プリキュア

2014年5月 1日 (木)

副業(笑)が忙し過ぎて、全然余裕の無い生活が続く…

 昨年末からずっと副業(笑)が忙しく、全然時間的余裕の無い生活を送り続けて半年。ここまで余裕が無くなるとは思っていなかっただけに、平日は何も出来ず仕舞い。週末は仕事も含めて何かしら予定が入っていることが多く、予定が入っていない日は年始からずっとプレイし続けているゲームが終わらないため、そこに時間を優先的に割いている関係上、本当にそれ以外の時間が取れない。ブログは普段昼休みなどを利用して書いているのに、基本的に昼休みも仕事をしているために一切書く時間が取れなくなってしまった現状。書こうと思っていた記事も溜まってしまい、中にはもう書く意義すら無くしてしまったと感じるものも(苦笑)。

 最低限、書くつもりでいた記事は

  • 01/22 (01) 「シャイニーTV」コンテンツパック ミニアルバム10 "Blessing" あずさフレンズ
  • 01/29 (02) 「THE IDOLM@STER LIVE THE@TER PERFORMANCE 10」
  • 02/01 (03) 「ハピネスチャージプリキュア!」おひろめカーニバル
  • 02/05 (04) 「THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!オリジナルサウンドトラック」発売
  • 02/05 (05) 「シャイニーTV」コンテンツパック ミニアルバム11 "Future" 亜美真美フレンズ
  • 02/16 (06) 劇場版「アイドルマスター 輝きの向こう側へ!」舞台挨拶(浅倉杏美/雨宮天/夏川椎菜/麻倉もも)
  • 02/19 (07) 「シャイニーTV」コンテンツパック ミニアルバム12 "Refresh" 真フレンズ
  • 02/22 (08) 「プレイステーション4」発売!
  • 02/26 (09) 「THE IDOLM@STER LIVE THE@TER PERFORMANCE 11」
  • 03/08 (10) 映画「ドラえもん 新・のび太の大魔境 ~ペコと5人の探検隊~」鑑賞
  • 03/08 (11) 劇場版「モーレツ宇宙海賊 ~亜空の深淵~」鑑賞
  • 03/14 (12) 「ドキドキ!プリキュア」全49話視聴完了
  • 03/26 (13) 「THE IDOLM@STER LIVE THE@TER PERFORMANCE 12」
  • 03/28 (14) 『映画 プリキュアオールスターズ NewStage3 永遠のともだち』NSシリーズ完結記念!! 3日連続NSシリーズ3作品連続上映!
  • 04/15 (15) セガ「マスターシステム」入手!
  • 04/30 (16) 「THE IDOLM@STER LIVE THE@TER PERFORMANCE 13」
  • 04/30 (17) 「THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 026~030」

 と、それなりに沢山あるのですが、この中で今からでも書こうと思っているのは(12)くらい(汗)。そのまま何も書かないのも何なので、後はこの下に一気に書いて終わろうと思います(爆)。

(01) 「シャイニーTV」あずさフレンズ

Dscf4246 「ラ▼ブ▼リ▼」「隣に…」「スタ→トスタ→」「まっすぐ」に加えて何と日高愛で「ALIVE」も! 今思えば、SSAへの布石だったのかな(笑)。「シャイニーTV」でも「ラ▼ブ▼リ▼」は強敵でした。ゲームシステム…というより、番組構成(笑)はこれまでと変わらず。このシステムでは細かい部分をいじれないので仕方がないですね。

(02) LIVE THE@TER PERFORMANCE 10

Dscf4263 ドラマパートはいつものシアターから飛び出た分、マンネリ感と糞オーディエンスが少なくなって聴きやすかったです。楽曲単体で見れば、まつりの「フェスタ・イルミネーション」の変なノリ(笑)、王道ノリが気持ち良い「ココロ☆エクササイズ」、幸せが沢山詰まった「ハッピ~エフェクト!」、原さんの歌唱進化も伺える「恋花」、冬場の名曲がまた生まれたと感じた「瞳の中のシリウス」と、ドラマパートを除けば全てに手応えを感じた良い感じのアルバムでした。発売時点では最も好きなアルバムでした。

(03) プリキュア新番組お披露目

Dscf4288 劇場版「アイドルマスター」を観た後に行ったのですが、来場者の数やその並ばせ方(本来、会場スペースとなる大きなエリアを単なる入場待機列として丸々使うことに驚き!)や入れ替え方(入場待機行列から上映スペースに定数入れて切り、終わったら次の会場(おもちゃの新作などの体験コーナーや、歴代プリキュアの立て看板と一緒に写真を撮れるコーナーがあるスペース)へ列を作って移動、次の待機列が上映スペースに移動…という、全体的)に驚いた印象が強く残っています(笑)。翌日に本放映を控えて第1話の抜粋を先行して見れたのですが、とても「ハートキャッチプリキュア!」っぽいな…と思っていたら、翌日本放映でスタッフを見て「そりゃそうだ」と納得(笑)。10周年記念作品だけあって気合が入っていると感じました。これは放映開始から3ヶ月が経った今でも感じられています。

(04) 劇場版アイマスサントラ

Dscf4245 公開開始から3月末までの3ヶ月、毎週末欠かさず劇場に足を運んだ映画の待望となるサントラです。と言っても、公開1週間くらいで発売に至った訳ですから、そこまで大袈裟なものではないのですが、サントラとしては"基本的に"文句はありません。ただ、エンディング「虹色ミラクル」がショートバージョンだったのは、劇場ではフルだっただけに残念。ただ、初回特典であるBlu-ray Audio収録の各曲は通常のステレオ収録よりも臨場感があって、こういう特典もアリだな、と感じさせてくれました。

(05) 「シャイニーTV」亜美真美フレンズ

Dscf4249 「ポジティブ!」「Do-Dai」「シャララ」「自分REST@RT」に加えて、愛が来たなら絵理も来るだろうということで「プリコグ」! PSP版で相当苦労した「自分REST@RT」が「シャイニーTV」でのレスポンス遅延にも負けずに比較的余裕で評価SS・フルコンボを達することが出来て良かったです(笑)。

(06) 劇場版アイマス舞台挨拶

 初日舞台挨拶はライブビューイングだったので、劇場版「アイマス」の生での舞台挨拶は今回が初めて。この舞台挨拶はミリオンスターズから雨宮さん、夏川さん、麻倉さんの3名が参加し、役割として憎まれ役を任された雨宮さんの生のコメントが聴けたことはとても良かったと思いました。そして何よりも、そんな後輩たちを引き連れてしっかり"先輩"としての務めを果たした浅倉さんの成長ぶりが眩しかったです。正に劇場本編の雪歩と同じ印象があり、5周年ライブで初登壇した時に現場で観ていた自分としては感慨深いものがありました。

(07) 「シャイニーTV」真フレンズ

Dscf4285 「自転車」「edeN」「七彩ボタン」「エージェント夜を往く」「The world is all one!!」はどれも待望で、特に「The world is all one!!」のPVが好きなので、大画面で見られたのは嬉しかったですね。そして07~12のコンプリート特典である「空」の配信も、小鳥さんが加わった嬉しさもあって印象的でした。これで「シャイニーTV」はある意味で"全部入り"となったものの、やはりレスポンス遅延の関係でPSPほどの満足感が得られないのは難点かな…と。それでもプレイしちゃいますけどね(笑)。

(08) 「プレイステーション4」発売!

Img_2691s 「アイドルマスター」シリーズが発売される(であろう)。ある意味それ以外の理由が無い状況で「プレイステーション4」の購入を決意。いざ購入をしようと思ったら「増税前の方が良いかな」とヨドバシカメラオンラインにて予約。発売日入手が確定したものの、その当日はSSAに行っているので触れず仕舞いも確定(笑)。でも、結果的に開梱したのは3月末ということで、1ヶ月も寝かしていることに…。まぁ、特別プレイしたいソフトがあるでも無く(本当は「ストライダー飛竜」がプレイしたいと思っていたものの、PS3でも発売されることを知り(しかも、こちらはPSアーカイブにて「ストライダー飛竜1&2」のDLプロダクトコード付)、本体同時購入ソフトは無し)、この先も欲しいソフトが無いというソフト日照りが続く始末。これって、昔のセガハードと同じ現象じゃ…?(笑)

(09) LIVE THE@TER PERFORMANCE 11

Dscf4265 これまた前回に続いて屋外でのエピソードということもあって、糞オーディエンスに気を取られないで済むものではありましたが、ドラマの内容としては少々安易なものであったために、驚く程印象に残っていません(汗)。その為か、収録楽曲としてエレナの「想いはCarnaval」、歩の「Get My Shinin'」、真の「FLY TO EVERYWHERE」、真美の「DETECTIVE HIGH! ~恋探偵物語~」、ユニット曲の「Fu-Wa-Du-Wa」もかなり地味な印象です。ちょっと単調な気がする「FLY TO EVERYWHERE」、真美らしいハチャメチャ振りの「DETECTIVE HIGH!」はそれぞれ別の理由ながらも印象に残ったものの、その他は聴けば「あぁ!」と思うものの、印象を根付かせるにはライブでの披露が必要かもしれません(汗)。

(10) のび太の大魔境

Dscf4290 リメイクだということを後で知りました(しかも、第三作の)。確かに「新」が付いているのですから、それは明らかなのだと思います。全体的にジャイアンの言動と犬モードの時のペコの可愛さだけが際立っていて、その他の印象がちょっと薄いものでしたが、映画としては楽しめたと思います(前回の「ひみつ道具博物館」やリメイクとしては「鉄人兵団」の出来が素晴らしかったので(共に寺本幸代監督)、それと比較すると物足りなさがありました)。それにしても、新ドラえもんになってから10年目に突入。もう新旧を区分けは無意味かな、と思います。

(11) 劇場版モーレツ宇宙海賊

Dscf4289 TVシリーズの最終話で「次は劇場版だ!」から早2年。TVシリーズの続きとは言え、オリジナルストーリーならば大画面で迫力の艦隊戦を期待していたこともあって、そこが控えめであったことからも割とあっさり観れてしまった印象が残りました。とはいえ、各登場人物の魅力はそのままに(プロフェッショナルなクルーのやり取りや電子戦、走るチアキちゃんの大活躍も健在!(笑))、新キャラである無限彼方を中心に展開する物語はスクリーンの迫力も相まってあっと言う間の時間でした。大きく魅力が開花したのは彼方との絡みも多かったグリュンヒルデかと。物語の着地として、少し地味だったかな…と思いますが(綺麗ではあります)、それでも感動ポイントは色々あり、エンターテインメントとして気持ちの良い映画でした。メディア化されたら、色々な視点で観てみたい作品でした。

(12) 「ドキドキ!プリキュア」視聴完了

 映画もレンタルで観終わっているのでこれは別に書きます。本放映を1年間きちんと観た初のプリキュアですから(笑)。

(13) LIVE THE@TER PERFORMANCE 12

Dscf4272 参加メンバーが最も好み!ということもあって、恐らく一番楽しみにしたリリース。ロコの「IMPRESSION→LOCOMOTION!」の韻を踏んだテンポとノリの良さ、千鶴の「恋心マスカレード」の背伸びした歌い方、雪歩の「ハミングロード」の心地良さ、桃子の「デコレーション・ドリ~ミンッ♪」の年相応の可愛らしさ、ユニットの「ココロがかえる場所」の安心感。期待に応えるように全曲自分の好み! 特にLTPシリーズでもダントツの「恋心マスカレード」は自分の中で傑作認定(笑)。これが生で聴ける日が早く来て欲しい!! あ、ちなみにドラマパートはまたシアターに戻って糞オーディエンスにゲンナリ…(苦笑)。ドラマとしてはまぁ、王道展開ながらも割と良かった方かも。

(14) NSシリーズ完結記念・シリーズ連続上映

Dscf4287 いわゆる「大人が楽しむプリキュア」として用意された上映で、New Stageシリーズ完結ということで、ゲストを招いてのトークショウと3作品連続上映のイベント。普通に足を運んでも大人は貰えない「ミラクルライト」などの入場特典、子供の特権としてプリキュアを声出し応援する権利…っていうか義務(笑)が与えられたこの空間は、最近流行り(?)の声出しOKのお祭り上映会。トークショウは私がシリーズを追う切っ掛けとなった「スマイル」勢が多く、福圓さん、井上さん、金元さんに加え、生天目さんの4名が登壇。貴重で楽しいお話を聴けました。最終日ということもあってフォトセッションもあり、なかなのプレミア感でした。早上がりして駆け付けた価値は十分にありましたが(大人が皆揃ってプリキュアたちがピンチのシーンでミラクルライトを点けて「プリキュアーっ!がんばれーーっ!!」って叫ぶ中に居られるなんて嘘みたい(笑)。そして心地良い!(爆))、上映終了してお開きになったのが23:00をとっくに過ぎていて、食事をする時間すら取れない強行イベントだったのも良い思い出です。

(15) セガ「マスターシステム」入手!

Img_2941s 急に今頃になって「マスターシステムが欲しい!」となって我が家に迎えてしまったニューハード(笑)。その原動力は「プレイステーション4」が現時点での自分の欲求を満たしてくれないことから始まりました(爆)。以前、メガアダプタを所有していた際、何本かセガマークIIIのソフトは持っていたものの、FM音源対応ソフトは遊んだことがないこともあって「手にするならマスターシステム!」と決めたのですが、どんなソフトがあるか殆ど知らない私はSG-1000時代のソフトも含めて「何を入手するか」を考えるだけでしばらくは楽しめそうです(笑)。それと同時に入手困難ソフトの存在に涙を流す可能性もあるでしょうけれど…。

(16) LIVE THE@TER PERFORMANCE 13

Dscf4281 1年間リリースを続けて来たLTPシリーズもとうとうファイナル。参加メンバー的に最も好きな馬場このみ嬢を除くと平凡な面子なのですが(汗)、聴いてみた印象は割と良かったです。茜の「Heart▽・デイズ・Night☆」は可愛く、亜美の「微笑んだから、気づいたんだ。」は想いたっぷりに、このみ嬢の「dear...」は切なくカッコ良く(この歌もかなり良い感じ!)、昴の「ビギナーズ☆ストライク」は元気に、ユニットの「Bigバルーン◎」は大きく希望を持って。ドラマパートは結局残念な糞オーディエンスは直らなかったものの、終盤は舞台袖でドラマが展開してくれたので印象が最悪にならずに聴き終えられたことは良かったです。ただ、最後終演時の舞台裏が無い代わりに、春日未来が出て来て「Thank You!」を唄うというのは、一見綺麗に見える演出ではあるものの、他の巻とのバランスを考えると失敗だと思います。ボーナストラックとして、アンコール的にそれが入るなら分かります。「Thank You!」の歌唱が未来の他、静香と翼が居るものの、ドラマには出て来ないというのも気になるところです。取り敢えず言えるのは、「もう二度とドラマパートでオーディエンスを入れる様な構成にしないで欲しい」ということですね…(苦笑)。

(17) CINDERELLA MASTER 026~030

Dscf4282 「シンデレラガールズ」もCDを出す様になってから30名分のCDが出たことに先ずは改めて驚かされます。そして、それらがマンネリ化せずに1つ1つ丁寧に作られているのを感じます(何処かのランティスとは大違いです)。今回の5名も個性豊かで、キノコ好き&表裏のテンションの差が凄い星輝子、ツンデレ系ながらもその照れ加減がとても可愛い神谷奈緒、病弱でいてとても大人びた言動にドキっとさせられる北条加蓮、完璧なるはんなり少女で可愛さ満点の小早川紗枝、サイキック能力者(笑)の堀裕子と、それぞれの歌も然ることながら、ドラマパートも魅力爆発(特に奈緒(笑)。個人的には紗枝も)。とてもあざとい展開に聴こえる部分も、絶妙なさじ加減で抵抗を持つほどではないのが凄いと思うのと、ドラマパートの基本軸も001の頃から変わっていないのに、色々と工夫を凝らして新鮮さを失わない様にしている(BGMもキャラによってアレンジされたり、収録がスタジオから出たりすることもあったり)というのも素晴らしい。各楽曲もキャラクターにぴったりで、先日参加した「シンデレラガールズ」の1stライブの感覚もしっかり残っているために、「この新曲たちも早くライブで聴きたい!」と強く思うのはこれまでのリリースでは味わえなかった感覚です。現在は「シンデレラガールズ」をプレイしていない私ですが、今後はCDシリーズだけでも十分楽しめる気がしています(笑)。

 という訳で、各タイトル毎にちょっとずつ書こうと思ったのに、少し多めになってしまったところもある感想群(笑)。まだ時間が取れない日々が続いていることを考えると、こういう投稿が増えたり、そのまま止めてしまったりするのかも…(汗)。まぁ、止めてしまったところで基本は自分用の備忘録的な側面しかないブログだから、それはそれで問題無いか(笑)。

 何れにせよ、ブログとして書いている以上は、それが偶然だったとしても書いた内容が誰かの目に留まって些細なことでも何かが伝わったり役に立ったりすれば良いと思っているので、これからも書きたいことがあれば書く。それだけのことですね。

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2013年9月27日 (金)

「フレッシュプリキュア!」全50話視聴完了

 先日「Yes!プリキュア5 GoGo!」を観終えてから、友人から薦められた他作品の視聴を挟み、「プリキュア」シリーズ視聴としては少し休憩を挟んで(笑)次のシリーズの視聴を開始しました。

 選択したのは「フレッシュプリキュア!」。実は「プリキュア」シリーズについて色々漁っていた最中、もっとも(見た目主体の)第一印象が悪かったのがこの「フレッシュ」で、歴代主題歌の中でも一番パッとしない感じ、キャラクターデザインも「ん?」という印象だったこともあって、視聴への腰が重くなりそうな予感もしていました。しかしながら、「敵幹部がプリキュアになる」という情報(勿論、詳細は知らない)がそれらを一蹴する力となり、興味が強くなって次のターゲットに決めました。

 シリーズ視聴開始前に既に3話まで観ていたものの、正確な印象を持つため第一話から視聴開始。音楽が佐藤直紀氏から高梨康治氏に変わったり、キャラクターデザインが「美少女戦士セーラームーン」も担当していた香川久氏になって頭身が上がったり、プロデューサーが鷲尾天氏から梅澤淳稔氏に変わったなど、様々なリニューアルが行われた1作ということもあって、自分が観て来た流れ(スマイル→ドキドキ→ハートキャッチ→プリキュア5→5GOGO)でも、印象こそ「プリキュア」でありながらも、様々なさじ加減に違いを感じるくらいでした。

 先ず、プリキュアになるまでの流れ、変身シーン、戦闘や必殺技などのシリーズ的に絶対避けられない要素に関して、プリキュアなる流れはこれまで同様すんなり受け入れられたものの、変身や必殺技という作品を盛り上げるのに大きなウェイトを占める要素に「ん?」という微妙さを感じる始末(汗)。変身はバンクの使い勝手は良さそうなものの、あまりカッコ良くない(変身アイテムをかざしたりせず、携帯電話を鍵で開けてトラックボールを回すと髪飾り等が解けて体は光を放ち…変身空間にダイブすると衣装が身に纏われる…って、文章で説明しようとすると結構カッコ良さそうに思えるかもしれませんが(笑))。必殺技は動きが地味で今一つ盛り上がりきれない…。そんな私にとってマイナス要因になる大きいハンデを持ってしても惹き付けた要素が、敵組織「ラビリンス」の幹部である「イース」の存在。初戦でプリキュアに作戦を邪魔されてから、その正体を知って変身前の人物(桃園ラブ)に”東せつな”を名乗って近づき、変身アイテムを奪おうと作戦を重ねて行くも、その中で桃園ラブの優しさや考え方などに触れて揺れ動く心の描き方と、最終的にラブの前でイースである正体を明かして最終対決をする流れへの持って行き方はとても上手く、それをプリキュア恒例の22話から24話の中盤の盛り上がり(新たな力を得る)に綺麗に持って来たのが本当に素晴らしかったです。これまで私がみた「プリキュア」のシリーズにおいて、中盤までの運びが最も上手かったのではないか、そう思えるくらいです(唐突さが全く無いので)。
 ちなみに、その中盤に行くまでの流れで、プリキュアとなったラブちゃん、美希たん、ブッキーの親友三人の関係性や個性の描き方や、新たな力を得るまでの過程の描き方も上手く、かなりへちょいと思った必殺技も序盤でキュアスティックが登場していきなりカッコ良くなり(笑)、キュアピーチ、キュアパイン、キュアベリーがスティックを生み出して技を発動するエピソードが別に描かれたことで物語の起伏として飽きさせない様にもなっていたので、1クールを終える頃には変身シーン以外は全ての要素(キャラクター、物語運び、演出群など)に文句は無くなっていました(寧ろちょっとしたギャグ要素が新鮮で、「セーラームーン」を彷彿させる感じがかなり好みに変わって来ていました)。そういえば、変身時の掛け声「チェインジ、プリキュア!ビートアップ!」の「チェインジ」という言葉を耳にしたのは「人造人間キカイダー」以来かも?(笑)

 流れを楽しめた要因として、ラブが1話で助けた人気ダンスユニット「トリニティ」のリーダーであるミユキが、トリニティに憧れているダンス好きのラブのコーチになり、美希や祈里も合流してユニットを結成し、ダンス大会の優勝を目指すというもう一つの主軸とも言えるエピソードもプリキュアになってラビリンスと戦う一方で着実に積んで行き、その流れの中で「ダンスとプリキュアの両立」「四人目のプリキュアの存在が示唆される中で、それがミユキではないか?という展開(フェイク)」「強敵が現れて四人目を早く見つけたい一心でのミユキへ相談(プリキュア加入依頼)から理解者へ」という、無駄のない役割配置と物語進行も、「フレッシュ」を支える土台がしっかりしていたからなのだろうと思います。

 これまで私が観て来た「プリキュア」は、小さなエピソードを重ねて進行し、全50話の物語として大きな話を動かす為の前準備的な話が数話あるという構成が多く、小さなエピソードで強く印象に残るものというのが然程多くは無かったのですが、今回の「フレッシュ」はこれまで観た中ではかなりのエピソードが強く印象に残るものになっていました。敵側の作戦も「ちょっと恐いな」と思うものもあり(戦闘終了後、破損した建物が修復されないというのも結構痛々しかったですし、サウラーの作戦は本質的な恐さがありました。「子供が好きなものを世界から消してしまう」という作戦では”お母さん”という存在を消してしまう、時計を止めて「明日」が来ない様にしてしまう等)、絆や希望といったことに対して向き合う瞬間も多くあったと感じています。

 舞台となるクローバータウンの温かさとその成り立ちもそうですが、登場人物を絞ってそれぞれにしっかり印象付けが行われているのも、最終的に胸に響くエピソードの下地としてしっかり意味を持っていました。「家族」「友情」「絆」「感謝」「諦めない心」など、真摯に真っ直ぐに描いた物語は「プリキュア」の本質からはブレないながらも、他プリキュアとは違う作品テンションの高さで50話を駆け抜けた様に思います。

 やはり「フレッシュ」を語る上で欠かせないのはラビリンスの幹部「イース」から転生した「キュアパッション」の存在。「ラビリンス」という組織が「総統メビウスの為に!」という行動理念は最初から描かれていながら、「不幸のゲージを満タンにしてインフィニティを手に入れる」という目的以外のことは分からない状況で、イースが最後の戦いに赴いた時に「ラビリンスに所属している者の寿命までも管理されている(書き換え自由)」という残酷な事実が突きつけられた衝撃。キュアピーチとイースの1対1の対決でイースが気付いた大切なもの。しかしプリキュアに破れた瞬間に書き換えられたイースの寿命…。そんなイースに起きる妖精アカルンが起こした奇跡!この辺りは何度も観たくなる、とても印象の強い名シーンだと思います。「キュアパッション」として転生したせつなが、「幸せ」を司るプリキュアになっている意味や、それまでの自分の行いが招いた事実を目の当たりにしながらも、逃げずに向き合ってせつなとして生きる覚悟には、胸が熱くなりました。
 もう1つは、最終戦闘に行く前に正体を打ち明けるくだりのラブたちとその家族のお話。「プリキュア」という存在が世間一般に認識されている世界観の中で、自分の娘が「プリキュア」という存在で、無事に戻って来れる保証が無いところへ向かおうとするその瞬間の親と子の心情の描き方です。ここまでのエピソードが活きる演出は、「フレッシュ」屈指の名場面だと思います。
 その他にも、ラブの名前の由来に関係するお祖父さんの話、ラブのお母さんの話、せつながラブの家に住む様になってから本当の”家族”に至る流れ、新たに加わったせつなが、美希や祈里との心の距離を縮める流れ…と挙げれば全部挙げてしまいそうなくらいにグッと来たエピソードは多くあります。ドーナツ屋のオヤジとしてのカオルちゃんの別の顔や、お笑い芸人であるオードリーが本人役で登場するアクセントも上手く本編を彩るものとして機能していたと思いますし、季節エピソードも効果的に使用し(特にクリスマスの話をラストバトル直前に持って来た意味は大きかった)、印象付けに一役買っていたと思います(舞台として学校は出て来るものの、ラブの学校以外は殆ど描かれず、クラスメートのエピソードは基本的に腐れ縁の大輔とその友達である裕喜と健人のみだったものの、それぞれラブ、美希、祈里と関わらせているために、ちゃんとした存在感はあった)。

 新アイテムや新技の投入タイミングも絶妙だった様に思います。前述したキュアスティック(ピーチはロッド、ベリーはソード、パインはフルート)の別々の登場、キュアパッションが加わった事により登場したハープ(ハピネスハリケーン)、クローバーボックスの入手、その力が解放されて使用する「ラッキークローバー・グランドフィナーレ」など要所要所でメリハリの効いた演出で観ている方のテンションを上げ続けてくれたと思います。最初の頃の必殺技の淡白さは一体なんだったのだろう?(笑)と思うくらい、「グランドフィナーレ」はカッコ良く映りました。

 敵組織がどんな目的で何をしようとしているのかは割と最初の頃から明かされていて、「プリキュア5」の様にキーアイテムを奪いに来るのが目的で無く、「スマイル」の様にとにかく人を襲えば何かしらのゲージが溜まる(怪物の名前も「ナキワメーケ」「ソレワターセ」等。1回だけ勘違い作戦で全く不幸のゲージが溜まらない回があったりして、その展開は新鮮にも感じた(笑))ので、成果の大小は別としても回を追うごとに着々と進行して敵側が最初の目的を達成し、次の段階にシフトする様になった時、シフォンを巡る展開に変化。敵組織も最高幹部が出て来て戦いは激化。それでも、初期の頃から出ているサウラーやウエスターは何処か憎めない存在としてずっと居て、そう感じている理由がラストに結び付く流れも個人的に好み(「ハートキャッチ」の幹部も似たところはあるものの、普通の人として登場する分、どこか身近に感じる)。敵幹部としてその他にノーザやクラインも登場しますが、その印象は然程残らなかったものの、今回は敵組織について「説明不足」と感じることも無く、単純な善悪では位置付けでは語れないものであったことが作品の奥行きを出していた様にも思います。結局、ラストまで観た中で滅びなかったキャラクター達にはそれぞれ魅力を感じるに至れたことが作品そのものを「好き!」と思える力になっているのだな、と思いました。

 ちょっとした恋愛要素や「ドラゴンボールZ」ばりの最終戦闘(笑)なども作品に程よいスパイスとなっていましたし、「ラビリンス」に乗り込んでからの展開は、「ラビリンス」という世界の状況、総統メビウスの正体と目的、敵幹部の実態、ウエスターとサウラーの最期、ドーナツがもたらした個への目覚め、プリキュアのピンチに駆け付けた人物、みんなの想いが形となったホワイトハートを用いてパワーアップするキュアエンジェル、そして全ての想いを乗せて放つ「プリキュア・ラヴィングトゥルーハート・フレッシュ」!…、書いているうちに胸が熱くなって来るくらいです(笑)。展開に新鮮味があったとは決して言えないものの、「フレッシュ」が創った「プリキュア」の新しい風は、今にもしっかり生き続けていることが良く分かりました。
 決戦を終えて危機が去った後の展開も作品を印象付ける大きな要因となっています。終盤は重い話ながらも、ずっとその中にあってちゃんと進行していたラブたちのダンス大会への参加。全てを終えて臨んだ決勝戦の行方(披露されたのはCGダンスをベースに作画された映像で、これがまた良かった!)、せつなの取った行動、ラブの恋愛の行方(?笑)、第一話からラブが言い続けて来た「幸せ、ゲットだよ!」の言葉が締め括る物語を全て受け留めるエンディングテーマ「H@ppy Together!!!」。そんな隙の無い演出群には、第一印象での悪いイメージは何も残っていませんでした(既に変身は…カッコ良いとは思わないまでも(笑)、結構好きになれていましたし、ラブちゃん可愛いし、主題歌「Let's フレッシュプリキュア!」はノリノリだし、エンディング「H@ppy Together!!!」は目頭熱くなるし…現時点で自分の中の1、2を争う「プリキュア」です)。でも、ラストの演出に「H@ppy Together!!!」を使うならば、そのままエンディングに入ってしまった方が綺麗だったのではないか?と思うのは私だけでしょうか…?(汗)
 その他では、サブタイトルの背景が毎回違っていたり、DVDの映像特典に収録されていたので分かりましたが、毎週エンドカードが凝っていて、こういうのも嬉しい拘りでしたね。

 キャラクターデザインは初めて見た時に頭身が高いのは問題なかった(というより寧ろ好み)だったのですが、目の感じがちょっと好みでは無かったのに本編中では気にならなくなったことを考えれば、慣れの問題なのかもしれませんね(「アキハバラ電脳組」ですら慣れた訳ですから(笑))。寧ろ、ラブちゃんはとても良いキャラクターで、本質的な部分は「セーラームーン」の月野うさぎ的だった様に思います。名前の「ラブ」というのも最初は「え?」と思っていたのですが、お祖父さんの思い出の回で名付けた想いに触れてからは好きになれました。
 音楽も高梨康治氏に代わったものの、私にとっては初めに馴染みになった音楽の方なので、寧ろ「来た!」と感じる楽曲も多かったです。サントラを聴いて改めて思いましたが、「フレッシュ」は印象に残る楽曲が「スマイル」並かそれ以上多く感じました。恐らく初めて「プリキュア」を担当したことで気合が入っていたのかもしれないことと、物語の展開が熱かったというのもあって、特に必殺技関連はノリノリのビートで聴かせてくれました(「プリキュア・ビートアップ!」「新たなパワー、キュアスティック!(悪いの悪いの飛んでいけ!)」「プリキュア・ハピネスハリケーン!(吹き荒れろ、幸せの嵐!)」「ラッキークローバー・グランドフィナーレ!」は、絶大な作品貢献を果たしたと言えると思います(ギター冴えまくり!)。その他にも、決意、緊迫、戦闘といった楽曲だけでなく、日常曲にも印象的なものが多く、総じてとても完成度の高いサウンドトラックだと思いました。

 TVシリーズのエンディングを観た後、色々あって間を開けてしまったものの、ようやく劇場版「おもちゃの国は秘密がいっぱい!?」を鑑賞。

 街中からおもちゃが消える事件が発生。子供達の悲しむ姿を目の当たりにしたラブたちは必ず取り戻すことを約束し、いざおもちゃの国へ!ということで始まった冒険は、「子供は飽きるとおもちゃを捨ててしまう」「捨てられたおもちゃの悲しみがおもちゃの国を作った」という、これまた本質的に色々と考えさせられるエピソード。ラブも大切にしていたうさぎのぬいぐるみ(ウサピョン)を大切していながら、押入れの奥にしまったままにしていた後ろめたさも抱えつつ、おもちゃたちの傷ついた心に触れて悲しむも、子供達の想いとおもちゃたちの想いの橋渡しとして、真っ直ぐに気持ちを届けるという、とても「フレッシュ」ならではの愛に溢れたエピソードでした(茶目っ気も活きてましたし、ラブが弱さを見せた時に仲間が奮い立たせる演出も良かった)。
 驚いたのは、TV本編に先駆けてキュアエンジェル(ホワイトハート)が登場していたこと。「みんなの想いの力がプリキュアに奇跡の力をもたらす」という流れは、映画としては「ミラクルライト」を使う演出があるので”お約束”とも言えますが、「フレッシュ」ではTVシリーズもその流れとなったことをどう捉えるかは人によって賛否ありそうですが、「みんなで幸せゲットだよ!」というのが主軸にある「フレッシュ」では、それで良かった様に思います。ラストのウサピョンを繕ったラブの気持ちも素敵でした。
 映画ならではのスケール感がありましたし、バンク類はTV版をベースに豪華な色彩・発色になっているように感じ、それに合わせて劇伴も一層豪華になり、それはテーマソングにも言えていて、映像演出的にはせつなの出番も多くあって、より「みんな一緒に」という印象になったのも嬉しかったです。
 これまでTVシリーズを観終えて劇場版を観ると、ちょっと消化不良で終わっていたので、今回は文句なしに楽しむことが出来ました。

 そんなこんなで、今回も所感を書き殴ってみましたが、観る前とは全く異なり「フレッシュプリキュア!」という作品がとても楽しめただけでなく、とても好きになりました。想像している以上に様々な要素が高次元で調和した、プリキュア史上で確かにその名を刻んだ作品になったと思います。Blu-rayが出るなら欲しい!

 残る「プリキュア」は4作。もう折り返しましたから、ある意味ゴールは見えましたね(笑)。一応、「ドキドキ!プリキュア」の放映が終わる頃には残りを観終えられれば…と思っています。現段階で次は「ふたりはプリキュア」を観るつもりです。

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2013年9月 4日 (水)

プリキュア ボーカルベストBOX

Dscf4175 2013年の春頃から徐々に自分が傾倒し始めた「プリキュア」シリーズ。断片的に観ていた「スマイル」を経て、10周年を迎えた「ドキドキ!」は最初から欠かさず観るようになり、その影響で「スマイル」をちゃんと観てみようとレンタルをしたのがきっかけとなり、10年を埋めるためにシリーズを全て観てやろうと決意して「プリキュア祭」がスタート(笑)。各シリーズの本編映像を基準に、映画、サントラ、ボーカルとガンガンレンタルして、物凄い消化量を記録しています(現在進行形…(笑))。

 そんなレンタル(DISCASと楽天の併用)を重ねている中、「プリキュア」関連メディアの初購入となったのが、10周年記念盤「プリキュアボーカルベストBOX」です。お値段がお値段だけに購入を迷ったのですが、188Pブックレットの「歴代主題歌歌手全員からのスペシャルメッセージ」と初収録トラックの存在、何より1枚も重複するCDを所持していないというのが決め手となりました(元々シリーズを追い掛けていたならば、きっと購入していなかったでしょう)。

 発売に合わせて特設サイトがオープンした時、Disc.10の仕様が中途半端であることや、サイトトップのキービジュアル(BOXアート)にキュアエースが居ない事など気になる部分はあったのですが、届いた製品版にはキュアエースの姿もあり、Disc.10には「ドキドキ!」の新エンディングも晴れて収録された他、全歌手参加の新録「プリキュアメドレー2013」も追加。メドレーはshort ver.ながらも、31jewelsにもなれば仕方がないですかね(笑)。

 商品としては、まぁ可もなく不可もなく…という感じで、装丁などはもう少し凝って欲しかったかなと思いました。BOXアートやブックレットはまぁ良いとして、中のトレイは観音開き(4面)でトレイ下地にイラスト等は無く、盤面はハート型のダイヤがデザインされて10枚色違い(一応、プリキュアを彷彿させるカラー。但し、白と黒は無し)ではあるものの、華やかさに欠けます。一応、トレイ側の外面は「ブラック&ホワイト&ルミナス&ブルーム&イーグレット」「ドリーム&ルージュ&レモネード&ミント&アクア&ミルキィローズ&ピーチ&ベリー&パイン&パッション」「ブロッサム&マリン&サンシャイン&ムーンライト&メロディ&リズム&ビート&ミューズ」「ハッピー&サニー&ピース&マーチ&ビューティー&ハート&ダイヤモンド&ロゼッタ&ソード&エース」といった括りでプリントされているものの、ボックスの集合イラストを分割しただけなので、それほど嬉しくありませんし…。一応、高額商品なので、全て含めた満足度が高いに越したことはありません。

 とはいえ、主役はCDですので、全てレンタルで済ませていた私にとってこれだけの内容が収録されていてこのお値段というのはお得と言えばお得。しかも、主要なBGMトラック(日常、変身、戦闘、必殺技、テーマ曲インストアレンジ等)も加えてくれているので各作品の”色”を伝えられる構成になっているのも良い感じです。

 そして注目の「プリキュアメドレー2013」ですが、「Happy Go Lucky!DANZEN(MH)スプラッシュ 5 MyTrueLove GOGOフレッシュ make me happy Allright!スイートスマイルイェイイェイドキドキ!プリキュア」な感じ(笑)の4分44秒でした。トランス系のノンストップ感と良い感じのボーカルシャッフル(キチンと新録)、「オールスターズDX3」の時の「プリキュアメドレー2010」よりも1曲で使われるフレーズが少ないものの、スピード感やノリを考えるとこのくらいが丁度良いアレンジなのかもしれません。個人的にはもう少し長く聴いていたいほど、好ましい仕上がりでした。是非、カラオケに配信して欲しいです!

 公式サイトには「一家に一枚」なんて書かれていますが、私の様にこれまでの分を何も所持していない人にとっては確かに「永久保存版」かもしれません。それでも、現在放映中の「ドキドキ!」も他作品と同形式で収録して欲しかったな、と思うと「10周年記念盤」として考えたらちょっと勿体無い気はします。そうでなくても、「ベスト」を謳うなら収録して欲しかった歌が収録されていない(例えば「スマイル」の「あなたの鏡」の様な劇中を盛り上げるのに一役買っている楽曲が…(苦笑))というマイナス要素もありましたから…。でも、ブックレットにこれまで発表された楽曲と出典が全て網羅されているので、不足している楽曲が収録されているCDを集める場合に分かり易いのはプラス要素だと思います。ブックレットに載っていた歌姫のコメントも読めて良かったと思いましたし(1人1ページでも良かったのでは?と思うくらい)、やはり総じて良い商品ではあると感じています。

 それはそうと、こうした長く続いたアニメーション作品のCD-BOXを購入するなんて凄く久し振りです。確認してみたら、何と「美少女戦士セーラームーン」以来(笑)。「セーラームーン」の時はサントラBOXも発売されたので、「プリキュア」でもあるかもしれませんね…(汗)。

 何れにせよ、私にとっては長く楽しめる商品になってくれそうです。何せ、とても前向きな応援メッセージに溢れたソングばかり。作品を切り離しても普遍的なものが親しみやすいメロディに乗って唄われた珠玉の名曲たちは、これだけの数の曲に全て「いいな」と感じたのは「アイマス」以来と思うくらいですから、凄いことなのだと改めて感じる今日この頃です。

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2013年8月25日 (日)

「Yes!プリキュア5 GoGo!」全48話視聴完了

 「Yes!プリキュア5」を観終えて間もなく、続編である「Yes!プリキュア5 GoGo!」の視聴を開始。だれる事無く、寧ろ勢いを持って全48話を観終えることが出来ましたので、所感を残しておこうと思います。

 前作「Yes!プリキュア5」は初の5人チームということもあり、各所で「美少女戦士セーラームーン」を彷彿させる部分もありましたが、特別それを意識することもなく1本の作品としてキチンと楽しむことが出来ました。しかしながら、1本の物語として最終回を観終えた時の満足感が不足していたのも事実としてあり、キャラクターの掘り下げや関係性の描き方は文句無しだった半面、「ナイトメア」という敵組織の描き方、のぞみとココの別れの描き方など、物語の骨格部分に物足りなさを感じたことがその”満足感不足”に繋がったのだと思います。でも、そのまま新シリーズに繋がるということで、一旦、他作品を観てから戻って来ても良いかな?と思った中でそのまま継続したのは、本放送の時と同じ流れで新たなのぞみ達の物語を楽しむことにプラスして、決着のついていない「のぞみとココの想いの先」ということも含めて、全てを見届けたい思いが他シリーズを観たい気持ちを上回ったからでした。

 物語が始まってオープニングフィルムを観た時に、新たな物語を感じさせるワクワク感があるだけでなく、そのスピード感やカット割など明らかに「5」よりも進化・パワーアップしていると感じ、更には「おぉ、ブンビーが出てる!」などの副次的情報も得て(笑)、第一話のオープニングを観た時点で作品へのテンションは大分高まっていました。作中でも、最も「おぉっ!」と思ったのは勿論(?)メタモルフォーゼのシーン。「5」でプリキュアの力を返却しているのぞみ達が新たに力を宿す時、元々の力にキュアローズガーデンからの力がプラスされてパワーアップし、腕時計型から携帯電話型に変身アイテムが変わり、映像のパワーアップも凄いものに(特にレモネード!)。今回、衣装が変わっても動画に影響しない様なバンクになっていたことも特筆したい点でしょうか(笑)。ちなみに、変身後のコスチュームは「5」より圧倒的に今作の方が好み。これまでの蝶に加え、バラがアクセサリーに取り入れられているのもポイントが高く、可愛さと凛々しさが同居するシンプルながらも抜群のデザインだと思います。

 「5GoGo!」の第一話を観始めて感心したのは、その新たな物語の始め方。何も違和感無く、大きな流れに直ぐに乗せてしまった(のぞみ達を巻き込んでしまった)手腕はお見事でした。

 パルミエ王国再興の為に国民たちと自分たちの国に戻ったココ達とのぞみ達を再会させるきっかけ、新たな敵との邂逅、新たにまたプリキュアとして闘う使命や理由、敵が狙いプリキュアが守るアイテムの存在とその価値、新たなキャラクターの立ち位置、当面の目標など、新たな物語を始めるのに必要な情報をあっと言う間に伝えてくれました。つまり、直ぐに「5GoGo!」の物語を楽しみ始められたという訳です。

 ココたちとまた逢えたことを喜ぶのぞみに対し、また危険に巻き込んでしまったと悔いるココの気持ちの対比も上手く、新キャラであるシロップを中心に据えて、のぞみ達5人やパルミエ王国の3人との関係を少しずつ重ねて行くことでお互いの理解を深めて、物語を進行させたのも綺麗な物語運びでした。これは「5」に登場しているメンバーの掘り下げを殆ど必要としないからこそ出来る方法であり、それだけ「5」がしっかりのぞみ達の絆を描ききっていたのだな、と改めて感じる部分でありました。

 序盤で新参入を果たす美々野くるみの存在も良い感じで刺激を与えてくれて、正体がミルクであることが分かるまでの数話の運び方・匂わせ方も丁度良く、くるみのキャラクターが憎めない感じのツンケン具合なので、のぞみとの他愛の無い喧嘩があっても、ミルクの姿の時に比べると柔らかくなった印象です。個人的に、くるみの登場は「5GoGo!」で最も成功した変更点の1つであると感じるくらいでした。

 そう思う一方で、「5」同様敵組織の描き方は不満が残りました。「エターナル」という、組織の目的として価値の高いものを全て略奪(組織用語では「没収」)して保存、コレクションするのが目的という点では「5」の「ナイトメア」よりは分かりやすいのですが、殆ど登場しない館長(ボス)、その館長に忠誠を誓うアナコンディ、幹部としてのスコルプ、ネバタコス、シビレッタ、イソーギン&ヤドカーン、ムカーディアの、それぞれの思惑や関係性の描き方は希薄であり、それでも一番印象に残るのがスコルプとブンビーとの意思疎通部分というのが何とも…。館長がキュアローズガーデンに拘る理由(それ以外の価値無き物を消し去ろうとする理由)も然程描かれず、アナコンディが館長に思いを寄せつつ、フローラに嫉妬していることなどはラストの方で描いたくらいでしかなく(途中ほんの少し匂わせる描写があったかな?程度)、その辺りは物語のアクセントとしては物足りなさを感じてしまいました。それでも「5」と比べて幹部の活躍のさせ方はそれぞれ印象が残った(唯一、ムカデーン&ヤドカーンは理解し辛かった(汗))ので、その点は良かったと思います。特にシビレッタの「童話の中に引きずり込む」という戦闘方法は、その使用される童話によって色々なシチュエーションがあって楽しめました。

 敵の繰り出す「ホシイナー」という怪物は、「5」の「コワイナー」と同様にその素となる玉を様々な物にくっつけることによって怪物と化すのですが、割とそのモチーフとなる物に関係ない形状だったり、湖や山、雷といった対象物とは規模や形式が違うものからも姿を形作るため、逆にあまり怪物として印象に残らなかったりしたのは、エピソードと密接な関係を持つものだけに惜しいかな、と思います(敵を思い出すとエピソードが分かるくらいの方が気持ち良いですね)。でも、戦闘の迫力や構図のダイナミックさの良い部分は「5」から引き継いでいたと思います。

 全48話として定番の22話~24話付近にある「プリキュアが新たな力を手にする」というピンチから立ち上がる流れは今回も健在だったのですが、「5」が本当に絶望的な状況だったことに比べると、今回はそこまでピンチになった感が無かったために、少々盛り上がりに欠けた印象だったのは贅沢な悩みでしょうか(笑)。ピンチの要因がシロップの裏切りで、本心からの裏切りで無い(ある意味、シロップ自身の心との戦いだった)ことは観ている方も分かっていたことと、ローズパクトはしょっちゅう一旦敵の手に渡っても比較的容易に取り返せていた(笑)こともあると思います。

 そんな中盤の盛り上げが足りなかった感覚がありながらも、全体的として見たら小粒なエピソードが沢山あって、全体的に「5」よりも安心して楽しめた様に思います(作画の安定感の影響も大きくあるかもしれません(笑))。特にうららに絡むエピソード(#4、18、33、40)やりんちゃん関連(#15、27、41)は好みでしたね。こまちやかれんのエピソードにも良いものが多く(#5、9、16、19、20、36、37、42)、探偵やクイズ番組(しかも前・後編)などのバラエティー色豊かな構成が今のプリキュアに繋がっているのを感じて、正に”原点”を観た感じでした。敢えて挙げてはいないのですが、のぞみの話は全てを通して描かれており、シロップやくるみの絡め方も含めて「みんながのぞみを慕う理由」に繋がって行く構成がとても気持ち良かったです。そういう流れの中で最も好きなのが#36、37のクイズ編。優勝商品としてのトロフィーに拘る皆の気持ちや、かれんに譲ったくるみの気持ち、そして最後はくるみの名前も刻んでもらえたのが、私も凄く嬉しかったです。#26の大都会でプリキュアが活躍した回も、最終回に掛かる流れがあってとても良かったです。

 全体の流れにおいて、のぞみ達5人の絆の深め合いと、夢の実現に向かって直向に頑張る姿、ココやナッツ、ミルクが現在の自分の状況に悩んだり迷ったりしながら前進する姿は、「5」を観ているからこそ味わえるものだったと思います。そういう意味でも、「5」の後日談として観ても充実した内容だと言える気がします。ただ、「5」が1年を描いていながらまた新たな1年として今作が描かれていたので、学年が上がっていない点を意識すると少し不思議な感覚は残りましたが(笑)。

 シロップが少しずつのぞみ達に心を開き、ラストに向けてシロップの失った記憶の真相にも迫る訳ですが、フローラの思いを受け継いだシロップが辿り着いた気持ちを石化したプリキュア1人1人思いを語る47話のシーンはとても響くものがあり、これが今作のテーマなんだな、と明確に理解出来た瞬間でした。種から花を咲かせることを、人の命、育てる心、込めた気持ちといったことに結び、種には無限の可能性があること、育てる心が可能性を広げるとしたその語りは、個人的に凄く好きな比喩。花の種を世界中にまわすことは命を届けること。キュアローズガーデンの別名が「命の庭」ということが47話で分かりますが、花の命が司る人の命の煌きが失われようとした時、メルポを通してプリキュアに応援する気持ちの手紙が届けられた流れは、とても王道で好みの展開。人の想いを具現化する様なキュアドリームの力は本当に「大いなる希望の力」の象徴だな、と思わされるものがありました。希望の赤いバラと奇跡の青いバラの力により、プリキュアとミルキィローズの合体必殺技「プリキュア・ミルキィローズ・フローラル・エクスプロージョン」を放ち、全てを浄化するのもラストバトルのフィニッシュとして盛り上げられていたと思います。

 展開という意味では、「5」から引き続いて登場していた敵キャラであるブンビー。ナイトメアからエターナルに転職するも、ずっとお茶を入れるかプリキュアに破れて報告書を書くかしかない三下的扱われ方で、プリキュアのリーダーになると言ったり滅茶苦茶な言動もありましたが、最終的にプリキュアを助けたその行動はとても印象深く残るものになりました。その後、普通に人に役立つ仕事をする会社を立ち上げ、かつての上司だったカワリーノみたいな新入社員を迎えて、奔走する姿が最後に描かれてちょっと嬉しかったです(笑)。

 ラストバトルを終え、エピローグにBパートを丸々使ったのも話の纏め方としては良かったと思います。それが更に、「5GoGo!」#1や「5」#1を彷彿させるシーンも入っていたりして「おぉ」と思わせてくれたのは嬉しかったのですが、平穏な日常を取り戻した中で、特にパルミエ王国とのぞみ達の世界に隔たりも無くなったことから(普通にシロップが残っていることで、各国間の行き来が出来る状況なので)、絶対的な「別れ」というものを描く必要が無くなってしまったのは、決着から目を逸らした様にも思えてちょっと残念ではありました。それでも「5」から今作までの97本のエピソードを観終えて、「のぞみ達の夢はこれから大きな花を咲かせるんだ」と思ったら、この形での着地だったとしても良い様にも思えました。エピローグの中でのぞみが「花の種と夢は似ている(ゆっくりと時間を掛けて育てて、後に大きく綺麗な花を咲かせるということ)」が「5GoGo!」の物語の本質なんだろうと思います。青いバラをフローラに返却しようとしたミルクに対し、「私は種をあげただけ。育てたのはあなたです」という部分も、何気ないシーンではありましたが本質なんだと思います。そんなエピローグに、「5」「5GoGo!」通して初めて入れられた挿入歌「明日、花咲く。笑顔、咲く。」は、そのタイトルだけでとても素敵なのですが、この歌の効果を殆ど感じられなかったのは残念。そういうこともあって、ラストは比較的あっさり終わってしまった感があるので、もう少し余韻に浸れる、感情に訴えかける様なラストが欲しかったです。折角、97本観て辿り着いた物語なのですから…。

 歌という点ではうららの新曲「ツインテールの魔法」は、個人の好みとしても披露する場面としてもとても良かったと思います。その他、場面を彩った楽曲群に関しては「5」を踏襲しているものもあって、完全に新規となったのは大きく敵組織関連、ミルキィローズ関連、シロップ関連ではあるのですが、それだけでも「新しさ」を感じられるものはありました。特にミルキィローズ関連曲は大いに場面を盛り上げ、気持ちを高揚させてくれたと思います。「5」からそうですが、意外と主題歌のインストアレンジが少なく、あったとしてもエンディングの方というのが意外と言えば意外。もっと多用してくれても良かったのにな、と思わなくもありません。でも、オーケストラならではの迫力や厚みのあるサウンドは、作品にピッタリ合っていたと思います。
 それと、「5」「5GoGo!」と続けて観て、何だか胸に響くものがあったのが「ガンバランスdeダンス」。特に「5GoGo!」の「~希望のリレー~」は時折、スッと胸に入って来る歌詞があり、胸が熱くなることもありました。これはかなり意外でしたね。素直に響く歌は、恐らく時代を超えると思うので、そういう意味でも3世代も受け継がれた「ガンバランスdeダンス」は、その素養を持っていたのだと感じています。

 完全に新作、という意味では冒頭に書いたコスチューム変化に合わせた技のパワーアップですが、「5」までの技は一切使わない代わりに、より各キャラにあった飛び道具が用意されており、その中でもレモネードがチェーン、ドリームに至っては何と自ら突っ込む技になったのは意外でした。特にドリームは、回転こそしませんが超電磁スピンくらいの印象がありました(笑)。

 全員の合体技も変わって、まさかのフルーレ(私にとっては「アクマイザー3」のジャンケルや「星獣戦隊ギンガマン」の星獣剣にしか見えない(爆))。かといって剣としては全然使わずに、剣から放つ衝撃波がバラの形を作る訳ですが、それでも剣先を5人が合わせて上に掲げるシーンは格好良くて個人的にとても好きなカットです。「5」と違ってこの合体技「プリキュア・レインボー・エクスプロージョン」は後半で結構使用されたので、ちゃんと印象に残って盛り上がる反面、「5」のそれと比較すると「ここぞ!」感は減っていました。どっちが良いか、というのは難しいところですね…。

 ミルキィローズ関連は全て新規ですから、当たり前ですが全て新鮮。変身も必殺技もプリキュアとは異なる描き方で魅力を出せていたと思います。「花を咲かせましょう」のくだりが「花咲か爺」の台詞に聴こえてしまう問題はありましたが…(汗)。使用するアイテム類もちょっと古臭く感じましたが、CG技術の古さ故にそう見えたのかもしれませんね。

 そういえば、今回は拠点となるナッツハウスも新装したのですが、場所が街中から街外れの湖畔(公園?)になり、敵も当たり前の様に直接ここに攻めて来るので、「光子力研究所」や「南原コネクション」状態だったのが可笑しかったです(爆)。その分、エピソードとして学校に絡むことが少なかった為、「5」でも準レギュラーだった増子さんやおタカさんですらあまり出番が無く、逆にお笑い芸人のたむけんが出て来たのには驚いた…っていうか、これはプリキュアの伝統なんでしょうかね?(汗。劇場版「5」のザ・たっちや、「スマイル」のFUJIWARA等) 何れにせよ、登場人物的には少な目だった気がします。それでも先に述べた通り「バリエーションが色々あって」と感じるのですから、脚本や演出で十分楽しめたということですね。

 そんな感じで、安定した内容で楽しむ事が出来た「5GoGo!」ですが、そのパワーアップぶりには確かに驚いたものの、その準備のために「5」の終盤のスタッフが手薄になった可能性があるかもしれませんね(もしそうなら、それはそれで問題だとは思いますけれど)。「5」を観終えた時に続編に期待したものと、実際に放映された内容は同じ方向ではない部分も多くありましたが、キャラクターの魅力は十分に楽しむことが出来たのでそれだけでも最終的には結構満足しています。

 テレビシリーズ本編終了後、「5」同様に余韻を感じつつ劇場版「お菓子の国のハッピーバースディ♪」を鑑賞。のぞみの誕生パーティをみんなが祝ってくれるという始まりに、準備の間居眠りしていたのぞみを優しく起こすココが「眠り姫」の話を持ち出しつつ、それが終盤に生きてくる演出(しかも、敵に操られていたココを目覚めさせるのが、ドリームのキスであるという、眠り姫と逆の立場になっているのが良い)が一番気に入った点ではありますが、黒幕が最後の最後まで出て来なかったり、戦力分断されて個別に戦っていたルージュ・アクア組とレモネード・ミント組がピンチの中で、ドリームの心の呼びかけに応して復活するシーンなど、「5」同様王道的な展開を含みつつ、ミラクルライトの声援を受けてシャイニングドリームに変わり、フルーレ全色を1つにしたスターライトフルーレを持って、ムシバーンと一戦交えた展開もなかなかでした(本編ではフルーレを剣として使ったことが無かったので)。

 テーマとして「美味しいお菓子に巡り会う」ということを語るに、「どんなに美味しいお菓子も、それを感じる心が無ければ本当の美味しさは分からない」「一人で食べるよりも、皆と食べるお菓子の方が何倍も美味しい」という、「5GoGo!」本編と近しい内容を感じました。

 ラストは、デザート王国が救われたこととのぞみの誕生日パーティを一緒にやっている様を、スケッチブックに描かれたイラストをめくって行きながらのスタッフロール。個人的にはここはチョコラがめくって行かずに、もっと大写しにしてくれた方が良かったかな…と。テーマ曲が何故に高橋ジョージさんを起用したのかも謎で、これまた余韻に浸るはずの映画が微妙な感触で終わってしまったのは残念かも(汗)。

 それとは別に、映画本編に入る前にちょ~短編」として「オールスターズ」が入っていて、これが単体として長編になったものが「DX」シリーズなんだと理解。これがオールスターズの起源なんだなぁ、と映画ならではのお祭り的発想が、これまた今も継続しているというのは(この短編フィルムからでは今もオールスターズが続くなんて思えないので(笑))凄いことなんだと思いました(短編を後で観れば良かったかな(爆))。

 ということで、「5」と「5GoGo!」を併せた97本ものエピソードを存分に堪能出来ました。これで新規に消化した「プリキュア」は4本。残り5シリーズのうち次は何を観ようか決められないでいるのですが、急がないでのんびり観て行けたら、と思っています(年内全消化は色々あって難しいので諦めました(笑))。

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2013年8月11日 (日)

「Yes!プリキュア5」全49話視聴完了

 「プリキュア全シリーズ消化」を目指し、シリーズをレンタルしまくっているここ最近。「スマイル」「ハートキャッチ」と順調に消化した中で、第三弾はどのシリーズにするか悩みました。結局、その見極めをする為に未見のシリーズである「ふたりはプリキュア」「ふたりはプリキュア Splash☆Star」「Yes!プリキュア5」「フレッシュプリキュア!」「スイートプリキュア」(継続モノは除く)の1枚目(3~4話)を全て観た上で「これ!」と決めたのが「Yes!プリキュア5」。理由は大きく2つ。「今に繋がる新たなプリキュアの開祖である」「スマイルのキャラクターデザインと同じ川村敏江さんであること」。ぶっちゃけ、他のどのシリーズも続きが気になってしまっていたのでどれでも良かったのですが(笑)、仲間が増えている途中というのもあって、元々全シリーズの1話を観る前から漠然と「次はプリキュア5かな」と思っていたこと(これが先に述べた2つの大きな理由)が後押しした結果となりました。

 で、そんな訳で観始めた「Yes!プリキュア5」も順調に消化して視聴完了となりましたので、ここに所感を綴っておこうと思います。

 第一印象は「凄くセーラームーンみたい!」というのと「流石に少し古さを感じる」というものでしたが、観終わってみると「なかなかに痛快で面白かった!」と言える作品だと思いました。ただ、「スマイル」「ハートキャッチ」と比べると、色々と物足りなさを感じてしまう面もありました。でも、それがいちいちマイナス要素だと感じることもなく、これが「プリキュア5の痛快さを生んでいる」と思えば、結構”些細なこと”として片付けられる程度のことだったので、そういう意味では普通に最後まで楽しめたのは間違いないと思います。それが、最終回でのぞみが語った「夢」に繋がったことで、急に目頭が熱くなってしまった要因だと思います。

 物語としては、主人公である夢原のぞみが、妖精(というより、別世界「パルミエ王国」の住人)のココと出逢うことで始まり、そのココが住む「パルミエ王国」の復活を実現するために、ドリームコレットに「ピンキー」と呼ばれる妖精(55匹)を集めることが目的で話が進み、「何でも1つ願いが叶う」というドリームコレットを狙っている敵組織(パルミエ王国を滅ぼした張本人)「ナイトメア」から、ココやドリームコレットを守るために伝説の戦士「プリキュア」となって戦い続ける日常を描いたものとなっていて、大きく「スマイル」や「ハートキャッチ」と異なっていると感じる箇所はありませんでした。なので、すんなりと「プリキュア」として観ている自分が居ました(笑)。

 それでも、違いとして挙げれば色々あって、「仲間が全員同じ学校だけれど学年がばらけている(主人公は2年、仲間は同級生1名、下級生1名、上級生2名という構成)」「妖精(というか、パルミエ王国の生き残り)2名が、人間の青年姿に変身して日常を送っている(しかも1名はのぞみの学校の先生として)」「変身に妖精の力は必要無い(スマイルと一緒)」「敵が会社組織の様な縦社会」「登場人物がとても絞られている(学校が舞台になることも多いのにクラスメイトは殆ど描かれず、名前があってレギュラー的に登場するのは新聞部長、学食のおばちゃんのみ。各主人公の周りも家族描写も少なめ)」「主人公とパルミエ王国のココとの恋模様がちょっとある」「街並みがかなり欧風」「場面を彩る挿入歌は使用されず」など、これだけ違えばやはり別モノですね(笑)。

 今回、パルミエ王国のメンバーのうち、ココとナッツが小動物姿と青年姿を代わる代わる使うものの、基本的には”導き手”でありつつ”守られる存在”という2つの立場を持っていたのが一番物語進行上大きく違うと感じたところで、普段おっちょこちょいでドジなのぞみの強さをより克明に描くためにとても効果的に使われていた様に思えました。そして、そののぞみに惹かれて集まった仲間4名の心の描き方もかなり丁寧で、その流れは正に「美少女戦士セーラームーン」を彷彿させるもの(特に「劇場版R」)がありました。
 5名のそれぞれの交流、喧嘩やすれ違いを描いて到達した絆の強さは、49本を重ねた価値のあるものでした。のぞみとココの惹かれ合う関係性、こまちとナッツの惹かれ合う関係性、のぞみとりんの親友関係、うららがのぞみを慕う理由、こまちとかれんの親友関係、りんとかれんの対抗心、かれんとミルクの信頼関係、夢を追ううららとこまちに対するりんとかれんの対比…といった日常の積み重ね方もバランス良く描けていたと思います(5人の結束という意味では「スマイル」を超えた感覚があったかも。それぞれの魅力も高いレベルで描けていたと思います)。
 「プリキュア」恒例と言っても良い、23話での大ピンチ、24話で新たな力を得る部分もなかなか盛り上がり、ちょっとしたすれ違いから仲間同士の絆に亀裂が入り、その結果心の闇に囚われる(自分に負ける)仲間4人に対し、最後まで決して諦めずに仲間に手を差し伸べ続けたのぞみの強い心は、観ている私が「スーパー戦隊」シリーズを観ている気分になれたくらいに熱いものがありました(笑)。
 ちょっとした部分で気になったと言えば、途中から現れたパルミエ王国のココとナッツのお世話係であるミルクの存在。素直になれないその言動は何かとトラブルの種になりやすく、その役割を持たせ過ぎたかな?と思わなくもありませんでした(「セーラームーン」で言うところの最初の頃のうさぎとちびうさの関係に似てる)。もう少し、愛らしく描いてあげることも出来たのではないかなぁ…と思うと、ちょっと可哀想にもなりました。その分、かれんと良い関係が描けていたので救いではありましたが。
 別の視点では、敵組織側が結局何だったのか、最後まで良く分からなかったのも気持ち悪い点でした。組織色があって上司と部下で仲が悪かったりするのは特に問題ないのですが、その組織が何のための組織であり、殆ど姿を現さないトップの「デスパライア」の目的や、徹底的に忠誠を誓うカワリーノの真意、やり手の部署としての幹部だったハデーニャとブラッディの活躍のさせ方、最後まで中間管理職の何物でもないまま終わってしまったブンビーや、頑張っていたギリンマとアラクネアに比べ、何だか敵としても全然魅力を感じなかった終始やる気の無いガマオなど、そういった組織で最も恐かったのがコワイナーの声(最初の頃「コワイナ~」と幽霊の様に声を出す敵自体に「恐っ」と思ったくらいです(笑))というのも何だか。

 ラストでデスパライアと対話で解決の道へ行ったのぞみ(これには驚きました(笑))と、それに呼応するかの様に皆がデスパライアに手を差し伸べる結果となり、それでこれまでの行いを悔いる(?様に見えた)デスパライアの存在も「そんな理由でパルミエ王国は滅ぼされたのか」と思ってしまうほど。ナイトメアという組織で、常に一般社員の様に無言で座席に着いていた面子が実は絶望しきって心を失くしたパルミエ王国民だったというのも、余計に「ナイトメアという組織って?」と結果的に思ってしまう要素でしたね。のぞみ達の絆の描き方が丁寧に感じただけに、余計に敵組織側が何も描けていないことが浮き彫りになった感じです。

 結局、最終局面で敵にドリームコレットを奪われ、1度しか使えない願いすら使われてしまって絶望的な状況の中、のぞみの言葉やココの呼び掛けでパルミエ王国民に希望が戻り、「ドリームコレットが無くても、みんなが居れば王国は再建出来る!」という結論に辿り着いたのは嫌いではないのですが、ラストバトルを終えて自分達の世界に戻って来たのぞみとの別れが待っているココやナッツ、ミルク達のその後のやり取りがとても淡白だったのは気になります。エピソードとして、それまで「別れの時が近づいて来ている」ということを意識させるものを積んで来ていたのに、「え、それで終わり?」というラストシーンはちょっと勿体無いな…と。まぁ、結局もう一年延長して「GoGo!」に繋がる余裕があるからなのかもしれませんが、「ナイトメア編」として一区切りするのであれば、ちゃんとした幕引きをして欲しかったです。それでも、ラストで全員が絶望を跳ね除けて希望に変えたところ(りんやかれんの夢が語られ始める場面)を受け、最後の最後にのぞみが語った自分の”夢”。これは、49本の物語を積んでココとの思い出を沢山作って来たからこそ響くものであり、実はこれまで「プリキュア5」を観ていてグッと来るエピソードは殆ど無かったのに(うららの歌手デビューの話は良かった!(笑))、最後の最後でのぞみの夢を聞き、油断していたこともあって「ブワッ」と来るものがありました。あれは少々卑怯だと思います(笑)。それでも、ラストへ向けての盛り上がり、という点を考えると今ひとつ盛り上がり切れなかった感覚は残りましたね。

 ストーリーと関係無いところで言えば、戦闘がとても規模が大きくてスピーディなものが多く、特別訓練を受けたメンバーでないにも関わらず、それぞれが戦闘のプロの様な身のこなしで数々の戦闘を重ねていたのは驚きでした(笑)。必殺技のバリエーションがとても少なく、「ここぞ!」という時にしか使わなかった5人の合体技「プリキュアファイブエクスプロージョン」の登場回数も限られていたので、「プリキュア5」の戦闘の魅力は肉弾戦にあるのだな、と。これは最近のプリキュアには無い傾向なので、これはこれで新鮮に映りました。

 新鮮と言えば、BGM。今回、プリキュア音楽の開祖である佐藤直紀氏の楽曲に触れた訳ですが、なるほど。これは高梨氏の楽曲とは違った良さがありますね! 特に直球勝負の楽曲群は戦隊シリーズのBGMを聴いているみたいでした(高梨氏が中川幸太郎氏で、佐藤氏が佐橋俊彦氏の様な感じ?(笑))。個人的に一番「おぉ」と思ったのは、テレビ朝日のバラエティ番組「シルシルミシル」でしょっちゅう流れているBGMが「りんのテーマ」や「うららのテーマ」だと初めて分かったことです(爆)。ここ最近、プリキュア関連楽曲を沢山聴いているため、こういった副次的効果が生まれています。それだけ、耳に馴染んで覚えやすい名曲に溢れているというとですよね。
 主題歌系のアレンジは良くあるものの、今回の「プリキュア5」はエンディング曲「キラキラしちゃってMy True Love!」の名アレンジが多くあって、原曲を考えると凄いことだなぁと感動。それらの曲が彩った場面は本当に名シーンが多くあったと思います。

 名シーンを彩ると言えば、演じる役者の皆さんもとても素晴らしかったと思います。特に普段は少年役が多い、三瓶さんや竹内さんが主演を務めており、そのピッタリな演技には驚かされっぱなしでした。伊瀬さんや永野さんもしっかりハマッていましたし、とても久し振りに演技自体を聴いた前田愛さんも、その演技には驚かされっぱなしでした。これまで観た「プリキュア」もそうでしたが、本当に1年間をやり切れるチーム編成なんだな、と「テイルズ オブ」のキャスト編成にも似たその顔ぶれに、グッと来るものがありました。
 携わるスタッフもシリーズを2本+放送中1本を観ているだけあって、随分と知った名前を見る様になり(っていうか、昔から携わっている人は、結構変わらずに携わり続けています)、例えば脚本や演出などは観終った後に担当者を見て「あぁ、なるほど」と思うことも多々ありました。本数を重ねることで、そういう楽しみ方が出来る様になって来たかもしれません。

 もう一つ、作画に関しては結構綱渡り感があったのが、「スマイル」「ハートキャッチ」とは異なるところでしたね(汗)。かなり駄目だと感じたのは1本(9話)だけで、危ういシーンが散見された回は数本ありましたが(散見されても、とても良い作画と混じった回もあったりすする)、最終的には何とかなっていた(そこまで駄目の烙印を押さずに気にせず観られた)と思います。その一方で、変身する時のフィルムは普通バンクだと思うのですが、変身前の衣装や髪型によってそのバンクの冒頭部分がいつも新規の動画を含んだ作画になっていて、その本数の多さは逆に驚きました(それだけ拘っている/作業を簡略化することを優先していないということ)。他のシリーズでもそういう回はあったと思いますが、「プリキュア5」では「また変わってる!」と印象に残るくらいの回数だったので、そこは特筆しておきたいと思います。

 そんな感じで一通りテレビシリーズを堪能した後は、余韻に浸る意味合いも含めて劇場版「鏡の国のミラクル大冒険!」も鑑賞。

 映画で初めて「ミラクルライト」を使用した映画だったらしく、最初の説明部分のフィルムが結構長く、その分本編がちょっと短い?と感じましたが、テレビシリーズの延長として楽しむことが出来ました。映画ならではのスケール感というものはあまり感じなかったものの、テレビシリーズに埋め込まれても不思議で無い「自分の分身である負(ふ)のプリキュア」とそれぞれが闘うという、「スマイル」にも「ハートキャッチ」にもあった展開が「プリキュア5」では映画に用意されていたのが、「おぉ」と思わせてくれました。
 自分に打ち勝ってクリスタルを破ったルージュ、レモネード、ミント、アクアに対し、友達になろうと全てを受け止め、ダークドリームと一緒に出て来たドリーム。そして、そんなドリームのピンチに自らを楯にして消えたダークドリームが初めて見せた心からの涙。その涙に応える様に、決意するドリームの眼差し。そして「スーパープリキュア」で、泣く子も黙る「ファイブエクスプロージョン」!(笑)。終盤はお約束ながらも熱い展開(王道な展開と言えるもの)が用意されていて、そこはしっかり楽しめました。
 また、そのダークのメンバーが、西村ちなみさん、長沢美樹さん、釘宮理恵さん、皆口裕子さん、木内レイコさんなど、今のプリキュアに繋がる面々も居たりして興味深く観ることが出来ました。
 逆に、ゲストのメインキャラとしてミギリンとヒダリンという鏡の国の兄弟をザ・タッチが演じていて、それが正直なところ「う~ん…」という感じだったので、その点はちょっとマイナスでした。話としても全体的にこじんまりしており、先に述べた通り「映画」というよりは「テレビシリーズの延長」という感じだったことからも、満足度よりは物足りなさが残りましたね(映画の終わり方も余韻を楽しめる感じでなかったのもマイナスでした)。それでも一応、映画ならではの「スーパープリキュア」と熱い展開が観られたということで良しとします(笑)。

 ということで、「Yes!プリキュア5」視聴完了で雑多に感想を書き殴って来ましたが、取り敢えず3作品目を観終えてホッとしています。これなら年内に後2~3作くらいは行けるんじゃないか…って(笑)。
 次の作品は別作品に飛んでしまおうかと思ったのですが、映画を観て少々物足りなさを感じてしまったことと、結局物語が続いているということを考えると、そのまま継続してココとのぞみの夢の続きをこの目で確かめたいかな、と思います。

[2013.08.19追記]

 観終わって間もなく、「Yes!プリキュア5」のBD-BOX化がアナウンス! 先見の明があった訳ではないものの、あまりにタイムリーだったので驚きました(笑)。でも、前後編の2BOXで、定価ベースだと8万円(!)。これは余程好きでなければ買えない金額ですよね…。

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2013年7月20日 (土)

「ハートキャッチプリキュア!」全49話視聴完了

 先日、「スマイルプリキュア!」を全話視聴し、現在放映中の「ドキドキ!プリキュア」もテンション落とさずに観続けられている今、「全プリキュア視聴完了」を目指して行動を起こし始めています(笑)。

 そして、その第一弾として、友人が全巻持っていたことからも一気観が可能な「ハートキャッチプリキュア!」を選択。視聴開始してから1ヶ月くらいでしょうか。無事に全49話を観終えることが出来ましたので所感を残しておこうと思います。

 シリーズの中でも人気の高い「ハートキャッチプリキュア!」は、これまた東映の人気シリーズだった「おジャ魔女どれみ」シリーズのスタッフが集結して創り上げた新たなる「プリキュア」ということでしたが、「おジャ魔女どれみ」のシリーズも数えるほどしか観ていない私にとっては前提知識はゼロと言っても良いものでした。それでも映像から受ける印象は正に覚えている「おジャ魔女」そのもの。「プリキュア」シリーズに対しても語れるものを持っている訳ではない私が感じた「ハートキャッチプリキュア!」を全話観終えた時の感想は、「絵柄が可愛らしい割には内容がハード。物語の骨格が割と大人向けっぽいが、根底にあるテーマは”プリキュア”そのもの」というものでした。

 序盤はつぼみとえりかの二人でずっと戦い、中盤でいつきを加えた三人に(#23~)。最初から登場してはいるものの、ずっと謎だったキュアムーンライトに関するエピソードを少しずつ積みながら、劇的な復活を遂げるのは終盤近く(キュアムーンライト復活の#33は本当に盛り上がりました)。敵組織にも視点が多くあり、幹部の三名、司令官的位置付けの博士、その裏に居るより大きな存在、そしてダークプリキュア。こうした配置からしても、物語の構成がメインターゲットの子供に分かりやすいとは言えないかな…と思う反面、ドラマが色々と展開する部分においては「スーパー戦隊」で私が好きなタイプに当てはめられるということもあり、物語として楽しんだのは間違いありません。ただ、それだけの厚みを持っていながらも敢えて掘り下げなかったのか、敵側の細かい部分(敵ボスであるデューンの憎しみの根幹、三幹部選出の背景、サバーク博士周辺(ダークプリキュアを生み出す部分、月影家周辺含む))、ダークプリキュアがムーンライトに固執する根幹(月影博士を巡り、本物がどちらか白黒付けるというものならば、そう意識する最初の目覚め部分)など消化不良に感じる部分もありました。色々なドラマがあったからこそ、逆にエピソードが分散しやすくなっていて、視点が多方面に振られたことでの切り替えの難しさも感じられました(伏線として機能している為、その当該エピソードを見逃した場合のリスクに繋がりますし)。しかしながら、主人公周辺の掘り下げはなかなかに丁寧で(特にクラスメート)、ゲストとして終わる事無く、デザトリアン化されたエピソードが終わった後もその後を描きながら積み重ねて行く様が、ココロポットに「こころの種」を集めるが如く終盤に掛かって来る(その集大成が、砂漠化した地球でプリキュアにエールを贈る人々に繋がっている)のが、とても気持ち良かったです。

 本放送当時に観て記憶に残っている回は#7、15、22、38、43と5本しかなく、キュアサンシャインに絡むエピソードだったり、ハートキャッチオーケストラ初登場回だったり、「スマイル」の時と同様、変なポイントを押さえた視聴だったのが不思議ですが(笑)、ラストは結局観なかったというのがその当時の私のテンションだったのでしょうね。強烈に後押ししてくれる様なエピソードを観ていなかったというのもあると思いますが、同時期に「海賊戦隊ゴーカイジャー」を観ていた事を考えれば(こちらは録画していたというのもありますが)、もう少し観ていても良さそうなものなのに…と思ったりしました。

 最初に観たシリーズが「スマイル」ということもあり、それと比較して感じる箇所も多くありました。

 先ずは「プリキュア」が過去から連綿と繋がっている存在であり、つぼみの祖母が「キュアフラワー」であることもあって、未熟なプリキュア達を導く立ち位置に居たり、孤独に戦っていた「キュアムーンライト」の良き理解者だったり、薫子さんの存在の大きさや安心感。そして歴代プリキュアが繋いで来た歴史があっての今。「過去から未来へ」という部分が強く意識されていた様に感じた部分。
 次に「妖精」の位置付けが、変身する為に必要な存在であること。それに加えて、途中からは妖精がマントになって一緒に戦っている部分が演出されたこと。
 そして、敵に「スナッキー」という一般兵に該当する存在があったことで、幹部、司令官などの顔ぶれも揃っていたことで敵が「組織」として機能している様に感じたこと。
 これら3つに関しては、完全に「スマイル」では無かったことであり、作品として「プリキュア」というシリーズで括れたとしても、骨格や肉付けは全然違うのだな、というのが分かって面白かったです。仲間が増えるタイミングも、「スマイル」では5話で全員揃い、途中で増えることもなく5人と妖精の絆を積んで行ったことに対し、「ハートキャッチ」ではつぼみとえりかの二人の時間がとても長く(初代「ふたりはプリキュア」への回帰も意識したのかな?)、その期間が若干冗長な感じもしました。えりかの存在に結構特殊な印象を受けつつ、つぼみとの対比でとてもバランス良くパートナーとなっていたのがちゃんと観られたという点を考えると、つぼみとえりかの間を描く長さはこれで良かったのだろうと思います。その後、いつきが加わって三人になってからは賑やか・華やかになって終盤へ向かい、初めから積んで来たゆりの話に決着を付けるのをラストバトルにまで持って来た事は、畳み掛ける演出と相俟ってかなり効果的に機能した様に感じました(それでも、つぼみとえりかの繋がりの深さを感じはしても、いつきやゆりのそれは少々薄くも感じる弊害?はありました)。全話の中で描きたい物語が色々ある為に、一方が一段落するまでは他方が放置気味になっている様に感じることもあったので(特に中盤から終盤に入る辺り)、ほぼ一話完結で伏線も多くない「スマイル」では感じなかった印象が残りました。

 「スマイル」と比べて一番強く感じたのが、「劇伴の印象が薄い」ということです。それでも、本放映を殆ど観ていなかったのにも関わらず、今回の全話視聴で最初から覚えていた変身時のBGMは代表的なBGMとして作品を彩ってくれたと思います。逆に、今回は日常系のBGMがあまり印象に残らず、その為か各話あっさり観ていた様にも思います。また、挿入歌も結構使われていたのですが、効果的と感じたのが1曲しかありませんでした。しかしながら、その1曲である「HEART GOES ON」が流れたシーンは3つとも素晴らしく、作品を一気に盛り上げるのに大きく貢献していたと思います(ただ、最初にファッションショーで流れて間もなく、本編中で初スーパーシルエット披露時に流れる展開で使われたので、ベクトルの違う盛り上がりのシーンで同じ曲なのは勿体無いかな)。その他、演出手法として結果を先に描き、話が進行している途中で経過を描くことも多く、そうするだけでも要所を締めることが出来るのだな感じました。

 「スマイル」のアカンベーと比べて、「ハートキャッチ」のデザトリアンは、心の声を吐露する形で暴れまわるため、絵柄の割にはかなり重たい内容を含む場合も多く、それでもそういった事を受け止め理解するという演出の中で大切なことを語るというのは「プリキュア」らしいと思いましたし、それに絡む様に花言葉が用意されていたのも印象深いものがありました(花言葉なんて私の中では「花の子ルンルン」以来かも?(笑))。
 戦闘シーンは肉弾戦が多く、スピーディで迫力のある映像だったと思います。そんな中で、技名に「パンチ」と付いていながら、お尻だったりおでこだったり、時には全身だったりするのも面白く、そんな特徴的とも言える「パンチ」のシリーズがラストバトルで「拳」を使う。しかも、胸をこつんと打つ感じなのに、愛で打ち抜くその演出がとても印象に残り、パンチのバリエーションはこの最終回に繋ぐための布石だったのかと思うと驚かされます。

 それと、別の意味で印象に残ったのは、ココロの種が生まれる瞬間の演出。初めて観た時に「ちょっと下品かな…」と思っていたら、私の他にもそう感じた人が多かったからなのか、途中から変更されていましたね(笑)。やはり、お尻を向けて「ぷりぷりぷりりーん」と言って黄色い水玉が弾け飛んでは駄目だった様です。調べてみたらこの件、何やらBPOに苦情が入って話題になっていたのですね。

 その他では、鎌倉が実名で出て来たり、かかずゆみさんがゲストで登場した回があったり、私個人としても「おぉ」と思うエピソードがあって、多方面で楽しめた49本となりました。ただ、平均的に楽しんだものの、突出して「このエピソードが!」と言える回は、思ったほど多くなく、目頭を熱くさせる瞬間は1~2回あるか無いか(しかも終盤に集中)くらいだったのは意外でしたね(「スマイル」は割と平均的にあったので余計にそう感じました)。でも、その数少ない1回に当たる「父親を失い、怒りと憎しみで戦おうとするキュアムーンライトに、キュアブロッサムがそれでは駄目だと必死に言い聞かせる」シーンの台詞「悲しみや憎しみは誰かが歯を食いしばって断ち切らなければならない」は、とても大切なことを語っていたこともあって強く印象に残りました(内容は別として「トップをねらえ!」の5話で、ノリコがカズミを叱咤する時に似ている)。

 後は最終回のBパートを丸々後日談に使ったり(つぼみの妹が生まれ、いつきのお兄さんが回復し、いつきは髪を伸ばして女子の制服を着ている等が観られたのは嬉しい)、つぼみのモノローグに「私達が戦った軌跡は忘れられてしまうでしょう」とある中で、つぼみがプリキュアとして活躍した時代から時間が経過してしまった後を映して(記念写真の色褪せだけでそれを表現)、その頃の想いを繋ぐ子(誰かは分かりませんが、つぼみの妹さんか娘さんかな?)が出て来たところで物語がクローズするという演出は、とても「ハートキャッチプリキュア!」の物語を引き立たせた上で、キッチリ着地出来た証だと思います。エンディングとして、とても綺麗だったと思います(アプローチは全く「スマイル」と異なるものでした)。

 本編視聴後、映画「花の都でファッションショー…ですか!?」も視聴し、その映画の出来には頗る感心しました。というのも、つぼみ、えりか、いつき、ゆりとオリヴィエとの各々のやり取りに、短い時間ながらも全員の魅力を詰め込んでしっかり表現出来ていたと感じたからです。これは、公開時期がテレビ本編で最終試練を乗り越えたタイミングだったからこその言葉の重みもあり、映像の綺麗さや作画の素晴らしさは(特に百面相するつぼみの愛らしさは最高レベル)、本当に飽きさせずに、ゲストキャラクターのサラマンダー男爵やオリヴィエの役者陣(藤原啓治さんと大谷育江さん)も完璧な布陣で、個人的にかなり気に入った劇場作品になりました。テレビシリーズがあってこその映画ではありますが、個人的にはテレビシリーズよりもこの映画の方が好きかもしれません(笑)。

 そんなこんなで、取りとめも無く書き殴ってしまいましたが、「ハートキャッチプリキュア!」を観終えることが出来て、この作品が多くの人に支持された理由も感じられましたし、そういった外部要因に左右されることなく、自分の見方で楽しむことが出来たのはとても良かったです。これで、9作品中2作品を観終えた訳ですが、このペースで行けば年内に半分くらいは消化出来そうな手応えですので、引き続き楽しんで行ければと思います(…って「プリキュア」だけになってしまわない様に注意しなければ…(笑))。

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2013年6月23日 (日)

月刊「アニメージュ」2012年12月号と楽譜と新聞(笑)

Dscf4105 先日「プリキュア」に関連する雑誌や楽譜を入手したのも束の間、更に追加されましたのでご報告しておこうと思います(笑)。

 1つは月刊「アニメージュ」2012年12月号、1つは「楽しいバイエル併用 プリキュアオールスターズ ピアノソロアルバム」、そして「プリキュア新聞」の3つが今回入手した冊子群です。恐らく、これで現段階では一区切り…かと(汗)。前回の2冊も満足度は高かったのですが、今回の3冊も総じて満足度が高いものでした。

 月刊「アニメージュ」2012年12月号は、巻頭特集に「スマイルプリキュア!」があって、表紙はプリンセスフォームのハッピーとピースの描き下ろし。クライマックス直前の本作に対し、劇場版「絵本の中はみんなチグハグ!」を主題にTVシリーズも含めてのメインキャスト5名の対談と、大塚隆史ディレクターと川村敏江さんによる「ふたりはプリキュア」から始まったシリーズ全て(この時は「スマイル」も終了前なので8作。にプラスして劇場版オールスターズ3本も含めて)のプレイバックと対談、劇場版監督の黒田成美さんのインタビューを掲載。24ページにも渡る内容に大満足。そして「スマイル」の設定資料も掲載され、付録には「スマイル」のトランプまで付属。付録も含んだ形で入手するのが多少大変でしたが、きちんと手にできた事はタイミングの良さもありますが嬉しかったです。

 「楽しいバイエル併用 プリキュアオールスターズ ピアノソロアルバム」は、先日入手したヤマハミュージックのものとは違い、馴染みのあるドレミ楽譜出版という安心のクオリティで、全128ページというページ数に見合った「ふたりはプリキュア」から「スイートプリキュア♪」までの全作OP・EDの楽譜がフルコーラスで掲載(但し、「ガンバランスdeダンス」などのバリエーション系は基本の1つのみ掲載。発売時期の関係で「スイート」の「#キボウレインボウ#」は掲載ならず…)、「オールスターズ」の主題歌(DX3まで)も掲載されており、この楽譜が発売された時期で最大限の努力をした結果が凝縮されていると感じました。これを見てしまうと、ヤマハミュージックのものは物足りなさ(EDが少ない、TVサイズ譜である等)を感じてしまいます。でも、双方の譜面に同じ曲が掲載されていても、それぞれアレンジが異なるので、そこは読み比べ、弾き比べる面白さもあると思うので個人的には2冊目の譜面として満足です。

 そして「プリキュア新聞」。日刊スポーツが編集した「プリキュア」だけに特化した新聞は、32ページという紙面に隅々まで「プリキュア」づくしの大ボリューム。とても分かり易く「10年」という歳月を積み重ねて来た「プリキュア」を紹介しています。TVシリーズ、劇場作品は勿論、主人公と妖精が全て網羅され、キャストのコメントも載っています。まるで図鑑の様な見る楽しさに加えて読む楽しさもあり、塗り絵の1面や見開き1枚分のポスター(って新聞ですが(笑))も付いており、これで1部300円というのは文句なく「マストバイ」だと思います。「2013年春号」とあるくらいなので、次の発行もあるのかな?と思うと今後も楽しみな新聞です。

 現在放映中の「ドキドキ!プリキュア」も盛り上がっており、奇しくも私が「スマイルプリキュア!」に一目置く様になった強い印象を残した回と同じ22話に、熱いエピソードを挿んで来ました。次回放送が楽しみに出来る素直な作品は、いつの時代も良いと感じられるものですね。

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2013年6月17日 (月)

月刊「アニメージュ」2013年4月号と「やさしく弾けるみんなのピアノ プリキュアオールスターズ」

Dscf4103 先日「スマイルプリキュア!」を全話観終えたことを受けて、全「プリキュア」視聴に向けて動き始めた感じの私ですが(笑)、その皮切りとして手にした2つの雑誌があります。それが月刊「アニメージュ 2013年4月号」と、「やさしく弾けるみんなのピアノ プリキュアオールスターズ」です。

 「プリキュア」系の雑誌やアイテムが微妙に増え始めた最近、写真にある様な色合いのものが増えており、部屋の一角が随分と華やかな印象を受けるようになりました(笑)。

 アニメージュ」の方は、バックナンバーではありますが入手に苦労した1冊で、私に向けている様なタイミングの「プリキュア10周年」を特集した号となっています。歴代ピンクが表紙を飾り、その折り返しには他の全プリキュアが勢揃い。ポストカードやB5版下敷き4枚、17ページに渡る特集記事は、福圓美里さんと生天目仁美さんの対談や、大塚隆史氏と黒田成美さんの対談がメインの読み応えある内容で、アニメ雑誌の特集ボリュームとしては満足行く内容ではないでしょうか(アニメ誌を購入したのはいつ以来だろうか(笑))。映画「プリキュアオールスターズ NewStage2」を中心に、「スマイル」チームと「ドキドキ」チームの共通設問への回答もあって、私には丁度良いレベルの編集内容で楽しめました。

 もう一冊の楽譜は、私がPC-88やX68000でMMLやMIDI等で音楽を楽しんでいた頃はよく購入していたピアノ譜で、全シリーズの主題歌をほぼ網羅していてくれたので「アニメージュ」と一緒に入手。
 「ほぼ網羅」と書いたのは、半分くらいののエンディングが収録されていないから(収録されているのは「ムリムリ?! ありあり!! INじゃな~い?!」「ワンダフル↑パワフル↑ミュージック!!」「#キボウレインボウ#」「イェイ!イェイ!イェイ!」「満開*スマイル!」「この空の向こう」という状況。現時点の私としは問題無し)。それでも、10年分の主題歌が網羅されているのは括りとして満足行くものでした。弾ける様になったら証として貼れるシールも付いており、「スイート」「スマイル」「ドキドキ」の3作品については、OPとED共にフルサイズの譜面になっている…と思ったら、やはりTVサイズの収録で残念。でも、手軽さを考えればこれでも十分かな…と。是非「歌声人」で唄わせたいです(爆)。
 調べたところ、もう一冊「プリキュアオールスターズ」のピアノ譜が発売されており、そちらは歴代OP・ED(「スイート」まで)は載っている様なので、必要に応じて入手しようと思います(…っていうか入手する!(笑))。ちなみに、今回購入した楽譜はヤマハミュージックメディアのものですが、もう一冊の方は昔から馴染みのあるドレミ楽譜出版なので、そういう意味でもそちらが本命!?かも。

 私が歴史のあるシリーズを掘り返そうとする時、何故かタイミング良く「シリーズをまとめた特集」などが出ています(笑)。出逢うべくして出逢っているのかもしれないなぁ…と思う今日この頃。

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2013年6月 8日 (土)

「スマイルプリキュア!」全48話視聴完了

 以前、「スマイルプリキュア!」のコンプリートファンブックを手にして、「全話ちゃんと観よう」と決めてから2ヶ月半。レンタルではありますが、全話観終えることが出来ました。オンエア時に数回観たことがある中、その印象が消えずに残って最終回を観るに至り、そこで感じた心の揺さぶりが本物なのか否か。それを確かめたと言える今回の視聴は、結論として「本物だった」ということが言えた、実に私好みの作品でありました。

 今回、全話観た中で、オンエア時に観たことがあるエピソードは#1、#3、#17、#22、#23、#34、#40、#44、#47、#48の10本。最初と最後だけでなく、途中の重要なエピソードも拾っていたことが偶然とは言え驚きです。だからこそ、少なからず自分の中に残っているものがあり、断片的に観ていた中でラストを能動的に観ようと思わせてくれたのだと思います。
 そんな中、初めて全話通して観て辿り着いた最終回は、断片的に観ていたオンエア時の何倍もの心の揺さぶりをもたらし、ずっと目頭を熱くしていた様に思います。途中のエピソードでも何度か胸を熱くした回があり(#15、#18、#19、#22、#23、#36、#40、#41、#42、#43、#44、#48)、そうかと思えばかなり笑った回もある(#11、#13、#20、#28、#35)ので、全体の緩急バランスも好みに華を添えてくれました。

 全話観て改めて感じた「自分好み」と感じたポイントは、

  1. 全員が早めの揃うこと
  2. 途中で仲間が増えないこと
  3. キャラクターに共感できること
  4. 友達や家族との関係を描いていること
  5. 作品のメインターゲットにブレがなかったこと
  6. 前世などの設定的しがらみが無かったこと
  7. 印象的な劇伴が場面を彩ったこと

 の7つ。それに加えて「作画の安定感」と「魂の叫びを感じた演技」の力も確実にあったと思います。

 5人が早めに揃い(最短である5話)、途中で仲間が増えたりしない。それにより全員の関係性を描いて、積み重ねる時間が長く取れたことで感じられた「大切な友達」という言葉の持つ力は、物語の中で確実に活きていたと思います。
 そして、各キャラクターは年相応の行動原理があって、そういったところが違和感無く観られたのも良かった点です。これが大人向けだったりすると、例えば設定が小学生や中学生なのにやたら重たい背景があって、言動が不相応に感じるのは(勿論、そういったところに惹き付けられる世界があることは否定しませんが)自分の中では好みでないため、メインターゲットがぶれずに走りきったことも良かったです。
 物語として大きな伏線やどんでん返しといったものは殆どなく、物語を把握するだけであれば全48話中10話くらい観れば理解出来るもので、更にはほぼ1話完結方式であるために、「来週はどうなってしまうの?」と思うことは滅多にありません。でも、一見不要と感じられる話も、それを積んでいるかいないかでみゆき、あかね、やよい、なお、れいか、キャンディの”絆”の感じ方は変わる様に思います。

 ”大切なことは自分で考えて自分で決める”
 ”バイバイする時はスマイル”
 そして、最後にみゆきが辿り着いた1つの答え。

 人として大切なことを伝える教育的面も色々と入れられていたと思いますが、それが親しみやすいキャラクターを通じて分かりやすくしている点も、個人的には好きな点。放映日に近いイベント内容(エイプリルフール、修学旅行、母の日、体育祭、父の日、七夕、夏休み、文化祭など)を使ったエピソードも季節をしっかり感じて行ける点で良かったです。一話完結だからこその手軽さや面白さもあって、そんな点も私にはプラスに働いた部分と言えます。
 そして、各場面を彩った名曲群。サントラの収録順番も素晴らしいものがあり、主題歌のアレンジ曲も含めて、曲を聴いて場面が思い起こせるほどいつの間にか胸に刻まれた楽曲は私が観た最近の作品ではダントツでした。

 そんな要素たちにしっかり伝える映像と演技があれば、それは私にとって嫌いになる訳でないわけでして(笑)。作品の根幹部分で言えば、「美少女戦士セーラームーンS」「アキハバラ電脳組」「救急戦隊ゴーゴーファイブ」「勇者王ガオガイガー」辺りに近いと感じています。いつか、余裕があればBlu-rayで持ちたいな、と。
 それと、今年に入って「アイドル伝説えり子」のBlu-ray BOXが発売され、全51話を観ている中に、「スマイルプリキュア!」のキャラクターデザインを担当している川村敏江さんのお名前が目に入って驚きました(原画デビュー作?)。こんなところでも繋がるとは…。

 現在放映中の「ドキドキ!プリキュア」は全話観ており、その原動力になったのは「スマイルプリキュア!」の最終回あってこそ(更には「ドキドキ!プリキュア」#1を観た時、エンディングテーマおよびダンスがとても気に入ったから)。こうなったら、観ていないシリーズ8作も観てみるのも悪くないな…と考えています。過去に、3ヶ月でスーパー戦隊を5作品全話(約250話)消化したり、1年弱で「テイルズ オブ」を全マザーシップタイトル11本+α4本を制覇した実績のある私なので、やる気になれば出来る!…と思っていますが果たして?!(笑)

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2013年3月19日 (火)

「スマイルプリキュア!」コンプリートファンブック

Dscf4051 東映アニメーションの女児をメインターゲットに据えた看板アニメ「プリキュア」シリーズ。特別毎回観るようなこともなく、朝起きてテレビを点けた時に放映されていれば(”テレビ朝日っ子”なので(笑)、基本的なチャンネルは常にテレビ朝日なので)そのまま観ている、という作品に過ぎず現在に至ります。気が付けばシリーズも10作目を数え、基本的に例外はあれど1年に1回リセットをして直接的に繋がりのあるシリーズではないものの、10年継続しているということはそれだけの魅力があって、メインターゲット層にしっかり支持されているからこそ。10年も経てば時代も少なからず変わっており、それでも変わらないものもある訳で、同じ東映の特撮シリーズの「スーパー戦隊」や「仮面ライダー」など、メインターゲット層である子供をしっかり意識しつつも、大人にも楽しめる(素直に「いいな」と思わせる)ものを提供してくれていると感じられるのは制作側の努力の賜物だと思います。

 そんな「プリキュア」シリーズにおいて、断片的に観ていながらも自分の中に残るものがあり、結果的にそこそこ観てしまった作品があります。それが第9作「スマイルプリキュア!」でした。その「コンプリートファンブック」というものが発売されることを知り、興味を持ったので購入してみました。

 定価980円ということもあって、それ程期待する様なものではないだろうと思いきや、「キャラクターデザイン・川村敏江ギャラリー(15枚。内7枚は2013年カレンダーのもの)」「キャラクター紹介(プリキュア5名が1人4ページ+その他で4ページ)」「OP・EDカット集(2ページ)」「全48話ストーリーダイジェスト(2~3話で1ページという構成ながらもしっかり纏められている22ページ。ピースのじゃんけんも漏らさず収録(笑))」「劇場版プレイバック(2ページ)」「キャストインタビュー(プリキュア5名(福圓美里さん、田野アサミさん、金元寿子さん、井上麻里奈さん西村ちなみさん)で各2ページずつ。それぞれのキャストに対し、大谷育江さんからの一言も)」「最終回アフレコ漫画レポート(2ページ)」「劇場版オールスターズNewStage2紹介(3ページ)」「スタッフインタビュー(シリーズディレクター・大塚隆史氏、シリーズ構成・米村正二氏、キャラクターデザイン・川村敏江さん、プロデューサー・長谷川昌也氏・梅澤淳稔氏で構成された12ページ)」「設定資料集・アカンベェカタログ(3ページ)」という、なかなかのボリューム。しかも、全98ページ中82ページがカラーという構成で980円というのは非常にお得に思えます。何より、完全に大人向けと言って良いくらいの文字数も多い読み応えのある内容で、私としてはとても満足行くものでした。特にキャストとスタッフのインタビューは興味深い話が沢山聞けて、今後この作品を観る時により色々な楽しさを感じさせてくれることと思います。

 当時全話を欠かさず観た訳ではなく(今、レンタルで全話観始めているところ)、敢えて「ストーリーダイジェスト」はペラペラめくる程度で詳細は読まない様にしているものの、キャストやスタッフインタビューは全て目を通して分かったことは、「私が観るべくして観た作品だった」ということです。描こうとしているテーマ(「スマイル!」に込められた意味)、キャラクターの描き方のリアリティ(中学生の女子としての言動)、自分で考えて自分で決めて進んで行く成長、家族・友達・仲間への想い、敵側の描き方、エピソードの配置、魂が入った作画、全力で挑んだ演技、真剣勝負の演出…、断片的に観ていながらも心動かされた回が何度もあり(偶然にも(?)重要なエピソードは見逃さなかった)、結局完成された映像から沢山のものを受け留めらていたのだと感じます(自分の好みに合っていたというのも大きいとは思いますが)。より、作品への思いが強くなりました。

 「戦う少女モノ」という系譜で考えると、自分の中で大きく残るものがあるのは「美少女戦士セーラームーン」でありますが、その後も沢山の「戦う少女モノ」が制作された中に時々自分で拾う作品がありました(笑)。「東京ミュウミュウ」や「しゅごキャラ!」がそうなのですが、それらは映像メディアを購入するに至っていたりするので、今回も予算を確保して将来的にはメディアを持ちたいな…と思っています。その前哨戦としてのこのムック、作品が気に入っている方には是非手に取って欲しい!と思わせる仕上がりの1冊だと思います。

 にしても、今になって「プリキュア」のシリーズに目が行くとは思っていなかったので、自分自身驚いています(笑)。逆に言えば、しっかり作られている作品だからこそ結果的に目に留まったのだと思うので、アニメーションが大量に制作されて消費されて行く昨今、「スマイル!プリキュア」は確かに残る1作として自分の中でも大切にしたいです。

 ちなみに、現在放映中の「ドキドキ!プリキュア」も結構楽しめていたりします(笑)。

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