「伊藤美来 4th Live Miku's Adventures 2018 ~Live is Movie~」参加
伊藤美来さんの4thライブ「Miku's Adventures 2018 ~Live is Movie~」に参加しました。
1stライブから参加している者として、年々拡大して行く規模と増えるファン数に感慨深さもありますが、ソロアーティストデビューが決まり、2ndライブで初披露した”伊藤美来”名義の楽曲は、その後の1stアルバムが示した方向性も含めて個人的にとても好ましいもので、重きを置く訳ではないにしても活動自体は今後も見守って行ければな…という距離感でいる現在。
「アイドルマスター ミリオンライブ!」からStylipSへの出会いを繋いでくれた美来さん。現在でも自分の中では”StylipS”として応援したい気持ちが強くある為、メンバー個々の活動は「StylipSへ繋がる道」として応援を続けている感覚ということと、結果的にメンバーの中で自分的比重が抜き出てしまった豊田萌絵さんの存在の強さもあって、美来さんへの熱量は割と控え目(^^;; だから、という訳ではありませんが、今回のライブにおいてはFC先行申込は出遅れて二次募集で滑り込んでますし(汗)、新譜が出ても発売日近辺に買いに行くほど頑張らないし、ライブが近づいているのに全然気持ちが盛り上がらないし(激汗)、そのテンションには自分でもちょっと焦るくらい。でも、初の固定座席付きホールでのライブですし、座席が決まっていることの安心感と披露されるであろう楽曲たちが好みであるのは嘘じゃないので、当日楽しめる自信はありました。
この日、運悪く別イベントが重なってしまい梯子することになった関係上、物販は参加不可。定番アイテムでもあるTシャツとタオルは今回購入候補から外し(急な出費で予算的に苦しい…(^^;;)、これまた定番のビジュアルブックとポストカードサイズの生写真セットの購入を参加する友人に託し、別イベントに直行。後は定刻に間に合うことを祈るのみ(一応、終演予定時間から最速であれば何とか、多少押してもギリギリ間に合うはず…!)。
今回、会場となるのは東京国際フォーラムのホールC。東京国際フォーラムに最後に来たのは2002年の「GameJam2」以来(笑)。ホールとしては1998年の「ソニックアドベンチャー制作発表会」ですが、その時はホールAでしたから、そういう意味では初めての会場。美来さんが挑む初のホールコンサート、副題が「Live is Movie」ということで4thシングル「恋はMovie」にちなんだものになっていることからも色々な仕掛けが用意されているんじゃないかと期待も高まります(^^)。
しかし! ライブ当日は台風24号の直撃タイミングに重なることが予想される状況となり、更には当日を迎えて各鉄道が計画的な運行休止をアナウンスし始め、美来さんのライブが予定通りに行われるのか、内容に変更が出たりしないかといった心配事も出て来てしまう始末(>o<)。他の各イベントも夜の部などは公演中止の報も出始めたので、美来ライブももしや?と情報を得るためにTwitterをチェックするも前日にアナウンスされた「開催する」という情報のみ。しかも「当日券のお知らせ」と当日の昼頃にアナウンスするくらいなので「中止や延期は全く考えていない」という意志を感じ、これは所謂”自己責任”ということで理解(^^;; 後はもうなるようにしかならない。
ということで、梯子して会場の最寄り駅に着いたのは18:05頃(先に参加したイベントが終演予定を20分ほど押した(^^;;)。残念ながら美来さんのライブは定刻開演したということで、開幕の瞬間をこの目で体験することは今回叶いませんでした…。開演に遅刻したのは初めての体験でしたが(ガラガラのロビーとか結構新鮮な光景(笑))、ホールコンサートだったことと座席が通路側の端だったのは救いでした。
自分が席に着いたタイミングでは2曲目「七色Cookie」が終盤。水色のライトの海と、ステージで黄色のワンピース?にチェック地のベストとベレー帽を身に付けた美来さんが視界に入り、予め準備した状態で座席に着いたので、カバンを下ろしてタオルを首に掛けてライトを点灯されて即参加!
ステージ上には高いところにもう1つのステージがあって左右に階段。その上段ステージ部分の前面にはフィルムや銀幕を彷彿させるデザインがなされ、左右にベンチとガス灯が設置され、メインステージとの境界を作って映画のワンシーンが演出できる様になっている感じで構成されていました。
曲が終わるとMCタイム。「外が大変な時にこんなに集まってくれて」と感謝を述べ、「大人たちが開催を決めた。私もやると決めた。皆も自分の意志でここに来た。だから、後はこの時間を最高に楽しむだけ!」と笑顔で宣言する美来さんに鼓舞される会場。これで会場が1つになった感覚も生まれました。開幕を見られなかったこともあって、このライブへの気持ちを作るのに時間が掛かるかもしれない(その間は全力で楽しめないかも…)という不安もありましたが、タイミング良くMCになってくれた上にこの宣言が丁度良く自分の感情にもスイッチを入れてくれました(^^)。
次の曲へ!とMCを終えようとしたら、自ら「その前にやることがあるんだった」と段取りミスをトークでカバーし(笑)、呼び込んだのはメイクさんと衣裳さん。そのお二人が舞台に登場し、美来さんの生着替え(?)をステージ中央で披露! 「普段、こんなところ見られないんだらかね!」と美来さんが語るが早いか、黄色い衣裳の下から純白でフリフリなアイドル衣裳が顔を見せ、ベレー帽を外し髪型を整えて早変わり完了! どうやら最初の黄色の衣裳は監督をイメージした服装だった様で(てっきり探偵かと思ってた(爆))このライブに於いては「女優兼監督」と自らの役割を明確に語った美来さんが、副題「Live is Movie」を体現する次のシーンへ!
始まったのは1stシングル表題曲「泡とベルベーヌ」。ダンサーさんも登場し、曲の世界観に合った可愛く楽しいダンスを披露。窓枠作ったりラインダンス的な動きもあったり、とても華やかなものでした。これまでの美来さんのソロライブでは味わえなかった感覚もあって、大きなステージで自ら表現したかったものを形にしていることが伝わって来るようでした。
続く「No Color」では雰囲気を変えて大人っぽく、そして「守りたいもののために」は熱量高く気持ちを込めた歌唱がとても印象的で惹き込まれて行くのが自分でも分かるくらいでした。「守りたいもののために」はリリイベでしか聴いていないため、会場から得たパワーが歌唱に乗った今回、凄く力強いものでした。
歌唱中に用意されたマイクスタンドのところまで歩みを進め、次に歌うは美来さん作詞の「あお信号」。3rdライブでは想いを込め過ぎて胸いっぱいになって歌えなかったこともある曲ですが、自ら紡いだ言葉の本質を表現出来るのは美来さんしか居ないと思うだけに、とても強い気持ちを感じることが出来た今回。この1年で更に”伝える”という表現の進化を感じられた1曲でした。更にそこから「あの日の夢」に繋がり、心を揺さぶる魂の入った歌声に胸が熱くなりっぱなし。この1年での成長に驚かされる2曲でした。
その魂の熱を冷ますかの様に月への想いを馳せる「Moonlight」は絶妙の投入で、余韻に浸れる穏やかで心地よい時間(^^)。背中を向けて夜空を見上げる演出がとても活きていました。そこから大人っぽく艶やかな表現が磨かれた印象もある「ルージュバック」へ繋がり、この辺りで既に「今回の構成上手いな」と思えるほどに、3rdライブから4曲増えるだけでこんなにもライブの印象を変えられるんだと驚かされていました。
美来さんが唄い終えて後奏部分で舞台袖に下がるとダンサーの皆さんが登場して、ステージ上の空白時間を埋める様に魅惑の舞を披露! それぞれの名前の紹介テロップもスクリーン上に重ねられ、4名の個性も表現されたソロパートも含めて会場の熱を次へ引き継ぐ役割を完璧に果たしていました(^^)。
そして勢いよく始まった「Shocking Blue」! 白基調で水色と青を纏うショートパンツ姿で登場した美来さんに会場のボルテージも爆上げ! 美来さんの個人名義の曲で唯一の疾走ソング。最高の盛り上がりを体験出来ました。美来さんはこうしたカッコいいタイプの曲も似合うと素直に思います。
衣裳についてのMCを挟んで(「足が綺麗」という声援を自ら要求するのは流石(笑))次がラストスパートという言葉に溢れかえる「えーーーーーーっ?!」を受け止めて、ありったけの想いを届けるスイッチを入れた美来さんが「ミラクル」「Morning Coffee」、そして会場に集ったそれぞれの想いを1つにした「ワタシイロ」を続けて披露し、「ワタシイロ」では一際大きな「準備は”OK!!”」が今日のライブの1つの到達点を感じさせてくれました。
「ワタシイロ」を終えて最後のMCでは、美来さんのここまで来れたことに対する関わった全ての人たちへの感謝、今日という日がどれだけ大切だったかという思い、そして天候の影響で来れなかった人たちへ伝えたい素直な気持ち…を語ってくれました。順風満帆でここまで来た印象のある美来さんですが、色々なことを抱えてここまで来ているからこその謙虚さや素直さが滲み、言葉一つ一つがとても素直に胸に届きました。そして、沢山のことをクリアして来たことに裏付けされた自信も感じられ、その成長ぶりに感動すら覚えるくらいでした。
「沢山の人の支えがあってここまで来た」という感謝が根底にあってこそではありますが、それを形にして実現させたのは美来さん本人が居てこそのこと。そんな美来さんだからこそ沢山の人が応援しているのだと思います。
そして今日を締め括るのは美来さん作詞の「all yours」。カーテンコールの様な気持ち良さがあり、CDで耳にしていた印象とは違う新しい発見でした。美来さんが創り上げたこの空間、とてもキラキラしていて素敵なものだったと思います(*^^*)。
最後はダンサーさんと一緒に並んで締め括りの挨拶。そして美来さんが一人残って全席に視線を向けて一人一人に感謝を届け、とびっきりの笑顔に加えて「みんな愛してる!」の言葉と特大の投げキッスを届けて退場。本公演のエンドロールが流れて終演となりました。
開演18:00から1時間半の公演は、美来さんの楽曲だけで構成された純然たる”伊藤美来のライブ”でした。天候の関係上、何かしらの演出プランの変更があったかもしれませんが、自身が心を込めて創り上げた今日というステージから、沢山の気持ちを受け取ることが出来たのは、美来さん自身のパフォーマンスあってこそ。天候という抗えない要素は確かに不運ではあったけれど、このライブで自分が感じたものは想像していたものよりも大きく強いものでした。
3rdライブから4曲追加され、構成を変更しただけでここまで印象が変わることにも驚きましたが、それだけ印象が強くて構成の軸にもなれる4曲が加わったということなのかもしれません。今回のライブに向けて何も予習・復習をせず(新譜を除いて数ヶ月美来さんの歌を聴いていない状況で)臨んだ自分が、全曲しっかりと刻まれているほどに強い印象を残していることに気付いたくらいに”強い曲”であり、だからこそパフォーマンスレベルの上がった美来さんが創る世界に誘われたんだろうと。
夢見ていたという全曲を自分の楽曲で構成したライブ。これまでの様にバースデーイベントと一緒にせず、アーティストとして純然たるコンサートとして開催した今回のライブは、今の美来さんが出来る最高の形で届けて貰えたと思います。
そんな美来さんへの声援を今後も届けたいな、と感じる機会になったことに感謝。
覚悟を持って臨んでくれた、今回のライブに携わった全ての方々へ感謝すると共に、天候や交通機関の影響で参加を断念せざるを得なかった方々へも何かしらの形で、このライブが届けられることを願っています。
折角の全曲披露だったのに、1曲目の「恋はMovie」だけ聴けなかったことは悔やまれますが(リリイベでも聴けていない(^^;;)、いつかどこかで。
【付録:セットリスト】
- 恋はMovie
- 七色Cookie
- 泡とベルベーヌ
- No Color
- 守りたいもののために
- あお信号
- あの日の夢
- Moonlight
- ルージュバック
- Shocking Blue
- ミラクル
- Morning Coffee
- ワタシイロ
- all yours
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