかなか当選しない会場なのに今回は両日共に当選したのが不思議でしたが、一般販売になっても数日残っていたことからしても、今回は現地参加者も多かったのかな…?と。それでも選から漏れたんだから、やはり周年ライブの奇数回はジンクスなんだと納得(苦笑)。
 それはさておき、今回のライブの予想として

  • 「MASTER SPARKLE」シリーズ全曲披露
  • 「THE@TER GENERATION」シリーズ表題曲発表済み全曲披露
    (メンバー分けが出演日で明確に分かれているので)
  • 「ジレるハートに火をつけて」は灼熱少女全員で歌唱
    (メンバーが全員揃っている2日目。4thでの忘れ物なので)
  • 最後に全員曲の新曲初披露

 だけは確定事項であろうと考えていますが、それ以外はどんな構成になるのか全然想像出来ません。両日のメンバー構成からすると明確に「これは絶対に披露される」というものはあっても、初日のメンバーが2日目にとかその逆といったサプライズの必要性は感じないので、敢えて1stと対比する様な副題を冠している5thなのですから、そこはブレないで欲しいかな(勝手にそう受け止めているだけではあるけれど)。

■Day1

 ということでやって来ましたDay1!…っと言っても直前に山崎エリイさんの1st写真集発売記念イベントに行ってからの梯子ということで、自宅を出た時の装備こそライブ仕様でしたが気持ちはそこでは無かったのが若干気持ち悪かったものの、そこは別腹なので全く問題無し!(笑) どちらかと言えば少々準備不足感があることの方が問題(汗)。2018年に入ってより顕著に「聴きたい曲を自由に聴く」というスタイルになって、このミリオン5thライブの丁度1週間前は村川梨衣さんのソロライブ、その週頭はPyxisの結成3周年イベント、その1週前は山崎エリイさんのイベント…という感じでのイベント続きの他、村川梨衣さんの2ndアルバムやTRUEさんの3rdアルバムの発売も重なり、実はミリオン曲の聴き込みが甘いと感じるくらいにしか聴けていない現状もありました。なので、りえしょんのライブを終えた週明けより一気に復習開始。さて、その成果は如何に?!

 で、イベントからの梯子は余裕で間に合い、会場には開演30分前に到着。間もなく開場となりシアター入り。先日のSideMのライブビューイングが最前列の端というなかなか辛い位置だったことを考えると、今回は十分過ぎるほどの良い座席位置。準備を整えているうちにスクリーンに現地の様子が映し出され、その開演の時を待ち侘びる興奮度が伝わって来ました。ミリオン系のライブはイベントも含めて昨年の4th以来1回も現地に行けていない為、その熱量の渦中に自分が居ないことにちょっとだけ寂しさを覚えてしまいました…が、LVはLVの良さがあるんだから、演者の表情や細かい仕草などを全て堪能し尽くしてやる!という気持ちで上書き。

 開演定刻5分ほど前になってスクリーン上には永吉昴が登場して前説。今回の5thライブでは残念ながら出演しないけれど、こうした形で一緒にライブを創ってくれるのは嬉しいですね(^^)。そして流れる「ビギナーズ☆ストライク」は、これから始まる5thライブへの期待をしっかり高めてくれるものでした。

 曲が終わるとそのまま開演! スポンサーコールも増えたり変わったりしてなかなかのボリューム(「バンダイ」と「バンダイスピリッツ」は色違いロゴなだけに知らないと無理!(笑))。今回は新日本プロレスや楽天ゴールデンイーグルスなども名を連ね、そういうコラボが実現する様になった「ミリオンライブ!」に改めて「こんなに大きなコンテンツになったんだな」と感慨深くもあり。
 恒例の諸注意は美咲さん。音無先輩に的確な指導をしてもらっている様で色々と言っている事が面白い(笑)。ミリシタ内でも個性が確立しつつある美咲さんからの諸注意を終えて開幕宣言。登場アイドルのシルエットが流れて行く新たなムービーにワクワクし、一際盛り上がったところで劇場への扉を抜けて赤いカーテンで装飾された舞台に浮かび上がるライブロゴ! 雰囲気が1stライブのオープニング映像をモチーフにもしている様に思え、劇場が大きくなっているのが分かる印象。そして始まる「Brand New Theater!」の前奏! 「アイドルマスター ミリオンライブ!」新章開幕!!

 4thライブで初披露された「Brand New Theater!」はその後何度か披露機会があって既に体験済の歌ではありますが、周年ライブの開幕を飾る歌として受け止めると気持ちが全然違います。一目で分かるミリシタ初の共通衣裳を身に纏った皆さんを見て、何だかこの時点で胸がいっぱいになりつつありました。初日に出演する19名がスクリーン上で名前のテロップと共に大写しになり、それぞれがとてもキラキラしていて眩しいくらいの笑顔でパフォーマンスしているのが最高でした。改めてミリオンらしいドラマチックな歌だな、と胸が熱くなります。

 開幕を終え通常の流れであれば挨拶MC…と思いきや、そのまま次の曲へ。どうやらソロ曲が始まる…ってことはもう本編突入?! ソロのトップはやはりこの人、ぴょんさんの「未来系ドリーマー」。新章としてやはり流れを作るのはミリオンのセンター。その安定感たるや流石の一言。「楽しい」が全身から溢れ出るパフォーマンスは未来そのもの。最後の「これからもずっとずっと素敵なキセキもっと!いつまでもずっとずっと素敵な未来もっと!」は間違いなく皆の想いそのものだったと思います(^^)。

 これが普通であるかの様に開幕からMC挟まず次の曲へ。すると「Eternal Harmony」とか! ”楽しい!”をぶち上げる1曲が投入され、歌唱メンバーもとても新鮮な構成で「これぞアイマス!」を体感。オリジナルメンバーを1人も入れないというのは結構珍しいかも? 今回はソロは全員新曲、ユニット曲はミリシタ準拠と予想していただけに「Eternal Harmony」の披露で早くも予想脱線(笑)。

 続く「AIKANE?」でちゃきちゃん無双となり茜ちゃんを皆で愛で、「ローリング△さんかく」の恵子姉で桃子を体現する表現の神髄を体験し悶え、あつひめの完璧なロコっぷりに驚嘆し、「教えてlast note…」のゆんこんは本当にステージで輝く様になったなぁと可憐にも重なって惹き込まれ、これまで以上に「演者」よりも「アイドル」として見える感覚が強くもなったのが印象的なステージを披露してくれました。

 その流れで早速の披露となった「花盛りWeekend☆」は勿論、オリジナルメンバーで。つい先日イベントを終え、フルコーラス版を配信したばかりの新曲を最速披露というのは物凄くタイムリーな訳でして、取り巻く環境が変わって来たというのは勿論、戦略の賜物だなと感心するばかりです。何よりも4Luxuryというユニットのパフォーマンスが素敵すぎて息を呑むばかり。こーりーの存在感は、ぴらみさん、たかみな、すーじーといった強い歌唱を持つメンバーの中でも埋もれないことを味わって驚くばかり。

 そして楽しみにしていた「Princess Be Ambitious!!」が。「ミリオン」の楽曲の中ではかなり上位に来るくらいに好きなこの曲は、ライブにて掛け合う楽しさもプラスされるともっともっと好きになれると思っていたので、どんな体験が出来るのか楽しみにしていた1曲。勿論、それは予想通りで楽しいことこの上ありません(^^)。

 と、ここでようやく小休止のMCタイム(汗)。まさか開幕からこんなに濃密に飛ばして来るなんて思いもしなかったので、かなり驚きの展開。そして9曲もこなしてようやくメンバーからのご挨拶(笑)。今歌唱したばかりのプリンセススターズからの自己紹介ということで「人数多いし、チーム毎の挨拶なんだな」と納得。ということはこの先もブロック単位でチーム挨拶をするとなると、最後のチームは既に結構なパフォーマンスをし終わってからのご挨拶というちょっと不思議な感覚を味わえるかも。エミリーが「さいたま超巨大演舞場」と表現していたことと、りえしょんが変わらぬりえしょんっぷりで楽しませてくれたのは印象的でした(笑)。でも個人的な一番は、衣裳を披露する際に端から順に回ることになり、2番目に回るはずのいぶちゃんが傍観したままだったので、肩を叩かれ促され初めてやる事を理解するシーンが最高だったかな(爆)。

 そして次のブロックの幕を開けたのはエンジェルスターズで「Angelic Parade♪」。とてもふんわりのびのびした歌唱が心地よく、羽ばたく姿などの印象的な振り付けもミリシタから再現されていて良い感じ(^^)。

 その心地よさを受けて登場したのが…いぶちゃん!! 自分的に今回のライブで大切に受け止めたい瞬間の1曲。コールを完璧に出来る様に準備し、LVではあるけれどいぶちゃんにその声援が届けられる様にと本気で臨んだ1曲。可奈のこれまでのソロとはまた違った印象で、一番最新のフォーマットに落とし込んだ感じの可愛く明るく、つい口ずさんじゃう様な歌が実は胸に来る1曲です。そんな「あめにうたおう♪」はこれまで以上に”可奈が唄っている”という印象を受けたいぶちゃんのパフォーマンスが、特別小道具があった訳ではないけれど、傘をさしながら歌を唄っている可奈の姿に重なりました。そんな中、ラストの部分を「いっしょに唄ってください!」とイヤモニを外してみんなの声を聴こうとするいぶちゃんの姿が映し出され、胸いっぱいになりながらも全力でいっしょに唄いました。会場の声も自分が居る館内も声が殆ど聴こえなかったことが寂しかったですが、それでも精一杯声を出しました。想い、届いていたら良いな…という気持ちと共に晴れ間が覗く空を見上げた時の様な爽やかさな気分を堪能。本当に最高でした(*^^*)

 ある意味ひと仕事を終えた(笑)後に続いたぽぽちゃんの「ときどきシーソー」、もちょの「Come on a Tea Party!」と可愛い歌が続いてやすらぎ空間と化したSSAはすっかり癒しモード。どうやら2ブロック目は癒しを軸にしている模様…と油断していたところに目を覚ますような一撃が投入されました。自分的に今回のライブで絶対の自信を持って引っ張る気満々に準備した1曲である「Take 3.2.1.→S・P・A・C・E↑↑」です! もう、亜利沙とりえしょんの一体感は素晴らしく、そのパフォーマンスも絶品(^^) 亜利沙のこれまでのソロ2曲にあった「A・R・I・S・A」の明確なコールが無くても、それ以外のコール&レスポンスがこれまで以上にしっかりしているので、ライブだからこその楽しさを十分に堪能できる1曲だし、それをりえしょんが引っ張ってくれるから、こちらも熱が入ります! 全編自信を持ってレスポンスをやり切ることが出来ました(^^)

 またひと仕事終えた後に続いたのは戸田くんの「Oli Oli DISCO」、ぴらみさんの「空に手が触れる場所」と続き、それぞれの持ち味を活かしたステージはそのパフォーマンスも然ることながら、空間を支配していると感じられた熱を帯びたものでした。

 そして繋がる「Sentimental Venus」。「センチメンタル木戸、復活か!?」なんて思ったけれど、いぶちゃんの姿はそこに無く…でも、この曲としては随分と新鮮な顔ぶれが揃っていて、それはそれでアイマスらしくて楽しい! 歌唱メンバーが変わると味わいも変わる訳で、今回は”可愛い(背の小さい)”を軸にしたメンバーが曲の新たな魅力を伝えてくれました(^^)

 ここで2回目の小休止タイム。MCは直前に唄ったメンバーが残るという訳でなく、数名入れ替わってのフェアリースターズにチェンジ。このメンバーの中では天ちゃんが4年前のSSA経験者で特別な思いが語られたり、恵子姉が「客席側に居た自分がステージに」というエピソードからその時一緒に来ていたお友達を招待出来たということ、あべりかさんが「見た目では分からないと思いますが…実は燃えてます」というそれぞれの意気込みを語ってくれて、前ブロックのプリンセスとは違う”クールで熱いフェアリー”の側面を感じることが出来ました(^^) それでも、やはり南ちゃんが紬の言葉で挨拶した時の「あなたはバカなのですか?」に対して盛り上がる会場に「罵られて喜ぶなんて」と更に喜ばせてしまったことが一番印象的だったかも(爆)。

 この流れから繋がるのは「FairyTaleじゃいられない」! なるほど効率的且つブロックの開幕として最高の1曲。この時凄く思ったのは「あぁ、CD歌唱メンバーが少なくてもキッチリとフェアリー感は出るんだ」ということ。逆にそれだけ天ちゃんや南ちゃんのオリジナルメンバー以外の熱のある歌唱が伝わって来たということなんだろうと。とにかくひたすらカッコいい。「Shooting Stars」辺りから、ミリオンの”カッコいい”路線にかなり揺さぶられる様になりました。

 そんな3ブロック目は続く「ZETTAI×BREAK トゥインクルリズム」で更にアガる!! ぽぽちゃんをセンターにみっくとりえしょんが両サイドを固め、とにかく熱く燃えるパフォーマンスを披露。「FairyTaleじゃ~」とはまた違う熱量で会場に旋風を巻き起こした感。そこから「Marionetteは眠らない」に続き、これまた普段とは違う歌唱メンバーで構成された新たな魅力の開花した「Marionette~」はガツンと胸に来ました。特にいぶちゃんがセンターなんて自分にとってはインパクト絶大! 更にはここで初めてステージ前方のフラット面が突如リフトアップして「上がるんだ!?」と驚くことに。
 そしてここまでの熱を全く消さずに更に強く熱くしてくれたあべりかさんの「Silent Joker」と天ちゃんの「CAT CROSSING」に続き、それぞれ衝撃が走るほどのカッコ良さに心が震えました。歌唱もちょっとした仕草も全く隙無し。期待値以上の結果を出すのだからホント凄い。

 ”超絶カッコいい”を軸にしたブロックと思いきや、ここでオーバーヒートにならない様な配慮としてか、たかみなの「To...」とみっくの「地球儀にない国」が続き、滾った心が柔らかく包まれる心地よさも格別。それぞれが持つ世界観をしっかり伝えてくれたことが嬉しく、そういった個性が溢れたコンテンツなんだな…とここで改めて実感(^^)

 ブロックの締め括りは「星屑のシンフォニア」。これまた新鮮な歌唱メンバーが揃い、ゆんこんがセンターで想いを乗せて届けてくれたのがとても印象深かったです(ゆんこんがオリジナルメンバーであるかと錯覚するくらい)。ここにもいぶちゃんが入っていて驚くと共に、今回披露される従来のユニット曲は敢えて定番メンバーを含まないものにしているんだな、と感じることに。
 3ブロック目を終えての小休止MCは最後のエンジェルスターズ。最初のMCの時に思った「そろそろ終盤なのに最初の挨拶」という変なテンションが印象的なわけですが、ここで担当アイドルに寄せるために髪型を工夫している話になり、ここまでで既に「今回は特にアイドルと重なるパフォーマンスが多い」という印象を持っていただけに、髪型もその再現の一部であると思えば納得。たかみなレベルになれば、ライブが近づくと髪の毛が生えてくるんだそうで(笑)。

 そして幕を開ける第4ブロック。構成的に恐らく最後だろうから全員攻撃だな…と思っていたところにやって来たのは「Melty Fantasia」。満を持しての登場に沸き立つ会場。そして圧倒的な表現力で会場を飲み込む天ちゃん、あべりかさん、南ちゃんの3人。南ちゃんは周年ライブ初参戦ながらも堂々たるパフォーマンスを披露し、改めて「凄いメンバーが入ったものだ」とここでも実感。
 続くゆうちゃの「はなしらべ」、すーじーの「祈りの羽根」は心を込めて紡がれた歌声が胸に響き渡り、繊細なパフォーマンスを見守る様に堪能。どちらも心揺さぶられる素晴らしいステージでした。

 アイマスライブ伝統とも言える「最後は感動的な流れに」というバラード構成が軸であろう4ブロック目に投入されたユニット曲は「ココロがかえる場所」と「Birth of Color」。こちらもまた新鮮なメンバー構成でとても耳に新鮮な曲として味わうことが出来ました。ここで「あぁ、披露された曲は全部ミリシタ準拠なんだな」と改めて感じました(冒頭のエタハモは気にしない(笑))。

 そして、未だソロを披露していない出演者が2人居ることに気付いた時、正にここからその二人のソロステージが始まりました。南ちゃんの「瑠璃色金魚と花菖蒲」、こーりーの「ハミングバード」。それぞれ、周年ライブが今回初めてなのに、緊張どころか楽しんでいるのが感じられるくらいに余裕があり、「これがまだ参加して約1年の新メンバー?!」と驚くほどのパフォーマンスを届けてくれました。圧倒的な存在感と息を呑むほどの迫力で決めてくれた南ちゃん、ここまでのパフォーマンス全てを受け止めて包んでくれたこーりーの表現力とのびやかな歌唱。ソロステージの締め括りという大役を見事やり切ったお二人への拍手は正に称賛の嵐! 本当に素晴らしかったの一言(^^)

 ということで4ブロックを終えて全員集合。やはりここで終演への流れなのか…と、あっと言う間に過ぎた密度の濃いステージを改めて思い返しながら聞くMCは、一気にまとめて披露した曲の感想を流れる様にトーク。最後に「楽しい時間というの速いもので…」とぴょんさんが言うが早いか会場中から「えーーーーーー」の声が大音量で響き、「みんな早い!」とぴょんさんに窘められることに(笑)。改めて「次が最後の曲です」とぴょんさん、改めてみんな揃って「えーーーーーーー」が響き渡り、ぴょんさんの「今日のライブ満足でしたか?」の問いに歓声が上がるも「それじゃ駄目です!明日のライブも合わせて1つのライブなんです!」と、明日が終わるまでは満足しちゃだめだと一言。明日への橋渡しとなる「Dreaming!」を全員で披露し、本編終幕。

 全員がステージ上から捌けた後、ちょっとしてからアンコール要求コール開始。やっぱりちょっと始まるのが速いかな…なんて思っていたら直ぐにスクリーンに美咲が登場して新情報公開。どんな内容かな…と思えば、最初に登場したのが楽天ゴールデンイーグルスの選手2人(笑)。ミリオンとのコラボ情報をビデオレターまで収録してくれていたことに感謝(^^)。そして、次はミリシタ1周年記念ムービーとも言える、ここまでの振り返りムービーが披露。ミリシタは配信開始から遅れること1ヶ月で開始した自分にとって、特別思い入れを持ってプレイを重ねて来た訳ではないものの、それでも映像を観ていると色々なシーンやイベントに思い出は少なからずあって、そんな気持ちの揺さぶりに「作りが上手いな」と感心。更に最新情報として「Eternal Harmony」がイベント楽曲として登場すること(だから今日ライブ披露されたんだ!と大いに納得)、投票企画だったシアターブーストのティザーPV、1周年企画(秋葉原でのコラボやステージイベント)が発表され、結構盛り沢山な情報コーナーだったな…と思っていたところ、更なるムービーが続き、ミリシタのコミュ画面にてトークが展開。ステージ裏のエピソードで茜ちゃんと瑞希、紬が今日のライブの話をしている中、新たな衣装を着て登場する未来。「なるほど、この衣装でこれから出て来るんだな」と理解。だからこれだけ潤沢に時間を割いた情報コーナーがあって、4ブロックまで衣裳チェンジが1回も無かった訳か!

 ムービーが終わり、改めてステージに火が灯ります。全員が新たな衣装に身を包み、披露されるのは…「UNION!!」! やはり来た新曲!! ミリシタ1周年記念曲ということでしたが、これまでの全体曲と比べてなかなか展開が難しい(単純なコールだとちょっと対応しきれない)。けれど、歌詞に込められた内容が響いてとても胸を熱くする1曲でした。早くフルで聴きたい!!

 新曲披露を終え興奮冷めやらぬ中、今日を振り返ってのひとことを一人ずつ。少し巻き気味ではありましたけど、それぞれが楽しんだこと、想いを届けてくれたことはしっかりと伝わって来ました。りえしょんの立ち回り(笑)、戸田くんの想いは特に印象的でした。

 勿論最後の1曲は「Thank You!」。4thで一つの区切りを迎えた「Thank You!」もまた、新たな一歩を踏み出すことへの「ありがとう」になって届きました。「ミリオンライブ!」最初の曲として、ライブの最後に必ず原点に帰る。これは次への一歩に必要なことなんだな、と感じることも出来ました。それを示すかの様に「♪Thank You for 届け!」のタイミングで放たれる祝砲と舞い散るカラフルなテープがシーンを胸に刻んでくれました。
 最後にぴょんさんが「明日へ最高のバトンを渡せたと思います!」と2日目に控えるメンバーに大きなプレッシャーを与えつつ(笑)、「アイマスですよアイマス!」でDay1は終演。4時間半の濃厚な時間が終了しました。こんなに濃厚なライブが明日もある幸せ!(^^) 終演時間が21:30過ぎということで、現地だったらそのまま帰るしかなかったけれど、LVということもあって友人と軽く一杯引っ掛けてまた明日!

■Day2

 2日目もライブビューイングで会場は初日と同じく新宿バルト9。思ったよりも大人しい印象が残った初日でしたが(新曲が多かったので引っ張る人が少なかったからかな?)、今日は出演メンバーからしてもコール&レスポンスが軸とも言える楽曲が沢山あるので、是非とも盛り上がって欲しい!と、現地の熱量を信じて自分も現地からの地続き感を楽しめる様に全力が出せたら嬉しいな…と会場へ。昨日と違って前にイベントがある訳ではないので(笑)、今日は気持ち的にもフルパワーで臨めるはず!

 開演10分前くらいから現地の様子がスクリーンに映し出され、5分前くらいに初日同様スクリーンに昴が登場。緑に染まる会場が昴の言葉にテンションを上げて行く中、景気付けの1曲がスタート。新曲「HOME RUN SONG♪」はやはりゆっけさんの生披露までとっておくだろうから、今日は「Day After "Yesterday"」かな…と思っていたら、打ち砕く様に流れ出す「HOME RUN SONG♪」…(^^;; それはそれで、新曲を生で聴きたい気持ちを大きくしてくれるだろうからOK!
 曲が終わってスポンサーコールを終え(バンダイスピリッツは自信を持って言った(笑))美咲さんの登場。初日とは違って社長のモノマネをするなど美咲の個性が表に出て来た感のある諸注意を楽しんでオープニングスタート! 個人的に、ミリオンライブのオープニング映像と楽曲は開幕のテンションを上げる最高の演出になっていると感じていて、初日に引き続いてそのスタイリッシュさは健在(^^)。

 ライブロゴがスクリーンいっぱいに映し出され開幕!! 勿論1曲目はテーマ曲でもある「Brand New Theater!」! ステージ上のメンバーが大写しになって名前のテロップが出るたびに湧き上がる歓声。初日と全く違うメンバー19名は誰が出て来てもワクワクが止まりません(^^)。種ちゃんは復帰後初の大型ライブ出演ということもあって、一際大きな歓声が上がっていました。

 初日に引き続き最高の開幕を迎えた2日目。構成は初日と同様だろうから、先ずは1ブロック目をこのまま駆け抜ける!と構えていると、まさかいきなり「FairyTaleじゃいられない」!! その盛り上がりを受け止めるかの様に今日はのっけからステージ前方のフラット面がリフトアップ! もうフルパワー待った無し! そして、オリジナルメンバーの強さを感じつつもしっかりとフェアリーのカッコ良さを見せつけて来る香菜子さん、こっこちゃん、立花子さんがまた…最高で!(*^^*)

 そんな膨大な熱量を放出した1ブロック目の2曲目が「虹色letters」なんて! 熱した会場を冷やすことで締める効果があるのかもしれないな、と思いながらちょっちょさんとあっしゅの歌声を全身に染みわたらせ、このドラマの世界を思い描きながら胸を熱くしていました。
 そこからの流れで「ドリームトラベラー」を昨日同様、オリジナルとは全く異なる面々で披露し、新たな世界を拓いてくれました。今回途中のMIXNUTSの部分、MILLIONで来ると思っていたのに敢えてオリジナルのままにしたのは何か意図があるのかな…?

 ユニットが続いた中、ソロのトップバッターは何と駒ちゃんの「Only One Second」。てっきりこちまの「ロケットスター☆」だと思っていたので意外さもありましたが、ライブを重ねる中で駒ちゃんの力強さが体験出来る様になり、とうとう紗代子にもカッコいい歌が提供され、これまでとは違う熱量が凄く伝わって来ました。ソロアーティスト活動も歌唱の力強さを後押ししているのかもしれませんね。

 そこからはまななさんの「WE ARE ONE!!」へ。3rdライブで初出演ながらも中央ステージをリングにした光景も焼き付いており、そこから完全にプロレスを意識したコールやパフォーマンスが形になった印象は今回も健在。より一体感が生まれるライブならではの仕上りには大満足。どんどんのり子に重なって見える様になって行くはまななさん。頼もしい限りです(^^)

 そして、ゆきよさんの「Hearty!!」が続いて”のり子コール”に沸いた会場に別の風を吹かせ、また違った一体感を生んでくれました。何より、1stからずっとゆきよさんに与えられて来たというか背負って来た役割というものが、今回の「Hearty!!」で少し変わった印象があり、良い意味で一息吐いた感があり、それは”所恵美”というアイドルの立ち位置や目線により近くなったのかもしれないな、と。のびのびしたパフォーマンスがとても心地よかったです。

 少し心がほぐれたところに個性が爆発するゆいトンの「Home is a coming now!」が投入され、ゆいトンと横山奈緒が完全にクロスする楽しい世界を堪能させて頂きました。特に曲途中に突如登場した自転車に乗った大坂のおばちゃん(金髪パーマでヒョウ柄(笑))!! 全く予想外のことが起きたので終始笑いっぱなしでしたが、コミカルな曲にぴったりなショートコント風味のステージは完璧に観客全員の心を掴んでいたと思います(^^)。

 ひとしきり笑顔の花が咲いた会場に、またもや空気を一変する立花子さんの「Border LINE→→→▽」が響き渡り、一気に大人の時間に早変わり(笑)。ライブビューイングでは立花子さんの唇や胸、腰辺りのアップが多くて困りましたが(^^;;、立花子さんの莉緒姉愛とも言えるほどの同調っぷりが素敵でした。莉緒姉1曲目の「Be My Boy」から「WHY?」を経て辿り着いた「Border LINE→→→▽」の虜になってしまった気がする…(*^^*) にしても、やっぱりゆいトンと立花子さんの繋がりはしっくり来ます。

 とここで最初のMCタイムへ。トークメンバーが立花子さんに「色っぽかった!」と駆け寄りながら整列し、揃ったメンバーは開幕を飾ったフェアリースターズ。ここで改めて「FairyTaleじゃいられない」の話になり、立花子さんが「ダンスが難しくて。”FairyTaleが踊れない”だった」と話し、メンバー内でも共感する人も。ここで衣裳にも触れ、それぞれがセクシーを披露したもののその表現力に会場から笑いが起こり「今笑った奴、覚えてるからな!」とパフォーマンス中とは全然違うクールじゃない雰囲気がとても楽しかったです(^^)

 第2ブロックはトークメンバーが全員捌けての「Angelic Parade♪」をエンジェルスターズで。初日とはまた違った柔らかさのある歌唱で、オリジナルメンバーは初日より減ったものの、歌唱的存在感のあるメンバーばかりなので「エンジェルとはこういうことだ!」という意志が伝わって来る印象でした。

 そこから繋がる知らない前奏。「?」という空気の中で始まったのは「咲くは浮世の君花火」という新曲!! メンバーを見ると「もしかして、これが”超ビーチバレー”のテーマソング?」という雰囲気。知らないながらも、お祭り気分で高揚する感じのこれからの季節にピッタリの曲(^^)。ミリオンでは季節感のある曲が少ない印象もあるので、こうした楽曲が増えるのは純粋に嬉しいですね。隣に居た友人が曲終わりに咄嗟に「たまやーー!」というコールを入れていて「おぉ、それいいな」と思いました。次の機会は乗っかろう(^^)

 するとお祭りから夢心地へ展開する「Good-Sleep, Baby▽」へ。4thライブの時「全曲唄った」と言われて「え? Good-Sleep, Baby▽は?」と思った自分の中では消化不良だった1曲が、ようやく周年ライブで初お披露目! メンバーもとても夢心地な顔ぶれで、オリジナルにも負けない可愛らしさが溢れていました(^^) 消化不良も併せて浄化されました(笑)。

 何となく晴れやかで幸せな空気の中、それを更に大きくしてくれる「HOME SWEET, FRIENDSHIP」が、新鮮なメンバーで披露。個人的にはころが含まれているのがとても良かったし、それ以外のメンバーも普段の歌唱とは違う晴れやかさがあって、そのバランスがとても気に入りました。

 夢見の時間はまだ続き、次は諏訪ちゃんの「プリンセス・アラモード」。まつり姫の歌はいつも特徴的で亜利沙とツートップだと感じますが、まつり姫のブレない可愛らしさとそれを余すことなくパフォーマンスする諏訪ちゃんにとても魅了されます。まつり姫を表現するライブでの諏訪ちゃんは本当に可愛いです(*^^*)。コール&レスポンスも楽しかった(個人的に課題は残ったけど(^^;;)。

 このまま夢見心地でブロックを駆け抜けるのかと思いきや、流れて来た8bitサウンド…「満腹至極フルコォス」だ! 来た!! とぜっきーのパフォーマンスへの期待とそれを受け止める覚悟を決めて臨んだ1曲は、想像以上に大変なステージであることが分かるほどに1曲の密度が濃い! ぜっきーもパフォーマンス終盤は息が切れるのを感じられるくらいで、それでも完璧と思えるほどに美奈子を演り切った! 1stライブから比べると最も成長が受け止められた1人かもしれません(^^)。いやぁ、理屈抜きに楽しいですね。

 美奈子の次は絶対に海美! と予想していたので次はうえしゃまが登場すると思っていたところ、何とここで登場したのは稲川プロ! これまた最強のコール&レスポンス曲である「たんけんぼうけん☆ハイホー隊」が投入!! 環を演じる稲川プロは、どんどんステージでの環と同化していると感じるほどに環そのもの。そのパフォーマンスに負けないコール&レスポンスを!と頑張りましたが、しっかり楽しんだもののやはり個人的反省点は残ってしまったのが悔しい…。今度は稲川プロに負けないくらいにコール&レスポンス出来たらいいなぁ。

 駆け抜けたなぁ…なんて思ったら追い打ちを掛ける様に「スポーツ!スポーツ!スポーツ!」という強烈な1曲が。うえしゃまも完全に海美になっていて、もう凄すぎて笑いがこみ上げてくるくらいでした(笑)。もう全力で立ち向かうだけでしたが、よくよく考えればとんでもないコンボが続いているブロックであることに気付き「全然夢見ブロックじゃない!」と前半と後半の急ハンドル具合が非常に楽しくて「このまま続いたら死ぬかも(笑)」と思っていたところで、2ブロック締め括り。

 そんなうえしゃまを称えるかの様にトークメンバーがステージへ。どうやら今回はプリンセススターズの番…だが、並んだ顔ぶれを見ていると、うえしゃま、ぜっきー、ゆいトン、はまなな、種ちゃん、諏訪ちゃん、駒ちゃん…と、アイドル的には殆どが元気・猪突猛進系(笑)。これは皆さんもそれを感じた様で「脳筋メンバー揃い踏み」と自虐していました。そんな中だからこその”かわいい”アピールタイムがあって、それぞれ思い思いのポーズを決めるもののやはり笑いが起きるのは”ミリオンの体質”なのかしら?(^^)

 そんな面白MCが終わっての3ブロック目は前2ブロックと違ってソロで幕開け。何とこっこちゃんの「Sister」がブロックのトップを飾りました。今回、自ら作詞・作曲を担当するというクリエイター振りを披露してくれたこっこちゃんですが、朋花の持つ高貴な雰囲気と情熱が表現されたパフォーマンスは流石のひとこと。自らの楽曲を自らが全身で表現し、最高の朋花を届けてくれたと感じました。これからも目が離せません(^^)

 独特な空気を新たな空気が包むように始まったちょっちょさんの「ふわりずむ」。美也の世界観はちょっちょさんでなければ表現出来ない、そう思えるくらいに独特のテンポ感が心地よく響きました。

 そしてこれまた独特のテンポ感を持つひなたを演じるでんちゃんの「スノウレター」が続き、とても表現力が必要とされる楽曲で構成されたブロックだな、と感じていました。でんちゃんの表現するひなたの優しさだったり寂しさだったりが入り混じった表現が今回は際立つ歌だったこともあって、とても心に届くものがありました。イメージカラーは赤だけど、白のライトを振れば良かったな…と終盤に思ったので次回は!

 ここで満を持して「昏き星、遠い月」が。「THE@TER GENERATION」のドラマ展開を切り開いたこの1曲は、その楽曲だけでなくドラマの脚本や抜擢されたメンバーの演技など聴きどころの多いシリーズの顔でもあり、その驚きは「ミリオンライブ!」の新たな挑戦だったと感じています。それをこうしてライブで披露するにあたり、どの様にステージで魅せてくれるのか、世界を表現してくれるのかというのは期待値も大きかった訳ですが、ハンドマイクを使わずにヘッドセットを使い、ゲーム中のMVを再現する様な配置で左右に分かれ、曲中の台詞の熱量も含めて物凄く力強く世界を形作って表現してくれた本番、本当に素晴らしかったです。ゆきよさんもこっこちゃんも立花子さんも香菜子さんも気合い入ってました。曲が終わった後に鳴り止まない拍手がその感動の大きさを物語っていたと思います。

 そんな素晴らしいドラマの余韻を敢えて使わずに空気を入れ替える「Princess Be Ambitious!!」がここで投入(^^;; 多少戸惑ったものの、この曲が本来持つ力と”脳筋”プリンセスの魅力で初日とはまた違った手応えを感じるに至りました。もしかしたら、2日目メンバーの方がオリジナルから離れているのに好きかもしれません(笑)。

 ブロック前半の空気が完全に入れ替わったところで、あっしゅの「シャクネツのパレード」、ナンちゃんの「ENTER→PREASURE」と続いて、その元気な手応えを一気に爆発させる「ロケットすたー☆」のこちま。仕方なく同一ブロックに収めた感はあるものの、「昏き星~」で1回締め括って「PBA」で次のブロックを新たにスタートしたという感覚で受け止められてはいるので、結果的に違和感は全く無し。あっしゅもナンちゃんもこちまも、新たなアプローチがされた新曲を全身で楽しんでいるのが分かるパフォーマンスだったと思います。

 ある意味とても密度の濃かった3ブロック目を終えてのトークタイム、担当はエンジェルスターズの面々。よくよく見ると、とても個性的な面々が揃っていて、その中の筆頭としてでんちゃんが独特の挨拶。ちょっちょさん、でんちゃんという流れで自分の番が来たナンちゃんが物凄くやり辛そうな表情で脱兎のごとく逃げ出す(Vivid Rabbitだけに)流れはかなり可笑しく、でんちゃんが「あたしは平常運転だよ」と言ったら「それがヤバイんだよ!」とナンちゃん(笑)。そんな面白可笑しいやり取りをしている中で、本来のトークテーマが全く話せていないところでタイムアップを告げるプロンプター指示に「エンジェルチーム、後で反省!」と、打ち切って最終ブロックへ。ナンちゃんの苦労人ぶりがとても良く分かりました(笑)。

 最終となる4ブロック目の開幕を飾るのは「ジレるハートに火をつけて」。4thライブの時に実現させられなかったオリジナルメンバー揃い踏みで、やっと4thの忘れ物を回収した、というステージは熱量の高いパフォーマンスで魅せてくれました。改めて種ちゃんの復活を宣言する様なステージであり、灼熱少女のカッコいいパフォーマンスの中にあって、ゆきよさんの安堵の気持ちも受け止められた印象的なステージでありました。個人的には思っていたより観客側が盛り上がっていなかった感もあり、コールの違和感も多少感じてしまったこともあって、今後新たな「ジレるハートに~」が披露される時に解消出来たらいいな、と思いました。

 そこから「Blue Symphony」、「STANDING ALIVE」とミリシタでリリース済のユニット曲が続き、新鮮なメンバーが披露するユニット曲は、それぞれの良さと味わい深さがあって楽しむことが出来ました。ただ、「Blue Symphony」の出だし、「♪青に染まる」で始まる中で最初からUO投入している人たちがかなり居たのが「うーん…」という気持ちになってしまったのは自分だけなんですかね…(苦笑)。

 そして4ブロックの終盤はやはりアイマスライブの慣例とも言えるバラードタイムに。その皮切りが香菜子さんの「ムーンゴールド」だなんて、一応「ミリオンライブ!」がリリースされた時から千鶴を担当して来たPの端くれとして、昨年の台湾公演で一気に存在感と知名度が上がった感のある香菜子さんが、堂々と千鶴としてバラードを唄っている姿は胸に来るものがありました。正に月の光に照らされた千鶴さんの姿とその想いが表現されたステージであったと思います。唄い終えた後の拍手の大きさが、多くの人に想いが届いた証だと思います。

 続くのはあいみんの「スタートリップ」。今回はアコースティックギターを手に弾き語るあいみんでしたが、技術がどんどん向上しているのも分かるくらい出来ることが増えていました。ジュリアを体現するだけでなく、本質的な技量もアップさせているあいみんにはいつも驚かされます。

 これまた改めて復活宣言とも言える種ちゃんの「シルエット」は、これまでの琴葉の楽曲同様、強い想いが乗っているものだと感じられましたし、種ちゃんが琴葉と重なる瞬間が沢山あって、その秘めた熱量が力強い歌声と共に胸に届いて息を呑みました。これが種ちゃんと琴葉の力なんだ、と改めて実感出来ました。

 ここまで繋いで来た全てのパフォーマンスを一身に受け止めて、初日のソロ開幕を飾ったぴょんさんの「未来系ドリーマー」からの流れの全ての終着点となる、ころの「SING MY SONG」へ。これまでころが経験した事、ミリオンライブへの想い、演じる静香への想い、そして今日ここまでの仲間たちと紡いだ時間…そういった沢山の感情の辿り着いた答えの1つを感じ取ることが出来た様な、情感に溢れる力強い歌声、全身から溢れ出る感謝の気持ち…。そういったものが会場全体を包んで聴く者の心に届いて行くのを感じるほどでした。歌詞の中にもある1フレーズ、1小節、1音まで気持ちを乗せて歌うころの圧倒的な表現力に改めて感動し、ライブビューイングだからこそ受け止めることが出来たその時のころの心情(緊張だったり決意だったり)が心を揺さぶり、今回の5thライブで初めて目頭に来た瞬間でした。今ではころのソロアーティスト活動を応援している自分ではありますが、全ての切っ掛けはミリオン1stライブにあり、背中を押したのはミリオンの2ndライブにある自分にとって、その時々でころが背負って来たものを感じ取って来ただけに感動も一入でした。

 圧倒的なソロを披露したころに対して、割れんばかりの拍手が巻き起こる中、出演メンバー全員がステージ上に登場。皆もそのパフォーマンスに心動かされた様子でした(^^)。ということで本編も大詰め。ざっと披露楽曲を振り返りつつ、次が最後の曲だということで一際大きな「えーーーーーーーー」を受け止めつつ「Dreaming!」へ。やはり千秋楽ということもあって、2日分の想いが反映された「Dreaming!」はその熱量も高いものがありました。

 歌唱を終え、ステージから全員捌けて間もなくアンコール要求コール。そして更に間もなくスクリーンに登場する美咲。業務連絡と称する情報タイムは初日をおさらいしつつ(今日は楽天ゴールデンイーグルスの告知は無し、イベント「Eternal Harmony」はMVが初日と異なる)新情報を追加。
 初披露された「咲くは浮世の君花火」と「UNION!!」の発売日がアナウンスされ、「咲くは~」が超ビーチバレーではなく、新たなイベント楽曲であることが判明(よくよく見ると確かに若干メンバーが違う…)。
 更にあっさりと「6thライブツアー決定!」という超衝撃情報がアナウンス! 確かにミリオンは周年ライブの時に次のライブを発表することは多かったけれど、もう2019年の話かーと思ってしまいました(^^;; ジンクス的には6thは現地参加が叶うはずなので(笑)今から楽しみです(^^)
 そして始まるステージ裏でのミリシタ的コミュ。今日は莉緒、翼、ジュリアの3人。美咲が現れてから新衣裳登場の流れは同じものの、未来ではなく静香であるのがポイント。そして、ムービーが終わると新衣裳に袖を通したメンバーが全員ステージ上に姿を現し、新曲「UNION!!」にてアンコール開幕!

 初日よりも更にコールを頑張ろうという気概は見えていたものの、何分「UNION!!」はこれまでの全員曲よりも難しいので完成には程遠いものでしたが、最後の「UNION」からの「MILLION」はしっかり揃えられたので上出来かと(^^)

 そして改めて全員でのトークとひとこと挨拶。全員トークでは新衣裳のお披露目(回ってくれたものの、ライブビューイングではカメラが追い付かず…(汗))と新キービジュアルの公開(ビジュアル中のメンバーの殆どが今日の出演者だったものの、星梨花だけ不在だったので、もちょの代わりにゆきよさんが指名され、ビジュアルと同じポーズでフレームに収まる)で、ひとこと挨拶は物凄く巻いて(初日の半分の時間で)終了。
 最後はありったけの感謝を込めての「Thank You!」を唄い、「♪Thank You for 届け!」の祝砲も心地よく響き(やはり、祝砲はあった方が嬉しい!)、2日間の濃厚なBrand Newステージを終え、いつもの「アイマスですよアイマス!」コールで終演。4時間10分の熱いライブ、2日間の最高のひとときを終えました。日曜日であり、翌日休暇も取っていないことから簡単に食事してお開きとなりましたが(涙)、後日色々な話をしっかり時間を取って話したいものです(^^)

■まとめ

 特別奇をてらうことなくサプライズを用意することもなく、演者のパフォーマンスを主役として構成されたと感じる今回のライブ。やはり1stライブからの純然たるアップデートを軸にしたライブだったかな、と思いました。勿論、会場の大きさや参加者数、出演者数は異なるものの、それはこの4年で積み重ねた結果到達したものであり、そこを単純比較するだけでも驚くほどなのに、パフォーマンスや歌唱、絆や信頼関係といったチームワークも含めて、出演者皆が変な遠慮もなく一人ひとりが主役であったステージを感じられたことは本当に嬉しく思います(だからこそ、復帰した種ちゃんが特別クローズアップされることもなく、みんなと同じ様に溶け込んでいて良かったです。種ちゃんへの「お帰り」の声も小さめだったし、寧ろちょっちょさんへの「おめでとう」が大きかったくらいだったのは個人的に◎)。自分の中にご贔屓の存在はありますが基本的に全員好きだし、メンバーが固定だからこそ組み合わせを変える事での掘り下げや魅力の開花など深く楽しめる部分もあり、全員がHAPPYなパフォーマンスからBRAND NEWなパフォーマンスとなった5thライブはこの先も確実に楽しめると信じられる内容でしたし、参加して楽しかった上に「次のライブではこうしたい」という自分的課題も認識出来た(ただの参加者だけど(笑))というのが「アイマスライブに参加した」という実感に繋がっていて、久し振りにライブビューイングで「現地と地続き」を味わえた気がします。
 「アイドルマスター」というコンテンツの中で、”本当の意味”で産声を上げてからしっかり見守れている唯一のコンテンツが「ミリオンライブ!」である自分にとって、今でも一番楽しんでいるし、ペースも丁度いいし、一番期待しているコンテンツでもあります(765は立ち上がりは不参加で現在は展開が不透明だし、シンデレラは追い切れず脱落したし、SideMは応援しているけれど本筋じゃないし、シャイニーカラーズは最初から諦めたし…(^^;;)。

 改めて「好きだ」と思えるコンテンツであったことが嬉しいし、これからも応援を続けたい。そう感じられる素晴らしいステージを創り上げた、出演者の皆さんをはじめとする関係するスタッフの皆様方へ、心からの感謝を。

【付録:セットリスト】

6/2(土) 6/3(日)
1. Brand New Theater! 全員 1. Brand New Theater! 全員
2. 未来系ドリーマー 山崎 2. FairyTaleじゃいられない 田所・愛美・野村・小岩井・藤井・山口
3. Eternal Harmony 村川・平山・阿部・麻倉・雨宮 3. 虹色letters Cleasky(角元・桐谷)
4. AIKANE? 小笠原 4. ドリームトラベラー 種田・諏訪・渡部(優)・愛美・Machico
5. ローリング△さんかく 渡部(恵) 5. Only One Second 駒形
6. ART NEEDS HEART BEATS 中村 6. WE ARE ONE!! 浜崎
7. 教えてlast note… 近藤 7. Hearty!! 藤井
8. 花ざかりWeekend☆ 4Luxury(香里・末柄・平山・高橋) 8. Home is a coming now! 渡部(優)
9. Princess Be Ambitious!! 村川・木戸・山崎・伊藤・原嶋・郁原 9. Border LINE→→→? 山口
10. Angelic Parade♪ 麻倉・小笠原・高橋・末柄・近藤・平山・香里) 10. Angelic Parade♪ Machico・田村・稲川・夏川・桐谷・角元
11. あめにうたおう♪ 木戸 11. 咲くは浮世の君花火 閃光☆HANABI団(駒形・浜崎・上田・大関・渡部(優))
12. ときどきシーソー 原嶋 12. Good-Sleep, Baby▽ Machico・田村・夏川・角元
13. Come on a Tea Party! 麻倉 13. HOME, SWEET FRIENDSHIP 駒形・田所・愛美・山口・稲川
14. Take!3. 2. 1. → S・P・A・C・E↑↑ 村川 14. プリンセス・アラモード 諏訪
15. Oli Oli DISCO 戸田 15. 満腹至極フルコォス 大関
16. 空に手が触れる場所 平山 16. たんけんぼうけん☆ハイホー隊 稲川
17. Sentimental Venus 原嶋・渡部(恵)・小笠原・高橋 17. スポーツ!スポーツ!スポーツ! 上田
18. FairyTaleじゃいられない 渡部(恵)・戸田・阿部・南・雨宮・中村 18. Sister 小岩井
19. ZETTAI×BREAK!! トゥインクルリズム トゥインクルリズム(伊藤・原嶋・村川) 19. ふわりずむ 桐谷
20. Marionetteは眠らない 山崎・郁原・末柄・木戸・中村 20. スノウレター 田村
21. Silent Joker 阿部 21. 昏き星、遠い月 夜想令嬢 -GRAC&E NOCTURNE-(野村・小岩井・藤井・山口)
22. CAT CROSSING 雨宮 22. Princess Be Ambitious!! 種田・諏訪・駒形・浜崎・上田・大関・渡部(優)
23. To… 高橋 23. シャクネツのパレード 角元
24. 地球儀にない国 伊藤 24. ENTER→PLEASURE 夏川
25. 星屑のシンフォニア 渡部(恵)・木戸・近藤・南・戸田 25. ロケットスター☆ Machico
26. Melty Fantasia EScape(南・阿部・雨宮) 26. ジレるハートに火をつけて 灼熱少女(種田・上田・藤井・稲川・桐谷)
27. はなしらべ 郁原 27. Blue Symphony 諏訪・大関・野村・小岩井
28. 祈りの羽根 末柄 28. STANDING ALIVE 浜崎・田所・田村・夏川
29. ココロがかえる場所 戸田・郁原・香里・近藤 29. ムーンゴールド 野村
30. Birth of Color 山崎・伊藤・中村・麻倉・小笠原 30. スタートリップ 愛美
31. 瑠璃色金魚と花菖蒲 31. シルエット 種田
32. ハミングバード 香里 32. SING MY SONG 田所
33. Dreaming! 全員 33. Dreaming! 全員
アンコール
34. UNION!! 全員 34. UNION!! 全員
35. Thank You! 全員 35. Thank You! 全員

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「山崎エリイ 1st写真集『ナイショだよ?』」発売記念イベント参加

 山崎エリイさんの1st写真集「ナイショだよ?」の発売記念イベントに参加しました。

 イベント開催がアナウンスされ、日付が6/2(時間・場所の発表無し)となっていたので「ミリオン5th初日と被った!」と行けない可能性があることに悲観しそうになるも、「ライブ開始時間を考えればイベントが日中であれば問題無いはず!」と当選するか分からないながらも申し込み(願掛け、という訳では無いけれど、自分は当落系イベントでアニメイトとの縁が本当に無いので(苦笑)、自分的当選確率の高いハガキ応募のゲーマーズにて購入)。願掛け(笑)の甲斐あって無事に当選! 当選ハガキ記載のイベント詳細を確認すると…「15:00開演で場所は秋葉原」…うん、問題無さそうだ!

 ということでイベント当日に向けて(と言っても発売日から実質2日しかありませんが(笑))、写真集をしっかり見ることに加え、エリイさんのFC限定版のメイキングDVD付も視聴し、写真集内の10,000字インタビューにもしっかり目を通して準備万端。

 イベント当日はそのままミリオン5thライブへ参加するために、エリイさんのイベントに向かう装備とは思えない荷物を持って出発(笑)。

 会場はハンドレッドスクエア秋葉原というところで初めて行くところ。歩いて5分程度のところながらも、全く土地勘のない方にあるため少し遠く感じて「この道で合ってるかな?」と不安になるくらい。でも無事に開場時間くらいに到着。結構な快晴で駅から会場までを歩いただけで結構な汗が。その状態で受付(ここで初めてアニメイトとゲーマーズの合同イベントであることを知りました)を済ませて開場までの間を階段で待つことになる訳ですが、無風でエアコンも無い階段ですから、全然身体が冷えずに全然汗が引かない(苦笑)。この上無いほどの不快と戦いながら開場の時を待つこと10分くらいで列が動き出して場内へ。ゆったりとした音楽が流れ、エアコンの効いた部屋でやっと汗が止まって一安心。座席抽選を済ませて座席へ。会場アンケート(写真集に関してエリイさんに聞いてみたいこと/最も気に入った写真とその理由)が配られたのでその記入をして開演を待ちます。

 横8席×縦8列の64名ほどの小さな会場ということで、応募者が少なかったのか倍率が高い中で当選したのか分かりませんでしたが(汗)、それでもこうした機会を作って頂けたことに感謝するだけ。直接お話しするのは昨年の「十代交響曲」発売記念イベント(2017.05)以来なので1年振りくらい。この1年で自分的にも随分とエリイさんへの比重が変わった気がします。

 定刻となり、スタッフの方からの諸注意が案内された後、登場したエリイさん。サイドでリボンと編み込んだ髪を下げ、薄桃色の可愛らしいワンピースを纏い、全身から「楽しみにしていたよ!」という気持ちが溢れるくらいの笑顔で登場(*^^*)。いつもながらのふんわりした可愛さで癒されます。

 挨拶を終えた後は、司会の方が用意した1st写真集に関する質問を4つほどエリイさんとトーク。一番気に入っている写真、一番気に入っている衣装などしっかりめにトーク。その後で、会場アンケートの中から(開演前に既に)選ばれた8枚ほどを書かれた内容に沿ってトーク。ハプニングなどがあったか、次の写真集を出すならどんなものにしたいか、楽しかった点/苦労した点/恥ずかしかった点など色々なお話しが聞けました。割と10,000字インタビューに書かれていた内容と似たような話だったり、メイキングDVDを観ていたからこそ分かる状況や臨場感もあって、より深く改めて写真集を楽しめる様になったかな、と思えるトークでした。印象的だったのは、もうとにかく”おでこを出す”ということが恥ずかしくて(バレエの発表会の時くらいしか人前では出していなかったけれど、それも凄く恥ずかしかったらしい)、それがこうして写真集になったことが一番凄いことだというのが実感出来たこと(笑)。パジャマで撮影した写真は恥ずかしさで耳が赤くなっているとのことです(^^)。自分の部屋でのラフ感を出す時の髪型として「オン眉」「デコ出し」の二択しかなく、スタッフ多数決で「デコ出し」に決まったということで、その提案したスタッフの方も会場にいらしてにこやかでした(笑)。ドールハウスの様な世界観はずっと黒髪で過ごして来たから、ウィッグ(直ぐに「カツラ」と言ってしまうエリイさん)とは言え視界に金髪が見えるのが不思議な感覚だったそう。撮影中、とにかく時間が経つとウイッグ内の地毛のせいか頭が盛り上がって来てしまう状況との戦いだったり、ドール衣裳を脱いだ感じのキャミソール衣裳は、別人になり切ることで恥ずかしさを乗り越えることになり、その別人の設定がどんどん膨らんで行くのが可笑しくて撮影中笑いを堪えるのが大変だったとか、月島でもんじゃ屋さんがあんなにあるなんて驚いたとか、もんじゃが得意料理になったとか、公園で撮影している時に周囲の子供たちが凄い勢いで遊んでいて「月島、育ってるな!」と感想を持ったとか、話始めると個々のエピソードが膨らんで話足りない感じのエリイさんでした(^^)。

 30分ほどの充実したトークを楽しんだ後はお渡し会へ。エリイさんが一旦裏に捌ける前に諸注意が始まってしまい、その裏を駆けるように捌けるエリイさんが普段とは違った素早さがあってちょっと面白かったです(笑)。
 準備が整って再び登場のエリイさん。今回お渡し会の特典となる大判の写真へのサインは名古屋から東京へ帰る新幹線の中で書いたらしいのですが、電車の揺れでサインの一部が「ガタン」となった部分があるけど気にしないでとのことでした(1枚1枚直筆…って訳じゃないよね…?)。
 お渡し会がスタートして、最初の一人目の方がエリイさんの前に。ある意味全員の注目の的な訳ですが、その様子を見て次々とざわつき始める会場。というのも、対応時間が…まだ終わらない…え?まだ…うそ?まだ…ホントに?? というような体感(恐らく10秒過ぎた後は5秒毎くらいにざわついていた(笑))。結局どのくらいの時間だったかは正確には分かりませんが、結構潤沢にエリイさんとお話しする時間を頂くことが出来たと思います。自分も「貴重な機会を頂きありがとう」「10,000字インタビューとメイキングDVDを観て来たから今日のトーク内容が細かく分かって楽しかった」「撮影の時のお昼は鉄火丼だったんですね」「もんじゃの土手決壊も映像で観られて」といった内容をエリイさんの反応と一緒に言葉のキャッチボール出来たくらいの時間がありましたから(ここ数年の中で過去に参加した”お渡し会”と称するイベントの中で3本指に入るくらいの長さがあったと思います)。
 エリイさんは壇上で立ったまま、こちらはフロアからの受け取りだったので結構見上げる感じでのお渡し&会話だったものの、その時間だけはエリイさんの視線を独り占め出来た訳ですし(笑)、決して長いとは言えない時間の中で十分すぎるほどの幸福感を胸に会場を後にすることが出来ました。

 改めて貴重な機会を頂けたこと、エリイさんやイベントに関係する全ての方々に感謝を申し上げます。本当にありがとうございました! 今日のトーク内容を意識してまた写真集を眺め、新たな発見などの楽しみを増やしたいと思います(^^)。

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