「テイルズ オブ フェスティバル2018」両日参加
今回で10周年を迎えた「テイルズ オブ フェスティバル」。初回の2008年は絶賛「テイルズ祭り」中で経験を積んでいる中だったこともあって「どうしても行きたい!」というテンションではなかった自分も、翌年の2009年以降はオンタイムでシリーズを追い掛けられる様になり、イベント参加もずっと続けています。途中マンネリ感もあったりして参加を迷う瞬間もありましたが、主催側も「楽しんでもらう」ということを軸に色々と考えて変化していることが感じられる様になり、また楽しめる様になって来たことが10周年を迎えて尚、人気が保てている要因なんだろうな、と思います。
2016年に発売された「テイルズ オブ ベルセリア」から家庭用の新作は発売が無く、何もアナウンスが無い現状に「そろそろ新作発表が欲しいな」と期待は抱くものの、特に噂も無いことから「馬場プロデューサーが辞めてから体制も変わったんだろうな」と、発表のその時が来るのを待つことしか出来ないユーザーとしては少々寂しい部分もありますが、こうして年1回の大きなイベントで楽しむことが次作へ繋がると思って参加している面もあります。
開催直前に発表された「テイルズ オブ ヴェスペリア」のリマスター版発売。今冬ということでどうやら新作はお預けのようですが、今年のフェスティバルは何よりも「テイルズ オブ レジェンディア」にスポットが当たるかの様な出演者の顔ぶれであり、初出演メンバーや数年振りに出演してくださる方も多く、「ヴェスペリア」の10周年としても何か発表があるかも…と新作が無くても楽しみな要素はありましたから問題無し!
ここ数年、2日間開催のうち一方はパンフレット付の座席を選択している他、物販アイテム購入はシビアに線引きする様になったため、特に物販利用もなく開場時間に合わせて会場に向かう様になりました。開場して30分後くらいに始まる影アナと歴代オープニング上映などを楽しむことも現地の醍醐味ということもあり、そこに間に合うように行動するのが常となっています。
今回も「テイルズ オブ ザ ステージ」の公演がありましたが、フェスティバルの日程としてはカウントしなくなったので、これまで通り初日と二日目という扱いになりました(笑)。ということで、両日参加した所感を残しておこうと思います。
先ず開演前の歴代オープニング上映について、例年よりも物凄く歓声が大きかった事が印象に残っています。特にキャラクターが出て来るとその名前が呼ばれるというのが一気に定着した感じがあって、名前がしっかり覚えられていないキャラと人気キャラの格差が浮き彫りになる厳しさも感じてしまいました(^^;; でも2日目は初日に比べて皆ちゃんと呼ばれていた様に感じられたのは初日の出来に危機感を募らせたという理由もあるのかしら(笑)。
2018年はフェスティバル開催10周年。ここまで長く続くとはあまり思っていなかった(シリーズは継続したとしてもイベントが継続するのは難しいかな、と正直思っていた)ので、ここまで続けてこれたのは運営側の努力と参加者であるユーザーの支えあってのことなのは間違いないと思っています。毎年、スペシャルスキット、トーク、投票や振り返り、チームに分かれてのゲームバトル、そして関連アーティストのライブ等、大筋決まっている内容でありながらもマンネリになって下火に…とはならずにここまで来た。それは運営側の企画の努力によるイベントとして「守るもの」と「変化させて行くもの」を考えて形にして「また来年も」と参加者みんなに思ってもらえる様にして来たことや、参加者のアンケート等で声を届けたり物販でアイテムを購入したりする行動によりイベントとして数値的に見ても「成功」と言える結果を残しているからこそなのだと思っています。今回参加してみて、特にそれを強く感じることが出来ました。
■Day1
先ず初日は驚きの連続でした。
最初から舞台上に演奏機材が出ていて、オープニング映像が流れ終わってイベントタイトルがスクリーンに映し出された後、生演奏が始まって最初からスペシャルスキットが開始。しかも劇伴としてそのまま演奏が必要に応じてなされ、スキットもいつも通りのフルサイズ。かなり贅沢な環境で更には「レジェンディア」を軸とした展開と来れば、シリーズの中で3本指に入れて良いほどに「レジェンディア」が好きな自分にとっては最初から胸熱。遺跡船に「テイルズ オブ」のメンバーをセネルとシャーリー、クロエが招いた様な展開で、シンフォニア、アビス、ゼスティリアという初出演者や久し振りの出演者も豊富だったチーム編成も新鮮味があって、内容と共にとても分かったです。シークレットゲストには立木文彦さんが来て、久し振りのステージを大いに楽しんでいたのが印象的でした(モフモフ族からの手紙を代読する部分は特に(笑))。その他では、かなり定着したことを受けてか客席側のサインライトを使わせる演出(今回は客席の色を赤と青で二分して物語の中の鍵として使用する等)も効果的になって、観ているだけでなく参加している(=一緒に創っている)感じが増していることも近年のテイフェスが変わって来た方向性として特筆したい部分かも。もう名人芸となりつつある「俺は悪くねぇ!」の台詞も投入箇所も含めて完全にアドリブになっている感じもあって、スキットに関しては台本はあるものの、出演者の自由度もかなり高いからこそのライブ感があって、その点も良い意味で脱線してグダグダになり過ぎない”丁度良い感じ”というのも洗練されて来た様に思います。それでも、自由過ぎるアドリブは健在で、途中スキット中だというのに小野坂さんがゼロスの演技中に「小西くん」と言ってしまうなどの面白ポイントは変わらず満載でした。
スキットが終わってからはトークセッションとなる訳ですが、今回は作品毎にチーム感がしっかりあったのでチームカラーが出ていたと思いますが、初参加となる浅野真澄さんや桃井はるこさん、根谷美智子さんがそれぞれ良い味を出していたことに加え、司会に抜擢された鈴村健一さんの存在が小野坂さんとのやり取りにこれまでと違う感覚を味わう原動力になっていたと感じました(やはり男同士というやりやすさはあったと思う)。チーム毎に話題に上った「収録時は揃って録った」という内容もそれぞれで展開するエピソードが異なっていて、そこにも作品カラーみたいなものが感じられて楽しかったです(特に「レジェンディア」チームは会話のそこかしこに「レジェンディア」をぶっこむスタイルは鈴村さんを踏襲(笑)、木村良平さんは直前が根谷さんだったこともあって「キムラスカ」を自分の名字に掛けていて流石でした)。
フリートークを終えての次のコーナーは、作品毎の名場面を振り返っての生アテレコとトークという、個々の作品たちに想いを持っているファンには堪らない企画。「シンフォニア」ではロイドの二人の父親が託すシーン、「アビス」ではルークとアッシュが対決した後にアッシュがルークを先に行かせて死守するシーンと、最後のルークへ伝えるパーティメンバーの想い、「ゼスティリア」はミクリオとの初神衣のシーン、「レジェンディア」はグー姉さんのシナリオでの決戦前夜と絶対忘れないシーンがそれぞれ選出され、生アテレコはやはり迫力が違いました(^^)。その時々の記憶が呼び起されて胸が熱くなるシーンばかりでした。数年前にも名シーンを振り返るものはありましたが、その時よりも洗練されたコーナーになったと思います(前回は間延びした感があって少しダラダラしていたので…)。
開演してから怒涛の展開且つ密度の濃い時間ということもあって、ここで小休止的な情報コーナーが。もうフェスティバルではすっかりおなじみになりましたフリーアナの名越涼子さんが登場。ここではスマートフォンアプリである「アスタリア」や「ザ レイズ」についての新情報やオーケストラコンサート開催、恒例となった茶番込みのジュエル争奪ゲームなどがステージ上で展開。コーナーを進行している間に次のライブステージ用に機材準備・設営をしている時間ということもあるので仕方が無い側面もありますが、ちょっとグダグダ過ぎてアプリ自体も未プレイということもあって結構辛い時間…(^^;; 発表だけならまとめたムービーを流して終わってしまって良いくらいの内容なので余計に時間を伸ばしている感があので、ここ数年はこの時間が辛いというのが正直な感想です。この辺り、発表内容に因るのは間違いと思うので、ボリュームたっぷりの内容が展開してくれることに期待したいところ。あ、テイルズ オブのデフォルメキャラによる学園アニメも公開され、エンディングテーマにまさかの「ノルミンダンス」が正式な楽曲として採用されたことは特筆しておかなければ(笑)。
で、やっと準備が完了した様で情報コーナーが終了してのライブ開始! 初日はシリーズの楽曲を手掛けている椎名豪氏を招いてのライブな訳ですが、以前も楽曲を担当している桜庭統氏がインストライブを行ったこともあって似たような感じになるのかなと思いきや、そこは椎名豪氏の拘りとでも言えるのか、ボーカルやコーラスがふんだんに投入されたステージとなり、その投入人数や構成なども含めて「本気で最高のものを聴かせる」という意気込みも感じられるステージが展開しました。元々「レジェンディア」を多く演奏するとは思っていたのですが、開幕は「ゼスティリア」の楽曲で個人的に最も印象に残ったグレイブガント盆地での楽曲が演奏され、そのボーカルと楽曲の迫力を全身で味わうことになり、そこから「レジェンディア」に展開。途中、劇中の生アテレコを含み、そこからまさかのエンディング曲「蛍火」を聴く瞬間が訪れるなんて全く思ってもいなかったので、その物凄い貴重な機会に立ち会えたことに胸が熱くなり、涙が零れそうになるほどに目頭が熱くなりました。昨年のfhanaに続き、感動に打ち震えることになりました。「レジェンディア」の後は「レイズ」「レーヴユナイティア」や再度「ゼスティリア」に戻り、地の神殿の曲や決戦前夜なども披露され(ここでも劇中の生アテレコが!)、完全に椎名豪氏が創る世界観が横浜アリーナ中に広がったのを感じる凄いライブでした。過去のテイフェスで最もゲームイベントらしい豪華なライブステージだったと感じられました(^^)。
演奏を終え、椎名豪氏とのトークを機材撤収の前に少々。ライブを”公開処刑”という言葉で表現した椎名さんですが、楽曲づくりに於けるアプローチなどを色々お話しくださって興味深く楽しむことが出来ました(テイルズ作品ではなく「衛宮さんちの今日のごはん」関連でしたが(笑))。
ライブが終わって、小野坂さんの絶叫から始まるラストスパート。出演者全員を再度ステージにお呼びしてのひとこと挨拶。ここも程よいスピードで流れる様になり、フェスティバルの余韻も感じられるくらいに締めとして機能する様になった感じですね(^^)。最後の挨拶を「ビバ☆テイルズオブ!」ではなく「さよならレジェンディア」にしようと画策したらしいですが「これで終わっちゃう」という印象になってしまうのを嫌っていつもの締めになりました(笑)。ちなみに、この「レジェンディア」を会話の最後にぶっこむスタイルは他のシリーズのメンバーにも波及したものの、来年にはきっと持ち越さないだろうなぁ(笑)。
ということで初日が終了。内容としてこれまでを踏襲してはいるものの、アプローチや構成を色々変えてとても新鮮に感じることが出来て、想像以上に楽しむことが出来ました。やはり10年続いているだけのことはある!
尚、影アナは開演前がアニスとナタリア、開演直前がシャーリーとクロエ、終演後がロイドとクラトスでした。新規出演者が多めで待望の声が聞けた喜びは勿論のこと、最後は久し振りの競演且つ親子ということもあって過去最長の影アナになっていました。
■Day2
初日がこれまでと構成の仕方を変えて新たな試みもあったので、2日目はどの様になるんだろうという期待して会場入り。今日は初参加となる折笠愛さんや久し振りの出演となる松本保典さんや「ヴェスペリア」の10周年を祝うメンバーも揃っている他、顔ぶれ的にも何が飛び出すか分からない面々はきっと期待を超えて楽しませてくれるでしょう!
初日よりも大盛り上がりの印象のあるオープニングムービー鑑賞会を終え定刻通りに開演。スポンサー表示、オープニング映像を経てフェスティバルタイトルがスクリーンに表示されると、おなじみのBGMに乗って小野坂さんと司会の浅倉杏美さんが登場。挨拶しつつ中央ステージまで歩みを進めて会場へぐるりと手を振るなどこれまで通りの進行で始まりました。「今日は平常運転なのかな?」と思っていたところで、スキットを演らずにゲストをステージ上へ呼び込み、一人ずつの挨拶、トーク開始という新たな流れ! いつもならスキットこなしてお疲れのところにトークする感じなので皆さんの雰囲気が少し違って見えました(笑)。初日と違ってチームカラーはそれ程無く…という訳でもなく、その辺りは流石の進行で上手く皆さんを会話に巻き込んでいました。松本保典さんの自己紹介にて”海の家のおじさん”と表現したのは印象的でしたし、チームトークでのアフレコ時の思い出話の際、「ヴェスペリア」チームだけが折角の10周年なのに良い話が全然出来ずに後悔している様も相当可笑しかったです(^^)。それと、小野坂さんが「一番大きな声出せる人!」と出演者の皆さんに振った時に、一際前へ前へと出て来ていた津田健次郎さんが面白過ぎましたね(^^)。
一通りのトークを終えると企画コーナーへ。チーム分けしての対抗戦ということで、シンフォニア・アビスチーム(Aチーム:小西・折笠・鈴木・松本)、ヴェスペリア・エクシリアチーム(Bチーム:鳥海・竹本・森永・近藤)、ゼスティリア・ベルセリアチーム(Cチーム:木村・津田・佐藤)が編成されたもののCチームから「うちは1人少ないから不利だ!」という不満が噴出し、それを司会が窘めていると、舞台の上にぬるっと登場したのはミクリオ役の逢坂良太さん! シークレットゲストではあるものの、登場が地味過ぎて逆に笑ってしまいました(笑)。ということで頭数も揃ったところでゲーム開始!
身振り手振りで伝えるジェスチャーゲーム、読唇術での伝言ゲーム、そしてポイント争奪のクイズゲームの3コーナーをやったのですが、これがどれも捧腹絶倒! 特に2つ目の伝言ゲームは色々なミラクルも飛び出して歴史に残るコーナーになったんじゃないかと思えるほどでした(^^)。
ジェスチャーゲームでは30秒の持ち時間で代表者1名がジェスチャーをして他のチームメンバーが回答するというもので、Bチームは秘策として「森永さんを代表にするからポイント倍にしてくれ」と司会と交渉して許可が下り、結果的にどのチームも正解数は同じながらもBチームが頭1つ抜き出た結果となり、司会にブーイングしたAチームは危うく獲得ポイントが減らされそうになったりするシーンがあって、相変わらず自由なステージで楽しませてくれました(笑)。
伝言ゲームではAチームは「ガイ様、華麗に参上!」を伝言するものの松本さんから鈴木さんで違う言葉になって、折笠さんでほぼ正しい言葉になったものの、小西さんでまた遠くなってしまう羽目に。Bチームは「エンシェントカタストロフィ!これがあたしの研究成果よ!」を森永さんから鳥海さんでボロボロになったものの、その後の竹本さん、近藤さんには鳥海さんの内容が綺麗にそのまま伝わって拍手喝采であったものの、元と全然違う内容にポイント獲得ならず(笑)。それでも各人の伝聞パフォーマンスが可笑しくて会場が大きく沸いていたので、しっかりと役割は果たした感じでしたね(^^)。その流れを受けてのCチームは「容赦しない!一撃じゃ生ぬるい!絶破滅衝撃!」を佐藤さんから津田さんへ伝えるも、長すぎてボロボロ(笑)。それを次の木村さんへ伝える時に無理やりひねり出して完全に違う内容になったものの、木村さんには何故か上手く伝わって一部元に戻り、そこから逢坂さんへは完璧に伝わるという伝心振りを見せて、大いに盛り上がりました。もうとにかく津田さんが面白過ぎて本当にお腹を抱えてずっと笑っていたコーナーになりました。
最後はセンターステージにある封書を選んで司会者に渡し、そこで出題される問題に最初に正解すればポイントが入るというもので、ここでも森永さんが選出! 他チームを牽制して一番にステージへ戻って来た森永さんへの出題は…ハズレ!(爆笑) 次に小西さんが来たものの「今日のステージに居るメンバーの出演タイトルを全て答える」で、「アビス」の「ジ」が抜けて不正解! 最後に逢坂さんが手渡し、クイズにも正解して見事ポイント獲得! ゲーム終了と思いきや、もう一度封書を取りに行って帰って来た森永さんの頑張りに「権利有効」としたのに、封書の中は「ハズレ」という最高のオチが付いてゲーム終了! Cチームの勝利で商品(所属タイトルをモチーフにしたアクセサリーの開発確定)を獲得!
大いに盛り上がったゲームコーナーの次は、何とここからスキット開始(笑)。お題は少年探偵ということで、ジーニアスとライフィセットが軸となった物語が展開。企画コーナーで疲れているかと思いきや、喉が温まってより声が出る様になったのか皆さんの自由度も炸裂して相当可笑しい展開も含みつつ、原作の設定をふんだんに盛り込んだ演出も機能してとても楽しい内容でした。女性に触れられると駄目なガイがリタに抱きつかれるシーンでは松本さんが「役を忘れそうです!」とアドリブ入れたり(笑)、佐藤利奈さんが「エクシリア」で演じたプレザで出て来てその大人の色気を喰らったり(*^^*)、そうかと思えば黒幕がヴィクトルだったり、インディグネイションをジーニアス&ライフィセットwithリタで放ったり、1日目のスキットの中に登場したアイテムが引き継がれていたり、最後の最後にルドガーの選択肢が出たり、本当に見所も多いスペシャルスキットでした。ただ、スキット中のゼロスの役割や、レイヴン、ザビーダの扱いが少々パターン気味なので、今後はカッコいい方向にも振った内容も観たいかな、と。
次の情報コーナーでは勿論「ヴェスペリア」のリマスターについて鳥海さん、竹本さん、森永さんをステージに呼んでのトークだけでなく新情報解禁! 「ヴェスペリア」単独の10周年イベント開催でメインキャスト全員集合という何とも素敵な情報!…でも箱がアンフィシアターということで小さいかな…(^^;; でも行けるなら行きたい。その他、サンリオとのコラボやピューロランドでのアフターフェスティバルなど、初日よりも間延びした感の無い情報コーナーで満足(^^)。竹本さんが締めの言葉の際、カッコいい内容でびしっと締めた感じだったのに、イベント開催日を間違ってしまい(明後日開催!)、何とも締まり切らないのも逆に良かったです(笑)。
次は恒例のライブコーナーで、久し振りの登場となるmisonoさん。バラエティも含めた芸能活動で色々とお騒がせな感もあって、「あれだけテイルズしかないって言ってたのに、もう出演しないのかな」と思っていたところで久し振りの出演ということもあり、どんな感じでステージを創ってくれるのかな…と期待と不安がありました。
実際にステージが始まると「お帰り!」という声も大きく、全体的にmisonoさんの登場は好意的に受け止められ、彼女のパフォーマンスも久し振りだからと甘えることなく、しっかりと根底に”感謝”を持って準備・披露してくれたことが分かる内容でした。
先ず「二人三脚」で開幕し「そして僕にできるコト」「Starry Heavens」と定番の楽曲をショートバージョンで披露。出演していなかった間の事も含めつつ、所属しているavexのプランでは集ったファンの期待に応えられないから、と25分という持ち時間の中で自分を貫いた構成にしたということで、サプライズゲストのBACK-ONを加えての「with you」、「カバー曲サビだけメドレー」と題し「TAO」「good night」「progress」「Song 4 u」「まもりたい」のサビ部分を歌い上げ、更には「VS」「ホ・ン・ト・ウ・ソ」という出し惜しみ無しのフルパフォーマンス! 途中はサインボールを投げ込んだりしていたものの、「ちゃんと歌いたいから」と極力パフォーマンスする時間に充てたことや、「皆の声を聴きたい」と敢えてイヤモニを外したり、最後はありったけの想いを込めて、フェスティバル恒例のエンディングテーマである「Tales…」を披露。こういう機会を創ってくれたスタッフやファンの為だけに唄ったというこの曲だけでなく、今日の構成やパフォーマンス全てがmisonoさんの想いで創られたものであるとしっかり伝わって来たステージは本当に嬉しく熱いものでした(^^)。
凄い熱量と密度のライブを終え、小野坂さんの突然の絶叫で始まるエンディングへの流れ(笑)。出演者が再びステージ上に勢揃いして、それぞれのひとこと。これまた時間的に押していたからか巻き気味ではありましたが、それぞれの言葉に「楽しかった」という気持ちを感じられて嬉しかったですし、ちょっとした構成をいじったり拘りを入れたり気遣いがあったりするだけで、軸は変わらずともこんなに印象が変わるんだな、とイベントに対しても純粋に「また来年も参加したいな」と思えるものであったことは予想以上の体験でした。いつもの「ビバ☆テイルズ オブ!」のコールと共に打ち上がる祝砲で舞い散る銀テープの中、沢山の”ありがとう”が飛び交う中、出演者の皆さんが手を振ってステージをぐるりと回ってお別れ。このまま最後の影アナが流れて終わり…とはならず、最後にいきなり流されるムービー! 「テイルズ オブ」の据え置き機での新作が開発進行中との報が!! 何も詳細なことは分からないムービーながらも「開発進行中」ということだけで大いに沸いた会場の熱量は伝わったと思います。次作、楽しみです!(^^)
ちなみに2日目の影アナは開演前がルークとガイ、開演直前がユーリとレイヴン、終演後がスレイとミクリオで、初日と違って定番コンビとして息の合った掛け合いで楽しませてくれました。ルークが噛んでガイがそれを茶化した後、ガイも噛むという台本外のやり取り部分や、ユーリの感情が欠落した案内に業を煮やしたレイヴンが手本を見せた後、癖の強い案内に変わるユーリに突っ込むレイヴンなど、フェスティバルならではのアドリブや遊びの入った内容が楽しかったです。
■総括
前述している通り、今回はフェスティバル10周年ということで構成としての守りと攻めを感じられたイベントとなりました。作り手と受け手のキャッチボールをしっかり感じられた内容は「この先も続けて行く」というメッセージとしても受け取れて、素直に嬉しかったです。新作が出ていない中で新鮮味を味わえるということは制作側の努力の賜物だと思うので、その点は本当に凄いなと思います。来年以降も「当たり前に続く」とは思わず(作り手が思っていないのをキチンと感じられたので心配はしていないけれど)、1回1回を大切に企画がなされることを祈りつつまた来年のお祭りを楽しみにしています! 今年も楽しいステージを創った全ての方々に感謝!
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